FPS同期モード
ご存知の通り、メルブラは大体60fpsの描画頻度で動いています。では、これを30fpsのペースで録画した場合何が起きるでしょう? 2Fに1回しか録画していないのだから、いわゆる『コマ落ち』が発生します。つまり録画されないフレームが出てくるわけです。
通常の用途であれば、この程度のコマ落ちは問題ではありません。しかし、
フレームデータの計測を目的としている場合は致命的です。
そこで、コマ落ちを絶対に回避したい場合はこの "FPS同期モード" を選択します。そうした場合、録画対象であるメルブラを強制的に30fpsに変更して
キャプチャが行われます。
ただし、コマ落ちが発生しない代わりに今度は『処理落ち』が発生する可能性があります。PCのスペックが足りない場合、メルブラの動作速度が必要以上に低下してしまい、たまに同じコマが2~3個ダブって録画されてしまうことがあります
[1]。
エンコーディング
MPEGなどの一般的な動画ファイルは「よほど意識しないと気付かないくらい僅かに画質を劣化させることで、ファイルサイズを大幅に削減する」という方針を採用しています。この圧縮方法を「エンコード形式」といいます。
動画を何段階かに分けて編集・加工するときには「わざわざ途中で劣化させたくないなぁ」と思うのが人情です。そんなときは俗に「可逆圧縮」と呼ばれるエンコード形式を使うと劣化を回避することができます。
可逆圧縮
画質の劣化を避ける一番早い方法は「圧縮しない」ことです。が、それだと容量がバカになりません。世間的によく使われているのは
Ut Video Codec Suite
だと思います。ただし、無圧縮ほどでは無いものの、WMVなどに比べるとかなりサイズが大きくなります。
非可逆圧縮
いわゆる普通のエンコードです。よく知られているのは
- Windows Media Video (WMVファイルのあれ)
- DivX コーデック (
DivXのサイト
から)
- VP6 コーデック (昔のニコニコで使ってた)
などでしょうか。PCに必要なコーデックが入っていれば
NiVEの出力設定などで色々選択できるはずです。
ffdshow
[1]
そういうことがあると知っていればさほど問題にはならないが、一応警戒しておくとよい。
最終更新:2012年09月25日 13:24