シェアードワールドライトノベル『双葉学園』wiki内検索 / 「スティッチ」で検索した結果

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  • スティッチ
    スティッチ  「オイラは、スティッチ。直進する刺繍糸《ストレイト・スティッチ》のスティッチ」 基本情報 名前 スティッチ 学年・クラス 聖痕構成員 性別 男 年齢 不明 身長 153 体重 68 性格 ぼんやりのんびり 生い立ち ラルヴァ信仰団体“聖痕”の殺し屋 基本口調・人称 オイラ、お前 ゆったりと途切れ途切れに話す 特記事項 艶のある黒髪。黒いポロシャツに黒いオーバーオール小太りの小男で、額に数字の5をひっくり返したような刺青がある キャラデータ情報 総合ポイント 25 レベル 9 近距離攻撃 5 遠距離攻撃 3 異能のレベル 5 体力・防御力 5 学力 2 魅力 2 運 2 能力名 『ストレイト・スティッチ』 特記事項 社会人からレベル2下げ1ポイント余り その他詳細な設定 能力:上空の雲から魂源の柱を下ろし、それの密度と硬度を操る。物理攻撃が5...
  • ラルヴァ信仰団体「聖痕」
    ...マン ウルケル スティッチ 黒子(サイレントプロップ) ヴェイパー・ノック 滝沢丈(CN アークジェット) スピンドル 元構成員 聖 風華(CN シャープシューター) 誰か聖痕のエンブレムとか作ってくれると面白いかも トップに戻る
  • 【キャプテン・ファンタスティック】
      キャプテン・ファンタスティック 「よしっ」  真新しい制服。金色に輝く校章。胸元のリボンもばっちり。  小笠原さやは鏡の前でくるりと回る。プリーツの折り目もきれいで、どこもおかしなところは無い。完璧だ。  部屋を出てリビングに顔を出す。奥のほうに見える台所では、母親が洗い物をしていた。 「行ってくるね、お母さんっ」 「行ってらっしゃい。頑張ってね」 「うん!」  ゴムの強い香りがする、硬い革靴。まだ足に馴染まないので、靴全体を引きずるようにして歩き出した。玄関を開け放つと、熱を含んだ初夏の風が出迎えてくれた。ますます心が躍る。 「ねーちゃん、鞄!」 「えっ」  呼ばれたほうを振り向くと、二階の窓から大きな鞄が飛んできた。さやはそれを自らの顔面で受けとめる。 「そんぐらい取れよぉ。異能者なんだろー?」 「こ、こらぁ!」  尻餅をついてしまい、せっかくの制...
  • 【偽・手のひらを太陽に。―空の守護者―】
    ...した直進する刺繍糸のスティッチ《ストレイト・ステイツチ》という小太りの男と、原点《ウルケル》を名乗る無精髭の男だ。 「これは、俺の任務のハズだろう」  スティッチが不機嫌そうな様子で、ウルケルに声をかける。彼の任務は、ソラなど水際警備隊にプレッシャーを与え、双葉学園に不和と違和を蓄積することである。 「良いじゃないか、利用できる物は何でも利用すれば、はグリムリアの連中も、自分の手柄だと思っているだろう」  ウルケルは、ニヤリと含みのある笑いを漏らす。  グリムリアとは、ラルヴァと共闘するゲリラ朽ち逝く灰姫《トウルーエンド・グリムリア》の事である。  ウルケルは事前にこの計画を察知し、裏から有形無形のサポートをしていたのだった。   *  あれから更に六割近く減らしたところで、流石に厳しくなってきていた。 「……ハァハァハァハァ」  魂源力《アツイル...
  • 瀬野 葉月
    瀬野 葉月  「空では一人で飛んで一人で死ぬ――それが魔女の誇りよ」 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (葉月.jpg) 基本情報 名前 瀬野 葉月(せの・はづき) 学年・クラス 中等部二年生 性別 女 年齢 13-4歳(夏生まれの為「魔女と空」ではまだ13歳) 身長 168 体重 性格 ツンデレ系寂しがり屋 生い立ち 裕福な家庭で生まれ育つが、異能に目覚めてこの春に双葉に転入してきた 基本口調・人称 私 攻撃的になる相手はアンタ、通常は名字にさんづけ 口癖は「いくわよ」 特記事項 心身ともに早熟であったせいで周囲から浮いてしまった経緯から人付き合いが苦手 キャラデータ情報 総合ポイント レベル 物理攻防(近) 物理攻防(遠) 精神攻防 体力 学力 魅力 運 能力 魔...
  • 【藤沢君の合理的聖夜祭】
    ラノ ◆藤沢君の合理的聖夜祭◆  トナカイもいなけりゃ雪なんか降るはずも無い日本は東京の双葉区の一画。  ただ寒さだけは海から吹き込んでくる風のおかげで冷たく、この季節が来る度に憂鬱な気持ちになる。  小さなハロゲンヒーターがなければこの部屋はおそらく冷蔵庫のように冷え込むだろう。  朝からテレビはクリスマス一色で、昼ごろになった今ではどこそこでイルミネーションだのどこそこでクリスマスフェアだのとカップル向けの情報を垂れ流している。  昨日は全く散々な目にあったので朝からテレビを見てごまかそうと思ったのだが、どうにも逆効果のようだ。  見てて何だか切なくなってきたので消そうと思ったその時、小さいテーブルの上に置いてあった生徒手帳型端末から電話の呼び出し音が鳴り響いた。  出来ればほっといて冬休みを満喫しておきたかったんだが、呼び出し人の名前を見て出...
  • スカイライン・ピジョン
    スカイラインピジョン(打ち切り)  フライハイユニットを手にした高校生たちの物語。 第1部 【スカイラインピジョン01】 【スカイラインピジョン02】【前】【後】 【スカイラインピジョン03】 【スカイラインピジョン04】【前】【後】 【スカイラインピジョン05】 登場人物  中田青空  本作の主人公。後輩を見殺しにしてしまい、異能者として戦うことを決意する。  チームの中で一番フライハイユニットの適正値が高い。  権藤つばめ  異能者航空部隊の一つ「スカイラインピジョン」のリーダー。  同じクラスの青空のことが気になっている。  杉下岳  スカイラインピジョンのサブリーダー。一年生。  近寄りがたい性格で、他人やラルヴァに対して思いやりに欠ける生徒。  川崎翼朗  異能者航空部隊の一つ「スカイラインピジョン」の責任者。 ...
  • 九重 真璃
    九重 真璃 「私、『魔女』だったの」 基本情報 名前 九重 真璃(ここのえ まり) 学年・クラス 高等部1-P 性別 女 年齢 満15歳 身長 151 体重 43 バスト 84 性格 無口でおとなしい。本性は根暗 生い立ち 異能発現により双葉島にやってきた 基本口調・人称 私 口調は多少ぶっきらぼうに 特記事項 無し 詳細な設定  魔女(ウィッチ)  帚に跨がることで発動する飛行能力  瞬間最大速度 時速500キロ  最大戦闘速度 時速350キロ  巡航速度   時速250キロ  航続距離   気力・体力・魂源力の続く限り  マリは、魔女の中では「遅い」「劣る」部類に入ります  しかし非常に小回りの利く飛行を得意としており、極端な挙動も難なくこなせます  低速域での戦闘や攻撃回避、曲芸飛行はマリの十八番です  魔女研に入っても、おとなしい無口な...
  • 能力一覧
    登場キャラクターがどんな能力を持っているかまとめたページです シェアの参考にどうぞ キャラ名 能力名 簡単な説明 精神攻防 身体強化系 安達 凛 『若返り』 睡眠の度に自身が若返る 2 有馬 雨流 なし 脚部を中心とした全身強化能力 3 市原 和美 なし 約30秒間の間、不死身になる 3 大神 壱子 なし 人狼のポテンシャル解放 2 風間 深赤 光の具足(ロングシャンク) 脚部の強化 4 河越明日羽 魂源力視覚 視覚によって魂源力の存在、生成消耗を知覚する 3 鬼沼 カラス丸 天蜘蛛 魂源力の糸を作り出す 2 鬼沼 雀 人間鉄球 身体強化 2 草壁 藤乃 堅牢 全身が強化されるタイプの身体強化、肉体の頑強さを重点的に強化 3 久留間 走子 なし 全身が強化されるタイプの身体強化 6 小松 ゆうな ジャッキ・アップ 怪力 3 西院 茜燦 『獅子の魂、勇猛なるかな(ライオンハー...
  • 【danger zone6~黒白黒~hei bai hei~中編②】
    ラノでまとめて読む 【danger zone6~黒白黒~hei bai hei~中編②】  色んな人々の様々な思惑や都合を無視し、空気を読まず双葉学園にやってきたラルヴァの一群。  無数の赤いブロックで構成された、昔のオモチャ屋にあった地球独楽のような体、生物よりも無機質に近い外見の移動物が、学園島の周囲に飛来した。  要するにグレンラガンのカミナシティ編、あれに出てきてグラパールとかと戦った、CG作画のクルクル回る赤い奴、あれがそのまんま現れた。  敵キャラ描写のネタに困った監督かキャラデザは、目の前を何かの用で通り過ぎたラルヴァをまんま書き写して自作に頂戴したのかもしれない。  徹夜三日目で原稿用紙の上に踊る妖精の姿を描いた企画が通ってしまい、そこそこ売れたという経験を持つクリエイターは多い。  ゆえに、それをラルヴァの盗用とするには当たらない、...
  • 【スカイラインピジョン01】
       プロローグ 「えらいもんに遭っちまった」  岡持ちを右手に提げ、拍手敬は一目散に走る。  近所だからといってスクーターを使わなかったのが運のツキだった。道の途中で危険なラルヴァに襲われたのである。  最近の双葉島は物騒だ。出刃包丁を持った「口裂け女」が出没し、人間を無差別に襲っているのである。出前を終えて人気の無い裏通りを歩いていたら、遭遇してしまった。 「どこ行ったの、あのおっぱい狂い!」  ラルヴァにまでおっぱい呼ばわりとは。  無理も無い。ワタシキレイ? という問いに「胸が貧相だな」と答えてしまったのだから。そりゃあ電柱の陰から大型マスクをかけた女性がぬっと出てきてそんなことを言ってきたら、単なる変な人だと適当にあしらってしまう。  しかし、事態はとても笑えるようなものではない。 「生きて帰れっかなぁ?」  どうにかして物陰に潜み、苦労人の勤労学生は呟...
  • 【ラルヴァと結婚した男】
     ※この話は二種類オチがあります。改変後のオチは次のリンクからラノに飛んでください オチ改変verをラノで読む  飯島は部下の田中からの相談を聞くために、仕事帰りに商店街のバーへと向かった。店は小さく客も少ないが、その分静かで二人で話すのには好都合であった。 「一時間だけならいいさ。私も早く家に帰らないと妻を待たせることになるからね」  飯島は腕時計を見て、時間を気にしながら田中にそう言った。 「ありがとうございます飯島さん」  田中は飯島に頭を下げて腰を下ろし、バーテンダーにカクテルを頼んだ。飯島も一杯だけ飲もうとスコッチを頼む。 「それで、相談というのはなんだい。仕事のことじゃないね?」  飯島は双葉学園の事務局で、ある部署を担当している。田中もまた同じ部署で働いているが、特に経理の仕事で田中が悩んでいる様子はないだろう思った。 「はい。仕事のことじゃなくて、...
  • 【愛のりゅんりゅん伝説♪】
    愛のりゅんりゅん伝説♪  夏の夕暮れ。  校庭の草むらから虫の音が響き渡り、双葉学園の銀杏並木にも秋の気配が訪れていた。  これはそんな夏の終わりゆく時節に起こった、ささやかにして不幸なとある出来事の顛末である。  夕焼けで影が落ちていたせいだろうか。銀杏並木を歩く髪をベリーショートに切りそろえた人影は、遠目には容貌全体が不鮮明だった。 「なんだあいつ。男か?」  たまたまその場を通りがかっただけの男子学生は、この学園の生徒らしくない大人びたシルエットを見かけて訝しげに邪推する。  ピクッ、とやおら耳敏く彼の呟きを聞きとがめた人影はゆらりとこちらに振り向いた。影はどうやら女装をしているようだ。 「女みたいな格好しやがってキモいやつだな」  それは影を男と思い込んでの発言だろう。男なのに女物の服を着ていればたしかにれっきとした不審人物である。本人に聞こえないよ...
  • 【danger zone3】
    ...ノックされる。  スティッチの前掛けをした、保育士兼業の軍医が、ペンタゴンから急来した中尉のために用意された士官室を訪れた。 「診た限り、ジャッキーちゃんは怪我もしていないし、何より今は、ママの傍のほうがいいでしょう」  軍医は慧海が救出した幼成体ラルヴァ、ジャッキーの愛称で呼んでいる少女をひとしきりからかい、ふざけ合うと、母親に任せて退去した。  慧海はエジプトの姫君のような漆黒の美貌を宿した中尉と、蜂蜜色の髪をした白い肌の幼成体ラルヴァを見比べ、ニヤニヤ笑う。 「へ~、母親、リズ、お前、ラルヴァの、ママ?」  エリザベス・ジャクソン中尉は、幼成体ラルヴァ"ジャクリーヌ"の蜂蜜色の髪を撫でながら、歌って聞かせるように話した。 「私が殺めたデミヒューマンが、最期に産み落とした娘、軍人として殺生を生業とする私が、道を踏み外さぬための存在」  慧...
  • 【Little Drummer Girl】
      2015年 12月23日 水曜日――  今にもふとした拍子で粉雪が散りばめられてきそうなぐらい、寒い夜のことだった。  子供がカラスのラルヴァに追いかけられていた。肩から提げた手提げ鞄をばたばた揺らして、彼女は逃げ惑う。習い事の帰りに夜道を一人で歩いていたところを、襲われた。 「はあっ・・・・・・、はあっ・・・・・・!」  今晩は一段と冷えていた。全力で走っているので、鼻の中がつんと冷たくて痛い。胸の中が焼けどしそうなぐらい、熱い。  厚いジャケットを重ねて着てきたせいで、とても動きにくかった。それでも走らないといけない。すでに右肘のあたりをラルヴァの爪でえぐられてしまい、袖が赤く濡れていた。  寒すぎて、喉がからからに渇いて、頭がぐらぐらする。今、自分がどこのどの道にいるのかもわからないぐらい、彼女は激走を続けてきた。空気がとても乾燥しているので、走っていて瞳が濡...
  • 【眠り姫の見る夢 -Hinaki-】
      ラノで読む  ◇??  数え切れないほどの不思議な黒い塊が店内をふよふよと漂っている。ショーウインドウもベーカリー棚もそこらじゅう黒いもやもやだらけ。  私は「スイーツ&ベーカリー『Tanaka』」の刺繍が入った真っ赤なエプロン姿で、突如目の前に現れた、その見知った異能者と対峙していた。 「ムカつく。じゃあ何? 普段あんなにグースカ寝てて、みんなに黙って、ずっと人の夢を覗いて見て回ってたのかよ!?」  いつもと同じ雰囲気の、しかしいつもとちょっと様子の違う眠り姫を相手に、私は大声で怒鳴り散らした。  あの羨ましい程に綺麗な長いストレートの黒髪が、妙に赤茶けたウェーブヘアとなっているのが印象的だ。他にも何処かしらに違和感がある。  私は眠り姫をきつく睨む。しかし眠り姫は「さもありなん」といった表情で私を見つめ、 「ふふっ」  小さく微笑んだ。  ムカ...
  • 【danger zone6~黒白黒~hei bai hei~終編4】
    ラノでまとめて読む  一班、二班、三班、そしてレンジャー五班による誘導迎撃が順調に進み、機動七班の百や死斑の奴らがこまめに取りこぼしを拾っている間、慧海は海を見ながら無線機をいじくっていた。  幇緑林《パン・ルーリン》の騎するスティード・ラルヴァ紅髭《ホンホー》に跨った慧海は特定の相手を呼び出すクローズ回線で、双葉学園のある重要人物への通信を開くべく頑張っていた。  さっきから何度も電話をかけている、まるでヤンデレっ娘が恋人に電話するみたいに発信を繰り返した後、ヤンデレに巻き込まれるエロゲ主役には決定的に足りないモノを数多く持っている少女が、やっと無線機を取ってくれた。  こんな健気な真似は慧海に将来好きな女…もしかしてそれ以外…が出来た時まで二度と御免だろう。  もしかして慧海にいつか可愛い彼女…それ以外ありえない…が現れた時にはこんなこともまた楽しみになるのかもしれな...
  • 【生活課からのお知らせ】
     初めて来られる方のために、双葉区を生き抜くために  襲撃事件やテロリズム、多種多様の『悪意ある』ラルヴァにテロ組織『聖痕』と、なにかと物騒な双葉地区だ。  まず、学園生徒に下心を持って近寄るのはやめたほうがいい、二秒後には頭に鉛がブチ込まれるだろう。  悪意のあるラルヴァとの抗争に、ヒーローを気取って首を突っ込もうものなら、即”死”である。  ラルヴァに襲われている女の子がいても、勇敢に立ち向かおうなどとは考えないでいただきたい。  この街を取り巻くラルヴァの「異能力所持率」は9割を超えている。  すぐにスイスチーズのように穴だらけにされるだろう。  自慢の愛車で走りまわっていても、200m走るごとに2cmのキズがつくだろう。  傷つけたくなければ、慎重に運転するか歩け。  まれに、フロントガラスやボンネットに人間やラルヴァが降ってくることがあ...
  • 聖 風華(シャープシューター)
    聖 風華  「そうだな、これからわたしは風使いの少女、聖風華《ひじりふうか》だ」 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (風華2.JPG) 基本情報 名前 聖 風華(ひじり ふうか) 学年・クラス 高等部二年G組 性別 女 年齢 17 身長 160 体重 52 性格 虚無主義者 生い立ち 聖痕《スティグマ》によって過去を抹消される任務に失敗し聖痕《スティグマ》から逃れるため学園に転入 基本口調・人称 ~だ。わたし #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (風華.JPG) キャラデータ情報 総合ポイント 21 レベル 7 物理攻防(近) 2 物理攻防(遠) 2 精神攻防 3 体力 4 学力 4 魅力 4 運 2 能...
  • 如月千鶴
    如月千鶴  「真琴ちゃんは、私達の旗印だからね」 【基本設定】 名前 如月千鶴 学年・クラス 高等部2-B 性別 女 年齢 17歳 身長 170㎝ 体重 (無記入) 性格 社交的で明るい姉御肌 生い立ち 初等部から入学している 基本口調・人称 真琴は真琴ちゃん、一人称は私、~さん、~ちゃん 危急時は決まった呼び方がない場合呼び捨て その他特記事項 スタイルは芸術的なスレンダー、B79・W56・H・84。胸の無さにかなり気にしており、真琴を見ては癖なのか良くオッパイを揉んでいる 【パラメータ】 総合ポイント:22 数値 パラメータ レベル 7 物理攻防(近) 4 物理攻防(遠) 2 精神攻防 4 体力 4 学力 2 魅力 4 運 2 能力 氷を扱う魔術師系能力 特記事項 氷を発現させることはおろか、武器に付与したり氷を変化させて扱うことが可能。勿論、...
  • ミステルティンの童話騎士
    ラノで読む  双葉学園都市の夜に、霧が立ち込めていた。  葦原譲里(あしはらゆずり)は、剣道部の用事で遅くなった帰路につきながら、不安げに周囲を見渡す。  彼女は異能者ではない。一般の生徒である。  故に、最近の学園都市部へのラルヴァ侵入や商店街炎上、異能者同士の闘争、  刀剣による連続傷害事件などの不穏な噂を聞き、不安に思うのも無理はない。 (大丈夫、って話だし……うん)  なにがどう大丈夫、なのかは考えないようにして、必死に自分を鼓舞する。  どうにも、この霧というのがよろしくない。  霧は視界を悪くする。世界を覆い隠し、見えなくさせる。  それは夜の闇が視界を塗りつぶすのにも似た恐怖を呼び起こさせる。  夜の闇は、光を照らせば消え去るだろう。だが霧というものは、その程度で消え去るものではない。  ただ、自然と消えるのを待つしかないのだ。人が易々と消せるよ...
  • 【ニコラス・ザ・ウォッチマン】
    ラノで読む  ニコラス・カーペンターはキリキリとする胃の痛みに耐えきれず、コートのポケットから胃薬を取り出して三粒口に放り込んだ。自販機で買ったミネラルウォーターで流し込んでいくと、錯覚かもしれないが、薬が胃に溶けていく感覚がした。  ああ、嫌だ。仕事は嫌だ。心の中で愚痴を言いながらブロンドの髪を撫でる。  ニコラスは幼い頃から神経が細く、ストレスに弱かった。二十九歳といういい大人になった今でも変わらない。  そのためすぐに胃が痛くなったり体調を崩してしまう。特に生まれ故郷のアメリカの大地を離れて、ここ日本の双葉島に転勤してからというもの胃薬に頼りっぱなしである。  慣れない土地での生活ということもあるだろう。だがそれ以上に今の仕事はニコラスにとって苦痛だった。  しかし仕事が嫌だからと言って投げ出すわけにはいかない。  愛する娘と妻のために働かなければならないのが大黒...
  • 【初夏のある光景】
     初夏のある光景  日差しがすっかり厳しくなった6月後半、ハンカチで額を拭いながら双葉学園の構内ゆっくりと並んで歩く。夏が殺人級の酷暑なのは言われてから久しいが、まだ7月にもならず海の真ん中の埋め立て地ですら真夏の様な日差しは、若人でもゲンナリさせる。  だが、この学園の生徒達はそんなことはお構いなしに、学園生活を謳歌しているようにも見えるから不思議だ。 「なぁ川又先輩、私を何処に連れて行くんだ? わたしゃ暑くて休みたい」 「はは……まあまあ……彩子ちゃんに用事があってね。ディマンシュで人の待ち合わせするの」  そんな心地よい風も吹きそうもない高等部校舎を横切る二人の女の子、六谷彩子と川又ふみが話しながら並んで歩いていた。  この二人見た目にもかなり目立っており、ぴょこぴょこと動く耳と尻尾を持つ少女と、グラマーと言えるスタイルを持つベリーショートの茶髪の少女が並んで歩く...
  • 【eXtra/エクストラ(表) part2】
    ラノで読む  午後八時頃、喜多川教授との悪夢のようなミーティング、通称「ジャッジメント・タイム」を命からがら抜けてきた俺は繁華街にある大きなゲームセンターにいた。奴等が根城にしているらしいゲームセンターだ。  そのゲームセンターは大手ゲームメーカーの直営で、店内も広々としていて照明も非常に明るく清潔なイメージだ。ゲームセンターというよりはアミューズメントセンターと言うべきだろう。古き良きビデオゲームよりもUFOキャッチャーやその他プライズゲームが中心の店だ。俺も何度か来た事がある。男子諸君はUFOキャッチャーの練習をするといいぞ。それは間違いなく君にとって有益な結果になる(異性関係において)。  十分程店内をぶらぶらしているうちにお目当てのゲームは見つかった。大型のマシンなので目立つ。人だかりが出来ているから、さぞ人気のゲームなのだろう。じゃあゲームを見つかるまで...
  • 魔術師系
    魔術師系 「魔術師系」に関するA級設定 第七項  異能力者 異能力を持つ人間は、下記の四種に分類される①その力を肉体の強化として発現させた身体強化系②その力を精神の具現として発現させた超能力系③その力をもって魔術を発現させた魔術師系④その力を科学の分野に特化した能力として発現させた超科学系 「魔術師系」のB級設定  A級設定の記述の通り、魔術を使うことが異能である異能力者たちのことです  一般的なイメージの「魔法使い」として活躍し、魔術(一人一能力)を使うことができます  「双葉学園」における魔術は、「学べば誰でも使えるようになるもの」ではありません  素質がある者でないと使えない能力という扱いになります  つまり「一般人」や「別の異能力者」が魔術を勉強しても、使えるようにはならないということです  また、魔術師が別の魔術を勉強して身につけるといったことも...
  • 唐橋 悠斗
    唐橋 悠斗  「……クソ、なんなんだよ」 【基本設定】 基本情報 名前 唐橋 悠斗(からはし ゆうと) 学年・クラス 高等部2年F組 性別 男 年齢 16歳 身長 173cm 体重 61 性格 自堕落な性格だが約束事は守る。目移りしやすく、なんにでも興味を示す。必要以上に考え込むのが悪い癖で、学園では今までの常識が通じず困惑気味。 基本口調・人称 皮肉や悪態をつく言動が多い 一人称:俺 二人称:~さん、呼び捨て、あんた、お前 その他 喫茶店ディマンシュの常連客 生い立ち 両親との仲は普通。以前通っていた高校ではアパートで一人暮らしをしていた。 【氷鐘】事件で異能の力が開花し、本人の身の安全も含めて、 あくまで自分の意思で双葉学園に編入することになる。 【パラメータ】 キャラデータ情報 総合ポイント 22 レベル 6 物理攻防(...
  • 【異能力研究者の初秋のある奇妙な日】
    ラノで読む 異能力研究者の初秋のある奇妙な日 「今日の講義はここまで。何か質問のある者は?」  終業の鐘が鳴り、私はいつも通りに締めの言葉を告げて確認する。が、今日は質問者はいないようで、生徒たちは皆いそいそと机上の勉強道具を片付けている。  勉強道具といっても小さなメモリスティック一つ。授業内容を打ち込んで記録させたそれをPCから取り出して、学生証のメモリスロットや制服のポケットにしまいこむ者がほとんどだ。  女生徒の中には小さな鞄を持っている者もいるが、その中身は勉強道具ではないだろうことは想像に難くない。  大半の情報がデジタルデータとして扱われる昨今、何らかの準備物が必要な授業を除いて手ぶらで受講する生徒も多かった。 (便利な世の中になったものだ。……少し、かつてはあった「勉強する場所」という風情が感じられなくなった気もするが) 「よし、で...
  • 【真琴と孝和 奇妙な凸凹コンビ 3-3】
    ラノで読む 真琴と孝和 奇妙な凸凹コンビ 三節 ――正午 双葉区北部 港湾地区~岸壁  襲撃から12時間経った頃、一部の政府関係者と陸海航空自衛隊の陸将・海将・空将(いずれも他国の軍人階級では『中将』と同じ)が双葉学園に来訪してきた。  その理由は言うまでもなく昨日の襲撃だが、全員の表情は非常に重苦しく政治家の視察に見られるような談笑混じりな様子は微塵もなかった。  所謂『特務機関』とも言えるこの双葉学園がピンポイントに襲撃された事実についての重大性と、この事実によって可能性が出てきてしまったテロへの脅威は、宛ら喉元に刃を突き付けられた様なものだからだ。 「……おかしい! 居住区への被害がまるで無い」 「監視カメラが破壊された跡もないぞ」  これら政府系の人物を半分護衛する形で、大学部や教員もこれに混じって調査をしているが、余りにも怪訝な状況に唖然としている。...
  • 【改造仁間―カイゾウニンゲン― 番外編?】
    ラノでみる 改造仁間―カイゾウニンゲン―  番外編? 「プレゼント」 「ありがとうございましたー」  ドアが開き最後の客が店を出て行き、呼び鈴代わりに備え付けられたカウベルがカランカランと音を立てる。  俺、木山仁《きやま じん》は今バイト中だ。  今日はクリスマス・イブ。この店「喫茶 アミーガ」は午後六時をもって一旦、閉店し、その後は予約客だけを受け入れることになるそうだ。立地的にクリスマスのデートに最適だとか何とか。お値段も学生に優しくリーズナブルだし。 「おつかれさん。仁、お前はもうあがって良いぞ。こっからは遅番の連中にやらせとくから。  今日はアレだろ? 改《あらた》ちゃんとパーティだろ?」  客が去った後のテーブルを布巾で拭く俺に、この店のオーナーである「おやっさん」がそう声をかける。 「ええ、まあ」 「いやあ、良いよなあ若いモンは!...
  • ミストルティンの寓話騎士シリーズ
    シリーズ概要 そのシリーズについての簡単な説明。ジャンルとかあらすじとか。 シリーズ作品 ミステルティンの童話騎士 【ミステルティンの寓話騎士 第二話】 【ミストルティンの寓話騎士 第三話 一】 【ミストルティンの寓話騎士 第三話 二】 【ミストルティンの寓話騎士 第三話 三】 タグ:寓話騎士 主な登場人物 作者コメント なにかあればどうぞ 戻る
  • 幇緑林
    幇緑林  「掃黒」《サオヘイ》 基本情報 名前 幇緑林(パン・ルーリン) 学年・クラス 大学部一年 性別 女 年齢 18? 身長 181cm 体重 55kg 性格 冷静沈着、無口、ちょっとケチ 生い立ち 中国大陸東北部で生まれる、詳細不明 基本口調・人称 日本語ではわたし、OOくん、OOさん その他 双葉学園風紀委員会の代行を務める その他捕足点 スティード・ラルヴァ紅鬚《ホンホー》を騎する満州馬賊 ラルヴァ殺害に特化した弾丸を掌から無限に出す異能者、能力名は手槍鬼《シーフォングィ》 カナダ騎馬警察からアメリカ海兵隊を経て、双葉学園の風紀委員会代行としてスカウトされる 愛銃はモーゼルC96シュネルフォイヤー 左利き、右手は多指症で親指が二本ある B80W51(!)H86 登場作品 danger zoneシリーズ
  • 【星崎真琴の日常 『食事』】
    真琴と孝和 奇妙な凸凹コンビ  息抜きショート 星崎真琴の日常 ① 『食事』 ――7月土曜の某日、17時半。 真夏の埋め立て地は、かくも暑いものだ。 午後4時を過ぎてもブレザーが汗まみれになり、ブラジャーもビチョビチョになって気持ちが悪い。 定期的に病院も兼ねている異能研究所内クローン研究所に女性の生理的な検査と、これまでの経過などの検査に行った後、食事のことを思い出してはっとして急いで戻る。 “真琴、今日は私印刷所に行って帰りは友達とご飯食べてくるよ。貴女は好きなものを食べてくると良いよ、お金は置いておくから” 私が女子寮に帰ってくると私の机に3千円と姉である美沙の書き置きがあった。この時期と11月には決まってこんな事がある。 何時もは姉と二人で学園や寮の食堂やカフェテリアで済ませるのだが、この日は食堂自体の事情により朝以外やっていな...
  • 作品保管庫さくいん 「あ行~た行」
    作品保管庫 (あ行~た行)  あ行~た行で始まる作品はこちらです。 NPC紹介SS醒徒会(必読!) 委員会(必読!) その他NPCの作品 「あ行~た行」作品一覧「あ」行 「か」行 「さ」行 「た」行 「な行~わ行、英字」作品一覧「な」行 「は」行 「ま」行 「や」「ら」「わ」行 英字 「あ行~た行」作品一覧 「あ」行 「あ」 【アイスのチョコ】 【秋の空 夏の風】 【アクセス】 【悪の華】 【1】 【2】 【安部太郎】 【アブノーマル・ヒーロー】 【荒神の手】 【荒神の手】【カーチェイス・チェイサー】 【嵐と銃口】 【あるウェイトレスのクリスマスの出来事】 【ある海での出来事の話】 【あるサンタの日常】 【ある前座の話】 【1】【2】【3】【4-1】【4-2】【5】【ある前座の試...
  • 【虚海】
     *できるだけラノにあるバージョンを読んでいただくとうれしいです  いちおう海コンペのエントリー作です  小波の音と楽しげな笑い声を耳にしながら目を閉じると、まったく違う世界がぼくの周りに 広がる。  論理空間に揺蕩うデータの海だ。  ぼくの異能は空中波のうちから魂源力(アツィルト)を使用している波形を読み取ること。 魂源力通信方式は、もちろん通信規格の主流ではありえない。それでも結構な規模で広がって いる。  一般的な通信回線から魂源力通信網にアクセスはできないが、逆ならできる。つまりやる気 になれば、ぼくは、ほとんどの通信を傍受可能だというわけだ。  とはいえ、それは疲れるので滅多にやらない。一般通信網の情報が欲しくなれば、魂源力通 信端末でそれらにアクセスしているところにタダ乗りすればいい。料金を払う必要はない。な ぜかといえば、魂源力通信は、どうせ...
  • 【タブレット・1st piece】
    ラノで読む 『鋭き射手の最後の弾丸《The last bullet of sharp shooter》』  かろうじて指一本分を体に残し、わたしの意識は世界に溶ける。  今わたしは右手の人差し指という生き物だ。  ただ引き金を引く為だけに生きている。  そして溶かし込まれたわたしの意識は世界に干渉する。  風――大気の動きは、世界中のどこにでも存在する。わたしの能力はそれをほんの少し自分の都合の良いように操る事だ。  少しずつ、少しずつ、撫でるように風の流れをチョットずつずらしていく。複雑なビル風が吹くオフィス街に一筋の道を作っていくイメージ。  ゆっくりと、ゆっくりと進んでいき、およそ二五〇〇ヤードという世界記録並みの長さにわたって一切風の影響を受けない理想的な射撃環境が誕生する。  後は、息を潜めてターゲットと射線が重なるのをひたすら待つのみ。 (来た!...
  • 【科学部の暇な昼休み】
    ラノで読む  というワケで、伊藤君。夏休み間近で期末試験前のこの時期は我が第四科学部のかき入れ時なのだよ。分かっているよね? それなのにどうしてきみは嫌そうな顔をするんだ? 「いや、そりゃまあ知ってますけど。一応、僕も試験勉強で忙しいんですよ。余計なことで呼び出さないでくれますか? それなりに勉強ができる部長とは違うんですよ。というか、隣に立ってる薄っぺらな外人さんは誰です?」  ああ、彼かい?  彼はイワン・カストロビッチと言ってね、中々ナイスな留学生だよ。薄っぺらな人間性とちょっと性癖に難ありな部分はあるけどね。それを除け実に素晴らしい友人だよ。 「わざわざ昼休みに呼び出しといて、お前ら共々その言い方は喧嘩売ってるのか?」  事実を言われて怒るとか、全く堪え性のない人だねえ。これだからロシア人は古来から露助と呼ばれるんだよ。黒騎士よろしく『俺の尻を舐めろ』と言っ...
  • 【ミステルティンの寓話騎士 第二話】
    ラノで読む  複数ある剣道部同士の練習試合は今日も行われていた。  同じ学園でありながら複数の同じ部活。  それは特に武道系の部活では、互いを刺激し合い切磋琢磨するという点では、実に効果的であるといえる。 「あれ?」  第八剣道部の戒堂絆那は、ふと違和感を覚える。 「なあなあ、ちょっといいか?」 「うぇい?」  相手の第六剣道部の部員に声をかける。 「お前んとこにいた吉沢、いないけどどうしたんだ?」  吉沢啓一。第六剣道部のレギュラーである男子生徒。その姿が無い。  血気盛んなタイプだと覚えている。その太刀筋は荒々しく未熟ではあったが迫力に満ちていた。 「ああ、あいつでぃすか。なんか、学校に来てないらしいでぃす。ざぼりじないでぃすか?」 「ふうん……」  相槌を打つが、どうにも絆那には腑に落ちなかった。  授業をさぼるのはわかるが、あの手のタイプが部活を...
  • イワン・カストロビッチ
    イワン・カストロビッチ  「ほら、俺は召屋の金魚のフンだから」 【基本設定】 名前 イワン・カストロビッチ 学年・クラス 二年H組 性別 男 年齢 17歳 身長 182 体重 不明 性格 馬鹿、能天気、召屋と女の子が好き、結構いい奴 生い立ち ロシアから来た謎の留学生 基本口調・人称 俺、年上には苗字に「さん」をつける。同学年かそれ以下の場合は男は呼び捨て、女は「さん」か「ちゃん」か呼び捨て その他特記事項 ロングの金髪に青い瞳、きめ細かいそばかすひとつない白い肌。一応二枚目だが、どうにも安っぽい。 【パラメータ】 総合ポイント:22 数値 パラメータ レベル 7 物理攻防(近) 3 物理攻防(遠) 1 精神攻防 5 体力 3 学力 3 魅力 5 運 2 能力 本人がブロブと呼んでいる、身体をスライム化させる能力。一種の変身能力であり、部分的にはも...
  • 【壊物機 第十話 前編】
      壊物機 第十話前編 『ビートダウン』  糜爛とフェイスが交戦を開始する少し前。“敵《ネメシス》”の本拠地であるオフィスビル、その地上四階の一室で上尾慶介は目を覚ました。  目を開いた彼の視界に入ったのは一面の黒、完全に閉ざされ照明も点けられていない暗闇だった。  それでも慶介には理解できた。自分がまた、どこかへと移動させられたことを。  彼は繰り返し、まるで物のように運ばれ続けた。唐突に車ごと糜爛に攫われ、巻き添えでフェイスに連れ去られ、今またこうして暗闇の中へと置き去られた。  不運、というには重なりすぎた。  眠る前に泣き続けたせいか、彼の目からはもう涙も出てこない。諦観だけがある。 「まっくらで何も見えないや……」  自分の指先も見えない暗闇で彼は呟いた。  しかし言ってみたところで灯りが点くわけでもないし、点いたところで気分が晴れるわけでもない。そう思っ...
  • 【danger zoneバレンタイン特別編 Bitter Sweet NINJA】
    ラノで読む 【danger zoneバレンタイン特別編 Bitter Sweet NINJA】 「マジかよ!」  双葉学園風紀委員長、山口・デリンジャー・慧海は顔を上げた。 「そうですよいいんちょ~、日本のバレンタインデーは女のコから男の人にチョコを渡す日なんです」  日米混血の慧海、日本で過ごした期間はアメリカでのそれより長いが、バレンタインに周囲がいやでも盛り上がる十代の多くを海兵隊の官舎で過ごした慧海は、日本の風習について知らないことも幾つかあった。  慧海のPCの予測変換を覗いてみてもバレンタインに続く言葉は「バレンタイン監督」とか「バレンタインの惨劇」とか、ひどく偏っている。  バレンタインデーとは無縁の日常を過ごしていた慧海の前には風紀委員会機動七班に所属する戸隠流忍者、慧海直属の班員である飯綱百が居た。  二月半ば、平...
  • 【eXtra/エクストラ(表) part3】
    ラノで読む 「おい、八十神! 起きろよ! ヤバいんだって!」  俺の安眠は野太い声に妨害された。  時計を見ると、時刻はまだ昼休みだ。昨日は徹夜、というか闇ルートの物資の手配で徹夜だったんだ。昼飯は我慢するからもう少しだけ寝かせてくれよ。 「寝てる場合じゃねーんだよ馬鹿!」 「あんだよ! お前もフクダー○先生の新刊欲しいって言ってたじゃねーか! 俺はその手配で寝てないんだぞ」 「欲しいけどさ! そうじゃないんだって! 椿の奴だよ! あいつまた………」  そこまで言われて俺は何が起こったかを理解した。また、あいつか。やっちまったのか。 「原因は?」 「ああ、それがさ。A組の森の奴が一般人の気の弱い奴をパシリにしててさ。『異能も無い一般人にはこんな使い道しかねーんだよな』とか言ったのを偶然通りがかった椿が聞いて……」  まあそんなところだろうなと納得する。椿幻司郎と...
  • 【danger zone5~正当なる資質(後編)~】
    ラノでまとめて読む  慧海と百を乗せたチンパンジー・ロケットは無事発射され、発射台でその様子を見つめるNASA職人の何人かは、賭け金をスった 「よっしゃモモ、フルバーニアで全開だ!ロシアのロケット野郎共が小便漏らすくらいの、上昇速度記録作ってやろうぜ!」 「山口さ~ん、ガソリンがもったないですからゆっくり行きましょう~、わたしお小遣いあんまり持ってきてないですから」  チンパンジーよりいくらかマシな猿二匹を乗せたロケットは、空力限界高度まで48秒で達した、最高だね、この可愛コちゃんは! 「あれ?モモ、なにか落っこっていったぞ…あ!二段目の切り離しってもっと先だったよな?」 「なんか、裏コマンド入力したらそうなっちゃって…でも、装備パージして機動力アップはお約束ですから」  発射されたチンパンジーロケットは、あっちへフラフラ、こっちへヨロヨロしながら奇跡的に衛星軌道へと達...
  • 【改造仁間―カイゾウニンゲン― 第三話】
    ラノでみる 改造仁間―カイゾウニンゲン―  第三話 「暗黒の使者」  俺は今、改造魔の実験室兼自室にいる。 といっても別に何か実験をやるというわけではない。  じゃあなぜここにいるのか?  それは今をさかのぼること数時間、一学期の終業式も終わった教室内での、俺と改造魔のとある会話がきっかけだった。 「はー……」  すっかり夏休み気分ではしゃぐクラスの中で、俺は一人、憂鬱さにため息をつく。 「仁ちゃん、今日は元気ないねー。明日から夏休みなのに。  何かあったの?」  ちょっと心配そうな顔をしながら改造魔が俺に問う。 「何かってお前……こないだの一件でTPがマイナスになったから個室暮らしが終わるんだよ……。  はー……今週中にはどっかの寮の空き探して引っ越さなきゃなあ……」  こないだの一件というのは、俺が初等部の通学路で蜘蛛ラルヴァと大...
  • フラニー・ステーシー
    フラニー・ステーシー  「百兆分割してあげるですの!」 基本情報 名前 フラニー・ステーシー(本名不詳) 学年・クラス 傭兵チーム:”少女地獄”所属 性別 女 年齢 14歳 身長 146 体重 45 性格 殺人狂怒りっぽく単純 生い立ち 十二姉妹の末妹 基本口調・人称 ~ですぅ。~ですの。等の媚びた口調~わたし。~あなた 特記事項 殺し屋 キャラデータ情報 総合ポイント 20 レベル 6 物理攻防(近) 7 物理攻防(遠) 2 精神攻防 1 体力 3 学力 1 魅力 3 運 1 能力 右腕兵器(ライダーマン) 特記事項 なし その他詳細な設定 能力:右腕を変形させ、あらゆる凶器に変化させる能力。主に好んでチェーンソーを使用。ただし重火器は無理のようだ。    武器の材質は選ぶことができ、吸血鬼の弱点である銀の刃も作り出すことができる。 特徴:長...
  • ファティマ
    【名称】   :ファティマ 【カテゴリー】:デミヒューマン 【ランク】  :上級A-2 【初出作品】 :【福音】 【他登場作品】: 【備考】   :『楽園』の中心にいるラルヴァ。         フランス人形くらいしか身体の大きさがなく、瞳の色は藤紫色。         丈の極端に短い紫のドレスを纏い、悪魔のような捩じれた角がこめかみの上部に生えている。         性格は奔放。しいて言えば小悪魔的であまのじゃくな部分がある。 トップに戻る 世界観設定に戻る ラルヴァに戻る 上に戻る
  • 【ジュエル魚日和】
    ラノで読む  極楽島《ごくらくじま》武郎《たけお》はある日一目惚れをした。  相手の女性は可愛らしい笑顔で接客をしていて、とっても優しそうな人柄が伝わってくる。子供たちに優しくするその姿を見て、武郎の心は彼女に囚われたのだ。  たくさんのお菓子に囲まれる姿はさながらどこかの国の王妃様のようで、武郎にとって彼女以上に美しい女性はいないのではないかと思われた。  そして彼女への想いを決定づけたのは、店のレジに置いてあった絵本である。それは武郎が描いた『耳なしウサギ』という絵本だ。  武郎は父親の遺産を使って、ラルヴァを題材にした絵本の自費出版をライフワークとして行っている。そんな自分の絵本を彼女が読んでいてくれたのかもしれない、という事実に武郎は有頂天になっていた。  しかし三十にもなって女性と話すたびに緊張してしまうほどの奥手である武郎は、なかなか彼女に声をかけることが...
  • 【ステーキハウスパットギャレットは本日も大入り】
    ラノで読む  あれから数週間後、東京湾に浮かぶ、双葉島と呼ばれる人工島、その島内のとあるステーキハウスの前に私は来ていた。  すっかり日差しも夏らしくなり、アスファルトの照り返しも厳しく、ジワリと汗が滲んでくる。私は、その汗を懐から取り出したハンカチで拭くと、目の前にあるステーキハウスの看板を見上げる。  そこには“PATRICK GARRETT(パットギャレット)”と書かれていた。  名前の由来は西部開拓時代の保安官らしい。ここを紹介してくれた友人に、この名前を何故使ったのかと聞くと『そりゃ、ビリー・ザ・キッドを捕まえたからだろ』と笑って返された。私には、その意味が全く分からなかった。  双葉島でも最外部に位置するということもあってか、目の前には美しい人工海岸が広がっている。その砂浜では、学園の生徒、島の住人であろう人々が、それぞれに海水浴を楽しんでいた。なんとも幸せな光...
  • 【魔女と空 前編】
    ラノで読む(前中後編+おまけ) 【魔女と空】 前編 「空では一人で飛んで一人で死ぬ――それが魔女の誇りよ」  そう言って天を睨みつける彼女は美しかった。  だがそこに痛々しさを感じてしまったのは錯覚だったろうか?  久世空太(くぜ そらた)の最も古い記憶は、父の肩の上で見上げた真っ白な飛行機の姿である。  青い空に音もなく舞い上がっていく飛行機に手を差し伸ばし、いつか自分もあの場所へ――そう願っていた空太の手は今、夢を掴むことなくラルヴァを撃ち落とすべく突き出されていた。  人差し指と中指を揃えて伸ばし、親指を立てる変則的な指鉄砲。その先から青白い閃光が放たれる。  バババっと三連射。  しかしどれもラルヴァの身体を掠めるだけで命中しない。 「下手くそっ! ちゃんと狙いなさいよ!」 「ならもっと機体を安定させてくれっ!」  少女の罵声に負けじと...
  • シズマ・ノーディオ
    名前:シズマ・ノーディオ 階級:勲爵士(ナイト) 年齢:23(自称1981年生まれ) 性別:男 身長:183㎝ 体重:70㎏ 性格:生来的なムードメーカーであり、老若男女の全てに分け隔てなく接することの出来る好人物。 そのせいか主君であるテンペスター子爵を偶に年下のように呼ぶなど、砕けすぎていると陰口を囁かれる事も。 戦闘においては普段の好青年の様相は消え、鋭利な刃物の如くに戦場に刃を突き立て、嵐の如くにラルヴァを駆逐する。 自身の力をアテにするような作戦や単独先行を前提とするような作戦には「後進の育成こそが今の時代の責務」として 参加する意思を決して見せようとせず、テンペスター子爵もその行動のほぼ全てを黙認している。 聖痕《スティグマ》、特に聖ラディアルエイト教団派に対しては尋常ならざる敵愾心を抱いている。 … 人称・口調:オレ、オマエ・...
  • 【ラルヴァの王様】
    ラノで読む 【ラルヴァの王様】  私を乗せた黒塗りの車は、戸越で高速を降り、地元の人間からは、第二京浜《ニコク》と呼ばれる、国道一号線に入った。  ほどほどに混みあった二国を五分ほど走り、信号で左に曲がった車は、真新しいゲートを潜って商店街を進んでいく。  戸越銀座、広い商店街を抜け、細い道の左右は、アパートや下宿屋が立ち並ぶ、独身者や学生の居住エリアとなった。  ベルリンのTake My Breath Awayは、昔ここに住んでいたヴォーカルのトム・ホイットロックが、戸越銀座への郷愁をこめて作った歌だという。  一方通行が多く、道を一本間違えると、どんどん目的地から離れていくという、狭い道が果てしなく広がった一帯。  戸越に隣接する馬込で、若い頃に運送バイトをしていたという運転手は、細い路地を何度も、器用に曲がりながら、ナビの表示する目的地に向かう。 ...
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