「GS美神 極楽大作戦!!」あと語り

  今回のTwitterマンガ語りでは「GS美神 極楽大作戦!!」という作品を取り上げました。
 バブルの面影残る日本で妖怪退治でバリバリ稼ぐ若き天才ゴーストスイーパー美神令子を主人公に、
 ギャグに笑い、バトルに燃え、お色気にニンマリ。
 これぞサンデーの少年マンガの王道!という感じの作品でした。

  基本的には一話完結のオムニバス形式を採用しつつ、複数話使っての中編、長編も展開する
 フレキシブルな連載形式でどこから読んでも楽しめる「サンデーらしい」完成度の高い作品でした。

  全体的にはわかりやすいギャグ、バトルマンガを展開しつつも、
 随所で登場するパロネタ、メタネタなど、マンガ好きや映画好き、音楽好きが
 思わず「ニヤッ」としてしまうような小ネタがオタク心をくすぐるいいスパイスとなっていました。


  週刊連載の作品を取り上げると感じるのは、無駄を省いて高度にシステム化された「漫画作りのノウハウ」です。
 キャラクターの配置や動かし方、シチュエーションの作り方など、
 マンガ読みには「お約束」となっているパターンに当てはめつつも、
 それを絶妙に「ハズして」いく事によって毎話毎話を飽きの来ない高いクオリティに保って物語が展開していきます。
 同じことの繰り返しの様でありながら、読者を飽きさせない絶妙な「ハズし」にもノウハウ的なものを感じました。

  今作の主人公の「美神令子」
 少年漫画の主人公にしては珍しいイケイケ(死語ですねw)な20歳のお姉さん。
 「金への執着心が強い」という設定にも少年誌の主人公としては珍しい雰囲気を感じます。
 今作の「ハズしポイント」なのかもしれません。

 「お約束のアレかぁ…お約束のアレなのに、面白い!」

  理屈抜きに楽しいマンガ。
 わかりやすい「お約束」の裏にはシンプルだけれど強い「漫画作りのノウハウ」がかくされているのでしょう。

  本語りの中で、
 「万能主人公+ダメ人間」という構図は、かの有名な「ドラえもん」と似ている。
 という指摘がありました。

 日本漫画界の中で脈々と受け継がれている「漫画作りのノウハウ」を見た気がしました。

                                                    2013/10/5 by utarou

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最終更新:2013年10月05日 15:39