作者:cacao
フレーバーテキスト
気を失った彼女を守るべく、ヘヴィ=デス=メタルは無限に湧き出す虫を無限に破壊し続ける。
それに対し、ムラサキマダラは禍々しく輝きを放つ翅を広げ、より多くの鱗粉を舞い散らせる。
だが、そんなものは破壊を司る者の前では児戯に等しかった。
舞う鱗粉ごとヘヴィ=デス=メタルは再び眩い光で包み込む。
しばらく経ち、サトリが目を覚ますと周りには何もなく、ただ蝶の模様が刻まれた門があった。
疑問なのは六道の輪に入ったあと何があったのか思い出せないことだ。
いつから寝ていたんだろう…
なぜか疲労が残る体を起こし、門を開く。
彼女は次の世界へと歩み始める。
評価
最終更新:2024年05月22日 19:47