フリージアが迷っている頃、賢いギズモちゃんはちゃんと猫耳メイド喫茶に辿り着いていた
ギ「なんでお母さんが居ないの?」
ギ「なんで?」
ルス「ギズモとやら、フリージア女王様はどうなさいましたのー」
スー「せっかく我ら猫メイドが女王様の接待をしようと思っていましたのにー」
ルス「釣れたのがグレムリンなんてあんまりですわー」
スー「あんまりなのですわー」
ルス「フリージア女王様を今すぐ出しやがれ!なのですわ~!」
ギ「あうあうあう」
涙目のギズモに、やさぐれた白猫と黒猫がじりじりと迫る!
ギス「お、お母さ~ん!!」
レヘ「おい、開けろ。聞こえねえのか?」
レベッカは猫耳メイド喫茶店がある部屋の窓の外に滞空し、その窓をコンコン叩いた。
すると、
リリアーナと同じような格好をした店員が窓を開けてくれた。
a「リリアーナ!と・・・誰?」
b「ちょっとどうしたのよ、お客さんを連れてきたのならドアから入ってよ」
レヘ「リー、まずはお前から降りろ。」
リリ「うん!ごめん皆、死にかけてる子犬を拾ったの。
一刻を争う緊急事態だから、悪いけどここから入らせてね」
リリアーナは子犬を片手で支えながら、窓枠に手を伸ばした
リリ「あらっ、ギズモじゃない!ちょっと手を貸してくれる?」
ギ「ほえ!?」
レベッカは、できるだけ槍を窓際に近づけ、リリアーナを中に入れさせた。
リリアーナの腕の中には、エプロンドレスで包まれた子犬が納まっている。
d「子犬?」
e「どういうこと?もしかして学園の中に捨てられてたってこと?」
レベッカは、何事かと集まってきた猫耳メイド達に向かって吼えた。
レヘ「お前ら、乳を出せ。そして、搾れ。」
あんまりである。
゙a「モーこの子ったら!何てこと言うのよ~」
゙b「モー信じられないっ!」
゙c「モー!何で子犬抱っこしてるリリアーナに言わないのよー」
リリ「だーれーがー搾ろうにも掴みどころもないミニマムおっぱいすって~!?」
リリ「今すぐこの子にミルクを飲ませたいの。
確かミルクティー用の牛乳があったわよね?人肌に冷めたのってあるかな?」
リリアーナは哺乳瓶の代用品を見繕いながら、友人たちに頼んだ。
レベ「なあ、リーよ。悪いがその子犬、しばらくお前に任せてもいいか?
俺は死んだこいつの兄弟2匹が、烏(カラス)なんかについばまれないうちに、
ちゃんと土に埋めてやりたいんだ。」
リリ「『リー』って?――――あ、いや何でもない。
了解よレベッカ、子犬は責任持って預かるから、早く兄弟のところに行ってあげて。
それと林に行くのなら、ピクシー達に気をつけてね!」
リリアーナはミルクを子犬に与えながら、レベッカを見送った。
(70で〆)
最終更新:2008年11月06日 12:58