シェアードワールドライトノベル『双葉学園』wiki内検索 / 「【チョコ引受人探してます】」で検索した結果

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  • 【チョコ引受人探してます】
    【チョコ引受人探してます】 ラノで読む  二月十四日、放課後。  ここ双葉学園では激烈なバレンタイン戦線がいよいよ佳境を迎えつつある時間帯、だがそんな流れから置いてけぼりを食らっている人間も確かに存在する。  そう、例えばこの話の主人公である高等部二年N組の生徒、黒田一郎(くろだ いちろう)とか。 (バレンタインなんて考えた奴死ね、爆発しろ)  教室を後にする彼は今、そんな感じの呪いの言葉を心中に垂れ流し続けていた。  取り柄らしい取り柄の無い彼にとってバレンタインデーとはクラスの人気者との差を如実に思い知らされ、そして哀れみとともにしぶしぶという感で心のこもっていないチョコをようやく幾つか恵まれる、そんな拷問じみた時間である。  彼に宿った異能が戦闘で大活躍できるものならば、その戦う様次第では人気を得られたかもしれない。だが、実際に得た異能〈ミストキャッスル〉は...
  • 「バレンタイン」
    ...達の甘い? 一日】 【チョコ引受人探してます】
  • 作品保管庫モバイル「た」~「と」
    ... act.01】 【チョコ引受人探してます】 【血を吸う灰被り】 「つ」 【剣となれ、盾となれ01】 「て」 【鉄の心は揺るがない】 【1】【2-1】【2-2】 【手のひらを太陽に。】 【空を歩く者達】【神を見る者達】 【デルタ 01】 【天使飼いと零式図書委員会 アネモイ 】 「と」 【とある彼女のささやかな願い】 【とあるラルヴァたち その1】 【遠野彼方は普通である】 【1】【2】【逢洲等華の下着は白である】【3】【4】  【時計仕掛けのメフィストフェレス】 【1】【2前】【2中】【2後】【3】【4】【番外】 【時計仕掛けのメフィストフェレス 劇場版第一部「地獄編」】 【1】【2】【3】 【時計仕掛けのメフィストフェレス 劇場版第二部「煉獄編」】 【1】【2...
  • 過去コンペ作品
    ...達の甘い? 一日】 【チョコ引受人探してます】 1月 正月SS 【ラルの新連載―双葉学園・最強料理王編1】 【怪物記番外編 お正月】 【年末年始と、過去と未来と】 【すりら~紅白歌合戦】 【羽子板と醒徒会】 12月 クリスマスSS 【金色蜘蛛と聖夜の空】 【あるサンタの日常】 【あるウェイトレスのクリスマスの出来事】 【あるメッシーのクリスマス・イヴの話】 【藤沢君の合理的聖夜祭】 【改造仁間―カイゾウニンゲン― 番外編?】 【クリスマスプレゼント引換券五枚綴り】 11月 文化祭SS 【祭りの前のお祭り騒ぎ】 【お菓子なバスケ部】 【文化祭でぼくはタンゴを踊る暇もない】 【七の難業 一】【七の難業 二】【七の難業 三】【七の難業 四】【七の難業 五】【七の難業 六】 【文化祭前の珍事】 【血を吸う灰被り】 【Beautiful World】  【文化祭の一幕】 10月...
  • 作品保管庫さくいん 「あ行~た行」
    ...】 【超人Z】 【チョコ引受人探してます】 【血を吸う灰被り】 「つ」 【剣となれ、盾となれ01】 【月に一度のアレ】 「て」 【テスト勉強と気怠い午後】 【鉄の心は揺るがない】 【1】【2-1】【2-2】【春】 【手のひらを太陽に。】 【空を歩く者達】【神を見る者達】 【出られない部屋】 【デルタ 01】 【天使飼いと零式図書委員会 アネモイ 】 【天と地と】 【天と地と 第一話】 【天と地と 第二話】 「と」 【とある彼女のささやかな願い】 【とあるヒーラーの特別任務】 【とある闇の眷属に関わる短き物語】 【とあるラルヴァたち その1】 【遠野彼方は普通である】 【1】【2】【逢洲等華の下着は白である】【3】【4】  【時計仕掛けのメフィストフェレス】 ...
  • 【二月のチョコの日】
    ラノで読む 「じゃあねー耶麻葉《やまは》ぁ! まっすぐ家に帰るのよー」  モペッドに乗って喫茶店を去る私に手を振りながら、二年C組の委員長の笹島輝亥羽《ささじまきいは》さんは私に叫んでいた。  それ以前に委員長の堅物さをなんとかした方がいいと思いますよ。そう思いながら、私は、気分転換に訪れるいつもの公園へいつものようにモペッドを向けていた。  二月のある日の夕方。モペッドとはいえ、この時期にバイクで双葉島の外縁部を囲うように配置された外周道を走るにはやはり厳しかったかもしれない。  もちろん、防寒ということで色々と厚着をしているし、冬用のグローブも付けているけど、風が服の間を通り抜けて、私の肌の温度を奪っていく。グローブをした指先も感覚が分からないほどに痺れ、冷え切っている。ブレーキレバーを握るのが辛いほどに……。  寒さに耐え切れなくなくなるギリギリのタイ...
  • 【アイスのチョコ】
    ラノで見る アイスのチョコ 「じゃあ皆、あとは頼む」 「はい。お疲れ様でした」  風紀委員長こと逢洲等華《あいす などか》の言葉を受け、風紀委員詰め所の委員たちが一斉に答える。  皆の声に片手を上げてから彼女は詰め所を後にした。 「それにしても委員長が早上がりって珍しいですね」 「そう言えばそうだな……ハッ!まさか!? 」  疑問を口にした一年生に二年生が答えかけてから何かに気づいたかのように声をあげ、それに驚いた者たちが彼に一斉に視線を向ける。 「な、なんです? 」 「俺には縁のないことだからすっかり忘れていたが……今日はバレンタインデー。委員長はひょっとして誰かにチョコを渡しに行ったのでは……? 」  一年生に促され、彼がつぶやいた言葉に室内の全員が言葉を失う。  そして 「「「「「な、なんだってー!? 」」」」」  全員がキレイにハ...
  • 【眠り姫と手作りチョコ】
      http //rano.jp/4288  ◇チョコブラウニーを作ろう  お店の厨房ではバレンタイン向け商品の仕込みで、パパとママが忙しそうに働いている。私はその合間に借りたオーブンでローストしたクルミを持って、二階にある自宅のキッチンへ戻り……、 「やるかもしれないとは思ったけど、まさかガチでやるとはね」  深いため息と共に私は言った。 「まぁ、手作りチョコのオヤクソクだよねぇ」 「だって『チョコレートを熱して溶かす』って……」  ニヤニヤしているアヤナと申し訳なさそうな表情の眠り姫が続け様に口を開く。  まったく、ちょっと目を離した途端にこれだ。既にうちのキッチンにはチョコの焦げた臭いが充満していた。パパやママにばれるとウルサいので、私は急いで換気扇のスイッチを入れる。 「私さっきテンパリングの説明したよね? っていうかそっちのコンロで沸かして...
  • 眠り姫の見る夢シリーズ
    #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (眠り姫.JPG) シリーズ概要 高等部1-Bの「眠り姫」こと姫音離夢と、彼女が巡る夢の世界のお話。 シリーズ作品 【眠り姫の見る夢 -Koto- 前編】 【眠り姫の見る夢 -Koto- 後編】 【眠り姫の見る夢 -Hinaki-】 【長き夜の遠の睡りの皆目覚め】 【波乗り船の音の良きかな 一】 【波乗り船の音の良きかな 二】 【波乗り船の音の良きかな 三】 【眠り姫の見る夢 ~今日から~】 【眠り姫の見る夢 -Ayana- 前編】 【眠り姫の見る夢 -Ayana- 後編】 【ラストリゾート - Last Resort -】 【らすりぞ!】 【あの日に帰ろう】 【眠り姫と、眠り姫の見た現】 【眠り姫と手作...
  • 【Sweet or Bitter?】
     *できるだけラノにあるバージョンを読んでいただくとうれしいです  二月十三日の放課後のこと――  夕刊配りのアルバイトを終え、いつものように「野鳥研究会室」へやってきた工克巳《たく みかつみ》が目にしたのは、いつもよりもより渋い表情で腕を組んでいる会長の姿だった。  野鳥研究会こと裏|醒徒《せいと》会の長である蛇蝎《だかつ》兇次郎《きようじろう》は、 もとよりたいていの場面でしかめっ面に近い顔をしているが、今日は一段と気難しそうに見え た。  戸の閉まった音ではじめて気づいたのか、兇次郎が克巳のほうへ視線を走らせる。  そして、こういった。 「きさまが食べきれぬほどチョコをもらうということはなさそうだな。チョコを持てあましそ うな中等部男子に心あたりはないか?」 「たしかにおれはチョコをもらうアテとかありませんけど。中等部生とはあんまりつきあいが ない...
  • 【カエルの時間をお知らせします】
      ラノで読む  ◇島内広報用スピーカ各所 「ピン♪」   「ポン♪」     「パン♪」 「「「♪ポーン♪」」」  帰りのホームルームも終わり学園生達が岐路につく頃。  気象庁による梅雨入りの発表というそれだけでも気が滅入るというこの時期、双葉島内の各所に設置された区の広報用スピーカから突然、あまりにも不快で耳障りなハイトーンボイスが放送された。 「「「カエルの時間をお知らせします」」」  そのふざけたアナウンスが双葉島全域に響きわたると同時に、それが意図的なのかそれとも偶然なのか、丸一日どんよりと上空を覆い続けていた雨雲がついに活動を開始した。  まるでバケツをひっくり返したような土砂降り。  そして――  ◇双葉区役所広報課通信室  そのあまりに急な出来事に、区の職員は慌...
  • 田中、鈴木
    田中 雛希  「ほんとどこでも寝るなこいつは。ほら、起きろ」 基本情報 名前 田中 雛希(たなか ひなき) 学年・クラス 高等部 1年B組 性別 女 年齢 16 身長 161㎝ 体重 51kg スリーサイズ B84(C),W62,H83 性格 自分より上と判断した人間には媚を売り、下と判断した人間には容赦ない。典型的な、長いものに巻かれるタイプ。 生い立ち 7年前、本土でのラルヴァ戦による被害によって双葉区へ転入する。一流ホテルレストランの元パティシエの父と喫茶店経営の母との三人暮らし。 基本口調・人称 ~ね。~だ。私。あんた。あいつ、こいつ。口先では~さん、~君(頭の中では呼び捨て)基本的に口は悪い(ただし男言葉は使わない)。両親のことはパパとママと呼ぶ。 特記事項 茶髪ギャル。鈴木彩七とは本土時代からの幼馴染 その他詳細な設定 噂話が大好きだが、斜《はす...
  • 【雪うさぎ、目を覚ます】
     窓際の席で空を見つめ、一人ため息をつく。私の悪い癖だ。  周りの子は友達とおしゃべりをして、楽しくやっている。中等部に進学して二ヶ月がたち、そわそわしていた雰囲気も落ち着きだした頃だった。 「楽しそうだこと」  私は中々みんなの輪に入れない。昔からそうだった。  私は小学校三年生のとき、異能に目覚めたことでここ「双葉学園」に編入させられた。  ちょっとしたきっかけで「空中浮遊」の力を手に入れたのだ。私は素敵な力の発現に大喜びをし、あの日、高まる期待感とともに両親に報告をした。  私の家は夫婦喧嘩ばかりで、両親の間にはいつも一触即発の空気が流れていた。私の前であるにも関わらず、露骨に私の親権を押し付けあっているような愛の無い家庭だった。洋服も、ろくに新しいものを買ってもらえなかった。  だから少しでも二人に認めて欲しくて、可愛がって欲しくて。私は自分の力を見せた。  宙に浮...
  • 【danger zoneバレンタイン特別編 Bitter Sweet NINJA】
    ラノで読む 【danger zoneバレンタイン特別編 Bitter Sweet NINJA】 「マジかよ!」  双葉学園風紀委員長、山口・デリンジャー・慧海は顔を上げた。 「そうですよいいんちょ~、日本のバレンタインデーは女のコから男の人にチョコを渡す日なんです」  日米混血の慧海、日本で過ごした期間はアメリカでのそれより長いが、バレンタインに周囲がいやでも盛り上がる十代の多くを海兵隊の官舎で過ごした慧海は、日本の風習について知らないことも幾つかあった。  慧海のPCの予測変換を覗いてみてもバレンタインに続く言葉は「バレンタイン監督」とか「バレンタインの惨劇」とか、ひどく偏っている。  バレンタインデーとは無縁の日常を過ごしていた慧海の前には風紀委員会機動七班に所属する戸隠流忍者、慧海直属の班員である飯綱百が居た。  二月半ば、平...
  • 【羽生さんは恋する乙女】
    【羽生さんは恋する乙女】  2月14日。  教室は赤い夕焼けに照らされていた。  ツインテールに結った黒髪を震わせながら、瞳の奥にドス黒い敵意を漲(みなぎ)らせた初等部女子生徒がいる。  彼女の名前は、羽生 奈々瀬(はにゅう ななせ)。  羽生奈々瀬は、とある机の上に置かれたチョコレートの包みをにらみつけていた。  場所は初等部校舎にある3-A教室。  誰もいない無人の教室。  そこは奈々瀬のクラスでもある。  目の前にあるのはきれいにラッピングされたチョコレートで、問題はそれにかわいいハートマークがプリントされていることだった。初等部生徒の羽生奈々瀬はたった一人机の上に置かれたそのハート入りの包みを静かに見下ろす。 「負けてない……負けていないはず……負けるわけがないわ。この私の愛(チョコ)が、こんな義理チョコなんかに……」  義理チョコとはあくまでも彼女...
  • 【星の子達の甘い? 一日】
    ラノで読む  殆どの灯りが消えた丑三つ時……具体的には午前二時前後。一つの影が、キッチンでせわしなく動いていた。 「後は、冷蔵庫に入れて……朝までに固まればいいけど」  その影……少女は、ちらりと時計を見た。『制限時間』ギリギリだ。用具の片付けは後にして、ベッドに戻る。 「んんっ……」  そのベッドで寝ている男は、夢にうなされているようだった。例えるならば『地獄に行くのが嫌だ』と我が儘を言っている亡者のようだ。 「悪かったわね」  少女がベッドの中にもぐりこみ、青年の手を握った。それだけで青年は落ち着いたようで、その表情が和らぐ。少女はそれを確認すると、握った手を近くに置いてあったバンダナで器用に結えた。 「まったく、こんな状態じゃおちおち料理も出来やしない……仕方ないけど」  独り言をつぶやきながら、少しでも眠ろうと目をつむる。隣の奴が起きるまでには目を覚まして...
  • 【ある前座の話5】
    ラノってみる  体育区画、第二武道場。  ここは主に剣道の授業に剣道部や薙刀部にフェンシング部にスポーツチャンバラ部といった得物系武道部の活動、そして剣戟を以って好しとする者達が鍛錬をする場として開放されている。  授業を終えた生徒達が利用のために集まれば、静謐の極みから一転、授業以上の集中力にて研鑽を積み重ねる場として、嬌声罵声、怒号に歓声が飛び交うことになる。   今日はその武道場の片隅で、第三剣道部と第八剣道部の交流戦が行われていた。  今相対するのは、二人とも高等部二年の男子。  竹刀を握る手に力がこもり、相手の一挙手一投足を逃すまいと鋭い目線を突き立てる。  にじり寄っては離れ。間を空けては詰め。互いの制空圏が接触する間近で、二人にしか見えない火花が激しく散る。  二人の間に横たわる重苦しくも険しい空気は瞬く間に武道場を支配し、観衆も飲まれていく...
  • 【芋煮怪 それゆけ委員長番外編】
    できればラノで読んで下さい  どうも初めまして。  私、双葉学園高等部、二年C組の鈴木耶麻葉《すずきやまは》というものです。個性的なクラスメイトが多いため、埋もれがちですが、副委員長をやらせて頂いてます。  本日は双葉島の海岸沿いにある臨海公園にきております。この公園、非常に広く設備も充実しており、休日ともなれば、キャンプをする若者、カップル、親子連れで賑わう、双葉島でも人気のあるスポットになっていますね。今日も祝日ということで、キャンプ場ではあちこちでバーベキューや焼肉パーティーが開催されてます。  うーん、おいしそうな匂いが私の方まで漂ってきますよ。  そんな場所に私が何故いるかというと、今週金曜のHRで、委員長である笹島輝亥羽《ささじまきいは》さんがこう言ったからでした。 「突然ですが、今週日曜に“芋煮会”をすることにしました。異論は許さないから」  いや...
  • 【双葉学園グルメレース】
     【双葉学園グルメレース】  双葉学園の体育祭競技は分類が二分される。  異能を使うか使わないか。  異常かまともか  危険か安全か。  この内、どちらの割合が大きいかを直接述べることはしない。  しかし強いて言えば、運営に回っている各種委員会の中で体育委員会よりも保健委員会や放送委員会の方が忙しそう、というくらいだろうか。  そんな体育祭だが、昼食休憩という憩いの時間は存在する。  この体育祭は参加人数が多いため、「全校生徒が校庭のブルーシートの上でお弁当広げてワイワイ食べる」という小学校などではよく見られた光景はちょっと難しい。付け加えると、学校が学校なので「保護者同伴でお弁当」というのもやはり難しいことが多い。例外はあるが。  そういう事情なのでお昼を食べるときも場所は自由である。校庭、教室、屋上、学食、あるいは外の飲食店まで食べ手にいく生徒もいる。  基本...
  • 【MP3 ショット・イン・ザ・ダーク:中編】
    ラノで読む 前編へもどる (もう、なんで瀬賀先生はこんなチビと夫婦なんかに……)  大神は瀬賀のことで頭がいっぱいであった。  出席をとり、授業が始まったあともずっと瀬賀のことを考えているようである。机に頬づえをつきながらぽーっと頬を赤く染め、愛しい人を想う時間は何よりも幸福であろう。だがいつもと違い、ショコラという異物が自分と瀬賀の関係の間に入ってきたことで、やはり大神は気分が良くなかった。  自分はいつも瀬賀にアタックして、それでも振り向いてもらえなかったのに――それなのに昨日今日やってきた少女にすべてを奪われてしまったようで、大神は心から悲しんでいた。 (私は、あの時からずっと――)  大神は初めて瀬賀と出会ったころのことを思い出していた。  彼女がまだこの学園に来る前、ある事情により人狼族の集落で大神は重傷を負い、死の際をさまよっていた。だが、そんな彼...
  • 【恋だまりは鈍色の空】
    群像ウィスタリアシリーズ一覧へ   恋だまりは鈍色の空  ラノで読む      一  二月十四日。 「そこの信号を右」 「細い道だけど、本当に大丈夫かい?」  薄緑の作業着に同色の丸い帽子を被った老ドライバーがハンドルを回しながら、タクシーの運転手のようなことを訊いた。 「問題ない。この時間帯だとメイン通りをまっすぐ突き進んでく車が多いから、さっきの道からだとなかなか横断できないんだよ」  学生マンションや研究棟のあいだに無理やり作った感じの道路を、運搬車がゆっくりと抜けていく。ここはさすがに年の功というか、車一台ほどの道幅しかない狭い通りを、初めてにもかかわらずほとんど減速しないで走らせる。 「そこの交差点は注意したほうがいい。あそこから急に野良猫が飛び出したりするからな」  そう言って、コンビニの側面あたりの壁影を指差す。午前の陽光が斜めに降...
  • 作品保管庫さくいん 「な行~わ行、英字」
    作品保管庫さくいん  な行~わ行、アルファベットで始まる作品はこちらです。 NPC紹介SS醒徒会(必読!) 委員会(必読!) その他NPCの作品 「あ行~た行」作品一覧「あ」行 「か」行 「さ」行 「た」行 「な行~わ行、英字」作品一覧「な」行 「は」行 「ま」行 「や」「ら」「わ」行 英字 「な行~わ行、英字」作品一覧 「な」行 「な」 【騎士の宿業】 【1】【2】【3】【4】【5】 【騎士の出張・パンプキンバスター】 【前】【後】 【流れ星を一緒に見よう】 【夏と花火と……】 【七の難業】 【1】【2】【3】【4】【5】【6】 「に」 【二階堂兄弟シリーズ】 【召屋正行の壊れた日常】【偽猫参り・惨】【偽・手のひらを太陽に。―空の守護者―】 【血塗れ仔猫異聞・合宿】【喫茶アミーガで今日も...
  • 【永遠の満月の方程式 -序- 後篇】
    ラノで読む  6時限目の講義が終わり、部活動や研究室での研究が無い生徒達は帰宅の途に着いていた。  そんな学内が少し物悲しくなる夕暮れ、天文学部の研究室に三人の姿があった。 「どうだい? 月は昨日より近づいているかい?」 「現在月と地球の距離約……384350㎞!? 50㎞も近づいている!」 「たった1日でそんなに近づいたのかい? これは不味いね……」 「え? 月が近づいて来てるの? せんせー前に月は遠ざかって行ってるって言ってなかったっけ?」  真剣な顔でモニターを睨む二人の後ろで、事態の深刻さが分っていない陽気な女子が一人。東雲ヶ原睦月である。  輝と甕の間からパソコンの観測結果が表示されているモニターを見て、チンプンカンプンと言った様子で質問を投げかけてくる。  そんなある意味場違いな存在に、甕が米神を押さえながら質問した。 「君は何故付いて来ているのか...
  • 【ラルの新連載―双葉学園・最強料理王編3】
    【 第一回戦第二試合・六谷純子VS蛇蝎兇次郎 】 「生きる」ということは、戦いと勝利の繰り返しである。  決して大げさな話ではない。食事ひとつをとっても、それを受容出来る自分は特別な存在であるのだ。  しかしそれは生物としての優位を奢るエゴではなく、他の命を糧に生き延びることの責任感を示す。  他者の命それを取り込んだ瞬間から、己の命は自分だけ物ではなくなる。  食してしまった、如いては殺めてしまった命がその後に辿った筈であろう時間と役割とを、食した者は背負う義務があるのだ。  それを果たさずして、身勝手に己の生き死にを決めようなどそれこそエゴというものであろう。  食するとは――すなわち「生きる」ということは本来それほどまでに特別で、かつ荘厳なことであるのだ。  そう考えるからこそ、六谷純子は双葉学園生徒の身を憂あわずにはいられない。  学園生徒とあっては常に、...
  • 【mono-i target 前編】
    ラノ  新緑を経て久しく、だが晩夏にはまだ遠い夏の日。  さざめく風の葉鳴り散らす万緑の下、静かに対峙する二つの影があった。 「頼みがあるんだ」  一つは大柄な少年。その体躯に似つかわしい、低い声を響かせる。 「俺にチョコをくれないか?」  なにか胡乱だが、真摯さを帯びているその要望。  それに応じるもう一つの影は、彼とは対照的に小柄で華奢な身形と、そして可憐な 声音を持っていた。 「前にも言ったろ。断るって」 「何故だ? やっぱり俺のことが嫌いなのか」 「そういう問題じゃない」 「他に好きな人でもいるのか?」 「そういう問題でもない」 「……そうか、夏だからか? チョコが融けるからか?」 「その発想はなかったわ……」 「じゃあ、なぜなんだ?」  冷静な拒絶は想いをささくれさせ、少年の眉根が苛立たしげに寄る。 「俺はどうしてもチョコが欲しいんだ。そ...
  • 【文化祭でぼくはタンゴを踊る暇もない】
    作品をラノ読む 「働け、いつもお前は。そうだ働け、死ぬまで働け」 ――――筋肉少女帯〈労働者M〉  今日は楽しい双葉学園の文化祭。  大学生から小学一年生までみんなが参加する、年に一度のお祭りさわぎ。生徒たちがクラスで店を開いたり、何かを発表したりと大忙しだ。  ぱんぱんと花火が鳴り響き、今学園はいつも以上の賑やかさで溢れている。  学園のいたるところで出店が開いていて、その数はもはや手足の指を使っても数え切れないほどであろう。  その双葉学園の大きな中庭でも出店はいくつも並んでいる。ここは人通りが多く、店を出している人にはなかなか稼げる場所だという。事実たくさんの生徒たちがここで様々な店に立ち寄っている。  その一角に奇妙な四人組みがそれぞれ店を構えて座っていた。 「レイダーさん。ぼくたち一体なにしてるんですかね……」  その一人、長い前髪で片目を隠...
  • 【超刃ブレイダー@2019 act.01】
    ラノで読む  街中がバレンタイン一色に染まる双葉区へ一台の車がやってきた。黒塗り、スモークガラスの高級車は、普段より華やかに飾りたてられた街に違和感をまき散らし、一直線に学園へとやって来た。  そこから二人の男女が降り立つ。車と同じく黒のスーツで身を包んだ、一目で学園の関係者ではないわかる二人組だった。何せパッと見は社会人のふりをした小学生の女の子と、安い三流ホストなのだ。車との不釣り合いな印象も相まって、構内を行き交う学生達の注目の的になっていた。 「五年ぶりか、変わらないなあ」  ホスト風の男が口を開いた。シャツのボタンは一番上まで留め、ネクタイまできちんと締めているのに、その言動にはどこか安っぽさと軽薄さがにじみ出ている。 「先輩は大学部にはいかなかったから、一〇年ぶりくらいですか? お互いとし……」 「藤倉、少し黙れ。さもないとその口が二度と開かないように片結びに...
  • 召屋正行の日常シリーズ
    シリーズ概要 平和な日常を愛する召屋正行が、格好いいバトルとか、すげー世界の危機とかとは無縁の世界で、おかしな方々に囲まれて、さっぱり活躍しないお話です。 シリーズ作品 【召屋正行のささやかな日常はこうして壊れた】 【召屋正行のささやかな日常はこうして壊れた そのに】 【召屋正行のささやかな日常はこうして壊れた その3】 【春部里衣の日常】 【春部里衣の日常 そのれいてんご】 【召屋正行のささやかな日常はやっぱり壊れていく】 【とある彼女のささやかな願い】 【科学部の暇な一日】 【春部里衣の日常そのさん】 【それゆけ委員長!】 【それゆけ委員長! 完全版】 【それゆけ委員長! 完全版 そのに】 【ある海での出来事の話】 【召屋正行の日常はこうして戻っていく その1】 【芋煮怪 それゆけ委員長番外編】 【めしや...
  • 【ゆうこちゃんのたのしいせかいはつづきます】
    ラノオンリー 【ゆうこちゃんのたのしいせかい】のつづきになります トップに戻る 作品保管庫に戻る
  • 【MP3 ショット・イン・ザ・ダーク:後編】
    ラノで読む 中編へもどる  ※ ※ ※ 「おい、誰かおらぬのか! ここを開けるのじゃ!!」  ショコラはただ待っていることに飽き、再びがんがんと扉を叩き始めた。 「ちょっと、うるさいわよチビ! 耳がきんきんするじゃない!」  大神は自身の頭の上にある大きな耳を押さえる。狼の特性として聴覚が優れているため、このような密室で鉄の叩く音が響くとうるさくてかなわないだろう。そんな大神を、ショコラは腰に手を当てぷんすかと怒っている。 「じゃあどうするのじゃ。まったく。お主も何か方法を考えたらどうじゃ」 「あたしだって考えてるわよ。でも……」  大神はまた目に涙を浮かべぎゅっと自分の膝を抱く。  あれからもう三時間は経っている。授業の終わりを知らせるチャイムがここまで聞こえてきた。このままでは誰も探しに来てくれないまま、学園に誰もいなくなってしまうのでは...
  • 【陽炎 前編】
    群像ウィスタリアシリーズ一覧へ   陽炎 -カギロヒ-   ラノで読む      一  二人のあいだに走っていた亀裂が決定的になものになったのは、春をまえにして未だ翳《かげ》ってばかりいる雲と、アスファルトに触れてはすぐ溶ける乾いた小雪のふりおろす三月の夕暮れだった。  すでに放課からしばらく経っていたので、部活動や委員会を掛け持ちした学生でもなければ、教師を除いて校舎に残っている学生はほとんどいない。ましてや知り合いに出会うことも。  この日は新しく始めたアルバイトも休みで、唐橋《からはし》悠斗《ゆうと》は図書館にいた。教室の数倍も奥行きのある広い室内で、天井に届きそうなくらい高い本棚がずらりと並び、自習用の大机がその悠斗のいる手前から中央にわたって配置されている。  図書委員は出払っていた。カウンターの上に画用紙を三角に折り曲げた連絡プレートのよう...
  • 【一人の少女の死に際して】
    ラノで読む(ラノ向けに改行しているので推奨)  その日の朝、一人の女生徒が亡くなった事が伝えられた。  名前は彦野舞華《ひこの まいか》、2016年7月に学園で起こったラルヴァ襲撃事件に巻き込まれて重傷を負い、その状態で無茶をした事による体力と魂源力《アツィルト》の消耗が原因だという。2年間の間ほとんど学校に通えず入院し通しの生活を送っていた。先日の醒徒会選挙では無理をおして登校、投票をしたものの、それが彼女の限界であり、その上に内緒で病院を抜け出した事が致命的となったらしい。最期は安らかな表情を浮かべていたというが、話を聞くと、その言動は常に何かと戦っているような、苛烈な物だったと聞く。 「何か……というよりも、ラルヴァだよ、ね」  学校に出てきて一番にその話を聞いた彼女、春奈《はるな》・C《クラウディア》・クラウディウスは、そんな言葉を洩らしたという。 ...
  • 「梅雨」
    「梅雨」 テーマ:梅雨 実施日:6月27日 概要 :梅雨というテーマに沿っていればなんでもあり。 当日はここに投稿された作品についてまったり語るスレを21時から始めます なお、作品の締め切りは20時とします これ以降は何時もと同じように本スレの進行を妨げる為投下はご遠慮ください 間に合わなかった場合は本スレ終了後に投下をお願いします 参加作品 【カエルの時間をお知らせします】 【犬とおまわりさん】 【ある梅雨の日の雨宿りの一幕】
  • 風紀委員
    このページについて 活動内容 名簿委員長 平風紀委員16課(通称:電子戦課) 裏 見習い その他の情報風紀委員募集要項(書き手向けの情報です) このページについて 本ページは風紀委員会に関する情報を掲載しています 活動内容 学園の風紀を守ったり、組織だってラルヴァを討伐したりしてます 名簿 風紀委員会を構成する主なメンバーたちです 委員長 逢洲等華 山口・デリンジャー・慧海 平 束司 文乃 篠崎宗司 リーリエ 風紀委員16課(通称:電子戦課) 風見 悠 カシーシュ=ニヴィン 裏 おっぱい忍者 見習い 外道巫女 聖 風華(シャープシューター) その他の情報 ここでは、風紀委員会に関する雑多な情報を示しています 風紀委員募集要項(書き手向けの情報です) 風紀委員会は常に新しい戦力を募集しています あなたのPCを学園の治安維持に役立ててみませんか?
  • 相羽 呼都
    相羽 呼都  「リム起きて、もうお昼だよ。一緒に学食いこう」 基本情報 名前 相羽 呼都(あいば こと) 学年・クラス 高等部 1年生 B組 性別 女 年齢 16 身長 152㎝ 体重 47kg スリーサイズ B77(B),W58,H80 性格 没個性。正義感は強いが打たれ弱い。言いたいことは大概平気で言える。 生い立ち 地方の一般家庭より、高校入学時に学園へ編入される 基本口調・人称 一人称は私。基本的に苗字に君、さん付け 特記事項 肩丈の癖っ毛。ぎりぎりBカップ その他詳細な設定 学園生活の殆どを親友リムと共に過ごす。 成績も運動性能も、程良く一般生徒の並レベル。可もなく不可もなく。 登場作品 【眠り姫の見る夢 -Koto- 前編】 【海の底からの呼び声】 【眠り姫の見る夢 -Koto- 後編】 【とらとどらの事件簿 四...
  • キャラの出演作品を探す(PC)
    キャラの出演作品を探す  キャラクターの出演している作品を探しやすくするためにまとめたページです  作品ページのタグ欄にキャラクターのフルネーム(スペース無し)を入れるとリストアップされます  NPCはこちら ある前座の話 ある中華料理店店員の悲劇 駅員小松ゆうなの業務日誌 改造仁間―カイゾウニンゲン― 怪物記 キャンパス・ライフ 禁域の姉弟、瑠璃色の針 群像ウィスタリア シャイニング! 金剛皇女記 「大工部」の人たち タブレット 遠野彼方は普通である 時計仕掛けのメフィストフェレス 突撃のストレイトブースター とらとどらの事件簿 騎士の宿業 二階堂兄弟シリーズ 眠り姫の見る夢 オフビサーガ 双葉学園レスキュー部の軌跡 編入☆双葉学園 真琴と孝和 奇妙な凸凹コンビ 魔女と空 ミステルティンの童話騎士 宮城退魔帳 召屋正行の日常 danger zone Dianthus ...
  • ショコラーデ・ロコ・ロックベルト
    ショコラーデ・ロコ・ロックベルト  「ひれふせ人間めー! ふははは!」 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (ショコラ2.JPG) 基本情報 名前 ショコラーデ・ロコ・ロックベルト(通称ショコラ) 学年・クラス 高等部二年H組 性別 女 年齢 百十七歳 身長 131 体重 不明 性格 プライドが高い実は子供っぽい 生い立ち 吸血鬼であるロックベルト一族の末裔一族は彼女以外はもう死んでしまっているらしい 基本口調・人称 ~じゃ。等のババァ口調。やけに高圧的。~わし。~お主 特記事項 不死身の吸血鬼 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (ショコラ.JPG) キャラデータ情報 スペシャルキャラクター 総合ポイント 27 レベ...
  • 【お花見パニック】
     お花見パニック ラノで読む 「そうだ、花見をしよう」  第三科学部部長、佐藤《さとう》千代子《ちよこ》はいきりなりそんなことを言いだした。   おっぱいの大きな千代子の助手、天井《あまい》亜芽《あめ》はそれを聞いてやれやれと深いため息をつく。千代子はいつも思いつきで物を言うので困ってしまう。 「あのですね先輩。今や花見シーズンの真っただ中ですよ。花見会場はもう満席です。この学校何人生徒がいると思ってるんですか。そういうことは早く言ってくれないと……」  双葉区にある桜の木が咲いている花見会場は大人気で、何日も前から場所取りをしないといけないくらいである。今から言っても座るところ一つないであろう。 「そうか、じゃあ他に桜が咲いてるところはないのかな」 「無いですね。残念ですけど」  亜芽がそう言うと、千代子はしょぼんと肩を落とした。だが一瞬後、何かを思いつ...
  • 作品保管庫モバイル「あ」~「お」
    「あ」 【アイスのチョコ】 【秋の空 夏の風】 【荒神の手】 【荒神の手】【カーチェイス・チェイサー】 【嵐と銃口】 【あるウェイトレスのクリスマスの出来事】 【ある海での出来事の話】 【あるサンタの日常】 【ある前座の話】 【1】【2】【3】【4-1】【4-2】【5】 【ある中華料理店店員の悲劇】 【前】【中】【後】 【ある中華料理店店員の選択】 【1】【2】【3】【4A】【4B】 【ある中華料理店店員の七夕の日】 【ある中華料理店店員の夏の悲劇】 【ある中華料理店店員の南瓜祭】 【ある中華料理店店員の聖夜】  【ある昼の一幕】 【あるメッシーのクリスマス・イヴの話】 「い」 【イグニス・ハート-前編-】 【イナズマヤッコ!】 【1】【2】 【異能番長。漢、一代】 ...
  • 【召屋正行のささやかな日常はこうして壊れた】
    ラノで読む 召屋正行のささやかな日常はこうして壊れた  通達  二年三組 召屋正行(めしや まさゆき)  二年八組 有葉千乃(あるは ちの)  両名は、本日16時に第七進路指導室に出向くこと  数学担当 字元数正(あざもとかずまさ)  全校生徒向けの掲示板に自分の名前が貼り出された召屋は、自分の身長と反比例する学力の低さに軽く情けなさを感じていた。  もちろん、彼自身の総合的な学力は落第生というレベルではない。多くの学科は標準的な成績を収め、各学科の担当教師からも問題ないという評価を得ている。所謂、ごく普通の生徒だ。  ただし、字元が担当している数学を除いての場合だが……。  イメージを具現化するという能力を持つ彼にとって、記憶は大事な要素だ。それだけに、学問においても、記憶を必須とする、古典、世界史などは彼にとって造作も無い教科だったが、応用力...
  • 春奈・C・クラウディウス
    春奈・C・クラウディウス  「まったく、持つべきものは頼れる生徒だよね~」 基本情報 名前 春奈・クラウディア・クラウディウス(はるな~) 学年・クラス 高等部1-B担任 担当科目:現代国語、初級ラルヴァ知識、集団戦闘 性別 女 年齢 27 身長 153㎝ 体重 かるい(39kg) 性格 基本は脳天気、授業、軍等の作戦時だけ真面目 好きなもの おいしい食べ物、伝記物とか架空戦記の小説 嫌いなもの 空腹 生い立ち 7歳の時に、父側親族全てと母親をラルヴァに惨殺される。その後、母方の祖父母に引き取られるが、貧乏だったためかあまり成長せず。その後、異能持ちに起因するスカウトを受け双葉学園へ。能力を提供する一方で指導者となるべく勉強、晴れて教師に。 基本口調・人称 一人称:あたし二人称:~くん、さん(生徒)、~さん、~先生(教員等)三人称:彼、あの子、あの人、等口調:~だよ、~じ...
  • 作品保管庫さくいん・編集管理ページ
    あ行 【あるメッシーのクリスマス・イヴの話】 【ある中華料理店店員の七夕の日】 【ある中華料理店店員の夏の悲劇】 【ある中華料理店店員の悲劇 中編】 【ある中華料理店店員の悲劇 前編】 【ある中華料理店店員の悲劇 後編】 【ある前座の試験前】 【ある前座の話1】 【ある前座の話2】 【ある前座の話3】 【ある前座の話4-1】 【ある前座の話4-2】 【ある前座の話5】 【ある昼の一幕】 【ある海での出来事の話】 【うれしかった日。或いは醒徒会乗っ取り未遂事件のこと】 【おーじょさまとかぼちゃとかぶ】 【おーじょさまとなつのたたかい】 【おーじょさまの倉庫番】 【お花見パニック】 【アイスのチョコ】 【アブノーマル・ヒーロー】 【イナズマヤッコ! 2】 【イナズマヤッコ!】 【ウェポン7...
  • 【生活課からのお知らせ】
     初めて来られる方のために、双葉区を生き抜くために  襲撃事件やテロリズム、多種多様の『悪意ある』ラルヴァにテロ組織『聖痕』と、なにかと物騒な双葉地区だ。  まず、学園生徒に下心を持って近寄るのはやめたほうがいい、二秒後には頭に鉛がブチ込まれるだろう。  悪意のあるラルヴァとの抗争に、ヒーローを気取って首を突っ込もうものなら、即”死”である。  ラルヴァに襲われている女の子がいても、勇敢に立ち向かおうなどとは考えないでいただきたい。  この街を取り巻くラルヴァの「異能力所持率」は9割を超えている。  すぐにスイスチーズのように穴だらけにされるだろう。  自慢の愛車で走りまわっていても、200m走るごとに2cmのキズがつくだろう。  傷つけたくなければ、慎重に運転するか歩け。  まれに、フロントガラスやボンネットに人間やラルヴァが降ってくることがあ...
  • 【ミドパニ!/『バトルランナー』】
    ラノで読む ※忘れられてると思うので大まかなキャラ紹介↓ +主な登場人物  人気のない道を中年の男性が走っていた。  彼は明朝にジョギングをするのが日課になっていた。とはいえ男もいい年である。運動不足を解消するためとはいえ過度の運動は心臓に負担がかかるため、いつもゆっくりとしたペースで走っていた。 ――もっと。もっと走りたい。  そんな彼の耳元で声が聞こえた。  周囲を見ても人はいない。まだほとんどの住民が寝ている時間である。  空耳だろうか、とジョギングを再開する。だが彼の身体は言うことを聞かなくなっていた。意思とは反対に足が動くスピードは速まり、どんどんジョギング速度が上がっていく。  もはやジョギングではなく、全速力で男は疾走していた。  今では五十メートル走だっまともに走れないのに、男は何百メートルも全速力で走り続けたせいで心臓がバ...
  • ある中華料理店店員シリーズ
    ある中華料理店店員シリーズ  シリーズ概要 主人公である中華料理店のバイト員「拍手敬(かしわで たかし)」が 風紀委員見習いの通称:外道巫女の「神楽二礼(かぐら にれい)」に 無理矢理事件に巻き込まれて酷い目にあう作品です シリーズ作品 【ある中華料理店店員の悲劇 前編】 【ある中華料理店店員の悲劇 中編】 【ある中華料理店店員の悲劇 後編】 【ある中華料理店店員の七夕の日】 【ある中華料理店店員の夏の悲劇】 【ある中華料理店店員の南瓜祭】 【祭りの後の反省会、一日目夜の事】 【ある中華料理店店員の聖夜】 【ある中華料理店店員の選択】 その1 【ある中華料理店店員の選択】 その2 【ある中華料理店店員の選択】 その3 【ある中華料理店店員の選択】 その4A 【ある中華料理店店員の選択】 その4B 【ラル...
  • 【召屋正行の日常はこうして戻っていく そのさん】
    ラノで読む  召屋正行《めしやまさゆき》が、担任である字元数正《あざもとかずまさ》から、有葉千乃《あるはちの》とのコンビ解消の旨を伝えられてから、二日が過ぎようとしていた。  その間、召屋はというと、大きな問題もなくつつがなく過ごしていた。  それまで、クラスが違うにも関わらず、暇があっては何かとちょっかいを出しにきていた有葉やその(自称)フィアンセの春部里衣《はるべりい》は一度も顔を出さず、また、ここ数日の問題となっていた“意図せずに能力を発動する症状”も再発することもなく、今の彼の傍には巨乳ロリコンの悪魔っ子や暑苦しいまでのオッサン臭に咽そうな悪魔もいない。  一部、それらを残念がっている生徒もいたようだが、ことあるごとに首を突っ込んでくる口うるさいクラス委員長の笹島輝亥羽《ささじまきいは》の小言に悩まされることもなく、召屋にとっては、心の底から謳歌すべき久方振りの...
  • キャラの出演作品を探す(NPC)
    キャラの出演作品を探す(NPC)  こちらはNPCの登場作品を探すページです  PCはキャラの出演作品を探す(PC) に掲載しています  長くなったので分割しました 醒徒会 藤神門 御鈴   タグ「藤神門御鈴」 【ある前座の話2】 【キャンパス・ライフ1 その2】 【早瀬速人は存在しない】 【時計仕掛けのメフィストフェレス二話 前編】 【キャンパス・ライフ1 その4】 【双葉学園レスキュー部の軌跡 蛟の一】 【うれしかった日。或いは醒徒会乗っ取り未遂事件のこと】 【キャンパス・ライフ1 その5】 【怪物記 第三話】 【編入☆双葉学園】 【駅員小松ゆうなの業務日誌 2日目】 【Mission XXX Mission-02】 【健康ランドにご用心】 【醒徒会の七夕】 【キャンパス・ライフ2 その1】 【先...
  • 【双葉学園の怖い噂 六怪目「化猫」】
    縦読み版   「化猫」  ぼくは猫が嫌いだ。  猫はゴキブリやカラスと同じで、人間を食い物にしている数少ない生き物だ。  それらとは違うのは、媚び、甘えること。奴らは己の容姿が人間に好かれていると自覚しているに違いない。それがぼくには人間を手玉に取っているように見える。  特にこの島にはなぜか猫が多く、猫を見ない日が無い。 「きゃー可愛い猫ちゃーん!」  だから通学途中、ガールフレンドのみっちゃんがそんなことを言い出した時、ぼくは心底うんざりした。  みっちゃんは道の隅に置いてあった段ボール箱に駆け寄る。そしてそこから何かを引っ張りだしていた。  猫だ。しかも、不吉な印象を受ける黒猫。 「見てみて、この子凄く可愛い。全然怖がらないしー!」 「ふうん。よかったね」  猫に頬ずりをするみっちゃんから顔を背け、ぼくは一人で歩きだす。 「ちょっとーまってよー。目比...
  • 【双葉学園怪異目録 第三ノ巻 七歩蛇】
    ラノで読む  双葉学園怪異目録  第三ノ巻 七歩蛇 「ちょこれぇと食べ過ぎて歯が痛いのよ……」  開口一番妖怪が何か言い出した。座敷童子が虫歯になるとは驚きだ。  というかチョコだけじゃなくいろんなもの食べすぎだろうこの妖怪食っちゃ寝は。 「仕方ないじゃない、ばれんたいんでいは歳の数だけチョコを食べていい日なのよ」 「節分と思いっきり混同してないかそれ。というか和風妖怪がバレンタインなんぞ気にするな」 「私はハイソでシティガールかつモダンガールな座敷童子なの」  それで座敷童子の好みそうな古い屋敷とかがなさそうな双葉にきているわけか。確かにこの島はここ二十年に出来た比較的新しい都市だからなあ。しかしまあモダンガールとかものすごい死語で糞古いと思うのだが。 「我には虫歯は理解できぬがつらいのか?」  充電中の塵塚怪王が言う。まあ確かにおもちゃの変化に...
  • 中華料理屋台
    中華料理屋台   ∧,,∧  (;`・ω・)  。・゚・⌒) チャーハン作るよ!!  /   o━ヽニニフ))  しー-J ※注:このページは現在思索中です 食い物系でページあれば学生達の飯事情の情報になるのではないかと思いました。 とりあえず、チャーハンであだ名が定着しつつある拍手 敬(誰も名前を覚えて無さそうだけど)の 仕事先である中華料理屋台の設定でも書こうかと思います。 元は会長の紹介SSの中で出てきたトラックに突っ込まれた中華料理店です。 事故前は「安い」「そこそこ美味い」「量は多い」という体育会系学生御用達の店でした。 現在は店を建て直す傍ら店長が屋台を引いており、柏木 敬がバイトで平日の昼間と夜働いています。 元の店で働いていたメンバーは店崩壊と共に辞めてしまいました。 キッチン1名、ウェイトレス2名募集中とのこと。 ...
  • @wiki全体から「【チョコ引受人探してます】」で調べる

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