読書会について(野郎>すがぬま)
今回考えたのは、もうちょっと良くできんかな、と。全体的には満足なんやけど、読書会の後に不満に思うことがあるのよね。それは僕の怠慢もあるでしょうけど、今の読書会の形式では「後に残りづらい」ってこと。
というわけでこのことについて少し考えてみました。長文になりそうな予感がぷんぷんしていますが、よかったら読んでみてください。
読書会をやった後に、成果とかが残りづらい理由として思いついたのが、
1, 1次テクストしかないこと。
2, 脱線が多いこと。
3, 記録媒体がないこと。
の3つです。
それで改善案ね。
1についてはレジュメを作ればいいと思います。
2は、これが楽しみって人もいるだろうから、なくすのはアレよね。
僕が考えたのは、1次会を薔薇園あたりでヤる、その場合、司会進行と書記と発表者をそれぞれ持ちまわりで担当してヤる。しかる後に、そこか別の場所で、打ち上げをヤるっていう案です。役割があるっていうのは一つの契機になると思います。司会進行というのを設けたのは、発表者は準備を頑張ったわけだから、メインを張るのはしんどいかな、と。3人でも司会進行がいるというのは、いい流れができそうに思います。
3の記録媒体は、というわけで、書記が担当ってことで。
で円環運動も機能してない今、あそこをレジュメと書記されたものを載せるところにする、とか。それとかレジュメについては、前やってくれたみたいにEXCELみたいなファイルをうpするとかね。
成果を急ぐのもあれやけど、やっぱり終わったあと自分の中に何らかの知識なり思考回路なりが残ってほしいのよね。毎回、みんなが何を考え、何を話し、何が疑問として残ったのか。
ずっと前、今まで何をやったかっていうのを話したときに、詰まり詰まりしか出てこなかったのが、個人的には実はとてもショックで、だからそういう風な記録を残すことが大事やと思ったわけです。
というわけで、以上の案から導かれる読書会の流れをまとめます。
1、役割を決めます。
2、発表者は前日までに調べたりとかして作ったレジュメをうpします。
3、司会進行は薔薇園と二次会の場所を予約しておきます。
4、薔薇園に行きます。
5、発表者が発表します。(時間は20~40分程度?)
6、司会進行が質問や問題提起を促します。
7、書記はその始終を記録します。
8、時間が来たら、切り上げるか続けるかを決めます。
9、薔薇園セッションが終われば2次会場に移動します。
10、打ち上がります。
11、次の役割を決めます。
12、みんなで、あるいは次の発表者が読む本・議題を決めます。
13、書記がまとめてうpします。
杓子定規にいくと、こんな感じかな。いかがでしょうか。
読書会について(すがぬま>野郎)
読書会について
一次会と二次会という風に分けるのは、すごく良いと思う。いつの間にか、読書会が始まってて、いつの間にか終わってるってのは、だらだらしすぎかなぁ、って思ってました。
メールで書いてくれたような、完全にゼミ形式にするってのは、すごく良いと思う。読書会をしっかりとした議論(堅い場)で、二次会を脱線した議論とするのは、メリハリがついて、よさげやね。
↓↓↓以下ぼくの考察&提案↓↓↓
■ 3役について
初めのうちは司会はいたけど、結局はなしくずしになくなっていった。
書記の話はでたけど、結局、飲みながら雑談しながらでは、難しいので、そのまま流れた。
レジュメを作って発表する人は、話の進行とかもあるから、できれば司会役をやってほしい、と思ってしまう。
出来れば、レジュメはそれぞれ一人ずつ作って、全員がスムーズに司会進行できるってのが望ましいのだが、結局、それも難しいということで、指名制にするのか、自主的にするのかになる。今までは、ほぼ自主的にレジュメにしていたが、挙手しなければ、誰もやらない、ということで、少し怠慢になってきていたのかもしれない。
ローテーション制(指名)が一番現実的かも。
■ 読書会の役割について
読書会の役割は、ぼくが思うに、ひとつのテクストを様々な角度から読めるように心がける、また読めるようになる、ということだと思っている。
そのため、読書という行為以外で、なにかが出来るようになる、などとは思っていなかった。(例えば、読書会のおかげで、見えていなかったことが見えるようになりました、とか)
ひとつ、読書会の成果を高めるには、「復習」が必要なのではないか、と考える。
読書会の成果が読書において成されるのなら、読書会で取り扱ったテクストは、読書会で読みきられるのではなく、読書会を行うことによって、新たな読み方を見出せるようになるはずだ。それならば、同じテクストを何度も読むことによって、読書会の成果が、目に見えて身につきやすいのではないか、と思う。
結局、読書会は、主に3人集まって開かれるが、その効用は、一人一人のその後の行動で決まるような気がする。
それにつけても、今までの読書会の感想がしどろもどろになってしまったのは、ショッキングなことだが。
■ 次回のテーマについて
期間が空いた、ということもあり、またテクストが決まってない、ということもあり、また、年末、ということもあって、次回は、エガパンも招待して、今年(もしくは今まで)に読んだもので一番面白かった本、または文章を選んで、紹介する、という形式が面白いのではないか、と考えていた。
また、村上くんのメールを見て、今までの読書会で取り上げたテクストを再読・再考というのも良いのではないか、と思った。
■ 進め方について
成果云々にも繋がるが、文章を読みながら、その文章の解釈について話す、というのは、とてもミクロな視点で、さらに、文章に完全に依拠した議論の仕方だと思う。(それを考えても、テクストなしに、読書会の感想を言うのは、難しいのかもしれない。)
成果が目に見えるようにするためには、フィードバック、もしくは、読書会の事前・途中・事後の議論の視覚化が必要という意見には、かなり同意。
しかし、下手を打つと、「それぞれの考え方を許容できる、多角的な視野を身につける」という目的に反する可能性も出てくる。(視覚化は、多種ある意見をひとつの意見にまとめてしまう恐れがあるため。)
今までのテクストも、ひとつの見方に限定されないような、柔軟な読み方のできる文章を選んでた。もしかしたら、読書会の方向性を再考するための話し合いが必要なのかも。
薔薇園で話し合うってのは、少し不安があるかも。もしかしたら、議論ができないのではないか。(不安の理由はわからないが、静かすぎて議論に熱が入りづらい、とかなんかなぁ)
まぁ、でも一度やってみてから、場所の吟味をしてもよいかも。
ぼくの理想は、半個室くらいで、適度にざわつきつつ、お酒も飲めつつ、テーブルに資料を広げれるようなお店なんやけど、ちょっと石橋界隈では難しいんかな。
■ 今後
波多野氏も含めて、エクリチュールの円環構造で軽く議論しても良いかな、と思いました。
あと、日付なんやけど、ぼくの都合で12月20日にしてもらいたい。平日でよければ、他の日も考えます。都合の良い日があったら言うて。
最終更新:2008年11月30日 23:59