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観測量の発展方程式の増分について

観測量X(t)の時間発展を表現する式はX_0を観測量の初期値,時間発展演算子をUだとすると,以下の様に表される.

X(t)=U^{\dagger}(t)X_0U(t)

この式から,形式的な微分を取ったものとも言える観測量の微少時間増分dX(t)は

dX(t)}=(dU^{\dagger})X_0U+U^{\dagger}X_0 (dU)+(dU^{\dagger})X_0(dU)...(a)

が得られる.この増分は以下の様にして得られる.


まず,一般的な変数X(t)の増分の定義dX(t)=X(t+dt)+X(t)

からスタートする.ここにdtは微小時間増分である. そしてX(t+dt)=U^{\dagger}(t+dt)X_0 U(t+dt)である事から,じゃあU(t+dt)とは何ぞやということを考えると,増分の定義に戻って

U(t+dt)=U(t)+dU(t)

が言える.これをX(t+dt)の式に代入すると

X(t+dt)=(U(t)+dU(t))^{\dagger}X_0(U(t)+dU(t)) =(dU^{\dagger})X_0U+U^{\dagger}X_0 (dU)+(dU^{\dagger})X_0(dU)+U^{\dagger}(t)A_0U(t)

が得られるので,dx(t)の式にこれを代入することによって(a)を得る.

最終更新:2008年12月05日 17:15
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