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Summary. 技の発生を測る方法についてざっと書いてみます。


始めに断っておきますが、発生に関しては大人しくキャプチャーして計測したほうが格段に簡単です。それでも通常技くらいなら手っ取り早く測れる(こともある)ので、方法をざっとまとめてみます。

実は最近になって気付いた「PAUSE法」が頭1つ抜けて優秀なんですが、順に説明していきます。

キャンセル法

キャンセル可能技の場合は──かなり胡散臭い方法ですが、
キャンセルの受け付けが始まるのはヒットストップの2F目以降
という事実を利用して候補を絞り込みます(例外あり)。

具体的には、
  1. 測りたい技をボタン押しっぱで出す
  2. 当たる瞬間を見計らって他の技を入力
として、キャンセルできたか否かで場合分けします:

キャンセルできた場合

上の図は、5Aの6F目にBボタンを入力した場面です。見ての通りちゃんとキャンセルできています。これは、 少なくとも5F目の時点では既にHSが始まっていた ことを意味します。よって、
5Aの発生 < 5F (= 6 -1F)
が得られます。

キャンセルできなかった場合

一方、上の図は5Aの5F目にBボタンを入力したところです。この場合は5Bでキャンセルできません。このことから5F目の時点ではまだHSが始まっていない or HSの1F目であることがわかります。よって、
5Aの発生 ≧ 4F (= 5 -1F)
であると結論されます。

……以上により、 5Aの発生=4F であることが導き出されます。この方法の利点は、「キャンセルさえ可能な技なら比較的潰しが利く」ということと、「とにかく数をこなせばどうにかなる」ことです。反面、キャンセル不可能な技はもちろんのこと、キャンセル受け付けのタイミングが変則的な技もこれでは調べることができません。

PAUSE法

最近新しく気付いた方法です。キャンセル法では「発生と同時にキャンセル可能になる技」しか計測できませんが、こちらの方法はもっと幅広い技に対応しています。

※ただし、 PS2版の場合InputDisplayの挙動の違いで結果が1Fずれます。 そこは御了承ください。

方針は至ってシンプルで、
  1. 測りたい技をボタン押しっぱで出す
  2. 当たる瞬間を見計らってPAUSEをかける
  3. VIEW SCREENや音声などで、攻撃が当たる前なのか当たった後なのか判定する
  4. ボタンをすべて離した状態でPAUSEを解除してInputDisplayを見る
という作業を繰り返します。

(まだ書いてない)

飛び逃げ法

最後に、少し面倒ですが持続の計測とも関係する方法を紹介します。簡単のため、以下では
自分 = レン, 相手 = レン
の組み合わせの場合に話を限定します[1]

予備知識

名前の通り、今回の計測には飛び逃げの可否を利用します。なので、
  • レンのジャンプの1~4F目は地上判定、5F目以降は空中判定
という予備情報が必要です。加えて、今回は「2Bでダウンを取って持続重ね」という作業をひたすら繰り返すんですが、このときに
  • 「2Bの入力1F目~相手が起き上がってジャンプ可能になるまで」のフレーム数は、
    HSなどを全て含めて88F
という知識も必要になります(言い換えると、 2Bを入力した87F後にちょうど相手が起き上がる ということです)。これらは予備知識なので無条件で認めてしまってOKです[2]

やること

さて、これらの事実を用いると
  1. レンvsレンで、2Bを当てる(ボタン押しっぱ)
  2. 相手が起き上がる前に、相手側を上入れっぱにする
  3. 相手が起き上がる頃に合わせて目的の技を出す
として、地上食らいになったか否かに応じて発生の値を絞り込めます。

地上食らいになった場合

上の図の場合、2B入力の84F後に5Cを出しています。その結果、相手が地上食らいになっているので "2Bの87F後にジャンプした後、5F目を迎える前に5Cを食らった" ことになります。

よって、 5Cの発生≦(87+4)F-84F=7F が得られます。

空中食らいになった場合

次は85F後に5Cを出した場合です。今度は相手が空中食らいになっているので、"攻撃発生より前にジャンプの5F目を既に迎えていた" ことになります。

したがって、 5Cの発生≧(87+5)F-85F=7F を得ます。

……以上により 5Cの発生=7F がわかります。ちなみに、地上ヒットか空中ヒットかを厳密に確認するには、AttackDisplayを表示させておいてダメージをチェックすると良いです。加えて、CriticalHitをOFFにしておけばクリティカルが混ざらないのでより確実に判定できます。

動画

そんなわけで2種類の計測法を紹介しましたが、文章だとわかりづらいでしょうから解説動画を作ってYouTubeにupしてみました → 発生の計測法 (YouTube)

いくらかマシだと思うので、興味があればどうぞ。





[1]
もちろん他の組み合わせでもいいが、その場合は具体的な数字が変わってくる。

[2]
検証するとしたら、まず次の要領で「2B~起き上がるまで」のフレーム数を先に調べる:

2Bをボタン押しっぱで出し、相手をダウンさせる
→ 相手を上入れっぱにしておく (起き上がったあと最速でジャンプするはず)
→ 相手の起き上がる頃に、自分も上入れっぱでジャンプを入力する

こうしたとき、もし相手と自分のジャンプがシンクロしていれば成功で、「自分がジャンプを入力したフレーム=相手の行動可能になるフレーム」となる。
最終更新:2019年09月08日 04:13