第2回:結局クラウドサービスってどういうものなの?


  • クラウドサービスって??
久しぶりのやーまんのちょこっと講座更新です・・

皆さんは最近「クラウド」という単語を聞いたことがあると思います。
(会社のデータは原則クラウドストレージ(ドロップボックス等)に保存しないというルールを周知しているので一度は聞いたことあるはずですが・・)
この「クラウド」について「単語だけ知ってるけど正直わからない」という人や「なんとなくわかる」という人もいると思います。

「クラウドサービスとは」と調べると以下の内容が検索結果として出てきます

クラウドサービスは、従来は利用者が手元のコンピュータで利用していたデータやソフトウェアを、ネットワーク経由で、サービスとして利用者に提供するものです。

うーん、なんのことかよくわからないですね。


  • クラウドサービスは「どこ」を意識しないで利用できるサービス
「クラウド(cloud)」=「雲」なので「見えないもの」というイメージはあると思います。

一度「雲」のことは置いておいてクラウドサービスを「出前」で例えてみます。

皆さんは出前を頼む時、チラシやメニューを見て食べ物を頼みますよね?
注文した物は数十分で皆さんの手元に届きます。

ここでちょっとした不思議があります。皆さんは出前を頼む時、自身の目で注文先のお店を見ていません。
お店がどこにあるのか、どんな人が作っているのかといったことをわからない状態で注文しています。

クラウドサービスは上記のように「どこにあるのか」「どんな人が作業しているのか」「どんな場所にあるのか」がわからなくても利用できるサービスの一つです。

このようにクラウドサービスはコンピューター(サーバ)やそのアプリケーションの稼働場所がわからなくても(意識しなくても)利用できるサービスであるということになります。

メイクスで利用しているsalesforceもクラウドサービスの一つですね。


  • クラウドサービスのメリット
ではなぜクラウドサービスがこんなにも使われているのでしょうか。
理由はいくつかありますが、1つは導入が楽だからという点だと思います。

皆さんの中でクラウドサービスの1つであるGmailやドロップボックスを使用したことがある人は
何人かいると思います。
Gmailやドロップボックスはメールやファイルサーバと同じような機能ですが、皆さんは利用するとき
わざわざ自分用のメールサーバを構築したりファイルサーバの構築を行ったでしょうか??
実際行ったのはアカウントを作成してログインしたぐらいだと思います。

Gmailやドロップボックスと同じことをクラウドサービスを使用せずにやろうとすると、まずメールサーバーを構築して、ドメインを取得して、ネットワークやセキュリティを構築して・・・・など、ある程度の知識を得た状態でないとできません。
それをクラウドサービスを利用するとアカウントを作成するだけでできてしまいます。

この導入の簡単さがクラウドサービスを普及させている要因の1つだと思います。
(導入のレベルもIaaS、Paas、SaaSという形で分かれています。IaaS、Paas、SaaSについては次回以降で紹介します。それか調べてみてください!)


  • 会社でクラウドサービスを制限している理由
でもこんなに便利なのになんで会社で社外のクラウドストレージの原則禁止にしているのかということに関してですが、無料のGoogleドライブやドロップボックスは自社管理ができないという点にあります。
どんなに自社のセキュリティレベルを上げても、会社の情報データをメイクスで管理していないクラウドサーバーに保存してしまえば、そのクラウドサーバーが情報漏えいトラブルを起こしてしまっても何も対処できません。
すべての企業が提供するクラウドサービスのセキュリティ体制が万全のものとは限りらないからです。

ただクラウドサービスのセキュリティは脆弱かといわれると、サービスを提供している以上、ある程度のセキュリティレベルは担保されています。(いるはず)

したがってセキュリティが一定以上保たれており、サポートもしっかりいるサービスであれば、今後会社でクラウドサービスのファイルサーバを利用する可能性だって十分にあります。

クラウドサービスはちゃんとした形で使用すればとても便利なものなので、会社のルールを順守しつつ、個人で利用する場合も使い方を理解してから利用するようにしましょう!

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最終更新:2018年05月08日 19:03