mangaroyale @ ウィキ内検索 / 「月下の死闘、そして……(後編)」で検索した結果

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  • 月下の死闘、そして……(後編)
    月下の死闘、そして……(後編) ◆L9juq0uMuo 「残念だったなぁ、鳴海。このDIOの首をはねた時、貴様は『勝った』と油断した。だがな、首を落とした程度ではこの『帝王』を倒す事などできない」 地に落ちながらも首だけで笑顔を浮かべるDIOの姿が目に入った。 ドサ、と言う音と共に、鳴海が地に伏し、顔だけをDIOの首へと向ける。 「テメェ……」 「言っただろう? 『ザ・ワールド』以外にも力があると。もっとも、体力の消費はスタンド以上であるからあまり多様はしないがね、」 首が飛ばされた瞬間、DIOは気化冷凍法で血を凍らせ、首からの出血を抑えた。 そして、落下しながらも、先程鳴海の肩を抉った裂眼刺驚を発射、狙いはずれたが、鳴海のわき腹を抉る事には成功した。 「あの時、ジョナサン・ジョースターに敗れた時は、既に胴体は無く、ジョナサンの体を...
  • 月下の死闘、そして……(中編)
    月下の死闘、そして……(中篇) ◆L9juq0uMuo 「ぐ、う……」 「ほほう、あれで尚生きているとはしろがねとやらも大した生命力だな」 無数の拳を受け、血まみれとなって尚、動こうとする鳴海。 しろがねの耐久力に、まるで最新鋭の玩具を見つけた子供のようにDIOが感心する。 「そうだ君に一つ、面白い話をしよう。刃牙とシェリスという二人の哀れな人間の話だ」 唐突に、DIOが嘲笑混じりに喋りだす。 ピク その言葉に鳴海が反応したのを確認し、DIOは続ける。 「刃牙は父親、勇次郎だったかな? 彼を超えると言っていた。みゆき達の吸殻を見たときは怒り狂ってね、流石の私も危なかったよ。 だが『ザ・ワールド』の前には彼も勝てず、私に敗北し、忠実な下僕になった。さっきまで殺人者に怒りを覚えていた少年が殺人者に手を貸す。よくできた...
  • 月下の死闘、そして……
    月下の死闘、そして…… ◆L9juq0uMuo ――Scene1:いかがわしい本屋内―― こなたは悩んでいた。既にシェリスは本屋を通り過ぎ本屋は静寂と闇が支配している。 出て行こうと思えば出て行けた、シェリスにも声をかけられただろう。 しかし、それを躊躇わせたのはシェリスの格好である。 短い付き合いではあるが、シェリスが好んであのような扇情的な服装で平然と街中を歩くような人間ではないことぐらいはわかったつもりだ。 何より、その服に着替える理由がないのだ。風呂に入る前、シェリスが転んでゴミ箱に突っ込んだ時ならばわかる。 だが何故今この時に着替える必要があるのだろうか。 また転んだという可能性もあるがそれにしては小奇麗過ぎたのでこの可能性はあまり考えられないだろう。 「まさか、ね」 こなたの脳裏に『シェリスがDIOの仲間になったのでは...
  • 第4回放送までの死亡者
    第4回放送までの死亡者 死因 時間 被害者 加害者 死亡場所 死亡作品 死因 夜 アミバ 吉良吉影 F-2 民家 182 今にも落ちてきそうな星空の下で 内臓破裂 夜 アーカード 範馬勇次郎 E-4 駅付近 187 『巨星落つ』 心臓破裂 夜中 キュルケ 才賀エレオノール D-4 北東の民家 190 人形の名を名乗った娘 頚静脈切断 夜中 シェリス・アジャーニ DIO E-2 繁華街 195 月下の死闘、そして…… 吸血 夜中 DIO 加藤鳴海 E-2 繁華街 195 月下の死闘、そして…… 脳爆破 夜中 加藤鳴海 DIO E-2 繁華街 195 月下の死闘、そして…… 失血 夜中 柊つかさ 津村斗貴子 E-4 駅付近 201 笑顔 刺殺 真夜中 吉良吉影 服部平次 F-2 民家 204 『二人の探偵』 射殺 真夜中 綾崎ハヤテ ラオウ D-2 中央民家 207:弟 撲殺 真夜中 三...
  • 第4回放送までの本編SS
    第4回放送までの本編SS 話数 タイトル 作者 場所 時刻 登場人物 夜 173 君らしく 誇らしく 向ってよ ◆3OcZUGDYUo D-3 北東部の民家前 夜 三千院ナギ、加藤鳴海、愚地独歩 174 Double-Action ZX-Hayate form(後編) ◆WXWUmT8KJE D-8 南 D-5 南 夜 綾崎ハヤテ、村雨良、アーカード 175 たとえば苦しい今日だとしても ◆1qmjaShGfE E-5 中央部 夜 葉隠覚悟、川田章吾、桂ヒナギク、柊つかさ 176 波紋の記憶 ◆vPecc.HKxU G-8 駅前 夜 ジョセフ・ジョースター、柊かがみ 177 今夜月の見える丘で ◆bnuNxUeVnw F-3 川の傍 夜 江戸川コナン、劉鳳、アミバ、服部平次、神楽、吉良吉影 178 情報戦的優位(ビバ=ノウレッジ)(後編) ◆6YD2p5BHYs D-2 S...
  • 第151話~第200話
    本編SS投下順 第151話~第200話 話数 タイトル 作者 場所 時刻 登場人物 151 小さな死 ~ La Petite Mort ~ ◆6YD2p5BHYs F-3 民家の中 夕方 津村斗貴子 152 【裏】貴重な貴重なサービスシーン ◆1qmjaShGfE D-2 駅前 午後 パピヨン、泉こなた、シェリス・アジャーニ 153 一歩進んで ◆WXWUmT8KJE G-8 ボウリング場前 夕方 ジョセフ・ジョースター、柊かがみ 154 新しい夜が来た、闘争の夜だ ◆uiAEn7XS/. A-8 変電所周辺 夕方 アーカード 155 万事屋銀ちゃんの店仕舞(後編) ◆1qmjaShGfE F-4 病院 F-5 北西 F-5 ビルの瓦礫の下 夕方 志村新八、神楽、吉良吉影、江戸川コナン、ルイズ、シアーハートアタック 156 コドクノテイギ ◆YbPobpq0XY D-5 総合体育館 夕...
  • 情報戦的優位(ビバ=ノウレッジ)(後編)
    情報戦的優位(ビバ=ノウレッジ)(後編)◆6YD2p5BHYs   *   *   * 「吸血鬼DIO。数々の能力を持つ人外の者にして、スタンド『ザ・ワールド』の使い手、か。  この『時間を止める能力』という説明も、シンプル過ぎてかえって分からないが……  奴が余裕ぶっている間に見切りをつけたのは正解だったな」 歓楽街から、より真っ当な繁華街の方に抜けたあたり。 駅前に向かって歩きながら、パピヨンは手にした名簿をめくる。 もとより、パピヨンはこの場でDIOの命を取れるとは思っていなかった。 対峙した瞬間に分かった。奴は手強い。豊富な経験に裏打ちされた自信は本物だ。 あの時点では『時止め能力』のことを知らなかったが、何か強烈な『切り札』を隠していることも直感できた。 ニアデスハピネスが手元にあればともかく、消耗も激しい現状では倒しき...
  • 蜘蛛の糸~キラキラと輝くもの(後編)
    蜘蛛の糸~キラキラと輝くもの(後編) ◆MANGA/k/d.  こなたは言う。  「パピヨンはパピヨンだ」  あいつとは違う。  パピヨンは言う。  「今日今まででお前に見せた俺も、紛れも無く蝶人パピヨンたる俺自身の姿だ」  あいつとは違う。  それは事実だ。  それでも。  同じだ。  耳元で、囁かれる。  『私と君の、何が違う? 私は石仮面の力で人を辞め、人を越えた吸血鬼となり、欲望のままに人の血を飲み、意のままに支配する。  君も又、自らの意志で人を辞め、練金の力で人を喰らうホムンクルスとなり、欲望のまま人を喰らい、ホムンクルスを生み出し支配する。  何が違う? 君と私の、何が違う?  私たちは同類だ。人を越えた存在だ。  殺し、喰らい、破壊する。人を越えた化け物。  何が違う?』  違わない。  詳細名簿に書...
  • ◆c7qzxSVMQs氏
    ◆c7qzxSVMQs 氏 氏が手がけた作品 009 銀の道化師と痕面 016 偽りの勝利 023 間違えるのはお約束 031 花嫁は月輪に飛ぶ 038 拳の雨降って地固まる 062 立ち止まるヒマなんかないさ 079 Blue sky 082 不死王、一人 107 DIOの奇妙なバトルロワイアル~帝王は手段を選ばない~ 115 LOVEサバイバー 125 涙を拭いて 130 絡み合う思惑、散る命 139 幕間~それぞれの思い~ 159 殺人鬼は密かに笑う 170 Don’t stop Don’t give up 175 月下の死闘、そして…… 243 帝王無双BADAN~白蛇対峙~ 氏が執筆したキャラ 3回 蝶野功爵(パピヨン)、愚地独歩 2回 劉鳳、綾崎ハヤテ、ケンシロウ、ラオウ、アミバ、江戸川コナン、津村斗貴子、神...
  • Cool or Fool?
    Cool or Fool?  ◆ga/ayzh9y 静かな夜道に、一つのエンジン音が鳴り響く。 三村は繁華街を目指して、依然北上を続けていた。 このペースならば、もうしばらくで繁華街に到着できるだろう。 繁華街の様な場所ならば、そこが禁止エリアにでもされていない限り、確実に誰かしら人はいるに違いない。 それが自分と同じく脱出を目指す者か、ゲームに乗った者かまでは流石に分からない。 万が一後者と、それも強力なのと出会った場合は、柊かがみの抹殺という目的を果たすどころではなくなるかもしれない。 (でもよ……怖がってちゃ、何も出来やしないんだ。 その程度のリスクがどうした……!!) しかし三村に恐怖心はない。 先程も感じたように、それぐらいでビビッてて、あの怪物に勝てるわけがない。 今の三村にとって柊かがみはもはや、先刻出会ったアーカード...
  • 第5回放送までの死亡者
    第5回放送までの死亡者 死因 時間 被害者 加害者 死亡場所 死亡作品 死因 深夜 泉こなた 川田章吾 C-4学校 215 交差する運命 射殺 深夜 津村斗貴子 蝶野攻爵(間接) A-3 219 求めはしない 救いはしない 未来(あす)に望むものは―― 首輪爆発 深夜 神楽 範馬勇次郎 F-3中央部 河原 222 夜兎と範馬(後編) 撲殺 黎明 ケンシロウ ジグマール エリア外 228 進化(後編) 首輪爆発 黎明 ジグマール 自爆 D-3西部 228 進化(後編) 首輪爆発 黎明 劉鳳 ラオウ D-1神社 230 Reckless fire 撲殺 早朝 江戸川コナン 範馬勇次郎 F-3 231 悪鬼 顎破壊 早朝 ラオウ 劉鳳 E-2 中央部 233 決戦(後編) 斬殺 早朝 範馬勇次郎 村雨良 E-2 中央部 233 決戦(完結編) 失血 早朝 川田章吾 蝶野攻爵 C-4 学校 ...
  • 集結(後編)
    集結(後編) ◆1qmjaShGfE 外に出た服部とジョセフの二人。 ジョセフは気安く赤木の肩をばんばんと叩く。 「いやぁ助かったぜぇ。お前顎に似合わず気が効くじゃねえか!」 何をどう考えても顎は関係していない。 「それはいい。それより、記憶が入ったディスクと言ったが……BADANに関する情報はそこにあったのか?」 肩をすくめるジョセフは、スタンドに関する知識はエライ量があったが、核金や改造人間云々といった話はほとんど無かったと語る。 承太郎の記憶の中では、ジョセフもディスク抜きでスタンドを操っていた。 波紋と非常に相性の良いハーミットパープルのスタンドを、自分も使えないかと試してみたのだが、やはり無理であった。 参加者の中では吉良吉影とDIOに関する知識が有効であったと思われるも、二人共既に死亡している。 赤木はそう聞くと、それ以上このディスクに関して期待するのを...
  • 弟(後編)
    弟(後編) ◆WXWUmT8KJE  ラオウが階段を上りきり、見つけた相手は今までであったことのない男たちだ。  女の方は一人見覚えがあるが、だからといってラオウの興味をそそるわけがない。  男二人、一人は女顔であるが、それなりに腕が立つのかもしれない。  しかし、それだけだ。  もう一人の男はやれるのだろう。だが、どういうわけか今は地に伏している。 (見当違いか)  そう思い、踵を返そうとする。  怪我人を相手にする趣味は拳王にないし、弱い相手を一方的に虐殺することも興味がない。  しかし、ラオウに立ち向かう影が現れる。 「武装錬金!!」  ヒナギクが地面を蹴って、バルキリースカートの刃を煌かせる。  ラオウはあっさりと刃を掴んだ。 「ほう、この拳王に挑むか」 「あんたを行かせるわけには……いかないのよ!」  ヒナ...
  • 悪鬼(後編)
    悪鬼(後編)  ◆05fuEvC33. 覚悟は満身創痍ながら、ヒナギクを愚弄された怒りに立ち上がる。 (怒りを胸に沈めてはならぬ。怒りは両足に込めて、己を支える礎とせよ) 「まだやらせてくれると言うのか……………………」 覚悟に勝算は無い。 だが、元より勝算を計っての戦いをする覚悟では無い。 (我が身は牙を持たぬ人の剣なり。この身が肉片になろうとも、牙を持たぬ人を守るのみ) 覚束無い足取りで立ち上がる覚悟に、喜色を浮かべ勇次郎が歩み寄る。 「範馬勇次郎は、主催者の打倒に必須だ!!!」 勇次郎が声のした方向へ向くと、コナンが立っていた。 勇次郎も覚悟もヒナギクも、意味が分からないと言った様子でコナンに注目している。 場に居る全員が、コナンの話を聞く体勢になっているのだ。 ここまではコナンの作戦通り。 「覚悟さん、勇次郎は...
  • 決戦(後編)
    決戦(後編)◆1qmjaShGfE 怒り顔で階段を駆け下りる勇次郎。 出口に向かい駆け寄る彼の視界に、一人の人影が映る。 「よう、再戦希望だが暇あるかい?」 彼が再び現れる事が意外だったのか、怪訝そうな顔をする勇次郎。 「逃げ出した負け犬が何の用だ独歩。よもや……この俺とやりあいたいなどと寝言をほざきに来た訳ではあるまい」 独歩は拳を鳴らしながら勇次郎に歩み寄る。 「再戦希望っつってんだろ。耳遠くなったんじゃねえのかお前?」 怒りに任せて大地を踏みしだく勇次郎。 その挙動だけでビルの床が割れ砕ける。 「負け犬がッッッ!! この俺と戦うだとッッッッッ!!」 独歩は銃器も核鉄も持って来てはいない。 完全な無手。 そんな状態で独歩は、自らのきらりと輝くハゲ頭をこんこんと叩く。 「雨に濡れるのは嫌いでね。知ってるかい、雨ってな頭皮と毛髪に悪...
  • 帝王賛歌(後編)
    帝王賛歌(後編) ◆hqLsjDR84w ■  エンリコ・プッチにとって予想外だったのは、パピヨンが研究員の記憶のヴィジョンを見ながら、それなりに冷静であったこと。  よもやパピヨンがホワイトスネイクの能力を分析し、DISCが抜き終えるまでの時間を計算していようなど、夢にも思っていないだろう。  そしてパピヨンにとって予想外だったのは――………… 「そこだァーーーッ! 抜き取れッ、『ホワイトスネイク』!!」  プッチが叫ぶと同時に、ホワイトスネイクが腕を振り下ろす。  すると『二枚』の『大小』のDISCがライダーマンヘルメットを突き抜けて、ともに半分ほど姿を現す。  ホワイトスネイクは迷わず小さいほうのDISCを指で摘み、引き抜こうとする。  それとほぼ同時に、パピヨンが手刀を作る。  しかしパピヨンの手刀が振り下ろされるより速...
  • 地獄の季節(後編)
    地獄の季節(後編) ◆3OcZUGDYUo 一人の男が地にゆっくりと落下する。 特に頭部、左肩、下腹部、鳩尾の箇所に痛々しい傷を負った青年。 範馬刃牙が虚ろな表情を浮かべ地に落ち、大地に伏せる。 スターフィンガーの衝撃のせいか、刃牙が一向に動く様子はない。 そして…… 「ジ……ジョジョーーーーーッ!!」 三千院ナギの悲鳴が周囲に木霊する。 そう、刃牙が地に落ちた数秒後に空条承太郎の身体が同じように落下した。 音速拳をスタープラチナの胸ごと、己の胸に叩き込まれた承太郎。 左胸に不自然な空洞が空き、その傷口から、口から夥しい血液を撒き散らしていた。 承太郎もまた刃牙と同じように、動こうとはしなかった。 「し……しっかりするのだジョジョ!!」 「…………ああ」 ナギが承太郎の下へ駆け寄り、忙しなく彼の身体を揺する。...
  • STILL LOVE HER~失われた未来~(後編)
    STILL LOVE HER ~失われた未来~(後編)◆6YD2p5BHYs ……医療の世界で、広く知られた事実がある。 例えば、心臓移植。 何らかの病気で心臓移植を受けた患者には、程度の差はあれ、性格の変容などが見られるという。 ある者は、食べ物の好みが変わり。 ある者は、飲めなかった酒が飲みたくなり。 ある者は、年齢も性別すらも飛び越えて、突飛な性癖に目覚めたりする。 そして、後から調べてみると……それら新たに目覚めた趣味嗜好は。 心臓のドナーが元々持っていた、趣味嗜好や性癖であったりするのだ。 ある研究者の唱える学説によると、心臓にも脳に似た神経細胞ネットワークが存在するのだと言う。 ICNS。「内在性神経神経細胞」と名付けられた、神経組織群。 つまりは心臓はそれ自体が、「小さな脳」であることになる。 それ自体が思考...
  • 漫画ロワ 作品トーナメント編!!
    漫画ロワ 作品トーナメント編!! したらばにて行われてた、漫画ロワの人気投票。 漫画ロワ 作品トーナメント編!! http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/9318/1208602309/l100 投票1位の作品の一部がサウンドノベル化されています。 今までの結果 漫画ロワ 作品トーナメント編!! 第一回放送までの人気投票の結果 【総合部門】 【死者部門】 【台詞部門】 【対決部門】 第二回放送前話投票前半戦の結果 【総合部門】 【台詞部門】 【死者部門】 第二回放送前話投票前半戦の結果 【繋ぎ部門】 【ギャグ部門】 【対決部門】 第三回放送前人気投票の結果 【対決部門】 【死者部門】 【台詞部門】 【総合部門】 第四回放送前人気投票の結果...
  • 夜兎と範馬(後編)
    夜兎と範馬(後編) ◆6YD2p5BHYs 空気が、凍りついた。 はらはらしながら戦いの行方を見守っていたコナンも、必死に番傘を振るっていた神楽も、共に凍りつく。 こいつは、何ていった? ついさっきまで戦っていた相手に、一体何を? 「――おい、勇次郎。おめぇ、こんな時に何を」 「そうアル! まったくなんてぶしつけな男ネ?! プロポーズするなら、その前に愛の告白アル!」 「そうだ物事には順番ってものが……ってちょっと待て!?」 思わず突っ込みかけたコナンは、割り込むように叫んだ神楽に一瞬同意しかけて、ぎょっとする。 見れば神楽は頬を真っ赤に染め、モジモジと身をくねらせ…… 「……いやいやいや、それはねーだろ!  なんで『まんざらでもない』って顔してんだよ、お前は!」 「でも綺麗で可愛いジャンプヒロインの私に一目惚れしちゃう気持ち...
  • 進化(後編)
    進化(後編)◆1qmjaShGfE ケンシロウは初めてギャランドゥと遭遇するが、その姿は先だって戦ったDIOのスタンドに酷似していた。 故に、ジグマールの雄叫びに合わせて殴りかかってくるギャランドゥも、それと同種の物と見て対応する。 ギャランドゥから猛然と降り注ぐ拳の嵐。 その一発に焦点を合わせ、カウンターで拳をねじ込む。 「おぼっ!」 そんな悲鳴と共にジグマールの顔が変形する。 進化の初期であるせいなのか、ギャランドゥを自在に操るのに感覚のリンクが必要になっている。 そんな真似をすれば当然こうなるのだが、ジグマールは委細構わずそうし続ける。 ジグマールの事情を知らないケンシロウは、ジグマールのアルターをDIOのそれと同じ特性を持っていると認識した。 ギャランドゥは構わず拳を振り上げる。 今度は一発目から合わせる。 「はぼふっ!!」 そ...
  • I bet my belief(後編)
    I bet my belief(後編) ◆O4VWua9pzs 闇夜の中を歩く一人の男がいた。 シアーハートアタックの死線を超えた赤木しげるであった。 今アカギは目的地である学校へと足を運んでいた。 この半日の間に有力な情報を携え、主催者に対抗できる力を着々と身につけていった。 だが、しかし・・・ 「承太郎を失ったのは……痛かった」 あまり会話を交わしていないとはいえ、承太郎の瞳は鳴海と同じように強い意志を持っていた。 どんな逆境に立ち向かえる強い意志。 主催者に立ち向かうにあのような強い意志を持った人間が必要だったのだ。 それに加え、承太郎はスタンドという未知の能力を持っていた。 主催者に立ち向かえる筆頭になるはずだった。 …だが…死んだ。 「とんだ災難だったな…承太郎」 普通なら弱かったから死んだと思うだろう。しかし、アカ...
  • 大乱戦(後編)
    大乱戦(後編) ◆1qmjaShGfE キュルケは何も出来ないままこの戦いを見守っていた。 ケンシロウは強い、物凄く強い。こんな強さがこの世に存在していた事に驚いてしまうぐらい強い。 だが、どうやら相手もそんなケンシロウと戦えてしまうぐらい強いのだ。 何度か魔法での援護を考え、その間を計るもあまりにスピードが速すぎるのと、ケンシロウの邪魔になってはと思いとどまっていた。 それと、戦場が主に上り線ホームだった事がここまでキュルケの命を救ってきたのだが、遂に状況が変わる。 ケンシロウの両目が抉られたのだ。 「ケン!!」 悲鳴を上げるキュルケ。 それをやった男は黒シャツ男の相手で忙しそうだが、もう一人の大男がケンシロウに向かう。 これは見過ごすわけにはいかなかった。 しかし、ケンシロウは両目から血を流しながら大男と戦っている。 とても信じられない...
  • 誰がために(後編)
    誰がために(後編) ◆wivGPSoRoE ■  暗い事務室で川田は、虚空を睨んでいた。 (ひでぇもんだ。戦争でもあったみたいじゃねえか)  病院の惨状は、まさに、被災地のような状態であった。  やっとの思いで辿り着いてみれば、玄関付近には坂田銀時という男の死体が転がり、  自動ドアの玄関は、無残に破壊されていた。  壁にはいくつも大穴が開き、窓ガラスはことごとく割れ、棚がひっくり返り、机が粉砕されている。  足をすすめるたびに、何かを踏みつぶすハメになり、その度に嫌な音が発生する。  一体何をどうやれば、コンクリート造りの病院をこれほど破壊できるのか? (こんなことをやっちまう奴らとやり合うのは、御免をこうむりたいぜ)  川田が、眉間に新たな皺を刻んだその時。  ――逃避するな。  心の中でそんな声が聞こえた。 ...
  • 貴族、そしてチャイナ娘
    貴族、そしてチャイナ娘 ◆7jHdbxmvfI 赤い髪の少女、いや少女というには無理がある。 並の男性よりも長身。それでいて胸は大きく腰は滑らか。 生まれた世界が違えば、パリのトップモデルとでも同等に渡り合っていたであろう素晴らしいバディ。 そして、その美しさの裏には男を操る『棘』を隠し持つ。 キュルケ・アウグスタ・フレデリカ・フォン・アンハルツ・ツェルプストーはそんな女だ。 「シエスタ……変ね。メイドが一人死んだだけ……なのにどうして」 キュルケの心の琴線に引っかかるのは最初の出来事。 学院のメイドが無残に爆死するという凄惨な光景。 でも悲惨な光景を見たことによるショックとは何かが違う。 平民のメイドが一人死んだ。それだけでこれほどまでに動揺するなどありえないはずだった。 確かに過去にはシエスタを助けるために、家宝の本をモットハッ...
  • ダイヤモンドダスト・クルセイダース(後編)
    ダイヤモンドダスト・クルセイダース(後編) ◆d4asqdtPw2 「おっせぇなァー、服部のやつ……」 服部と赤木が社へと向かってから、既に1時間以上経つ。 社の中で確認したい事があると言っていたが、余りにも時間がかかりすぎではないのか? 仮に時間がかかるとしても、そんなに距離も離れてはいないのだから、ちょこっと出てきてそのことを伝えてくれればいいだけではないか。 「何かあったんじゃねーだろうな……」 服部は赤木を信用していたし、さっきまでは自分も特に赤木の事を害のある人物とは見ていなかった。 だが、今にして思うと……どこか信用ならない気配が漂っていたような……。 赤木が、服部に何かしたのではないか? それに、例えそうじゃなくても、あの社には敵の親玉の最終兵器が眠っているという話だ。 もしかしたら、主催者の罠か何かにかかってしまったのでは……。 ...
  • 気付かないのはお約束(後編)
    気付かないのはお約束(後編) ◆wivGPSoRoE ■  天井を見上げながら、キュルケはため息をついた。 (だけど、どうしたものかしら? DIOがあの技を使ってきたら、死んだと気付くのは死んだ後ってことになりそうね……)  どう考えても自分が杖を振るよりも、DIOが自分を殺すほうが速い。  というより、ケンシロウですらまったくもって追いつくことも知覚することもできない相手と、  速さ比べをしても無駄、というべきか。 (何度も使えない技なんだから、使わせてしまえば勝機があるんでしょうけど……。難しいわ)  キュルケは、物憂げに前髪をかきあげた。  窓から差し込む光が、キュルケの燃えるような赤髪を煌かせる。  ふわりと舞った髪があかがね色に輝きながら雪崩落ちるさまは、まるで絵画の一枚を切り取ったようであった。  無論、キュルケは自分のこ...
  • スカイハイ(後編)
    スカイハイ(後編) ◆d4asqdtPw2 つかさと覚悟が2人で放置されてから、しばらくの時間が過ぎていた。 とはいっても特に会話はない。 と言うより、つかさは眠りこけていた。 いろいろなことがあったのだ、無理もないだろう。 彼女の上には覚悟が民家内で調達してきた毛布がかけられていた。 葉隠覚悟に久しぶりに訪れた静寂。 少女の寝息などはするものの、今までに比べたら遥かに静かだ。 今の川田たちに出会う前も、ルイズや志村などの心強い仲間と共にいた。 その声が妙に懐かしい。 この心地よい静寂よりも仲間たちの声がすることを望んでいる自分がいた。 騒がしいのが好きだったのか、と新たな自分の発見に少し驚く。 今までは一人で戦い、それが当然のことだと思っていた。 己を殺して。誰かの為に全力で。 それが葉隠覚悟の生き方のはずであった。 ...
  • 鬼ごっこ(後編)
    鬼ごっこ(後編)◆1qmjaShGfE 『   ~~ 続 名も無き戦闘員による報告書 ~~ 既に半数が死亡した現状、優勝すら囁かれていた強者が倒れて行く中、何故明らかな弱者が生存しているのか。 今回はその具体例として江戸川コナンの事例を挙げてみたいと思う。 卓越した推理力を誇る以外、身体的には学生組にすら劣る彼。 戦闘こそが至上であるこの会場において、確かに序中盤は逃げ惑う一般人の座に甘んじていた。 しかし、彼の持つポテンシャルはそんなものではないと断言する。 現に、一部では最も優勝に近い男と呼ばれていた吉良吉影を追い詰めたのは彼の功績であるし、 勇次郎、ラオウ、斗貴子と実績ある猛者に遭遇しながら生き残ったのは評価に値すると思われる。 ではそうやって生き残ってきた彼の能力とは、一体如何なるものかについて言及したいと思う。 江戸川コナン...
  • ゲーム終了までの死亡者
    ゲーム終了までの死亡者 死因 時間 被害者 加害者 死亡場所 死亡作品 死因 午前 徳川光成 葉隠四郎 C-4学校周辺 249 あの忘れえぬ思い出に『サヨナラ』を(中編) 内臓脱離 日中 愚地独歩 ジェネラルシャドウ エリア外 サザンクロス周辺 252 人の瞳が背中についていない理由は(中編) 刺殺 日中 ジェネラルシャドウ 村雨良 マップ外 サザンクロス内 254 真・仮面ライダー ~決着~(後編) 爆死 日中 カニロイド 葉隠覚悟 エリア外 255 覚悟のススメ 焼死 日中 ジゴクロイド 葉隠覚悟 マップ外 サザンクロス内 255 覚悟のススメ 撲殺 日中 カマキロイド 桂ヒナギク マップ外 サザンクロス内 256 Bellis perennis 斬首 日中 桂ヒナギク なし マップ外 サザンクロス内 256 Bellis perennis(後編) 転落死 日中 エンリコ・プッチ...
  • 神に愛された男(後編)
    神に愛された男(後編)◆WXWUmT8KJE  カラッと降り注ぐ陽光の胡散臭さに赤木は思わず目を細める。  ここは偽者の空間。ゆえに、目に映るものはすべて信じられない。  流れる砂漠の砂も、身体を吹きぬける風も、天空から降り注ぐ太陽の光も、すべて偽者。  にもかかわらず、悠々と赤木は歩く。生まれついての自信、不安など捨て去ったかのように。  やがて、視界に黄金の怪人JUDOが入る。 「ここがキサマらが目指す、我が牢獄だ」 「クク……なるほど。ここに閉じ込められている……というわけか」 「うむ。せいぜい、我が抜け出れるのは、その首輪サイズくらいだ」 「……俺たちをずっと見ていた、というわけか。 まあ、あの時は盗聴器から気づいて、何らかのアクションが来ると思っていたがな」  赤木の言葉に、大首領は人間で言えば、『呆れる』という行為をとる。  赤...
  • 第3回放送までの本編SS
    第3回放送までの本編SS 話数 タイトル 作者 場所 時刻 登場人物 日中 123 サンプル入手 ◆hqLsjDR84w B-3 南東 B-3 プラットホーム 日中 三千院ナギ、綾崎ハヤテ、空条承太郎 124 薔薇獄乙女 ◆3OcZUGDYUo D-4 中部 日中 津村斗貴子、ガモン大佐 125 涙を拭いて ◆L9juq0uMuo F-5 マンションの一室 日中 ケンシロウ、キュルケ、神楽、マーティン・ジグマール 126 タバサの沈黙 ◆d4asqdtPw2 C-8 西部 日中 劉鳳、アミバ、服部平次、タバサ 127 もうメロディに身を任せてしまえ ◆YbPobpq0XY D-7 田園地帯 日中 ジョセフ・ジョースター、三村信史、柊かがみ 128 『Freaks』Ⅱ ◆ozOtJW9BF-A A-7 ゴルフ練習場周辺 日中 アーカード、葉隠散 129 大切なのはゲームのやり...
  • 真・仮面ライダー ~決着~(後編)
    真・仮面ライダー ~決着~(後編) ◆KaixaRMBIU 「超電ドリルキックにも劣らぬの威力だ……。だが、俺はストロンガーのその技に耐えたことがある。 一発程度、どうということはない」 「なら……何度でも打ち込むまでだ!」 「そう簡単に叶うと思うなよ! キサマのZXキックが来る前に、俺が捻じ伏せてやる!」  心底楽しそうに、シャドウが告げた。ZXは戦いを続ければ続けるほど、強くなっていっている。  こちらに来る前に、プログラムに参加させられたことも影響しているだろう。  強敵と戦い、負ければ負けるほど、立ち上がって強くなる。  それがシャドウの知る仮面ライダーだ。シャドウの知るストロンガーだ。  ZXも彼らと変わらず、仮面ライダーである事実にシャドウの心が躍る。  ストロンガーの後輩が、ストロンガーに実力で追いつこうとしている。  この戦いのためにこそ、自分が...
  • 一瞬のからくりサーカス(後編)
    一瞬のからくりサーカス(後編) ◆05fuEvC33. 「威力を保ったまま二段変化する蹴りか、器用なもんだ。  けど全然効かねぇよ、テメエの蹴りなんざ」 鳴海は頭を前に出し、打点をずらしていた。 打点をずらしたと言えど、勇次郎の蹴りは肉を切り裂き頭蓋まで振動が伝わる。 「家族も……夢も……人生すら……奪われた人が居るんだ」 それでも鳴海の体は揺るがない、心は折れない。 「勝があれだけ傷付けられるまで、何にも出来なかったんだ」 勇次郎の蹴り足の、膝を踏み打つ。 腹への崩拳は、勇次郎の内臓まで発剄によるダメージを浸透させた。 「その痛みに比べりゃ、テメエの蹴りなんざ効いた内にも入らねぇよ!」 勇次郎は重心を落とし、全身に溜めを効かせる。 溜めを瞬発力にして、全体重で鳴海に突っ込んでいく。 渾身の体当たりに挑んだ、勇次郎の胸に鋭い痛み。 ...
  • 運命のルーレット叩き壊して(後編)
    運命のルーレット叩き壊して(後編) ◆d4asqdtPw2 (最悪だ……絶対に嫌われた……) 沈んだ気持ちのまま、新しい服に袖を通す。 普段であれば、買ったばかりの服を着るときというのは例外なく心が弾むものだ。 だが、そのあるはずのない例外が……今回だ。 「なにやってんだろ私……川田くんだって探さなきゃいけないのに……」 本当ならば一刻も早く川田章吾を探し出しに行かなくてはならない。 だが、放送も近いと言うことで、覚悟は動き回るべきでないと告げた。 そこで、ヒナギクの汚れた服の代わりを探しに近くの店へと駆け込んだわけである。 だが、『放送が近いから』というのは覚悟の方便だろう。 覚悟が服が汚れたヒナギクを気遣ってここに連れてきたのは明らかだ。 自分のせいで足止めを食らってるという事実も、彼女の心を締め付けた。 (私が覚悟くんの隣...
  • 第5回放送までの本編SS
    第5回放送までの本編SS 話数 タイトル 作者 場所 時刻 登場人物 深夜 213 Real-Action(後編) ◆14m5Do64HQ D-1 神社/D-2 S-3駅周辺 深夜 ラオウ、村雨良、柊かがみ、桂ヒナギク 214 The show must go on ◆bnuNxUeVnw E-3南部 深夜 江戸川コナン、神楽、範馬勇次郎 215 交差する運命(中編)(後編) ◆1qmjaShGfE C-4学校 深夜 川田章吾、津村斗貴子、葉隠覚悟、蝶野攻爵(パピヨン)、泉こなた、赤木しげる、伊藤博士 216 Climax Jump ◆05fuEvC33. D-2 南部/D-3 北部 深夜 愚地独歩、村雨良、柊かがみ、桂ヒナギク、マーティン・ジグマール 217 エレオノール、明日を創る(後編) ◆d4asqdtPw2 E-4 池の公園 深夜 ケンシロウ、才賀エレオノール 2...
  • Real-Action(後編)
    Real-Action(後編) ◆14m5Do64HQ 「フン。DIOが死んだか……まぁいい。この拳王の天の道にあやつの居場所はなかったというコトか」 エリアD-1の神社で世紀末覇者、ラオウが口を開く。 放送で呼ばれた名前の中で、ラオウが知っている名前はアミバ、DIOの二名。 奇妙な人形遣いであるDIOは兎も角、アミバにはラオウは全く興味がなかった。 所詮、小物であるがために何処ぞでケンシロウのような者に討たれたのだろう。 そのような考えしか湧かず、正直どうでもいい事であった。 それよりも、今のラオウには興味が引き立てられる事がある。 「さて、あの男は来るか。それともこの拳王を前にして逃げ行くか……」 先程、自分と闘い、本郷猛と同じ存在であると思われる村雨良。 自分との闘いを放棄し、瀕死の仲間の治療に帰った男。 彼が本当に戻っ...
  • 君らしく 誇らしく 向ってよ
    君らしく 誇らしく 向ってよ ◆3OcZUGDYUo 初めは夢だと思ってたんだ。 こんなゲームや漫画みたいなふざけたコトなどあるハズがない。 けど実際に私の目の前でメイド服の女の首が飛んだ時、これは夢なんかじゃないってコトに気付いた。 だからあのミツナリとかいうジジィが言った、このバトルロワイアルに連れて来られた時は、正直寂しさで死にそうだった。 もうハヤテやマリアやヒナギク達に……いやあいつらだけじゃない。 サクや伊澄やワタルやタマやハムスターやクラウス達にも、もう会えなくなるんじゃないかと思うとどうしようもなかったんだ。 けどジョジョやカズキと知り合う事ができて、更にあのハヤテにも会えたから私の不安はどこかに消えていった……そう信じたかったのだ。 でもカズキもジョジョも私のせいで死んでしまった。 どうやらジョジョと闘ったあの短パン男は私の目の前に居...
  • ――の記憶(後編)
    ――の記憶(後編) ◆wivGPSoRoE ■  飛ぶように、としか表現しようがない。  あまりの速さに目をつぶり、しばらく耳元で風が唸っていたかと思うと、  急に音がやんだ。  ――嘘?  かがみの目の前には、神社の鳥居がそびえていた。  頭の中で地図を広げる。  この一瞬で、ほとんど会場の端から端へと移動したことになる。  ――なんという速さ。 「わっ!?」  いきなり、体が担ぎ上げられた。  暴れたくても、チェーンでぐるぐる巻きにされているため、どうにもならない。  この不自然な体勢で、激戦の核鉄を落さなかっただけでも、僥倖といえるだろう。 「……不満そうだな」  男がカバンに向かって酷薄な声を発する。 『もはやお前にかける言葉は無い』  カバンが氷点下の声音で応答。  カバンが...
  • 二人の女、二人の愛(後編)
    二人の女、二人の愛(後編) ◆WXWUmT8KJE  斗貴子は今日三度目の、ルイズは初めての川のダイブを決めるのをコナンは見届けて、悔しげに俯く。  その彼の手を取るうるさい少女はもういない。  コナンは地面を握った拳で叩いた。 「クソ……クソッ!!」  何度呟いたか分からないほど、長い間コナンは地面を叩き続けていた。  拳には血が滲む。左腕が一切動かない。ヌンチャクを手放し、地面に叩きつけられた時に肩が脱臼したらしい。  痛みが走るが、それ以上に悔しさがコナンの胸を締め付ける。 「何で……俺は…………」  疑問を呟くが、答えはとっくに出ている。  ―― 覚悟って言葉は身を奮い立たせる言葉なんだよ。  かつて、幼馴染である少女、毛利蘭が殺人犯に向かって言った言葉を、あの場の状況に応じて自分流にアレンジした言葉が、コナンの胸を突き刺す...
  • 君にこの言葉が届きますように(後編)
    君にこの言葉が届きますように(後編) ◆14m5Do64HQ エレオノールが歩く。 念のため、あるるかんは仕舞わずに、己の斜め前方に立たせる。 エレオノールの視線の先には、小刻みに身体を震わせるナギの姿。 年端もいかぬ少女に、予想以上に時間をかけられた事にエレオノールは腹立たしく思う。 だが、それと同時に別の感情もあった。 それはナギに対しての一種の敬意ともいえる感情。 一人だけの力ではないものの、自分を相手に奮戦したナギの意地は賞賛に値する。 「あなたは何故、私が闘うのかと訊いたな? どうせあなたが私に勝てる見込みはない。ならばあなたへのせめての礼として、教えてやろう。私の闘いの理由を」 そう考え、エレオノールはナギに、自分の闘いの理由について話す事を決めた。 その瞬間、うつ伏せに倒れていたナギの身体が、大きく揺れた事には気付いて...
  • 第201話~第250話
    本編SS投下順 第201話~第250話 話数 タイトル 作者 場所 時刻 登場人物 201 笑顔(第二幕)(第三幕)(終幕) ◆wivGPSoRoE F-4 E-4 駅付近 D-4 真夜中 範馬勇次郎、アカギ、葉隠覚悟、川田章吾、桂ヒナギク、柊つかさ、津村斗貴子 202 何をしても勝利を ◆9igSMi5T1Q D-3 中部 D-4 北東の民家 真夜中 才賀エレオノール、ジグマール、愚地独歩、ケンシロウ、泉こなた、三千院ナギ 203 Crazy Diamonds~歪んだ輝きふたつ~ ◆6YD2p5BHYs F-4 真夜中 川田章吾、津村斗貴子 204 『二人の探偵』(後編) ◆1qmjaShGfE F-2 民家 真夜中 江戸川コナン、劉鳳、神楽、服部平次、吉良吉影 205 その暴力に賭ける ◆ctWQeRff.I F-3 中央 真夜中 江戸川コナン、神楽 206 バカは死ななきゃ治らな...
  • 遥かなる正義にかけて(後編)
    遥かなる正義にかけて(後編) ◆3OcZUGDYUo 「直撃! ブラボー拳!!」 劉鳳達が居た時は、生身の拳を揮っていたブラボーだったが今は違う。 今の彼の拳は全武装錬金中最大の防御力を誇る、鉄壁の防護服シルバースキンの装甲で纏われている。 ブラボーはブラボー拳を放ち終わった後、間髪入れずにアーカードの身体をその拳で何度も何度も殴りつけ、 吸血鬼の肉体から血を噴出させていく。 「素晴らしい拳だ……だが!」 そこにアーカードの反撃の拳が迫る。 しかし、今のブラボーにはシルバースキンがあり、アーカードの拳を六角形の白銀の欠片が弾ぜる事で、打撃によるダメージを完全に殺す。 そんな事は意味がない事であり、何度もアーカードは拳を揮い、シルバースキンの能力を理解しており当然解っている筈だ。 だ、がシルバースキンは、瞬時に装甲が再生する事で鉄壁...
  • 絶対負けるもんか(後編)
    絶対負けるもんか(後編)   ◆wivGPSoRoE ■  静まり返った室内に筆が紙の上を走る音だけが、かすかに響いている。  誰もが無言だった。紙に記されていく壮絶な内容に、黙り込まされてしまっていた。  『――これで全部だ。今まで黙っていて、すまなかった』  最後の言葉を書き終え、川田は肺の奥から息を吐き出した  二度、プログラムに参加させられたこと。  一度目は、恋人を守れずに望まぬ形で優勝を手に入れてしまったこと。  政府にカウンターパンチを叩きこむために多くの技能を手に入れたこと。  二度目のプログラムでは、二人の人間を生き残らせることに成功したが、  プログラムの監視員達の船を乗っ取った際に、自分は傷が悪化して死んだこと。   全てをできるだけ淡々と、簡潔に、客観的に書いたつもりだが――。  その時、しゃく...
  • 『二人の探偵』(後編)
    『二人の探偵』(後編) ◆1qmjaShGfE その光景を、コナンは信じられない思いで見つめていた。 服部が、吉良を撃った? まだ劉鳳を説得すれば、殺さずに捕える事も出来たはずだ。 確かに吉良はスタンドを出した。だが、それすらも困難ではあるが克服不可能な障害ではなかったはずだ。 誰も死なずに事を収める方法は、まだ残っていたはずなのだ。 もう劉鳳の動きも目に入らない。 「服部! 何故撃った!?」 服部はその一撃で倒れ臥した吉良の様子を確認した後で、こちらを向いた。 「吉良の命より、劉鳳はんや他のみんなの命の方が大事やからや」 コナンの言いたい事も理解しているようだ。その上で撃つ? 何を考えているかまるでわからない。 殊更に事務的な口調を続ける服部。 「吉良の意識は無い。瞳孔も開いとるから、死んだと考えて間違い無いやろ」 吉良は...
  • 第101話~第150話
    本編SS投下順 第101話~第150話 話数 タイトル 作者 場所 時刻 登場人物 101 極めて近く、限りなく遠い『運命』へ ◆3OcZUGDYUo C-8 西部 午前 劉鳳、アミバ、服部平次、タバサ 102 偽りの脱出 ◆DO.TxVZRzg C-8 西部 民家 午前 劉鳳、アミバ、服部平次、タバサ 103 エンゲージ ◆d4asqdtPw2 G-4とG-3の境界 林 午前 桂ヒナギク、川田章吾、柊つかさ 104 以前の彼女 ◆ZhOaCEIpb2 D-4 消防署周辺 昼 津村斗貴子 105 桐山の戦略 ◆NIooiMe9JM A-8 変電所内1階警備室(北東) 昼 桐山和雄、防人衛 106 人の名前とか間違えるの失礼だ ◆uiAEn7XS/. F-5 マンションの一室 昼 ケンシロウ、神楽、キュルケ 107 DIOの奇妙なバトルロワイアル~帝王は手段を選ばない~ ◆L9juq0u...
  • らきすた ~闇に降り立った輝星(後編)
    らきすた ~闇に降り立った輝星(後編) ◆6YD2p5BHYs         *    *    * 「さてさて、私が勝ったからには、早速脱いでもらおうかね、アカギくん……♪」 「……クククッ、そうじゃないだろう。その『脱衣ルール』は却下したはずだ……!」 賭けるものが無ければ、ギャンブルは盛り上がらない。失うものが無ければ、真の実力は計れない。 と言っても、この殺し合いの場で金を賭けるのもナンセンス。 こなたが冗談交じりに(それとも本気で?)提案していた脱衣ルールも論外だ。 いつ他の者が現れるか分からぬ状況での脱衣は、流石に悪ふざけが過ぎる。妙な誤解は避けておきたい。 そこで、賭けの対象にしたのが…… 「……ほら、何でも好きなものを持っていけ……!  なんなら、今傷に当てているこの核鉄でも、懐にある投げナイフでもいい……!」 ...
  • 第6回放送までの本編SS
    ゲーム終了までの本編SS 話数 タイトル 作者 場所 時刻 登場人物 朝 239 鬼酔酒 ◆05fuEvC33. E-2南東 朝 愚地独歩 240 運命のルーレット叩き壊して(後編) ◆d4asqdtPw2 C-2南東部 C-3南部 C-3中央部 朝 赤木しげる、葉隠覚悟、桂ヒナギク 241 神社にて ◆1qmjaShGfE D-1神社 朝 服部平次、ジョセフ・ジョースター 242 襲来!蝶男の帝王舞(後編) ◆WXWUmT8KJE C-4学校 マップ外 サザンクロス内部 朝 村雨良、才賀エレオノール、柊かがみ、パピヨン、伊藤博士 244 ふしぎなおくりもの ◆hqLsjDR84w H-4路上 朝 愚地独歩 245 チェイン ◆d4asqdtPw2 C-4学校 朝 村雨良、柊かがみ、才賀エレオノール 午前 246 雛菊想恋 ◆03vL3Sy93w C-3 中央部 ...
  • 万事屋銀ちゃんの店仕舞(後編)
    万事屋銀ちゃんの店仕舞(後編) ◆1qmjaShGfE 吉良吉影は津村斗貴子との戦闘の傷も癒えぬまま、ふらふらと彷徨い歩く。 全身に負った傷を治療するには、病院に行かなくてはならない。 それはあの大男の居る場所へ戻るという事だ。 坂田はどうしようもない男だが、こと戦闘に関しては信頼のおける男だ。 あれだけの身のこなしをする男が、本気で逃げに回ったらどんな奴がそれを捕らえられるというのか。 ならば、坂田に引き付けられたあの大男は何処へ行く? そもそも、奴の目的は何だ? 何故病院に来た? 病院に来る目的は二つ、治療に来るか、治療に来た人間に用があるか、だ。 後者だった場合は皆逃げ散った後なので最早その用を成さない。それでもといったら、待ち伏せするぐらいか。 ただ、そうだとしても、明らかに逃げて行った人間達が居るのだ。普通はそれを追う事を考えるだろう。 ...
  • 人形の名を名乗った娘(後編)
    人形の名を名乗った娘(後編) ◆9igSMi5T1Q 【エレオノール編】  消防車を運転しながらエレオノールは、自分の頭が澄み渡っていくのを感じた。  古井戸での記憶が、今まで以上にエレオノールの人形認識を加速させている。 「先生、あなたのおかげで私は本当に目指すものを見つけることが出来ました」  この街に来てから、まだ一日も経っていないが、エレオノールは既に数回目的を変更している。  今にして思えば、目的が何度も変わってしまったのはギイの言う自分の役割を見つけていなかったからだ。  だが、もう違う。  暗いイドの底から、エレオノールの意識にははっきりとした目的が浮かんできている。  ふと、消防車から外を見る。  平均的な日本の家々が並ぶ。  地上8階程のビルや、ごく普通のビデオショップ。  日本での生活が長いエレオノール...
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