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プロローグ 9月21日  深夜11:30

肌寒い夜だった。周りを海に囲まれたこの島には、9月後半にしては少し冷たすぎる風が

吹いていた。つい最近無人島になったここ《人首島》(ひとかべじま)は、未だ、民家や

病院などが残っており、なんとなく人のいた気配を感じさせる。

 

はるか上空でカラスが啼いた。

それは、これから始まる、少年たちにとってはおよそ理不尽なゲームの始まりを告げる物だった。

 

「みなさーん、起きてくださーい」

最終更新:2012年12月09日 21:11