MLT-02BC ヴァルキリー改

MLT-02BCヴァルキリー改
「マインドリンク・システム」(後述)を搭載したテスト機。
全身が白系統の塗装で、アクセントとして青いラインが入っている。
元々ある組織の実験機だったのだが、テストを終え、
保管されていた2機のうち片方を任務の報酬として貰い受け、それを改修したもの。
形式番号のMLTは「マインドリンク・システムテスト機」の略。

「マインドリンク・システム」
コクピットに搭載された特殊装置。
特殊なヘルメットを経由して脳内イメージを装置に伝達し、機体制御の補助とするもの。
また、装置からのフィードバックによって、機体各部のセンサーから情報が脳に送られ、
搭乗者の空間認識を強力にバックアップする。
ただし、適性がないと反応がない、もしくは鈍くなるため、
これを搭載した機体に搭乗するにはシステムに適合している必要がある。
また、このシステムを利用して一部の特殊兵器を運用する理論が確立され、実戦投入されている。

【搭載武器】
●腕部内臓式ビームガン
マニピュレーターのすぐ上に内蔵されているビームガン。
単発威力は低いがエネルギー消費が少なく、反動も小さい。
モードを切り替えることでビーム・マシンガンとしての運用も可能。

●大型メタルブレード
右腕に装備された、機体の半分ほどもある大型の実体剣。
もともとはなかったものだが、改修時にイメージから追加。
本来は槍にする予定だったが、使い勝手が悪いことから剣に変更された。

●シールド
左腕に装備された円形のシールド。
こちらももともとなかったものだが、改修時に追加された。
裏側にミサイルが4基搭載され、大型目標との戦闘時、中距離で活躍する。
また、対光学兵器加工がなされており、ある程度のビームやプラズマ砲などを軽減する。

●ヴァルキリー・ウイング
背面に搭載されている、1対2枚の大型の可動式ウイング。
ウイング各部のスラスターをMLSによって制御し、フレキシブルな機体制御を可能としている。
細部が稼動することで大きく展開し、滑空することも可能である。
また、MLSを利用した特殊な無線砲台が1枚に5基、全10基装備されている。

●無線砲台パニッシャー
ヴァルキリー・ウイングに装備されている無線砲台。
MLSによる誘導が必要な兵器で、MLSを搭載していない機体には装備できない。
姿勢制御用のスラスターが装着されており、MLSからの指示通りに動き、小型レーザー砲で攻撃する。
稼働時間は射出後3分で、それを越えるとエネルギー切れで操作不能となる。
それ以前に帰還させて回収すればエネルギー補充ができるため、再利用可能。
ただし、上手く扱えるかどうかはパイロット次第で、リースの場合、同時に扱えるのは2基まで。

【機体性能】
全高   16.4m
本体重量 24.8t
ある組織が秘密裏に開発した、「MLS計画」による機体のひとつ。
この計画では、MLSを利用した機体制御や火器管制の補助を目的として、3種類のロボットが作成された。
即ち、「MLT-01(A,B)メサイア」「MLT-02(A,B)ヴァルキリー」「MLT-03(A-C)ラグナロク」である。
計画完了後、メサイアとヴァルキリーに関しては量産機が作成され、
その組織と繋がりのある部署で使われている。

本機はそのうちヴァルキリーB型を、パイロット、リースの意向で改造したもの。
このヴァルキリー改は、機動力の向上を目指してMLSを搭載したヴァルキリーをベースにしており、
全体的に機動性や運動性能に優れているが、耐弾性が大きな問題である。
そのため、「ヴァルキリー」という名前のイメージも含め、シールドと剣を追加、
防御力と近接戦闘力を大幅にアップさせることとなった。
同時に、胸部に装備されていた機関砲やミサイルを廃止するなど軽量化を図り、
増加した装備によってバランスが崩れないように工夫されているが、
それによって装甲そのものはさらに薄くなった。

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最終更新:2010年09月13日 19:25
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