Summary. BE対応技の性質についてざっとまとめておきます。

ため時間の影響

雑に言うと、「BE対応技」とは
  1. ボタンを押し続けている限り動作に進展がなく、
  2. ボタンを離したところから共通のモーションが開始する
技のことです。ある程度までためると性能の全く違うBE版になり、こうなってしまうと後はもうどのタイミングでボタンを離しても発生等は変化しません。

……と、かなり簡単に言いましたが、実際はもう少し細かい変化があります。一例として A氷の "ため時間" と "発生" の関係をグラフにしてみました[1]


基本的に 発生=ため時間+α という関係になっていますが、最初と真ん中ら辺が少し違っています:

1~6F

この間はどこでボタンを離しても発生が19Fで変わりません。これは、A氷の出始めモーションに必要な最低限の時間と考えられます。実はこの間はボタンを一度離して押し直してもためを維持できます。

18F目

それまで真っ直ぐに続いていたグラフが18F目で突然下に5Fずれます。レンのモーションを見てみると、A氷を溜める動作がこのタイミングでちょっとだけ進んでいます(ずっと同じコマで静止してると不自然だから?)。


このような現象はBE対応技全般に共通します。この2つの変則的な要素を明記するために、LUJでは以下に紹介する略号を使います。

表記法

というわけで、次のような記号を用意します:

これらの記号を用意すると、たとえば先程のA氷の発生は (x6 - 5i18 + 13 ) F と書き表すことができます。
慣れてないとかなりわかりづらいでしょうが・・・。[2]

A氷の場合はモーションの進展が1回だけでしたが、たとえばシエルの4Bの場合、
発生 = (x5 - 2i9 - 2i14 + 8 ) F
と2段階で変化します。また、翡翠のBE5Cは1段目の発生が15Fに固定されていて、代わりに2段目以降の発生が遅くなっていきます。

硬直差について

一般的に、BE技の発生と全体の差は常に一定値に保たれています(稀に例外あり)。したがって、硬直差はため時間に関係せず一定です。

もちろん、ワルクのちょいため5Bのように性質そのものが変わる技はその限りではありませんが。





[1]
見やすくするため、グラフは多少デフォルメしてあります。

[2]
ため時間≦6Fのとき → 6-5×0+13 = 19F。
ため時間が6~17Fのとき → ため時間+13F。
ため時間≧18Fのとき → ため時間-5×1+13 = ため時間+8F。
最終更新:2019年09月08日 04:25