精「ヴァンちゃんや。
おきなさい」
草原の上でアホ面浮かべながらクソ気持ちよさそうに寝ているヴァン。
太陽がテッカテカの中でのことなので、これは夢の中のことなのだろうが…へんちくりんな動物がいたりしていささか理解に苦しむ。
寝ぼけ眼で立ち上がるヴァンが見たものは…やけにマッチョでパンツ一丁の妖精さんだった。
ヴ「あ、あ…変態だぁああぁぁ!」
精「落ち着きなさい、っていうか引かないで!」
逃げまどうヴァンをはぁはぁと息遣いを荒くしながら飛びながら追いかけていく様はまさに地獄絵図。
精「わたくし本日ヴァンちゃんの未来を占うために参りました!だから逃げないで!」
その言葉を聞いて逃げる足がピタリと止まり、ギギギと音を立てて首を妖精に向ける。
ヴ「ほ、本当なのだな?
では妖精よ…私の未来を占ってくれ!」
精「ではさっそく……うわぁ」
意気揚々と鼻息を荒くして妖精は占いをして…その結果に完全に引いていた。
ヴ「私の未来に一体なにがあったぁ!?」
精「いや、うん…生きていればそのうちイイコトモアルヨ…たぶん」
最後が棒読みになるくらいに絶望的な未来…はっきり言って想像ができない。
そんなのいやだぁぁぁという魂の叫びが木霊して、どうやらこの夢は終わりを迎えた。
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ユリはヴァンちゃん復活の儀式を前にして『でいりぃ・ふぃじる』本部に戻るといってデッキブラシに乗って空を駆けていってしまった。
残されたマオとリチャードが焼き鳥のタレ(死王の塩入り)とヴァンの灰、さらにはマオの血を混ぜて吸血鬼復活を試みている。
『ねればねるほど色が(ry
青色なんちゃらと名がつきそうなほどの不自然な色になった液体が生成された。
そして儀式は最終段階に入り、リチャードは四角い電子レンジというものを召喚した。
「さあマオ殿、ヴァンエレン殿のために祈り念じてくだされ。
吸血鬼殿が無事にマオ殿の元へかえってこれるようにとの。ほっほっほ」
マオはただヴァン復活を祈ってスタートボタンを押すと、音を立てながら液体入りの瓶が回り始める。
「あーもううるさい!!とにかく
ヴァンエレン!おまえは僕の下僕なんだ!
僕が一番ヴァンエレンをうまく使えるんだ!!
どんな形でもいいからとりあえず黄泉還れヴァンエレーン!」
ドカーーーーーーン!
終わりと同時に電子レンジは爆発して、モクモクと黒い煙が立ち上る。
そして煙から飛び出してきたちっこい物体、そいつがマオの足に抱きついて顔をうずめている。
ヴ「うー」
怖い夢を見てしまって涙目になっているちっちゃいヴァンエレンでした。
ぎゅっ、と掴んで決して離さないで何も言わずにじっとマオとリチャードを交互に見比べている。
最終更新:2008年11月17日 07:39