開発環境の作り方

Miceでは「GDL」と「H8 Write Turbo」というソフトを使って

H8-3052マイコンに書き込める環境を作ります。

また、USB-Serial変換ケーブルは秋月のものとします。

これらのソフトはMiceのPCのデスクトップに入ってますので

探してみてください。


GCC Developer Lite

GDLの最新版はベストテクノロジーhttp://www.besttechnology.co.jp/)からDLできます。

GDLはセットアップにしたがってインストールしてください。

その後、同じページにある
H8/300Hシリーズターゲットファイル
というのをDLします。

適当な場所に保存した後、H8300HTARGETを解凍し、中身を全て
C:\Program Files\BestTech\GCC Developer Lite\TARGET(インストール先は人によって違うかもしれません)
の中に入れてください。

そしたら、GDLを起動し、
ツール→コンパイルオプションより、設定リストが
「H8/3052F 内蔵フラッシュROM」
になっていることを確認しましょう。


H8 Write Turbo

H8 Write Turboは、インストールの必要はありません。

デスクトップやらマイドキュメントやら、好きな場所に入れてください。

次に、[スタート] ボタンをクリックし、[マイ コンピュータ](Vistaの場合はコンピュータ) アイコンを右クリックし、[管理] をクリックします。

コンピュータの管理の欄から「デバイスマネージャ」を選択してください。

その中に「ポート(COMとLPT)」というのがあると思います。

そこから「Prolific USB-to-Serial Comm Port」というのを探してください。

この文字の後に(COM4)とか(COM5)とか書いてあると思います。

コレを覚えて、H8 Write Turboをダブルクリックしてください。

デバイスはH8/3052Fに。
通信ポートは先ほど確認したものに。
一番下の「ファイルの関連付けを行う  MOT」
というところのMOTをクリックしてへこませておいてください。
その他はそのままでOKです。

これで、書き込めるようになりました。


GDLの使い方

GDLを起動すると、青い画面があります。
ここにプログラムを書きます。

プログラムの例を下に書きます。

<3052.h>

int main(void)
{
   int i;
   i=0;
   while(1){
      i++;
      mate();
   }
}

一行目の#include<3052.h>はそういうもんだと思ってください。

次のint main(void)というのがメイン文と言われるものです。
プログラムはここの{}から始まります。

int i;というのはiという変数の型宣言です。
int,long,short,charの違いについては本を参照して下さい。

i=0;というのは初期化です。
最初にiに何を代入するかを決定します。

…そんな感じです。

C言語については、各自色々HPを探してみてください。
判りやすく説明しているところがたくさんあります。
さくら君のページを見るのもいいかもです。(まだ作ってないみたいですが
書籍でもいいです。ロッカーに一冊置いてあります。

プログラムを書いたら保存し、その後にF9を押す事でコンパイルできます。
コンパイルすると保存したところと同じところに色々なファイルが出来ます。
そのファイルの中の[.mot]という拡張子のものをダブルクリックすると
書き込むことが出来ます。

ちなみに、コンパイルするとファイルは上書き保存されます。
プログラムを残しておきたい場合は、
違う名前で保存してからコンパイルしましょう。
最終更新:2008年06月16日 22:57