クロウが使い魔カプセルに入った時、レベッカは既に起きていた。
レヘ「よう、クロロ。」
体は治ったようだが、頭はもとのままのようだ。
クロ(案の定起きていたか…
治療中のカプセル内は時間が加速されているからな。)
レヘ「悪い、悪い(笑)お前の名前はクロウだったな。…で、ここはどこだ?
一体何が起こった?そもそも、なんで俺とお前以外の奴らがいなくなってんだ?」
クロ「ああ、それはカプセルの中だかr」
いや、この表情は説明を聞いていない。
というか凄まじく嫌な予感がする。
レヘ「あっ、そうか!お前が俺をこんなところに連れ込んだのか!おいおい、やってくれんじゃねーか(笑)
俺をこんな個室に押し込んで、一体何しようってんだい?」
クロ「ちょっと待て!!
かなり勘違いしているぞ!!」
レベッカはクロウのつま先から頭のてっぺんまで舐め回すように見た後、突然思いもよらない行動にでた。
レヘ「キャー!キャー!いきなり何すんのよ!やめてー!」
クロ「って脱ぐなーー!!」
すぐに顔をそむけたがカプセル内にいる限り状況は良くならないな。
レヘ「信じられなーい!どこさわってんのよ!」
レベッカは脱げるものを全て脱いだ後、クロウの手をつかんで自分の胸に押し当てた。
クロ「うわ!!いきなり何をするんだ!」
レヘ「これ以上そんなことされたら!わたし!おかしくなっちゃうー!」
「ってそのまま脱がせようとするんじゃねぇ!!
それと手でもませようとするな!!」
無理やりレベッカの手から自分の手を抜いて後ろに下がる。
しかしカプセルの中なのですぐ壁にぶつかってしまった。
レヘ「こんな狭い所じゃ、逃げ場が無いじゃな~い!
(意訳:へへへ、こんな狭い所だと逃げられねーだろ)」
クロ「くっ」
クロ(まずいな。こうなったら投げ飛ばしてでも逃げるか?
でも腰がうまく動くかどうか…)
クロウを壁際まで追い詰めたレベッカはにやりと笑った。
レヘ「や~め~て~!(意訳:やらせろ!)」
クロ「ヤバ!!」
そんな事を考えているうちにレベッカがジャオオオオッ!っと飛び掛ってきた
のはいいんだけど・・・
クロ「・・・スゲェ跳躍力だな。」
どうやら飛び過ぎたらしく、カプセルの外へと出てしまったようだ。
クロ「まあ、これでゆっくりできるか。」
10時頃から会長を探して校内を駆けずり回っていたからな。
それが妖怪騒ぎに巻き込まれるとかとんだ災難に出くわしたもんだ。
クロ「ふぁぁぁぁぁ・・・」
静かになったら眠くなってきたな。
カプセル内は療養中、時間が早くなっているし一休みしていくか。
レベッカはフリージアに協力してもらい、再びカプセルの中に入った。
レヘ「なんだよ、あれだけ興奮してたのにもう寝てやがる。つまんね。」
レベッカは、カプセルの中での時間が現実世界より早いという事を理解できなかったようだ。
実際、レベッカがカプセルの外へ飛び出してから、もう随分時間がたっているのだ。
レベッカは着るべき服をすぐに発見できた。
レベッカは何もいわずに服を着始めた。実際問題として、服は無いと不便なのだ。
しかし、レベッカは眠っているクロウを見て、ふと着替えていた手を止めた。
レヘ「…アハ(愛好)」
レベッカは履きかけていたズボンの中をごそごそとまさぐり、
何かを取り出した。パンツである。
レヘ「迷惑かけて悪かったな。ぐっすり眠って、いい夢みてろよ。」
レベッカは眠っているクロウにそう声をかけると、彼の頭に自分のパンツをかぶせた。
クロ「~~!よく寝た。」
やっぱり睡眠は重要だな。
薬とカプセルの効果もあって体が軽い。
そういえば外はどうなったのだろうか?
クロ「確かカプセルから外の様子を見れるはずだよな。」
そう言っていろいろ探索してみるとそれらしいスイッチを見つけた。
クロ「これを押せばいいのか?」
とりあえず押してみるか?
するとブゥンという音とともにモニターが現れた。
クロ「これは・・・屋上、か?」
何人か倒れていたり、黒こげな奴がいたりして凄い状況なんだが・・・
クロ「…ってこれ時間の進みが早くないか?」
考えながら頭を掻こうとすると、何かをかぶっていることに気がついた。
クロ「なんだ、これは・・・」
恐る恐る取って見るとそれは・・・
クロ「・・・あいつ、やってくれたな。」
危うく気づかぬまま外に出るところだった。
そうなったら・・・
考えただけでも恐ろしい!!
リリ「そういえばフリージア、レベッカさんとクロウさんはまだ使い魔カプセルの中?」
おっと、いつまでものんびりしてられないな。
quick clockで慣れてなきゃ聞き逃すところだった。
じゃ、カプセルから出るか。
最終更新:2009年02月24日 10:25