シェアードワールドライトノベル『双葉学園』wiki内検索 / 「【夜のお散歩】」で検索した結果

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  • 【夜のお散歩】
      夜のお散歩 「また遅くなっちゃった・・・・・・」  薄暗くなった住宅街を、遠藤雅は一人で歩いていた。ときどき対向してくる自動車のライトが眩しすぎて、たまらず目をしかめる。  路上での安全を確認してから、彼はテキストに目を戻した。ずっとこうして勉強しながら歩いている。双葉学園での教育や訓練が本格的なものになってから、雅は朝から晩まで勉強に打ち込む日が続いていた。  突貫工事のようであった異能者としての基礎的な学習・訓練は、夏休みまでに終わらせた。血塗れ仔猫の騒動も含め、雅にとって本当に色々なことがあった夏だった。七夕のあの一件から彼は「強くなること」をひたむきに目指してきた。  基礎の次は応用だ。遠藤雅は学園でも数少ない治癒能力者である。ヒールがあるから双葉学園にやってきたといってよかった。今後の大規模な戦闘の主軸となるべく、彼は順調に異能者として成長してきた。 「ま...
  • 「お月見」
    ... 参加作品 【夜のお散歩】 【十五夜バトルロワイヤル】
  • 過去コンペ作品
    ... 9月 お月見SS 【夜のお散歩】 【十五夜バトルロワイヤル】 8月 花火SS 【Fireworks】 【花火ロボ大決戦!】 7月 ラッキーな体験SS 【世界が変わる日】 6月 梅雨 【コイバナ~雨に咲く花、散り逝く花~】 【カエルの時間をお知らせします】 【犬とおまわりさん】 【ある梅雨の日の雨宿りの一幕】 5月 GWSS 【Call of Midas】 【眠り姫の見る夢 ~今日から~】 【感情の爆弾】 4月 花見SS 【鉄の心は揺るがない-第春話】 【桜の舞い散る話をしてみようと思う】 【お花見パニック】 【ある怠惰な教師の花天月地】 3月 期末テストSS 【科学部の暇な昼休み】 【Little bird,Fly away!】 【腹話術師の道具屋】 【期末テストの話をしてみようと思う】 【ある前座の試験前】 【おーじょさまの倉庫番】 2月 バレンタインSS 【超刃ブ...
  • 作品保管庫さくいん 「な行~わ行、英字」
    ...前】【後】 【夜のお散歩】 【ラッキーストライク】 【ラルヴァ警報機】 【ラルヴァの王様】 【ラルヴァと結婚した男】 【ラルヴァハンター 前編】 【ラルヴァハンター 後編】 【ラルの新連載】 【ラルの新連載】 【龍王の帰還】【双葉学園・最強料理王編1】【双葉学園・最強料理王編2】【双葉学園・最強料理王編3】 【リトルクラウンサーカス 前編】 【リリィ】 【恋愛の者語】 【第一話「恋と愛」】 【六谷彩子と正義のミカタ】 【前】【後】 【ロボ娘に恋した少年】 【ワナビ・フリー】 英字 【A new day has come】 【A Big Gun Epic】 【前】【後】 【age of Vampire】 【Avatar the Abys】 【前】【後1】【後2】【2前】【...
  • 作品保管庫さくいん 「あ行~た行」
    作品保管庫 (あ行~た行)  あ行~た行で始まる作品はこちらです。 NPC紹介SS醒徒会(必読!) 委員会(必読!) その他NPCの作品 「あ行~た行」作品一覧「あ」行 「か」行 「さ」行 「た」行 「な行~わ行、英字」作品一覧「な」行 「は」行 「ま」行 「や」「ら」「わ」行 英字 「あ行~た行」作品一覧 「あ」行 「あ」 【アイスのチョコ】 【秋の空 夏の風】 【アクセス】 【悪の華】 【1】 【2】 【安部太郎】 【アブノーマル・ヒーロー】 【荒神の手】 【荒神の手】【カーチェイス・チェイサー】 【嵐と銃口】 【あるウェイトレスのクリスマスの出来事】 【ある海での出来事の話】 【あるサンタの日常】 【ある前座の話】 【1】【2】【3】【4-1】【4-2】【5】【ある前座の試...
  • 【続 虹の架け橋 エピローグ】
      エピローグのようなもの ~二十五年後~  二十五もの年数の間に、世界中で色々なことが起こった。双葉島でも、私の把握しきれないぐらいの、たくさんの出来事があったことだろう。  それぐらい目もくらみそうなぐらい高いハードルを、私は立った今、ひょいと飛び越えて帰ってきた。  私の本来、生きている時空へと戻ってきたのだ。  目を開けると、そこは研究所。  超科学関係の機材が、理路整然と並べられている。膨大な量の書類も、きちんと片付けられている。それだけ、ここの主が真面目な性格をしているという証拠だろう。  でも、そんなしっかりした彼女も、だらしなく机の上に突っ伏して眠っていた。 「郁美さん」 「……はう?」 「郁美さんったら」 「……はう! あ、あかりちゃん?」  彼女はずり落ちかけていた眼鏡をもとに戻すと、まじまじと私の顔を見る。そしてすぐに涙ぐんでしまった。 ...
  • 【生活課からのお知らせ】
     初めて来られる方のために、双葉区を生き抜くために  襲撃事件やテロリズム、多種多様の『悪意ある』ラルヴァにテロ組織『聖痕』と、なにかと物騒な双葉地区だ。  まず、学園生徒に下心を持って近寄るのはやめたほうがいい、二秒後には頭に鉛がブチ込まれるだろう。  悪意のあるラルヴァとの抗争に、ヒーローを気取って首を突っ込もうものなら、即”死”である。  ラルヴァに襲われている女の子がいても、勇敢に立ち向かおうなどとは考えないでいただきたい。  この街を取り巻くラルヴァの「異能力所持率」は9割を超えている。  すぐにスイスチーズのように穴だらけにされるだろう。  自慢の愛車で走りまわっていても、200m走るごとに2cmのキズがつくだろう。  傷つけたくなければ、慎重に運転するか歩け。  まれに、フロントガラスやボンネットに人間やラルヴァが降ってくることがあ...
  • 【danger zone6~黒白黒~hei bai hei~終編4】
    ラノでまとめて読む  一班、二班、三班、そしてレンジャー五班による誘導迎撃が順調に進み、機動七班の百や死斑の奴らがこまめに取りこぼしを拾っている間、慧海は海を見ながら無線機をいじくっていた。  幇緑林《パン・ルーリン》の騎するスティード・ラルヴァ紅髭《ホンホー》に跨った慧海は特定の相手を呼び出すクローズ回線で、双葉学園のある重要人物への通信を開くべく頑張っていた。  さっきから何度も電話をかけている、まるでヤンデレっ娘が恋人に電話するみたいに発信を繰り返した後、ヤンデレに巻き込まれるエロゲ主役には決定的に足りないモノを数多く持っている少女が、やっと無線機を取ってくれた。  こんな健気な真似は慧海に将来好きな女…もしかしてそれ以外…が出来た時まで二度と御免だろう。  もしかして慧海にいつか可愛い彼女…それ以外ありえない…が現れた時にはこんなこともまた楽しみになるのかもしれな...
  • 【コンビニ・オブ・ザ・デッド】
    ※暴力表現やグロテスクな表現があります ラノで読む  灰原《はいばら》忠夫《ただお》は退屈していた。  彼の住む猫鳴村《ねこなきむら》はN県の田舎にある山に囲まれている小さな村だ。国道近くにある村で唯一のコンビニエンストアで忠夫は深夜のバイトをしていた。時給は安いものの、滅多に客が来ることは無く仕事は楽だった。  ちらりと腕時計を見るともう深夜二時過ぎだ。あと四時間はこうして夜のコンビニで過ごさなくてはならない。普段ならば休憩室でダラダラとしているだけなのだが、今日に限っては客が数名いた。 (ったく。早く帰ってくれよ。俺もおでんで夜食にしたいんだから)  店には三人の客がいた。  そのうちの二人はカップルのようで、一人は作業着を着た体格のいい青年とTシャツにホットパンツという巨乳の女の子だった。たゆんっと胸が揺れるたびに悲しいかな、忠夫の視線がそっちに剥いてし...
  • 【月に一度のアレ】
    ラノで読む 月に一度のアレ  少女には悩みがあった。  それは月に一度、少女の身に起こることである。その日が近づくと少女は憂鬱になってしまう。 (やだなぁ……)  そんな風に考えてもそれは避けようがないことで、抗うことができないことである。それは少女が十二歳の時から始まり、それから毎月のようにそれは続いている。 「ねえ、委員長。今日あたし|アレの日《、、、》だから、体育休むね」  もじもじと恥ずかしがりながら少女はクラス委員にそう告げた。 「大丈夫? 保健室までついて行こうかしら?」 「ううん。平気。一人でいけるよぅ」  クラス委員の心配そうな視線を後に、少女は言うことの聞かない身体を引きずりながら、保健室へやってきた。だが、部屋に入っても誰もいない。どうやら保健教師は外出中のようである。 (でも、ちょうどいいかも)  彼にいつも世話になるのは申...
  • 【金色蜘蛛と聖夜の空】
    ラノで読む 「ケェアアアアアアアアアアアア!!」  怪鳥が絶叫をあげる。  その声の残響は、まるで七羽の鳥が同時に叫ぶかのようだ。  いや――実際に、そうであった。その巨大な、全長十メートルはあろうかという鳥は、首が七つあったのだ。  七色の鶏冠を持つ鳥。その各々の首が、それぞれの力を放つ。  赤、橙、黄、緑、青、藍、紫、それぞれの色と属性を持つ魂源力の閃光が少年に向かって襲い掛かる。森の木々を焼き、放たれる。 「遅いッ!」  野球帽をかぶった少年、鋭斗はその悉くを、木の幹を蹴りながら跳躍し、まさしく獣のごとき柔軟な身のこなしでかわしていく。 「しゃあっ!」  爪がうなり、鳥の体を穿つ。だが、幾重にも折り重なった羽毛が鎧となり、爪の威力を殺ぐ。鋭斗の爪は鳥の肉へと到達しない。そして巨大な、翼というよりはもはや巨腕と読んでさしつかえないその翼が拳を握り、鋭斗を殴りつ...
  • 【長き夜の遠の睡りの皆目覚め】
      ラノで読む  ◇十二月三十一日 壊れた船の周り  何処からともなく除夜の鐘の音が彼らの耳へと届く。  多数の黒いもやもやした塊《かたまり》によっていたる所を蝕まれてしまった一隻の木造船の周り。一人の男が引き起こしてしまったその事態を複数の人影が非難する姿があった。 「どうすんだこれ! もう絶対《ぜってぇ》間に合わねぇよ!!」  黒いニット帽を被り、金銀様々な装飾品を耳へ首へ指へと飾った、彼らの中でも特に威勢のいい男が、これ――不自然な具合でぼろぼろに朽ち果てたその船――を平手でバシバシと叩きながら、対峙する白シャツの男を睨みつけ、大声で吠える。 「いやぁ参ったね」  膝の破けたジーンズと履き、素肌に直接白シャツを羽織っただけの男は、悪びれもせず頬を掻きながらへらへらと答えた。そのまるで誠意を見せない仕草がまた黒ニット帽の男の怒りを煽りたてる。 「...
  • 【眠り姫の見る夢 -Ayana- 前編】
      ラノで読む  ◇一 「それじゃあ、バイバ~イ」  私は手を振り、学園大学部生を自称する男のアパートを後にした。  文化祭も終わってまだ間もない十一月初頭、早朝の冷たく澄んだ強い風にさらされ小さく身を震わせた。もう冬だなぁ。薄い雲間から差し込む眩い朝日が寝不足の目にしみ、ふあーっと大きくアクビ一つ。  西の空にどんよりとした雨雲が立ちこめていた。まだまだ遠いから降り出すとしても夕方あたりだろうけど、この後さらにぶらついて万が一雨に降られても嫌なので、私はさっさと家へ帰ることにした。  昨晩ナンパされてそのまま夜通し遊んで……顔はそこそこいいオトコだったけど、アレはあまり上手くなかったなぁ。  週末とはいえまだ人気《ひとけ》のない繁華街を通り抜け、|ヒナキんちのお店《スィーツ&ベーカリーTANAKA》がある商店街を横切る。おじさんとおばさんはお店の仕込みのた...
  • 【祭りの後の反省会、一日目夜の事】
    【祭りの後の反省会、一日目夜の事】  ラノはこちら  窓から覗く空はすでに赤みがかったものから濃い藍へと変化しつつあった。  普段は机が並ぶ教室も、ここ数日だけは別の空間へとその姿を変えていた。  レースのカーテンが窓を彩り、座布団サイズの取り外しが効く赤いカーペットが木目の床を覆っている。  今は隅の方へと集められている丸テーブル達の上には4脚ずつ椅子が逆さまに乗せられていた。  日中は外に出して客引きを任せられている看板も壊さないようにと教室内に横にして寝かせられている。  カチカチと静かな教室の中に音を響かせる時計が示すのは午後5時半過ぎ。  まだ外では賑やかな声が聞こえるとはいえ、初日の営業時間が終わってしばらくが経とうとしていた。  そんな電気も付けられていない教室の中に立つ複数の影。  そしてそれらに取り囲まれるようにして縮こまる二つの影...
  • 【学校童子/『夜の宴』】
    ラノで読む  また妙な道に出てしまった。  深い霧が辺りを包み、周囲には月しか灯りがないのだ。いったいここがどこなのか皆目見当がつかない。 「迷った」  枕木《まくらぎ》歩《あゆむ》は記念すべき人生で百回目の迷子になっていた。学校童子《がっこうわらし》としてクラスメイトの相談を受けていたらすっかり帰りが遅くなってしまい、もう周囲は真っ暗闇だ。もとより方向音痴の気がある枕木は、こんな暗闇の中では余計に知らない路地に迷い込んでしまう。 「へんなところだなぁ……なんだか嫌な予感がする」  この世ならざる物に対して、感受性の高い|電波使い《テレパス》の枕木はよくこうして帰り道に妙な場所に入ってしまうのだ。勝手に妙な念波を受信して足が向いてしまうのかもしれない。  前も魑魅魍魎が跋扈する物の怪小道にうっかり入ってしまい、大変な目に入ってしまったことを枕木は思い出す。そ...
  • 謎のおっさん双葉島探訪シリーズ
    シリーズ概要 名前もないおっさんが双葉島にある場所を探訪するだけです。 シリーズ作品 【喫茶アミーガ本日も開店中】 【ステーキハウスパットギャレットは本日も大入り】 謎のおっさん双葉島探訪シリーズ 注)*は消してください シリーズを表すタグについては統一したものを決めておいてください 主な登場人物 特に無し 作者コメント なにかあればどうぞ 戻る //**↓このページのタグにはシリーズページと入れてください**//
  • 【異能力研究者の夜】
    異能力研究者の夜  七月六日、午後 六時  双葉学園研究棟内にある私室で、私は生徒たちの提出した小論文に目を通していた。  私の講座は中間、期末考査などは設けておらず、その代わりに月末締めで、400字詰め原稿用紙10枚程度の小論文を提出することを生徒たちに義務付けている。  といっても毎月必ず提出しろと言うのではなく、学期ごとに一度、1年で計3回の提出だ。  せっかちな、または勤勉な生徒は4月末にいきなり提出する場合もあるし、マイペースな学生は6月末(事実上、一学期最後の締め切り)に提出する場合もある。  大半が最終締め切りの提出だったが、こういった提出物一つとってもみても彼らの個々の個性が見える気がして楽しいものだった。  現在、この手の文書はそのほとんどがデータで扱われるようになっているが、私は生徒たちに「紙」で提出させている。  単純に私自身がモ...
  • 【祭りの前のお祭り騒ぎ】
    できればラノで読んで下さい 十月某日  几帳面な文字で黒板に書かれた集計表を見ながら、二年C組のクラス委員長である笹島輝亥羽《ささじまきいは》はその結果を事務的な口調で告げる。 「はい、というワケで、“ようやく”二年C組の出し物は星崎《ほしざき》さんが提案した“メイド喫茶”に決まりました。……えー、まあ、決まったんだけれども、だ・れ・か、意見がある人はいるかしら?」  不定称の人代名詞を使ったにも関わらず、笹島とクラス全員の視線は一点に集中していた。 「俺はね、もう少し、少数意見にも迎合してもいいと思うんだ!」  まるで、与党大多数の中、無駄に気を吐く野党の党首のような口調で自分の意見を主張しているのは拍手敬《かしわでたかし》。どこにでもいそうな極々普通の外見の普通の男子高校生だ。あるものに只ならぬ情熱を持っていること以外はだが。  もちろん、このクラスメイト全員の突...
  • 眠り姫の見る夢シリーズ
    #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (眠り姫.JPG) シリーズ概要 高等部1-Bの「眠り姫」こと姫音離夢と、彼女が巡る夢の世界のお話。 シリーズ作品 【眠り姫の見る夢 -Koto- 前編】 【眠り姫の見る夢 -Koto- 後編】 【眠り姫の見る夢 -Hinaki-】 【長き夜の遠の睡りの皆目覚め】 【波乗り船の音の良きかな 一】 【波乗り船の音の良きかな 二】 【波乗り船の音の良きかな 三】 【眠り姫の見る夢 ~今日から~】 【眠り姫の見る夢 -Ayana- 前編】 【眠り姫の見る夢 -Ayana- 後編】 【ラストリゾート - Last Resort -】 【らすりぞ!】 【あの日に帰ろう】 【眠り姫と、眠り姫の見た現】 【眠り姫と手作...
  • 【キャプテン・ファンタスティック】
      キャプテン・ファンタスティック 「よしっ」  真新しい制服。金色に輝く校章。胸元のリボンもばっちり。  小笠原さやは鏡の前でくるりと回る。プリーツの折り目もきれいで、どこもおかしなところは無い。完璧だ。  部屋を出てリビングに顔を出す。奥のほうに見える台所では、母親が洗い物をしていた。 「行ってくるね、お母さんっ」 「行ってらっしゃい。頑張ってね」 「うん!」  ゴムの強い香りがする、硬い革靴。まだ足に馴染まないので、靴全体を引きずるようにして歩き出した。玄関を開け放つと、熱を含んだ初夏の風が出迎えてくれた。ますます心が躍る。 「ねーちゃん、鞄!」 「えっ」  呼ばれたほうを振り向くと、二階の窓から大きな鞄が飛んできた。さやはそれを自らの顔面で受けとめる。 「そんぐらい取れよぉ。異能者なんだろー?」 「こ、こらぁ!」  尻餅をついてしまい、せっかくの制...
  • 【怪物記 第四話OTHER】
     あなたがこの事件の解決にハッピーエンドを望むのならば、この先は読むべきではない。 OTHER SIDE  灰児とリリエラが去ってからどれほど経っただろう。火遼岳から人の気配が消え、日が落ちても、踊盃と火遼鬼達は無言だった。 「みんな……」  踊盃はようやく声を振り絞り、これまでのことを詫びようとするが、肝心の言葉が出てこない。それほどまでにしてしまったことは罪深く取り返しがつかない。許してくれとは、とても言えない。 「いいんじゃ、もういいんじゃよ、踊盃……いや踊鬼《ヨウキ》」  火遼鬼の中で一番年配の老人が踊盃……踊鬼の肩に手を置く。 「長老、でもアタシは、アタシが、死ななきゃ……」 「バカモノ! それではただの無駄死にじゃ。おぬしも、死んでしまった防人たちも、人間たちもな。……のう踊鬼、あの子供らを見ろ、みな……弱い。おぬしが護らねば...
  • 七福神
    名称:大黒天(ダイコク) カテゴリー:デミヒューマン ランク:上級Sー0 初出作品:【長き夜の遠の睡りの皆目覚め】 備考:七福神のリーダー的存在。 仲間思いだが口は悪い。 黒のニットにだぼだぼのシャツ、金銀様々な装飾品を身につけている。 右手に「打手の小槌」を持ち、五穀豊穣を司る。 エビスとは信仰の都合により親子の関係にあたる。 しかし愚息だといつもバカにしている。 名称:恵比須(エビス) カテゴリー:デミヒューマン ランク:上級Sー0 初出作品:【長き夜の遠の睡りの皆目覚め】 備考:七福神のムードメーカー。 七人の場の空気を盛り上げるようとするが口が悪いためたいがい喧嘩になる。 斜めに被った赤いキャップとライフジャケットを身につけている。 右手に釣り竿を持ち、大漁追福を司る。 ダイコクとは信仰の都合により親子の関係にあたる。 本人は彼の子と...
  • 【Little Drummer Girl】
      2015年 12月23日 水曜日――  今にもふとした拍子で粉雪が散りばめられてきそうなぐらい、寒い夜のことだった。  子供がカラスのラルヴァに追いかけられていた。肩から提げた手提げ鞄をばたばた揺らして、彼女は逃げ惑う。習い事の帰りに夜道を一人で歩いていたところを、襲われた。 「はあっ・・・・・・、はあっ・・・・・・!」  今晩は一段と冷えていた。全力で走っているので、鼻の中がつんと冷たくて痛い。胸の中が焼けどしそうなぐらい、熱い。  厚いジャケットを重ねて着てきたせいで、とても動きにくかった。それでも走らないといけない。すでに右肘のあたりをラルヴァの爪でえぐられてしまい、袖が赤く濡れていた。  寒すぎて、喉がからからに渇いて、頭がぐらぐらする。今、自分がどこのどの道にいるのかもわからないぐらい、彼女は激走を続けてきた。空気がとても乾燥しているので、走っていて瞳が濡...
  • 【祭の夜の小さな事件 ~醒徒会と少年少女と中華料理と風紀委員~】
    ラノで読む  祭の夜の小さな事件 ~醒徒会と少年少女と中華料理と風紀委員~  八月中旬の双葉区。その日は一年に一度、三日間連続で盛大な花火大会が催される期間内の一日。町には昼間から浴衣姿の若者たちがあふれ、交通規制の開始を告げる空砲花火があがる夕方ともなると会場に向けて移動する多くの人々の流れが通りを埋め尽くす。  そんな大イベントの一日、醒徒会は一年でもほとんどない、七人全員そろってのOFF日になっていた。彼らの抜けた穴は教師陣と風紀委員、そして一部の生徒たちの自主的な(もしくは何らかのペナルティを解消するための)協力によって埋められている。 「もうじき待ち合わせの時間か……」  醒徒会棟と呼ばれる建物の入り口に立ち、成宮金太郎《なりみや きんたろう》は懐から取り出した学生証のモニターに表示された時計に目をやりながら、そう一人ごちる。彼の背後から「だなー」と...
  • 藤沢 来栖
    【名前】藤沢 来栖 (ふじさわ くるす) 【クラス】2-I 【性別】男 【身長】160cm 【性格】お調子者 面倒臭がり 【口調・人称】一人称 俺 二人称 あんた 三人称 さん   【能力】合理的強奪 (ローリスクハイリターン)  体力と引換に自分が記憶してあるものを呼び出す能力。  右手で触れて記憶したものを「ロード」の掛け声で左手から呼び出す。  大きさによって体力の消耗の度合いが変わり、小さいものなら散歩程度の疲れだが大きくなると全力疾走直後程度の疲労が襲ってくる。  体力の消耗は差があるが魂源力自体の消費は何を呼んでも一定である。  出したものをしまうことは出来ない。  前に出て戦うのに向いていない能力+自身の戦闘センスから後方から銃火器で射撃するスタンスを取る。  主兵装は猟銃仕様のベネリM3 【その他詳細な設定】  風紀委員の町田 来栖 (ま...
  • 【早瀬速人の虚しい一日】
    【早瀬速人の虚しい一日】 「な、何だってぇ!」  パソコンに表示されたその一文を見て、少年は夜の街へと飛び出した。  赤いマフラーを風になびかせ、少年は駆ける。  その日早瀬速人は、暇を持て余していた。  学校や醒徒会の仕事がある訳でもなく、ラルヴァ対策の待機シフトにも入っていない完全なオフ。  何もやることが無く、ゴロゴロしていた彼は部屋の隅に置かれたパソコンに目を止めた。  普段彼は仕事以外であまりパソコンを弄らないが、このときはネットサーフィンは暇つぶしにもってこいな気がした。  思い立ったら即行動な彼らしく、早速ネットに繋げる。  とりあえず学園都市限定の大規模イントラネット掲示板、双葉チャンネルにやってきた。下らない雑談から特定ジャンルの専門てきな話まで、豊富な話題があるという総合掲示板である。  やってきたのは初めてで、初めはどうしていいのかわか...
  • 【異能力研究者の、ある夏の数日】
    ラノで読む 異能力研究者の、ある夏の数日  その夜、私は仕事に一区切りつけ散歩に出かけた。  長時間のデスクワークに疲れたというのと、窓から吹き込む涼しい空気に誘われたという、二つの理由からだ。  ここ双葉区は、その創設理由から様々な結界が張り巡らせてあり、島内の環境を最適な状態に保つ役割をも担っている。  その効果からか、夏真っ盛りという今の時期でも、夜になると比較的すごしやすい気温になることが、研究棟周辺では多いようだ。  私のようなおじさんにはそれがとても有り難く、ほとんど日課になっているこの散歩を、今日もいつも通りのコースでゆっくりと行っていた。  研究棟東の小道を抜け、島の外縁に沿った通りにでる。しばらく歩くと、双葉島にいくつか設けられた人工の海岸へと続く階段がある。私はそこを下り、砂浜ではなく磯の方へと向かった。  岩礁では小さく、無害な水棲ラル...
  • 今週の注目人物
    今週の注目人物  このページは創作されたキャラクター・NPCをクローズアップする特集記事です  今もっとも話題になっている人物を紹介します  初めはNPC中心になりますがゆくゆくは注目のキャラクターを紹介していきます 第1回 藤神門御鈴  藤神門御鈴(ふじみかどみすず)は中等部1年生の女の子で、このたび醒徒会会長に内定しました  今後の学園生活は彼女の力でいっそう充実したものとなるでしょう 藤神門御鈴の設定など  異能力・戦闘スタイル  異能力は陰陽術で、式神召喚を得意とするそうです  彼女の従えるトラ猫「白虎」はかわいい顔してすごい力を秘めています  性格  淑女を自称し、見栄っ張りで背伸びをしています  厚底ブーツを履いたり下着を気にしたりと、プライドが高い女の子のようです  それでも異能力...
  • 【su199812.txt】
     寮の部屋の天井が見える。   八魔見眼夜(やがみまや)は、学園生活初日の朝を迎えた。   起きて鏡を見る。地味な顔だった。八魔見眼夜は起きた早々憂鬱になった。   教室に行ったら、きっと黒板に名前を書かされるんだろうな。   だって私は転校生だから。   きっとすごい名前だと思われるんだろうな。   だって実際にすごい名前だから。   きっと名前の割に顔が地味だって思われるんだろうな。   だって本当に顔が地味だから。   これから起きる出来事を一秒でシミュレートし終えて、八魔見眼夜は再び憂鬱になった。      バスに揺られる間、八魔見眼夜はずっと憂鬱だった。降りてから...
  • 緊縛少女シリーズ
    シリーズ概要 ラルヴァを狩り続ける謎のボンデージ姿の”夜の女王”と、学園に潜む怪異との戦い 学園怪奇アクション目指して頑張ります シリーズ作品 【緊縛少女と鏡の悪魔 前編】 【緊縛少女と鏡の悪魔 後編】 【緊縛少女と従僕たる犬 part・1】 主な登場人物 作者コメント 最悪な主人公たちですがどうかよろしくやってください あと上のイラストを書いてくれたとしあきさんに感謝感激 戻る
  • 【怪物記 第六話】
    怪物記    生きるべきか死ぬべきか      ――シェークスピア  ・・・・・・ ――おまじない? ――うん、おまじない。 ――そんな非科学的な……。 ――あはは、魂源力やラルヴァだって科学的とは言いきれないじゃない ――それはそうですけど……。それで、そのおまじないはどうやるんですか? ――興味津々? ――教えたそうですから。 ――あはは、●●君は子供なのに気配り上手ねー。 ――……馬鹿にされてる気がする。 ――してないよー。じゃ、教えてあげる。このおまじないは夜空に懐中電灯を当てて……。  ・・・・・・ OTHER SIDE  学園都市の夜は恐怖に包まれていた。  それは一人、あるいは一体の殺人鬼が徘徊しているからだ。  既に一般人と異能力者合わせて七人の少年少女が犠牲になっている。  殺人鬼の名は【血塗れ仔猫】。 ...
  • 【「大工部」の人たち 第二話 前編】
    【「大工部」の人たち 第二話 前編】  蝉の声も煩く日差しもきつい7月25日の正午過ぎ、商店街の片隅にある空き地に佇むプレハブ小屋の前に30と少しの学生が集まっていた。  男女の数はほぼ同数で、ほとんどがよく日焼けしていてラフな格好をしている。  頭に帽子やバンダナなどを被り直射日光を遮ってはいるが、それでも暑いのだろう何人かが小屋が作る僅かな日陰に座り込んでいた。  そんな集団の前に並ぶ4人の若者。第九建築部「通称:大工部」幹部である鳶縞キリ、楠木巌、美作聖、御堂瞬だ。  キリは部員達に混じって談笑し、巌は腕を組んだまま普段どおりの仏頂面、聖は自分の学生証に目を下ろしてなにやら弄っていて、瞬はヤカンを片手に部員達に冷えた麦茶を振舞っている。  しばらくして美作聖が弄っていた学生証を畳み込むと、部員全員の学生証から情報着信完了を示す音楽が流れた。  それぞれが着信音を変...
  • 【托卵】
    ※一部暴力描写グロテスクな描写等不快な表現を含むので苦手な人は読むのを避けてください。  ※  ※  ※ ラノで作品を読む 「なんて気持ちのいい風なのかしら」  夏目《なつめ》晶子《あきこ》は学校の帰り道、夕日の下を散歩していた。  暑い夏が終わり夕方になると涼しげな風が彼女の長い黒髪を揺らし、頬を撫でていた。この爽やかな空気に晶子はなんとも言えない心地良さを覚えていた。  今日は一緒に暮らしている弟が部活動で帰りが遅くなると言うので、真っすぐに家に帰ることもせずこうして双葉区の街並みを特に当ても無く歩いていた。 「あれぇ? ここどこだっけ?」  そうして歩いていると、晶子は見知らぬ場所へと出てしまった。そこは汚らしい雰囲気を受ける工場地帯で、もう役目を終えて朽ち果ててしまった廃工場が四方を囲っている。  その場所は薄暗く、双葉区の中...
  • キャラの出演作品を探す(PC)
    キャラの出演作品を探す  キャラクターの出演している作品を探しやすくするためにまとめたページです  作品ページのタグ欄にキャラクターのフルネーム(スペース無し)を入れるとリストアップされます  NPCはこちら ある前座の話 ある中華料理店店員の悲劇 駅員小松ゆうなの業務日誌 改造仁間―カイゾウニンゲン― 怪物記 キャンパス・ライフ 禁域の姉弟、瑠璃色の針 群像ウィスタリア シャイニング! 金剛皇女記 「大工部」の人たち タブレット 遠野彼方は普通である 時計仕掛けのメフィストフェレス 突撃のストレイトブースター とらとどらの事件簿 騎士の宿業 二階堂兄弟シリーズ 眠り姫の見る夢 オフビサーガ 双葉学園レスキュー部の軌跡 編入☆双葉学園 真琴と孝和 奇妙な凸凹コンビ 魔女と空 ミステルティンの童話騎士 宮城退魔帳 召屋正行の日常 danger zone Dianthus ...
  • 【十五夜バトルロワイヤル】
    【十五夜バトルロワイヤル】  ボクが兎に出会ったのは、とある秋の日の帰り道でのことだった。 通学用のスクーターをのんびりふかせて群れなす赤とんぼと併走する帰り道。足を止めて澄んだ空を見上げれば真白い月が西の空に顔を覗かせている。  「中秋の名月」…所謂お月見。ススキとお団子を飾ってのんびりお月様を眺めるお祭りごと。 この手のイベントにやたら力を入れるこの町もご多分に漏れず、醒徒会主導の下で今年も盛大なお月見パーティーをやるらしい。  そしてふと視線を道路に戻した時だった。道の先から誰かが飛んできた。勢いよくボクの足元に転がり込む。  思わず視線を足元に向ける。兎のように長い耳、ウサギのように白い髪、兎のように赤い瞳。そしてその身を包む学生服。  「コスプレ?」  それはウサ耳を生やした少女の姿をしていた。少女の方も地面に寝転がったままじっこちらを見つめ返...
  • クリスマス
    クリスマス テーマ:クリスマス 実施日:12月27日 概要:クリスマスというテーマに沿っていればなんでもあり。 当日はここに投稿された作品についてまったり語るスレを21時から始めます なお、作品の締め切りは20時とします これ以降は何時もと同じように本スレの進行を妨げる為投下はご遠慮ください 間に合わなかった場合は本スレ終了後に投下をお願いします 参加作品 【金色蜘蛛と聖夜の空】 【あるサンタの日常】 【あるウェイトレスのクリスマスの出来事】 【あるメッシーのクリスマス・イヴの話】 【藤沢君の合理的聖夜祭】 【改造仁間―カイゾウニンゲン― 番外編?】 【クリスマスプレゼント引換券五枚綴り】
  • 血塗れ仔猫
    【名称】   :血塗れ子猫(ちぬれこねこ・ちまみれこねこ) 【カテゴリー】:カテゴリービースト 【ランク】  :上級S-5 【初出作品】 :【彷徨える血塗れ仔猫】  夏の夜の双葉島を徘徊する危険な存在  伸縮自在な鞭を振るい、人間を粉々にしてしまう  人間に対する強い憎悪を持っており、容赦を知らない  強いが決して倒せないわけではなく、接近して殴る・切り裂くなどして打ち勝てるはず  もともとは心優しい少女だったが、  ある事件をきっかけとして体内に潜んでいたラルヴァの血に覚醒してしまった 「血塗れ子猫」は通称であるため、「ちぬれこねこ」「ちまみれこねこ」のどちらでも通用する トップに戻る 世界観設定に戻る ラルヴァに戻る 上に戻る
  • ミッドナイト・パニックシリーズ
    シリーズ概要 吸血鬼ショコラと暴力保健医瀬賀と二年H組のささやかな日常の話。 あるいは夜の世界に生きる殺し屋たちの話。 シリーズ作品 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (ショコラとあるぱちーの.JPG) 【ミッドナイト・パニック 前編】 【ミッドナイト・パニック 中編】 【ミッドナイト・パニック 後編】 【MP2 ハイスクールデイズ:前編】 【MP2 ハイスクールデイズ:後編】 【MP3 ショット・イン・ザ・ダーク:前編】 【MP3 ショット・イン・ザ・ダーク:中編】 【MP3 ショット・イン・ザ・ダーク:後編】 【月に一度のアレ】 【ミドパニ!/『バトルランナー』】 主な登場人物 双葉学園 瀬賀 或 ショコラーデ・ロコ・ロックベルト ...
  • 改造仁間―カイゾウニンゲン― シリーズ
    シリーズ概要 改造魔にうっかり変身ヒーローに改造されてしまった木山仁の明日はどっちだ。 シリーズ作品 【改造仁間―カイゾウニンゲン― 第一話】 【改造仁間―カイゾウニンゲン― 第二話】 【改造仁間―カイゾウニンゲン― 第三話】 【改造仁間―カイゾウニンゲン― 第四話】 【改造仁間―カイゾウニンゲン― 第五話】 【改造仁間―カイゾウニンゲン― 番外編?】 【ガナリオン故郷に帰る】 タグ:ガナリオン 主な登場人物 木山仁 造間改 自作時系列表(NPCSS、異能本編除く) 4月 ガナ 仁と改造魔出会う 5月 イナズマヤッコ ガナ1話 「ガナル・パンチ」習得 6月 ガナ2話 「ガナリオン・クラッシュ」習得 7月 ガナ3~5話 「ガナル・フラッシュ、ショット、ガナリオン・トルネー...
  • 【鶏首の怪】
     この世には夢も不思議も何もない。  超人も、超能力も、魔術も、SFのような科学も、そんなものはありはしない。  社内研修を終えたごく普通の新人サラリーマンである山田山 太助《やまだやま たすけ》は、通りがかりに立ち寄った本屋でライトノベルを購入するとカバンに入れて小脇に抱えながら約束した喫茶店へと小走りで急ぐ。 「はぁ、ラノベなんて選んでたら時間を食っちまったよ。急がないと何をいわれることやら。しかし親父と会うなんて久しぶりだな」  太助の父親は非常に時間にうるさい。薄暗い歩道で小走りから駆け足となった太助は待ち合わせていた喫茶店を目前にすると、その喫茶店の入り口前にある横断歩道の信号の下でよく知った顔を見つける。 「親父?」 「よう」 「ようじゃねえよ。こんなところで何やってんだ?」  信号の下で無造作に手を上げる親父の元に駆け寄る。 「喫茶店なぁ、混んでたも...
  • 相羽 呼都
    相羽 呼都  「リム起きて、もうお昼だよ。一緒に学食いこう」 基本情報 名前 相羽 呼都(あいば こと) 学年・クラス 高等部 1年生 B組 性別 女 年齢 16 身長 152㎝ 体重 47kg スリーサイズ B77(B),W58,H80 性格 没個性。正義感は強いが打たれ弱い。言いたいことは大概平気で言える。 生い立ち 地方の一般家庭より、高校入学時に学園へ編入される 基本口調・人称 一人称は私。基本的に苗字に君、さん付け 特記事項 肩丈の癖っ毛。ぎりぎりBカップ その他詳細な設定 学園生活の殆どを親友リムと共に過ごす。 成績も運動性能も、程良く一般生徒の並レベル。可もなく不可もなく。 登場作品 【眠り姫の見る夢 -Koto- 前編】 【海の底からの呼び声】 【眠り姫の見る夢 -Koto- 後編】 【とらとどらの事件簿 四...
  • 【ゴブリンマーケットにようこそ】
    『醒徒会主催新入生歓迎ハロウィンパーティーのお知らせ』そんなタイトルのメールが自分の携帯端末に送られてきたのは10月月末のハロウィンの数日前のことだった。 メールの内容も至ってシンプル。日時と集合場所そして参加する際の注意書き。ちなみに参加は個人の自由である。 そしてハロウィンの前日メールに記載された集合場所である双葉学園運動場、月は高く雲も無く漆黒の天蓋を彩るのは満天の星空の下には深夜には似つかわしくない大勢の人の姿があった。昼の雲一つ無い快晴からの放射冷却による冷え込みはとんでもなく寒い。  「くしゅんっ!」 盛大にくしゃみして帽子の中のずれた耳の位置を直しながら、眠気覚ましも兼ねて冷え冷えした夜気を肺一杯に吸い込み体内で存分に温まったところで悴む両手に吐きつける。 (こんな事なら途中でホッカイロか温かい缶コーヒーでも買っておくんだった) 心中で零し...
  • 美作 聖
    美作 聖  基本情報 名前 美作 聖(みまさか ひじり) 学年・クラス 高等部 2年生 C組 第九建築部:通称「大工部」会計 性別 女 年齢 17 身長 158cm 体重&3サイズ 秘密 B82 W58 H83 性格 礼儀正しいし優しい、でも腹は黒い 生い立ち 不明、何時の間にやら大工部に居着いて会計になっていた 基本口調・人称 私、あなた、基本的に相手の苗字にくん、さん付けで呼ぶ口調は礼儀正しい 特記事項 ストレートのボブカットで顔立ちは可愛い系大食いキャラだが、食うだけで料理は出来ない キャラデータ情報 総合ポイント 22 レベル 6 物理攻防(近) 1 物理攻防(遠) 1 精神攻防 6 体力 3 学力 4 魅力 3 運 3 能力 部分加速 特記事項 なし 能力 部分加速 生きている相手(魂のあるもの)には使えない 範囲はタバコ一本から結構...
  • 【ラストリゾート - Last Resort -】
      ラノで読む  ◇六月二十一日(金) 就寝後  考え直してみれば、その違和感は親友|相羽《あいば》|呼都《こと》の夢に侵入した最初からあったのだ。 「獏《ばく》化しなきゃ人の夢に入れないなんて、こんなこと今まで一度もなかったのになぁ」  人型に戻った獏の異能者、|姫音《ひめね》|離夢《りむ》はその赤黒く長い巻き毛を指で梳きながら、全裸姿のままひとりごちる。  肉体が睡眠状態になり意識が夢の中へと向かえば、いつものならばイメージする先の夢へと入り込むことができるのだが、今回に限ってコトの夢の周りに、まるで見えない壁が自分を遮っているかのように覆っていた。  これもまた、先ほどの帰宅時にコトが「最近夢を見ていない」と言っていた原因と関係があるのだろうか……。 「とりあえず服を調達しなきゃ」  一度獏化してしまうとその体格差故に身につけていた衣類は破れてしま...
  • 【斗え! ゲッソー仮面】
    ラノで読む  時坂祥吾は、間が悪い。  だが注意して欲しいのは、間が悪いのと運が悪い事や不幸な事とは似て非なることである、ということだ。  間が悪いというのは、つまりは「タイミングが悪い」という事だ。それだけのことである。  故に。  福引で賞品あたっても、何らおかしくはない。 「おめでとうございまーす! 三等のリゾート海水浴チケットです!」  当選したのは、最近開いたリゾート地の家族用チケットだった。  超豪華……というほどでもないが、海水浴場の傍にあるホテルの宿泊チケットである。  それを手に入れたのはあくまでも運であり、間が悪いとかどうかは全く関係ない。  だから。 「まさか……そんな、ああ……ありえません、そんな……!!」  世界が終わるような顔をしないでくれメフィ。  そう時坂祥吾は思った。  ……彼女と一緒にいる時に福引があたったと...
  • 【姉妹】
     らのらのhttp //rano.jp/1032  送信日時 7月某日  送信者  久本昭二  件名   大島さんへ こんな夜にいきなりごめんなさい。どうしても伝えたいことがあるんです。僕は今、血塗れ仔猫に追いかけられています。先生の話は本当でした。血塗れ仔猫は「います」。もう助からないと思います。左腕をちぎられてしまいました。何とか逃げて隠れることができましたが、時間の問題だと思います。だから、せめて大島さんに僕の気持ちを伝えておこうと思います。好きです。こんな僕だけど、あなたのことが好きです。この小さな島から本土のみんなに大声で伝えたいぐらい、あなたのことが大好きです。放課後に図書館でたくさんおしゃべりをしてから、僕はあなたに告白する決心がつきました。本当なら直接伝えたかったけれど、それももうかないません。血濡れ仔猫の足音が聞こえてきました。そしてこのモバイル手帳も電池切れのよ...
  • ある中華料理店店員シリーズ
    ある中華料理店店員シリーズ  シリーズ概要 主人公である中華料理店のバイト員「拍手敬(かしわで たかし)」が 風紀委員見習いの通称:外道巫女の「神楽二礼(かぐら にれい)」に 無理矢理事件に巻き込まれて酷い目にあう作品です シリーズ作品 【ある中華料理店店員の悲劇 前編】 【ある中華料理店店員の悲劇 中編】 【ある中華料理店店員の悲劇 後編】 【ある中華料理店店員の七夕の日】 【ある中華料理店店員の夏の悲劇】 【ある中華料理店店員の南瓜祭】 【祭りの後の反省会、一日目夜の事】 【ある中華料理店店員の聖夜】 【ある中華料理店店員の選択】 その1 【ある中華料理店店員の選択】 その2 【ある中華料理店店員の選択】 その3 【ある中華料理店店員の選択】 その4A 【ある中華料理店店員の選択】 その4B 【ラル...
  • 【俺の彼女の胸が大きくなったよ!】
    ラノ  俺が付き合っている女の子、留美子《るみこ》ちゃんのおっぱいが大きくなっていた。 「どうしたのゆーくん。どうかした?」  留美子ちゃんはソフトクリームをぺろぺろと食べながら首をかしげる。童顔で、ツインテール姿の彼女はとっても可愛い。俺にとっての自慢の彼女だ。今日は休日ということもあり、いつもの制服姿ではなく可愛いワンピースにカーディガンを羽織っていた。  今日、俺たちはデートをしに双葉公園にやってきていた。  周りでは休日を持て余した生徒たちが遊びに来たり、俺たちのようなカップルがデートをしにぶらついているのが見える。  空には小鳥たちが羽ばたき、猫がうなーうなーと鳴いている。  のどかで平和なデート日和。  可愛い彼女が隣にいるし、俺は幸せ者だ。  だけど、俺はベンチで隣に座る留美子ちゃんのある“違和感”について気になって仕方がなかった。  そう、俺の...
  • 作品保管庫モバイル「か」~「こ」
    「か」 【怪獣王女-THE ORIGIN-】 【前】【後】 【改造仁間  ―カイゾウニンゲン―】 【1】【2】【3】【4】【5】【番外】 【怪物記】 【1】【2】【3】 【4】【4_OTHER】【5】【6】【7前】【7中】【7後1】【7後2】【7エピローグ】【8】 【怪物記番外編】 【1】【お正月】 【壊物機】 【1】【2】【3前】【3中】【3後】【4】 【怪力の魔術士】 【科学時代の戦乙女】 【1a】【2b】 【科学部の暇な一日】 【考える葦のデマルカシオン】 「き」 【北からの来訪者】 【喫茶アミーガ本日も開店中】 【記念写真】 【キャンパス・ライフ1】 【1】【2】【3】【4】【5】【6】【7】 【キャンパス・ライフ2】 【1】【2】【3】【4】【5】【6-1】【6...
  • 【流れ星を一緒に見よう】
       流れ星を一緒に見よう  ラノhttp //rano.jp/1491  この日常に漬かりきっていたせいか、僕は物事のありがたみを忘れていたようだ。  楽しいことだらけの学校に通えて、不思議なちからも使うこともできて・・・・・・。  僕は世界でいちばん幸せだったのかもしれない。  でも、そういう素直な気持ちを忘却してしまっていたのも、いかに僕が学園生活や異能のありがたみを軽んじていたかということだ。  ろくに注意も向けない都会の夜空にも、星は美しく流れていくというのにね。  ごめんね。  今の僕はそういう気持ちでいっぱいなんだ。  本当にごめんね。  ぶん殴ってやりたい大馬鹿ヤロウがいるとしたら、それは僕のこと。  どこにでもいる剣豪少女に僕は言いたい。  タイミングが過ぎてからでないと重要なことに気づけない愚かな僕を、いっそのこと斬ってしまってほし...
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