Summary. 最近よく使われるようになってきた Bandicam というキャプチャーソフトについてです。
入手法
- 最大で10分までしかキャプチャーできない
- 動画の上端にBandicamのロゴマークが透かし文字で入る
の2つです。
Frapsなどに比べれば比較的軽い制限と言えるでしょう。
注意点として、Bandicamでキャプチャーした動画は「BandisoftMPEG-1コーデック」という独自のコーデックで保存されます(Bandicamと一緒にインストールされる)。このコーデックが入っていない環境では再生することができません。また、このコーデックは少し癖があって、たとえばNiVEで直接読み込むことはできません
[1]。
主な特徴
キャプチャーソフトは大別して
- FrapsのようにDirectXを使用しているソフトのみ対象とするもの(高速)
- Display2AVIのように画面の指定領域をキャプチャーするもの(低速)
の2種類に分かれますが、Bandicamはどちらの用途にも使えます
[2]。解説動画などで作業風景を録画する必要があるときなんかにも役に立ちます。
Dxtoryほど細かくはないですが比較的色々な設定が用意されていて便利です。ただし、キャプチャーした動画の保存形式は MPEG-1 or Motion JPEG のどちらかしか選択できません。なので可逆圧縮で保存することは不可能です(そこまで問題にならないが)。
キャプチャーの流れ
基本的な使い方は他のソフトと同じです。大雑把に言うと
- 事前にBandicamを起動しておく
- メルブラを起動する
- F12(デフォルトの場合)を押すと録画開始
- もう一度F12を押すと録画終了
という手順を踏みます。
もしターゲットが「指定した枠内」になっている場合は、始めに「DirectX/OpenGL」に変更します。
設定画面について
各メニューについては公式HPの
使い方のページ
に詳しい説明が載っています。ここでは主な設定について述べようと思います。
ターゲット
先に触れた通り、Bandicamには2種類のモードがあります。まず「ターゲット」ボタンを押して
- DirectX/OpenGL (既定)
- 指定した枠内
のいずれかを選択します。ほとんどの場合は「DirectX/OpenGL」を選べばよいです。
一般 タブ
基本設定を行います。最初に「保存先ディレクトリ」で動画を保存する場所を指定しないといけません。
他に、「詳細設定」と「自動終了オプション」があります。前者は
- 起動時にタスクトレイに常駐
- サブフォルダを生成し、ターゲットごとにファイルを保存
- キャプチャした動画・静止画にフレームレートを表示
などのON/OFFを指定できます。
後者は文字通り、指定された条件(録画時間 or ファイル容量)を満たしたら自動的に終了する機能です。これだけだと微妙ですが、 自動終了後の設定を "新規キャプチャーを開始する" にしておけば一定時間ごとに動画を分割することができます(ただし製品版のみ)。
ビデオ タブ
動画をキャプチャーする際の設定を行います。
などもこのタブで指定することができます。
「フォーマット」ペインにある「設定」ボタンを押すと、映像サイズやフレームレート、コーデックなどを指定するためのウィンドウが現れます。基本的に好きなように指定すればよいですが、
オーディオのコーデックはPCMにしないと動画編集時に支障をきたすことがあります。
静止画 タグ
スクリーンキャプチャーに関する設定を行います。「連続静止画キャプチャー」という用途次第では役に立つ機能もありますが、基本的に動画撮影には使いません。
[1]
AviUtlならまず確実に読み込めるので、必要なら一旦AviUtlで開いて別の形式で出力し直すとよい。
[2]
もっとも、メルブラをキャプチャーする場合は普通前者しか使わないが。
最終更新:2019年09月08日 04:31