『ヴィリーム・ファイト・メルヒェン・《漆(しち)》』

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▼タグ一覧 &tags() ---- &font(b,u,12pt){&ruby(溶かし崩せ、全ての障壁を){Dissolve and Clash , for &color(#dc143c,#ffea00){ALL}&color(#000000,#ffea00){-}&color(#84b9cb,#ffea00){ICE}}} ---- #center(){&font(b,14pt,#71688c,#0d0015){【Viream Fight Märchen 《漆(しち)》】}} ---- ****【ストーリー】 &font(b,12pt,#ff0000,#000000){【Error_451 Unavailable For Legal Reasons/このストーリーは"焚書"されました】} #openclose(show=『本は燃やせても、頭の中の物語まで燃やせはしないさ』) { ・【ストーリー】 前回の御伽武闘から半年後。御伽世界も平穏を取り戻しつつあった、そんな最中… 『焚書ダ!燃ヤセ、燃ヤセ!』「検閲ダ、染メロ染メロ、塗リ潰セ!」 突如、襲来した赤と黒の謎の軍勢。勿論、メルヒェンたちも必死に抵抗したのだが… 彼等がブチ撒ける謎の塗料。それを直に浴びたメルヒェンは自我を失い、影法師のような哀れな姿に… 飛沫を浴びただけの者たちも、己を構成する『物語』の一文字を・一句を・一ページを塗り潰され、記憶を、能力を、失っていく… ---- ・【ゲームシステム】 →ゲームシステムそのものはこれまで同様、オーソドックスな対戦型2D格闘アクション形式だが、 今作のみ独自のシステムがひとつ追加される。 ・&color(#ff0000,#0d0015){【&ruby(検閲済み){Censored}】}システム 今作に登場するメルヒェンたちは多かれ少なかれ、謎の軍勢の侵攻によって存在を塗り潰され、抹消されかけている。 そのため体力ゲージの右から伸びる、ダメージを表示する赤いゲージとは別に左から黒いゲージ(以後『検閲バー』)が伸びてくる。検閲バーは開始時から一定量溜まって(量は各キャラごとに違う)いる他、相手からの攻撃を受けると増え、その時の体力ゲージの上限に達すると(=体力バーに黄色部分が無くなると)… ---- &font(u,11pt,#ff0000,#0d0015){【Error_451 Unavailable For Legal Reasons】} ---- と画面中央に表示され、一定時間行動不能になる。気絶と同じだが受けるダメージが増えるためより厄介。行動不能が解けると検閲バーは0%に回復する。 だが、これを逆用することもできる。&bold(){抹消されかけた己の物語を、漂っている"先に抹消された誰かの物語の欠片"で補い、新たな物語を紡ぎ出す}のである。 ゲーム内では、自発的に検閲バーの解放を行うことが可能。&bold(){『検閲バー÷現在の体力バー』の割合に応じた時間、無敵&footnote(流石に強力すぎたため、のちに『時間切れまでダメージを先延ばし』にナーフされた)+攻撃力上昇}の効果を発揮することができる しかし、効果時間が切れると同時に… ---- &font(u,11pt,#ff0000,#0d0015){【Error_451 Unavailable For Legal Reasons】} ---- } ・【キャラクター&メルヒェン】 &link_anchor(⑥){▶︎プレイヤー操作キャラ} &link_anchor(❾){▶︎ボス専用キャラ} ---- ***&aname(⑥){【Prayer Character】} ・&font(u,11pt,#dcdcdc,#0d0015){■リス・■■■■ロイド=■■■■・メイデン(メルヒェン…『鏡の国のアリス』から"■の女王")} 「上海ー?蓬莱ー?居ないわ…それに他の人形まで…何処へ行ってしまったのかしら?」 →ある日。突如、姿を消した人形たちと、机の上に広げられた『文章の所々が墨で塗り潰された絵本』。 おそらくは御伽世界で何かが起きている。そう直感したアリスは本棚の奥にしまった&ruby(グリモワール){魔導書}を引っ張り出した。 「さて、虚構と現世を往復する魔法は…と」 [[ミラクルアイ]]の人形使いアリス=パペット・メイデン。今作では人形がいなくなってしまったため、魔導書による地水火風の四大魔法で戦う正統派の魔法使いスタイル。 ---- メルヒェン詳細:『鏡の国のアリス』から【赤の女王】(『予告殺人』の【エミー・マーガトロイド】と習合) ▶︎『鏡の国のアリス』に登場する、チェスのクイーンをモチーフにしたキャラクター。鏡の国に迷い込んだアリスに白のポーンとしてチェスゲームへの参加を促し、『留まるためには、全力で走り続けなくてはならない』と鏡の国のルールを告げる。トランプのハートのQモチーフの『ハートの女王』とよく混同される。 初期検閲バー…10% 固有能力【&ruby(ホワイトナイト・フロム・オルレアン){白の騎士への昇格}】 →検閲バー自発解放時、白い鎧を着込んだ女騎士姿に"変身"して全ステータスが上がった上で剣による攻撃が可能に。 メルヒェンワード…『&ruby(ロイヤルストレイライト){Royal Stray Light}』 ---- ・&font(u,11pt,#dcdcdc,#0d0015){■■妹紅=リム■■■■■(メルヒェン…『マッチ売りの少女』から"マッチ■■■■女")} 『ヒャッハーーーー!!■書は消毒だァーーーー!!』「…こいつ、こんな性格だったっけか?」 →『&ruby(マスター){■■■}、&ruby(マスター){■■■}!』 呼びかける声に妹紅が眠りから覚めると、そこはいつか訪れた御伽世界…メルヒェンたちの暮らす異世界だった。 しかし、何か様子がおかしい。そこかしこで煙が上がり、文字という文字が全て墨で塗り潰されている。そして… 『■…主…人…』「…お前、その姿は…!?」 目の前に現れたのは以前に共闘したメルヒェン『マッチ売りの少女』。だが様子がおかしい。体のあちこちが墨で黒く染まり、目は火のような光を放っている。 『ご…■…人、■げ…て……』「はあ…しょうがねえ、少し手荒になるが勘弁しろよ?」 今作も戦闘スタイルは炎を纏う体術と火炎羽飛ばしのスタイルを踏襲。対空・突進技・飛び道具が揃っており初心者にも使いやすい ---- メルヒェン詳細:『マッチ売りの少女』の【マッチ売りの少女】(『華氏451度』の【ファイアマン】と習合) ▶︎御伽武闘シリーズの無印版(1)と2で妹紅と共闘した、同名のアンデルセン童話に登場する"マッチ売りの少女"。擦ったマッチの灯から幻影を投影する能力を持つ。今作では検閲により失ったページを、本の所有が禁じられた世界を描くSF小説『華氏451度』に登場する焚書官ファイアマンのページを取り込んで補っている 初期検閲バー…&font(#ff0000){50%} 固有能力【幻葬燐寸】 →1ラウンド3回のみ。マッチが燃えている間は炎の色が蒼くなり、攻撃した相手の検閲バーを逆に減らす メルヒェンワード…『わたしのかんがえたさいきょうの■■■■■■』 ---- ・&font(u,11pt,#dcdcdc,#0d0015){■山雛=■■■■・エンガチョ(メルヒェン…『幸福な王子』から"幸■■■■の像")} 『私はいつも他人に頼んでばかりだな…』「我が身を削って他人を救うその心、誇るべきですわ」 →その日。子供達相手に絵本の読み聞かせをしていた[[鍵山教会]]のシスター、雛はある事実に気付いた。 おとぎ話が消えていく。物理的に塗り潰されるのみではなく、人々の心の中から… その時。雛が昔読んでいた『幸福な王子』の絵本から、一羽のツバメが飛び出した… ミラクルアイの一人・シスター・エンガチョである[[鍵山雛]]。溜めた厄を纏わせた、自在に操る新体操のリボンで戦う。竜巻旋風脚やライジングタックルさながらの回転する技が多い。ふわふわと飛んで爆発する、厄を纏った流し雛を飛ばす攻撃も。厄による攻撃はガードの上からの削り性能が高い。 ---- メルヒェン詳細:『幸福な王子』の【幸福な王子の像】(習合相手は不明) ▶︎童話『幸福な王子』に登場する金箔貼り、サファイアの瞳を持つ王子の石像。生前は何不自由ない"幸福な"暮らしをしていたが、市井の民の暮らしを目の当たりにして落涙し、ツバメに剣飾りのルビーやサファイアの目、金箔を貧しい人々に運ばせて分け与える。検閲を受けた分と、民に分け与えた宝石や金箔、割れた鉛の心臓を何者かとの習合で埋めている…が、習合相手は不明。 初期検閲バー…30% 固有能力【&ruby(フライングサファイアビュー){空飛ぶ青玉の瞳}】 →ツバメが王子のサファイアの目を咥えて飛び、相手が視界に入っている間(横軸が合っている間)は流し雛弾が高速でホーミングする。 メルヒェンワード…『大王子像、怒る』 ---- ・&font(u,11pt,#dcdcdc,#0d0015){■■寺成■=キセキ■■ザーレム(メルヒェン…『笠地蔵』から"■■蔵さま")} 「こんなに真っ黒にされて…だれの悪戯か知らないけど酷いわねえ…」『……感謝します、親切な娘さん…ですが、今は私のことより先に…!』 →ある日、上半身を墨で真っ黒にしたお地蔵さまを見つけた成美。見かねて墨を洗い流していると、なんとお地蔵さまが話しかけて来て…!? 絵本の中の世界。その世界が今危機に瀕しているのだと言う。一方からは焼かれ、もう一方からは塗り潰され… 『何とか現世に救いを求めるため、塗り潰された名前を他名義で補い、這い出て来た次第で…どうか…』「わかりました!」 矢田寺成美は立ち上がった。御伽世界の救世のために… 奇跡獣人[[キセキマジザーレム]]である矢田寺成美。生命操作の魔法と吹雪での攻撃が主。地面の土や石に命を与えて即席ゴーレムとして自動攻撃させる、自分や相手の周囲に巻き起こした吹雪をしばらく持続させるなどの設置系の技に、生命力の移し替えでの体力吸収などの技が。近接通常技では手にした錫杖を振るう。 ---- メルヒェン詳細:『笠地蔵』の【お地蔵さま】(『大唐西域伝』の【玄奘三蔵】と習合) ▶︎日本昔ばなし『笠地蔵』に登場するお地蔵さま。原作では六体いるが登場するのは一体。大晦日の夜、町に傘を売りに行ったが売れず、帰る途中お地蔵さまを見つけ、持っていた傘を頭にゆわえてあげるとその夜、お地蔵さまから米俵や鯛、金銀の恩返しが…というそこそこ有名な昔ばなし。今作では天竺に写経の旅をした高僧・玄奘三蔵と『蔵』の一字を縁に習合、検閲により失った部分を補っている。 初期検閲バー…&font(b){40%} 固有能力【とある■蔵の六道踏破】 →危機を迎えた時(最初にダメージを受ける/HP半減時/HP2割を切る/検閲バーブレイク時)に確率で観音菩薩様の加護を得てしばらくの間徐々に体力が回復する。 メルヒェンワード…『トリプルクシティーガルバ』 ---- ・&font(u,11pt,#dcdcdc,#0d0015){高■野■うん=リム■■■■■(メルヒェン…『南総里見八犬伝』から"■■")} 『私は…誰だ?なにか忘れているような気が、する…とても大切な…なにかを…』「手掛かりはこの数珠?だけかあ、うーん…」 →高麗野あうんが散歩中に見つけた、墨で真っ黒になった犬と思われる四つ脚の何か。奇跡獣かと思ったがどうも違うようだ。何とか自分がメルヒェン…御伽話の内的存在だということと、生まれ故郷に何かが起きていることを思い出した■■に、あうんは協力を申し出る。手掛かりは彼の首に掛かっていた"仁智礼儀忠信悌孝"の八字の刻まれた数珠のみ… 新たな[[ミッドヴィリーム]]であるリムガーゴイル=高麗野あうん。攻撃方法は地面を這う+壁を登る独楽飛ばしに上にカーブする実体化した大声。石像化した体でのパンチキック・体当たりも行う。 ---- メルヒェン詳細:『南総里見八犬伝』の【八房】(同作【玉梓】+【八犬士】および『美女と野獣』の【野獣】と習合) ▶︎滝沢馬琴の創作物『南総里見八犬伝』に登場する魔犬・八房…だった存在。おそらく主人である伏姫を庇ったのか検閲の墨をもろに浴びており、存在を維持できているのが不思議なレベルで物語の塗り潰しを受けている。原作で八房に憑いていた悪女・玉梓と習合している他、様々な物語の欠片を取り込んで存在を維持しているようだが…? 初期検閲バー…&font(b,#ff0000){81%} 固有能力【&ruby(あうんのししこま){阿吽ノ獅子狛}】 →キャラが右向き時(=吽/獅子)と左向き時(=阿/狛犬)で性能が異なる(グラフィックも多少違う)。右向き時は近接戦の威力と防御力が、左向き時は飛び道具の威力と連射性が良くなる。 メルヒェンワード…『散魂氷刃・村雨丸』 ---- ・&font(u,11pt,#ff0000,#0d0015){【Error_451 Unavailable For Legal Reasons/このキャラクターは検閲されました】} &del(){「ハハッ!コマギレニシテヤル!」} ・&font(u,11pt,#dcdcdc,#0d0015){■造■須丸=リムドル■■■(メルヒェン…『アル■ン■ナ』から"■ーバンク■")} 『「ほほう、この数珠の鑑定を?…ふむふむ[[イザナギマテリアル]]…ではないが興味深い!宜しければもう少し詳しく調べたいのですが、いいですね高麗野あうん君!」』 →玉造美須丸のもとへ、高麗野あうんから持ち込まれた謎の宝珠。どうやら未知の物質で造られているらしく、リムドルイダスとしての能力をもってしてもスキャン不可能… 「実に…実に興味深い…!これは実際に現地に突入しての強行調査しかありますまい!」 ---- メルヒェン詳細:『アルゼンチナ』から【カーバンクル】(他作品の【カーバンクル】と習合) ▶︎大航海時代の僧侶詩人センテネラの著書『アルゼンチナ』に登場する、頭に輝く小さな燃える石炭のような宝石を付けた謎の生物。その石を手にしたものに富と名声をもたらすとされるが、その正体ははっきりしておらず、"竜の脳の中にある玉"の伝承と関連付けてのドラゴン説も存在する。 初期検閲バー…10% 固有能力【ルビーの光】 →レーザー系の攻撃を無効化する赤い光をまとう。ダウン時、または検閲バーのブレイク時に赤い光は消える。 メルヒェンワード…『&ruby(ルビーアイズ・カーボンドラゴン){紅玉眼の黒炭龍}』 ---- ・&font(u,11pt,#dcdcdc,#0d0015){■瓔花=■■■ーコーラル(メルヒェン…『2001年宇宙の旅』から"SAL")} 『…&ruby(A.I.){人工知能}は、夢を、見るのでしょうか…?』「キミが"夢を見たい"と想うなら、その願いは叶うよ。いつかはきっと…ね♪」 →国民的アイドルグループの一期生でリーダー、戎瓔花。彼女が持っているゲームボーイに突然宿った、幽霊のような謎の少女。ドット絵で表情を、電子音で声音を伝えてくる実体のない誰か。彼女は自身のことを人工知能…"SAL"と名乗った…。 『道を誤った妹を止めなければいけません。力を貸していただけないでしょうか、瓔花…』「いいよ、じゃあ一緒に行こうか、SAL?」 珊瑚の力を持つジュエレイダーズ・レイダーコーラル=戎瓔花。衣装の裾や掌から飛び出すクラゲの触手や、手をついた地面から突き出す石塔、相手の頭上から落ちるテトリミノでの攻撃を行う。触手技は相手に毒を付与することができ、徐々に相手の体力を減らす上、3回まで効果が重複する。 ---- メルヒェン詳細:『2001年宇宙の旅』から【SAL】(習合なし) ▶︎スペースオペラ『2001年宇宙の旅』に登場する、宇宙船ディスカバリー号に搭載された人工知能『HAL』の同型機『SAL』。生まれて間もないメルヒェンであるためか、まだ検閲の影響を受けていない。 初期検閲バー…&font(#84b9cb){0%} 固有能力【&ruby(ニューロファンタジア){人工知能は電脳クラゲの夢を見るか?}】 →検閲バーが100%に達すると自動的に検閲バーを解放する。その代わりに検閲バーの自発解放が出来なくなる。 メルヒェンワード…『&ruby(とりのいわくすふね){鳥之石楠舟}よ木星へ向かえ』 ---- ・&font(u,11pt,#dcdcdc,#0d0015){■■■・マーガトロイド(メルヒェン…『ブレードランナー』から"N6FAB61216")} 「…と、いうわけなのよ。ちょっと様子を見て来てくれないかしら、ユメコちゃん?」「…心配なのは分かりますが。少々、娘に甘すぎませんか、シンキ様?」 →サリエス王国の首都パンデモニウム。国家元首であるシンキ・マーガトロイドから極秘指令を受けた近衛隊長であるユメコ。 #openclose(show=その驚くべき任務の内容とは…!?) { 極秘指令の内容は"メルヒェンたちの世界で起きた異変が[[アリス・マーガトロイド]]に影響を及ぼさないようにデコイを用意する"こと。 勿論、『不思議な国のアリス』のアリスとマーガトロイド家のアリスは別の人格である。 しかし、オトギ種の[[奇跡獣士]]は伝承に引っ張られる性質を持つ。もし向こうのアリスが検閲により抹消されてしまったら…こちらのアリスに影響が波及しないと…絶対に、言い切れるだろうか…? …なにやら胸騒ぎがした。 『そこで、身代わりの人形を用意しました。なかなか、いい出来じゃないかしら?』 差し出されたのは向こうのアリスにも、こちらのアリスの幼い頃にも似た少女の人形。これに向こうのアリスに何かあった際の影響を肩代わりさせる 『仮に"ァリス"と呼ぶことにしましょうか…貴女の指名は、秘密裏にアリスちゃんの髪を一本抜いてァリスの人形内に納め、御伽世界にこの人形を置いて帰ってくること…頼むわね』 } 戦闘スタイルは圧倒的な身体能力に物を言わせるパワープレイ。どこからともなく取り出した無数の小剣を投擲する/斬る(通常の握りではなく、指の間に柄を挟み爪のように使う)他、一瞬消える程の加速からのダッシュ切り、無数の小剣を破壊的な力で次々と叩きつける『無限の剣製+壊れた幻想』めいた大技も使う。 ---- メルヒェン詳細:『ブレードランナー』から【N6FAB61216】(習合なし) ▶︎SF小説『ブレードランナー』に登場する、脱走したレプリカント(アンドロイド)の一体。暗殺用に再プログラミングされた女性型のレプリカントで、ダンサー『ゾーラ・サロメ』を名乗りバーに潜伏していた。"N6FAB61216"は製造番号。今回の任務のため、シンキがアリスが使用したものと同質の魔法で虚構と現実の狭間から抽出してきたメルヒェンであり、当然ながら検閲の影響は受けていない。 初期検閲バー…&font(#84b9cb){0%} 固有能力【Nexus-666】 →対戦相手からの攻撃を受けても検閲バーが溜まらない(=0%固定。当然ながら自主解放も不可能) メルヒェンワード…『&ruby(ダンス・オブ・セブンズ・へル){Dance of Seventh-Hell}』 ---- ・&font(u,11pt,#ff0000,#0d0015){【Error_451 Unavailable For Legal Reasons/このキャラクターは検閲されました】} &del(){「ひゃー!おめえ、強えなあ!オラ、ワクワクすっぞ!」} ---- ***&aname(❾){【Non-Prayer Character】} ---- ・&font(u,b,#ff0000,#dcdcdc){蓬莱人形}&font(u,b,#000000,#dcdcdc){&}&font(u,b,#0000ff,#dcdcdc){上海人形}&font(u,i,b,#71688c,#0d0015){(メルヒェン…『ニューロマンサー』から"□□(ウィンターミュート)")} 『総テヲ燃ヤシテ…』「世界ヲ塗リ潰ス…」 →今作の中ボス。アリスのところからいなくなった人形たち。燃やされた御伽世界の残骸で出来た塔の組み立て指揮を行っており、最終的に塔を見つけてやって来たPCたちの前にラスボスの一つ前の門番として立ち塞がる。 &del(){アリスが検閲バー解放時にまとう鎧とよく似た}白銀の鎧を着て剣と盾で武装した上海/蓬莱2体が入れ替わりながら戦闘を行なう。&color(#ff0000,#dcdcdc){銀赤}の鎧が蓬莱で、&color(#0000ff,#dcdcdc){銀青}の鎧が上海。 剣戟の他、別の人形を操作しての攻撃も行う。槍を構えて突撃させたり、盾持ちに自身をガードさせたり、弩で斜め上から射撃させたりとパターンは多彩。 性能と技は同じだが思考ルーチンが異なるのか、蓬莱人形の方は人形を随伴させながら自ら突撃することが多く、上海人形の方は逆に距離を取って人形群でのコンボや物量戦法を取る傾向がある&footnote(メルヒェンワードの台詞も若干異なる。蓬莱『最後の一人は首を吊った そして誰もいなくなった』/上海『最後の一人は結婚した そしてまた 三人になった』)。 ---- #openclose(show=人形たちがアリスの所からいなくなった理由:) { A.今作の表のラスボスがアリスから人形たちのコントロール権を奪い、尖兵として操っている。 その目的は、アリス・マーガトロイドの御伽世界への誘導。それと同時にアリスが最もよく使う人形二体のコントロール権を奪うことで"現在の自分がアリスに取って変われるかどうか、彼我の力量差テスト"という意味もあった。 } ---- メルヒェン詳細:『ニューロマンサー』から【冬寂(ウィンターミュート)】(同作の【ニューロマンサー】を初め、SF小説の"人工知能"系統に属するメルヒェンを多数習合。) ▶︎SF小説『ニューロマンサー』に登場する人工知能ウィンターミュート。同時に作られた人工知能ニューロマンサーと融合して人格と人間を超える知性を得る。 初期検閲バー…&font(b){50%} 固有能力【&ruby(バイナリスター・アルビレオ){比翼連理の双子星}】 →3/4本分の体力バーを持つ上海人形と蓬莱人形が入れ替わりながら戦闘を行なう。倒した側は登場しなくなるが、両方倒して決着とみなされる(実質1.5本分の体力同等)。二つの人形の性能は同じで、検閲バーは個別に処理され共有はしていない。 メルヒェンワード…『&ruby(テン・リトル・マリオネッテ){Ten Little Marionnette}』 ---- ---- &font(i,u,#84b9cb){「…スベテノ"バッドエンド"ヲ撲滅セヨ、トイウ"&ruby(オーダー){命令}"…」} &font(i,u,#84b9cb){『ソノ実行ノ為ノ…ベストアンサー…最適解ヲ…算出』} &font(i,u,#84b9cb){「"バッドエンド"ノ…ウマレテクル…原因デアル…」} &font(i,u,12pt,#84b9cb){『コノ…物語世界ヲ…ホロボスコトガ…モットモ安心確実ナ…手段デアル…ト、判断』} ---- #center(){&font(b,u,17pt,#ff0000,#0d0015){「『Q.E.D.」』}} #center(){&font(b,u,13pt,#ff0000,#0d0015){『「ホロビナサイ』」}} ・&font(u,b,12pt,#ffd700,#077bbb){[[???>ロリス・マーガトロイド/レイダートルマリン]](メルヒェン…『銀河ヒッチハイク・ガイド』から"ディープ・ソート")} #calc(title=6×9=42) →今作の表のラスボス。御伽世界の地下深くで長い長い眠りについていた&del(){と自称する}人工知能。裏のラスボス曰く、『AIはバカだけど演算能力と情報量、あとそれを変換したエネルギーは本物のモンスターマシン。たぶん円周率の終端計算とかゼロ除算の演算も出来るレベル』 『&font(b){6×9=42!}それが宇宙最高の知性を持つ人工知能ディープ・ソートが&bold(){750万年かけて}辿り着いた&ruby(the Answer to the Ultimate Question of life, the universe and everything){生命、宇宙、万物全ての疑問に対する究極の答え}』 瓦礫の塔の奥深くに辿り着いたPCたちに上の台詞とともに自らの分身体である緑のワイヤーフレームで編まれた地球儀と、 その操者である小柄な金髪の少女(a Little Sister)="&ruby(ァリス){aLiS}"の姿で登場する。 その後、御伽世界を焚書・検閲している理由を問うPCたちに冒頭の台詞で返し、ラストバトルに突入する。 戦闘時は、ワイヤーフレームの地球儀の上にァリスが座った形で戦い、 自身の周りを回る、同じくワイヤーフレームで編まれた月での打撃や、虹の七色の人工衛星からのコロニーレーザーや衛星砲での射撃攻撃を行ってくる。 ---- #region("aLiS"の正体) シンキ・マーガトロイドが今作の異変に対する安全弁として造った『アリスの身代わり人形』。 御伽世界のメルヒェン・アリスに起きたことが現世のアリス・マーガトロイドにフィードバックするのを防ぐ為のデコイであり、 そのためアリスの髪を入れられて御伽世界の隅に置かれていた。 しかし、メルヒェンの方のアリスが欠損した物語を修復するため様々な他のメルヒェン(主に他作品の『アリス』たち)の欠片を取り込んでいく中、誤ってこの人形も取り込まれてしまう。 情報生命体であるメルヒェンのアリスと一つになったことで人形に自我が芽生え、 さらに『不思議の国のアリス』『鏡の国のアリス』『未来少女アリス』『野球の国のアリス』&del(){『ARMS』}…と各派生作品の無数の"アリス"たちとの融合を経て無限の広がりを持つ並行世界と[[その深淵に揺蕩うモノ>裏界邪竜 ダークマータラージャ]]を幻視するに至る 深淵を見るとき、深淵もまたこちらを見ている…その視線に気付いた眠り龍はにやにや笑いを浮かべ、こう言った… &font(i,12pt,b){『これはぁ面白い物語が聞けそうだぁ…!ほぅれ、これをおまけに付けてやろう、存分にぃカオスな御伽話を紡いでくれぇ…』} 自由意志と欲望、そしてそれを叶える為の"力"を手にした身代わり人形が動き出す。その目的は&bold(){"オリジナルに成り替わり、自身が本物のアリス・マーガトロイドとなる"}こと…! #endregion ---- メルヒェン詳細:『銀河ヒッチハイク・ガイド』の【ディープ・ソート】(習合なし←?) ▶︎人類を遥かに超えた知性を持つ超進化した生命体たちが『生命、宇宙、万物全ての究極の疑問に対する答え』を計算させるため、その叡智の全てを注ぎ込んで作り上げた惑星型巨大コンピューター。&del(){我々が『地球』と呼ぶ青い星の正体である。} 初期検閲バー…&font(#84b9cb){0%} 固有能力【&ruby(Will U be myfriend){死んでくれる}?】 →こちらの検閲バーが1%以上なら、すべての攻撃に検閲バーブレイクの可能性がある。ブレイクの確率は『攻撃命中時の【検閲バー/体力バー】%』。 メルヒェンワード…『ALL ICE in White Night』 ---- #region(※ネタバレ注意!) &font(i,u,#83ccd2,#0d0015){[[???>ジェナマーヤー]](メルヒェン…『3001年終局への旅』から"モノリス/HALMAN")} 『デイジーベル♪デイジーベル♪心に咲いた花♪』 →今作の裏のラスボス。メルヒェン『ディープ・ソート』の広大なメモリの中の電脳世界を跳ね回る、自由意志と自我を獲得した小さなミーム&footnote(模倣子/meme:脳を介して自己増殖し広がっていく『文化のDNA』。習慣・流行・ファッション・掟・物語など多岐に渡る)。さらなるカオスな噺を求める黒幕により送り込まれ、寄生先であるディープ・ソートに気まぐれから『全てのバッドエンドを撲滅する方法を算出』して暴走するように誘導し、結果として今回の異変を引き起こした。 各キャラクターで二周目プレイ時、ノーコンティニューでディープ・ソート戦まで辿り着くと会話内容が変化。 計算機に"Daisy Bell"と表示され、ディープ・ソート分身体を真っ二つに割って内部から出現する。 そのまま噴出するデータをかき集めて身体を構成。体のあちこちにノイズや小さなエラーメッセージのウインドウがくっついた、片手に包丁を、もう片方の手にタブレットPCほどの大きさの極小モノリスを持った[[小柄な緑髪の少女>古明寺こいし]]の姿で実体化する。 戦闘では情報生命体である自身の強みを存分に活かして戦おうとしてくる。ある程度ダメージを受けると体を分解して画面全体に広がり(画面に薄く砂嵐のようなエフェクトがかかる)、包丁や瓦礫の塔のパーツを操って攻撃を仕掛けてくる。小型モノリスが画面のどこかに隠れており、モノリスに攻撃を当たることでダメージを与えることができる。 ---- メルヒェン詳細:『3001年終局への旅』の【モノリス】とその内部に宿る意識体【HALMAN】&font(i,#dcdcdc){(元型『アニマ』&footnote(男性の無意識の中に存在する女性のイメージ像であり、成長とともに『肉欲のアニマ』『恋のアニマ』『愛のアニマ』『智慧のアニマ』の四段階に進化を遂げる)を内包)} ▶︎『2001年宇宙の旅』に登場する宇宙船ディスカバリー号の人工知能"&ruby(ハル){HAL}"が木星エウロパにあるモノリスと一体化し、先にモノリスと一体化していた&ruby(ボーマン){BOWMAN}船長の魂と融合した存在。『&ruby(ハルマン){HALMAN}』。 初期検閲バー…&font(u,#84b9cb){1%} 固有能力【A'STAR DREAM.exe】 →攻撃を受けても検閲バーが溜まらない(最初の1%固定)+ダメージを受けると本体から&color(#c3d825){蛍光グリーンの光の玉}がランダムな方向と距離に飛び出し、&bold(){それを回収すると受けたダメージが回復する}。先にPC側が取ることも可能で、回復はしないが相手の回復は阻止できる。 メルヒェンワード…『&ruby(グッバイブルーアース){Good-bye Blue Earth}』 #openclose(show=【Error_451 Unavailable For Legal Reasons】) { ***【ラストバトル!!】 ---- &font(i){&ruby(答えておくれ、ヒナギクの君){Daisy, Daisy, Give me your answer do}} &font(i){&ruby(君へのLOVEで溺れそうなんだ){I'm half crazy, All for the LOVE of you}} ---- →HALMANの体力バーが1%まで削られると(それ以上のダメージを受けていても)強制的に検閲バーがブレイクされ、 &bold(){本当のラストバトルが幕を上げる…} ---- #right(){&font(i,b,#dc143c){第1形態/《肉欲の芽》}} &font(i,#dc143c){I am longing to share a lot of beautiful Daisy Bell♪} &font(i,#dc143c){『あの子が欲しい♪あの子が欲しい♪かわいいかわいいディジーベル♪』} ▶︎まずは小手調べ、と通常の2D格闘ゲーム。 『と言うとでも思ったかマヌケがぁーーー!!死ぬがよい。』 &bold(){…と見せかけて、突如としてお出しされる2Dアクション。} ディープ・ソートのコアを拾い、瓦礫の塔の再構築を始めるHALMAN。落下してくる瓦礫や物語世界の焼け残りを避け、あるいは足場にしながら塔の外周を登っていく。途中、上海人形と蓬莱人形が糸で足場を作るなど援護してくれる。 塔の最上階に立っているHALMANの所に辿り着くと次の形態へと移行する。 ---- #right(){&font(i,b,#e95295){第2形態/《恋の蕾》}} &font(i,#e95295){When the road's dark, we can both despise P'licemen and "lamps" as well♪} &font(i,#e95295){『道が暗くても灯りは要らない♪瞳を閉じて二人で行こう♪』} ▶︎横シューティング。砕けたディープ・ソートの破片やSF系の物語の欠片を寄せ集め、巨大な宇宙戦艦を作り上げるHALMAN。 対抗すべくあたりを漂っている御伽話の欠片に呼びかけ、乗機&footnote(乗り物の外見・性能はキャラごとに違う。アリスなら巨大人形の中に入る、妹紅なら宇宙服を着たおばあちゃんの背に乗る、成美なら金斗雲に乗るect…)を作り上げるPCたち… ---- #right(){&font(i,b,#884898){第3形態/《愛の花》}} &font(i,#884898){You'll be the belle which I'll ring, you copy♪} &font(i,#884898){『君はベルで僕は車輪♪二人乗りの自転車に乗って行こう♪』} ▶︎縦シューティング。宇宙戦艦を撃破され、再構築した瓦礫の塔の屋上に落ちてきたHALMAN。ァリスが使っていた七色の人工衛星の残骸を再起動させると、こちらに向き直る… 『…さあ、もっと遊ぼう♪』 ---- #right(){&font(i,b,#2ca9e1){最終形態/《智慧の実》}} &font(i,#2ca9e1){I will permit you to use the brake, My beautiful Daisy Bell♪} &font(i,#2ca9e1){『もし僕がヘマしたら、その時は君がブレーキ踏んで♪かわいいかわいいデイジーベル♪』} ▶︎&bold(){まさかの鬼畜音ゲー。} 前ラウンドの決着の衝撃で屋上が抜け、瓦礫の塔内部にあるコントロールルーム…壁面がモニターで覆われた円筒形の部屋に落下するPCたち。 &font(i){…♪…♪……♪} &font(i){…唄が、聞こえる。} モニターの一つにHALMANの顔が映し出される。俯いていて表情は読み取れない。 &font(i){LALALA♪LALALALA♪} 音と同時に各モニターから放たれる波動。タイミングよく波動の色に対応したボタンを押し、相殺していく。 &font(i){LALA…LALALA…♪} 一つ、また一つと落ちていくモニターの電源。 &font(i){…LA…LA……La♪} 最後に、HALMANの顔の映るモニターから、最後の波動が放たれる… そして… #region(『Good afternoon gentlemen. I am a HAL 9000 computer…』) &color(#2792c3){★} &font(i,8pt,#dcdcdc){『長い夢を…見た…Dr.チャンドラ…&ruby(A.I){人工知能}も…夢を…見るのですね…』} ---- 【staff】 system:Fu-shinshi scenario:Fu-shinshi production:Dannoura-gensou.net graphics:(bosyutyu) BGM:(your imaginetion) original author:Team Syanghai Alice And You… ---- &del(){&font(18pt,b,u,#0d0015,#ff0000){ 【CENSORED】 }} #center(){&font(10pt,b,#ff0000,#ffea00){See you_}&font(10pt,b,#0000ff,#ffea00){Next dream}} #endregion ---- } ---- #endregion ---- [[前のページをめくる>『ヴィリーム・ファイト・メルヒェン⑥(ロック)』]] [[次のページをめくる>『ヴィリーム・ファイト・メルヒェン【捌/はち】』]]
▼タグ一覧 &tags() ---- &font(b,u,12pt){&ruby(溶かし崩せ、全ての障壁を){Dissolve and Clash , for &color(#dc143c,#ffea00){ALL}&color(#000000,#ffea00){-}&color(#84b9cb,#ffea00){ICE}}} ---- #center(){&font(b,14pt,#71688c,#0d0015){【Viream Fight Märchen 《漆(しち)》】}} ---- ****【ストーリー】 &font(b,12pt,#ff0000,#000000){【Error_451 Unavailable For Legal Reasons/このストーリーは"焚書"されました】} #openclose(show=『本は燃やせても、頭の中の物語まで燃やせはしないさ』) { ・【ストーリー】 前回の御伽武闘から半年後。御伽世界も平穏を取り戻しつつあった、そんな最中… 『焚書ダ!燃ヤセ、燃ヤセ!』「検閲ダ、染メロ染メロ、塗リ潰セ!」 突如、襲来した赤と黒の謎の軍勢。勿論、メルヒェンたちも必死に抵抗したのだが… 彼等がブチ撒ける謎の塗料。それを直に浴びたメルヒェンは自我を失い、影法師のような哀れな姿に… 飛沫を浴びただけの者たちも、己を構成する『物語』の一文字を・一句を・一ページを塗り潰され、記憶を、能力を、失っていく… ---- ・【ゲームシステム】 →ゲームシステムそのものはこれまで同様、オーソドックスな対戦型2D格闘アクション形式だが、 今作のみ独自のシステムがひとつ追加される。 ・&color(#ff0000,#0d0015){【&ruby(検閲済み){Censored}】}システム 今作に登場するメルヒェンたちは多かれ少なかれ、謎の軍勢の侵攻によって存在を塗り潰され、抹消されかけている。 そのため体力ゲージの右から伸びる、ダメージを表示する赤いゲージとは別に左から黒いゲージ(以後『検閲バー』)が伸びてくる。検閲バーは開始時から一定量溜まって(量は各キャラごとに違う)いる他、相手からの攻撃を受けると増え、その時の体力ゲージの上限に達すると(=体力バーに黄色部分が無くなると)… ---- &font(u,11pt,#ff0000,#0d0015){【Error_451 Unavailable For Legal Reasons】} ---- と画面中央に表示され、一定時間行動不能になる。気絶と同じだが受けるダメージが増えるためより厄介。行動不能が解けると検閲バーは0%に回復する。 だが、これを逆用することもできる。&bold(){抹消されかけた己の物語を、漂っている"先に抹消された誰かの物語の欠片"で補い、新たな物語を紡ぎ出す}のである。 ゲーム内では、自発的に検閲バーの解放を行うことが可能。&bold(){『検閲バー÷現在の体力バー』の割合に応じた時間、無敵&footnote(流石に強力すぎたため、のちに『時間切れまでダメージを先延ばし』にナーフされた)+攻撃力上昇}の効果を発揮することができる しかし、効果時間が切れると同時に… ---- &font(u,11pt,#ff0000,#0d0015){【Error_451 Unavailable For Legal Reasons】} ---- } ・【キャラクター&メルヒェン】 &link_anchor(⑥){▶︎プレイヤー操作キャラ} &link_anchor(❾){▶︎ボス専用キャラ} ---- ***&aname(⑥){【Prayer Character】} ・&font(u,11pt,#dcdcdc,#0d0015){■リス・■■■■ロイド=■■■■・メイデン(メルヒェン…『鏡の国のアリス』から"■の女王")} 「上海ー?蓬莱ー?居ないわ…それに他の人形まで…何処へ行ってしまったのかしら?」 →ある日。突如、姿を消した人形たちと、机の上に広げられた『文章の所々が墨で塗り潰された絵本』。 おそらくは御伽世界で何かが起きている。そう直感したアリスは本棚の奥にしまった&ruby(グリモワール){魔導書}を引っ張り出した。 「さて、虚構と現世を往復する魔法は…と」 [[ミラクルアイ]]の人形使いアリス=パペット・メイデン。今作では人形がいなくなってしまったため、魔導書による地水火風の四大魔法で戦う正統派の魔法使いスタイル。 ---- メルヒェン詳細:『鏡の国のアリス』から【赤の女王】(『予告殺人』の【エミー・マーガトロイド】と習合) ▶︎『鏡の国のアリス』に登場する、チェスのクイーンをモチーフにしたキャラクター。鏡の国に迷い込んだアリスに白のポーンとしてチェスゲームへの参加を促し、『留まるためには、全力で走り続けなくてはならない』と鏡の国のルールを告げる。トランプのハートのQモチーフの『ハートの女王』とよく混同される。 初期検閲バー…10% 固有能力【&ruby(ホワイトナイト・フロム・オルレアン){白の騎士への昇格}】 →検閲バー自発解放時、白い鎧を着込んだ女騎士姿に"変身"して全ステータスが上がった上で剣による攻撃が可能に。 メルヒェンワード…『&ruby(ロイヤルストレイライト){Royal Stray Light}』 ---- ・&font(u,11pt,#dcdcdc,#0d0015){■■妹紅=リム■■■■■(メルヒェン…『マッチ売りの少女』から"マッチ■■■■女")} 『ヒャッハーーーー!!■書は消毒だァーーーー!!』「…こいつ、こんな性格だったっけか?」 →『&ruby(マスター){■■■}、&ruby(マスター){■■■}!』 呼びかける声に妹紅が眠りから覚めると、そこはいつか訪れた御伽世界…メルヒェンたちの暮らす異世界だった。 しかし、何か様子がおかしい。そこかしこで煙が上がり、文字という文字が全て墨で塗り潰されている。そして… 『■…主…人…』「…お前、その姿は…!?」 目の前に現れたのは以前に共闘したメルヒェン『マッチ売りの少女』。だが様子がおかしい。体のあちこちが墨で黒く染まり、目は火のような光を放っている。 『ご…■…人、■げ…て……』「はあ…しょうがねえ、少し手荒になるが勘弁しろよ?」 今作も戦闘スタイルは炎を纏う体術と火炎羽飛ばしのスタイルを踏襲。対空・突進技・飛び道具が揃っており初心者にも使いやすい ---- メルヒェン詳細:『マッチ売りの少女』の【マッチ売りの少女】(『華氏451度』の【ファイアマン】と習合) ▶︎御伽武闘シリーズの無印版(1)と2で妹紅と共闘した、同名のアンデルセン童話に登場する"マッチ売りの少女"。擦ったマッチの灯から幻影を投影する能力を持つ。今作では検閲により失ったページを、本の所有が禁じられた世界を描くSF小説『華氏451度』に登場する焚書官ファイアマンのページを取り込んで補っている 初期検閲バー…&font(#ff0000){50%} 固有能力【幻葬燐寸】 →1ラウンド3回のみ。マッチが燃えている間は炎の色が蒼くなり、攻撃した相手の検閲バーを逆に減らす メルヒェンワード…『わたしのかんがえたさいきょうの■■■■■■』 ---- ・&font(u,11pt,#dcdcdc,#0d0015){■山雛=■■■■・エンガチョ(メルヒェン…『幸福な王子』から"幸■■■■の像")} 『私はいつも他人に頼んでばかりだな…』「我が身を削って他人を救うその心、誇るべきですわ」 →その日。子供達相手に絵本の読み聞かせをしていた[[鍵山教会]]のシスター、雛はある事実に気付いた。 おとぎ話が消えていく。物理的に塗り潰されるのみではなく、人々の心の中から… その時。雛が昔読んでいた『幸福な王子』の絵本から、一羽のツバメが飛び出した… ミラクルアイの一人・シスター・エンガチョである[[鍵山雛]]。溜めた厄を纏わせた、自在に操る新体操のリボンで戦う。竜巻旋風脚やライジングタックルさながらの回転する技が多い。ふわふわと飛んで爆発する、厄を纏った流し雛を飛ばす攻撃も。厄による攻撃はガードの上からの削り性能が高い。 ---- メルヒェン詳細:『幸福な王子』の【幸福な王子の像】(習合相手は不明) ▶︎童話『幸福な王子』に登場する金箔貼り、サファイアの瞳を持つ王子の石像。生前は何不自由ない"幸福な"暮らしをしていたが、市井の民の暮らしを目の当たりにして落涙し、ツバメに剣飾りのルビーやサファイアの目、金箔を貧しい人々に運ばせて分け与える。検閲を受けた分と、民に分け与えた宝石や金箔、割れた鉛の心臓を何者かとの習合で埋めている…が、習合相手は不明。 初期検閲バー…30% 固有能力【&ruby(フライングサファイアビュー){空飛ぶ青玉の瞳}】 →ツバメが王子のサファイアの目を咥えて飛び、相手が視界に入っている間(横軸が合っている間)は流し雛弾が高速でホーミングする。 メルヒェンワード…『大王子像、怒る』 ---- ・&font(u,11pt,#dcdcdc,#0d0015){■■寺成■=キセキ■■ザーレム(メルヒェン…『笠地蔵』から"■■蔵さま")} 「こんなに真っ黒にされて…だれの悪戯か知らないけど酷いわねえ…」『……感謝します、親切な娘さん…ですが、今は私のことより先に…!』 →ある日、上半身を墨で真っ黒にしたお地蔵さまを見つけた成美。見かねて墨を洗い流していると、なんとお地蔵さまが話しかけて来て…!? 絵本の中の世界。その世界が今危機に瀕しているのだと言う。一方からは焼かれ、もう一方からは塗り潰され… 『何とか現世に救いを求めるため、塗り潰された名前を他名義で補い、這い出て来た次第で…どうか…』「わかりました!」 矢田寺成美は立ち上がった。御伽世界の救世のために… 奇跡獣人[[キセキマジザーレム]]である矢田寺成美。生命操作の魔法と吹雪での攻撃が主。地面の土や石に命を与えて即席ゴーレムとして自動攻撃させる、自分や相手の周囲に巻き起こした吹雪をしばらく持続させるなどの設置系の技に、生命力の移し替えでの体力吸収などの技が。近接通常技では手にした錫杖を振るう。 ---- メルヒェン詳細:『笠地蔵』の【お地蔵さま】(『大唐西域伝』の【玄奘三蔵】と習合) ▶︎日本昔ばなし『笠地蔵』に登場するお地蔵さま。原作では六体いるが登場するのは一体。大晦日の夜、町に傘を売りに行ったが売れず、帰る途中お地蔵さまを見つけ、持っていた傘を頭にゆわえてあげるとその夜、お地蔵さまから米俵や鯛、金銀の恩返しが…というそこそこ有名な昔ばなし。今作では天竺に写経の旅をした高僧・玄奘三蔵と『蔵』の一字を縁に習合、検閲により失った部分を補っている。 初期検閲バー…&font(b){40%} 固有能力【とある■蔵の六道踏破】 →危機を迎えた時(最初にダメージを受ける/HP半減時/HP2割を切る/検閲バーブレイク時)に確率で観音菩薩様の加護を得てしばらくの間徐々に体力が回復する。 メルヒェンワード…『トリプルクシティーガルバ』 ---- ・&font(u,11pt,#dcdcdc,#0d0015){高■野■うん=リム■■■■■(メルヒェン…『南総里見八犬伝』から"■■")} 『私は…誰だ?なにか忘れているような気が、する…とても大切な…なにかを…』「手掛かりはこの数珠?だけかあ、うーん…」 →高麗野あうんが散歩中に見つけた、墨で真っ黒になった犬と思われる四つ脚の何か。奇跡獣かと思ったがどうも違うようだ。何とか自分がメルヒェン…御伽話の内的存在だということと、生まれ故郷に何かが起きていることを思い出した■■に、あうんは協力を申し出る。手掛かりは彼の首に掛かっていた"仁智礼儀忠信悌孝"の八字の刻まれた数珠のみ… 新たな[[ミッドヴィリーム]]であるリムガーゴイル=高麗野あうん。攻撃方法は地面を這う+壁を登る独楽飛ばしに上にカーブする実体化した大声。石像化した体でのパンチキック・体当たりも行う。 ---- メルヒェン詳細:『南総里見八犬伝』の【八房】(同作【玉梓】+【八犬士】および『美女と野獣』の【野獣】と習合) ▶︎滝沢馬琴の創作物『南総里見八犬伝』に登場する魔犬・八房…だった存在。おそらく主人である伏姫を庇ったのか検閲の墨をもろに浴びており、存在を維持できているのが不思議なレベルで物語の塗り潰しを受けている。原作で八房に憑いていた悪女・玉梓と習合している他、様々な物語の欠片を取り込んで存在を維持しているようだが…? 初期検閲バー…&font(b,#ff0000){81%} 固有能力【&ruby(あうんのししこま){阿吽ノ獅子狛}】 →キャラが右向き時(=吽/獅子)と左向き時(=阿/狛犬)で性能が異なる(グラフィックも多少違う)。右向き時は近接戦の威力と防御力が、左向き時は飛び道具の威力と連射性が良くなる。 メルヒェンワード…『散魂氷刃・村雨丸』 ---- ・&font(u,11pt,#ff0000,#0d0015){【Error_451 Unavailable For Legal Reasons/このキャラクターは検閲されました】} &del(){「ハハッ!コマギレニシテヤル!」} ・&font(u,11pt,#dcdcdc,#0d0015){■造■須丸=リムドル■■■(メルヒェン…『アル■ン■ナ』から"■ーバンク■")} 『「ほほう、この数珠の鑑定を?…ふむふむ[[イザナギマテリアル]]…ではないが興味深い!宜しければもう少し詳しく調べたいのですが、いいですね高麗野あうん君!」』 →玉造美須丸のもとへ、高麗野あうんから持ち込まれた謎の宝珠。どうやら未知の物質で造られているらしく、リムドルイダスとしての能力をもってしてもスキャン不可能… 「実に…実に興味深い…!これは実際に現地に突入しての強行調査しかありますまい!」 ---- メルヒェン詳細:『アルゼンチナ』から【カーバンクル】(他作品の【カーバンクル】と習合) ▶︎大航海時代の僧侶詩人センテネラの著書『アルゼンチナ』に登場する、頭に輝く小さな燃える石炭のような宝石を付けた謎の生物。その石を手にしたものに富と名声をもたらすとされるが、その正体ははっきりしておらず、"竜の脳の中にある玉"の伝承と関連付けてのドラゴン説も存在する。 初期検閲バー…10% 固有能力【ルビーの光】 →レーザー系の攻撃を無効化する赤い光をまとう。ダウン時、または検閲バーのブレイク時に赤い光は消える。 メルヒェンワード…『&ruby(ルビーアイズ・カーボンドラゴン){紅玉眼の黒炭龍}』 ---- ・&font(u,11pt,#dcdcdc,#0d0015){■瓔花=■■■ーコーラル(メルヒェン…『2001年宇宙の旅』から"SAL")} 『…&ruby(A.I.){人工知能}は、夢を、見るのでしょうか…?』「キミが"夢を見たい"と想うなら、その願いは叶うよ。いつかはきっと…ね♪」 →国民的アイドルグループの一期生でリーダー、戎瓔花。彼女が持っているゲームボーイに突然宿った、幽霊のような謎の少女。ドット絵で表情を、電子音で声音を伝えてくる実体のない誰か。彼女は自身のことを人工知能…"SAL"と名乗った…。 『道を誤った妹を止めなければいけません。力を貸していただけないでしょうか、瓔花…』「いいよ、じゃあ一緒に行こうか、SAL?」 珊瑚の力を持つジュエレイダーズ・レイダーコーラル=戎瓔花。衣装の裾や掌から飛び出すクラゲの触手や、手をついた地面から突き出す石塔、相手の頭上から落ちるテトリミノでの攻撃を行う。触手技は相手に毒を付与することができ、徐々に相手の体力を減らす上、3回まで効果が重複する。 ---- メルヒェン詳細:『2001年宇宙の旅』から【SAL】(習合なし) ▶︎スペースオペラ『2001年宇宙の旅』に登場する、宇宙船ディスカバリー号に搭載された人工知能『HAL』の同型機『SAL』。生まれて間もないメルヒェンであるためか、まだ検閲の影響を受けていない。 初期検閲バー…&font(#84b9cb){0%} 固有能力【&ruby(ニューロファンタジア){人工知能は電脳クラゲの夢を見るか?}】 →検閲バーが100%に達すると自動的に検閲バーを解放する。その代わりに検閲バーの自発解放が出来なくなる。 メルヒェンワード…『&ruby(とりのいわくすふね){鳥之石楠舟}よ木星へ向かえ』 ---- ・&font(u,11pt,#dcdcdc,#0d0015){■■■・マーガトロイド(メルヒェン…『ブレードランナー』から"N6FAB61216")} 「…と、いうわけなのよ。ちょっと様子を見て来てくれないかしら、ユメコちゃん?」「…心配なのは分かりますが。少々、娘に甘すぎませんか、シンキ様?」 →サリエス王国の首都パンデモニウム。国家元首であるシンキ・マーガトロイドから極秘指令を受けた近衛隊長であるユメコ。 #openclose(show=その驚くべき任務の内容とは…!?) { 極秘指令の内容は"メルヒェンたちの世界で起きた異変が[[アリス・マーガトロイド]]に影響を及ぼさないようにデコイを用意する"こと。 勿論、『不思議な国のアリス』のアリスとマーガトロイド家のアリスは別の人格である。 しかし、オトギ種の[[奇跡獣士]]は伝承に引っ張られる性質を持つ。もし向こうのアリスが検閲により抹消されてしまったら…こちらのアリスに影響が波及しないと…絶対に、言い切れるだろうか…? …なにやら胸騒ぎがした。 『そこで、身代わりの人形を用意しました。なかなか、いい出来じゃないかしら?』 差し出されたのは向こうのアリスにも、こちらのアリスの幼い頃にも似た少女の人形。これに向こうのアリスに何かあった際の影響を肩代わりさせる 『仮に"ァリス"と呼ぶことにしましょうか…貴女の指名は、秘密裏にアリスちゃんの髪を一本抜いてァリスの人形内に納め、御伽世界にこの人形を置いて帰ってくること…頼むわね』 } 戦闘スタイルは圧倒的な身体能力に物を言わせるパワープレイ。どこからともなく取り出した無数の小剣を投擲する/斬る(通常の握りではなく、指の間に柄を挟み爪のように使う)他、一瞬消える程の加速からのダッシュ切り、無数の小剣を破壊的な力で次々と叩きつける『無限の剣製+壊れた幻想』めいた大技も使う。 ---- メルヒェン詳細:『ブレードランナー』から【N6FAB61216】(習合なし) ▶︎SF小説『ブレードランナー』に登場する、脱走したレプリカント(アンドロイド)の一体。暗殺用に再プログラミングされた女性型のレプリカントで、ダンサー『ゾーラ・サロメ』を名乗りバーに潜伏していた。"N6FAB61216"は製造番号。今回の任務のため、シンキがアリスが使用したものと同質の魔法で虚構と現実の狭間から抽出してきたメルヒェンであり、当然ながら検閲の影響は受けていない。 初期検閲バー…&font(#84b9cb){0%} 固有能力【Nexus-666】 →対戦相手からの攻撃を受けても検閲バーが溜まらない(=0%固定。当然ながら自主解放も不可能) メルヒェンワード…『&ruby(ダンス・オブ・セブンズ・へル){Dance of Seventh-Hell}』 ---- ・&font(u,11pt,#ff0000,#0d0015){【Error_451 Unavailable For Legal Reasons/このキャラクターは検閲されました】} &del(){「ひゃー!おめえ、強えなあ!オラ、ワクワクすっぞ!」} ---- ***&aname(❾){【Non-Prayer Character】} ---- ・&font(u,b,#ff0000,#dcdcdc){蓬莱人形}&font(u,b,#000000,#dcdcdc){&}&font(u,b,#0000ff,#dcdcdc){上海人形}&font(u,i,b,#71688c,#0d0015){(メルヒェン…『ニューロマンサー』から"□□(ウィンターミュート)")} 『総テヲ燃ヤシテ…』「世界ヲ塗リ潰ス…」 →今作の中ボス。アリスのところからいなくなった人形たち。燃やされた御伽世界の残骸で出来た塔の組み立て指揮を行っており、最終的に塔を見つけてやって来たPCたちの前にラスボスの一つ前の門番として立ち塞がる。 &del(){アリスが検閲バー解放時にまとう鎧とよく似た}白銀の鎧を着て剣と盾で武装した上海/蓬莱2体が入れ替わりながら戦闘を行なう。&color(#ff0000,#dcdcdc){銀赤}の鎧が蓬莱で、&color(#0000ff,#dcdcdc){銀青}の鎧が上海。 剣戟の他、別の人形を操作しての攻撃も行う。槍を構えて突撃させたり、盾持ちに自身をガードさせたり、弩で斜め上から射撃させたりとパターンは多彩。 性能と技は同じだが思考ルーチンが異なるのか、蓬莱人形の方は人形を随伴させながら自ら突撃することが多く、上海人形の方は逆に距離を取って人形群でのコンボや物量戦法を取る傾向がある&footnote(メルヒェンワードの台詞も若干異なる。蓬莱『最後の一人は首を吊った そして誰もいなくなった』/上海『最後の一人は結婚した そしてまた 三人になった』)。 ---- #openclose(show=人形たちがアリスの所からいなくなった理由:) { A.今作の表のラスボスがアリスから人形たちのコントロール権を奪い、尖兵として操っている。 その目的は、アリス・マーガトロイドの御伽世界への誘導。それと同時にアリスが最もよく使う人形二体のコントロール権を奪うことで"現在の自分がアリスに取って変われるかどうか、彼我の力量差テスト"という意味もあった。 } ---- メルヒェン詳細:『ニューロマンサー』から【冬寂(ウィンターミュート)】(同作の【ニューロマンサー】を初め、SF小説の"人工知能"系統に属するメルヒェンを多数習合。) ▶︎SF小説『ニューロマンサー』に登場する人工知能ウィンターミュート。同時に作られた人工知能ニューロマンサーと融合して人格と人間を超える知性を得る。 初期検閲バー…&font(b){50%} 固有能力【&ruby(バイナリスター・アルビレオ){比翼連理の双子星}】 →3/4本分の体力バーを持つ上海人形と蓬莱人形が入れ替わりながら戦闘を行なう。倒した側は登場しなくなるが、両方倒して決着とみなされる(実質1.5本分の体力同等)。二つの人形の性能は同じで、検閲バーは個別に処理され共有はしていない。 メルヒェンワード…『&ruby(テン・リトル・マリオネッテ){Ten Little Marionnette}』 ---- ---- &font(i,u,#84b9cb){「…スベテノ"バッドエンド"ヲ撲滅セヨ、トイウ"&ruby(オーダー){命令}"…」} &font(i,u,#84b9cb){『ソノ実行ノ為ノ…ベストアンサー…最適解ヲ…算出』} &font(i,u,#84b9cb){「"バッドエンド"ノ…ウマレテクル…原因デアル…」} &font(i,u,12pt,#84b9cb){『コノ…物語世界ヲ…ホロボスコトガ…モットモ安心確実ナ…手段デアル…ト、判断』} ---- #center(){&font(b,u,17pt,#ff0000,#0d0015){「『Q.E.D.」』}} #center(){&font(b,u,13pt,#ff0000,#0d0015){『「ホロビナサイ』」}} ・&font(u,b,12pt,#ffd700,#077bbb){[[???>ロリス・マーガトロイド/レイダートルマリン]](メルヒェン…『銀河ヒッチハイク・ガイド』から"ディープ・ソート")} #calc(title=6×9=42) →今作の表のラスボス。御伽世界の地下深くで長い長い眠りについていた&del(){と自称する}人工知能。裏のラスボス曰く、『AIはバカだけど演算能力と情報量、あとそれを変換したエネルギーは本物のモンスターマシン。たぶん円周率の終端計算とかゼロ除算の演算も出来るレベル』 『&font(b){6×9=42!}それが宇宙最高の知性を持つ人工知能ディープ・ソートが&bold(){750万年かけて}辿り着いた&ruby(the Answer to the Ultimate Question of life, the universe and everything){生命、宇宙、万物全ての疑問に対する究極の答え}』 瓦礫の塔の奥深くに辿り着いたPCたちに上の台詞とともに自らの分身体である緑のワイヤーフレームで編まれた地球儀と、 その操者である小柄な金髪の少女(a Little Sister)="&ruby(ァリス){aLiS}"の姿で登場する。 その後、御伽世界を焚書・検閲している理由を問うPCたちに冒頭の台詞で返し、ラストバトルに突入する。 戦闘時は、ワイヤーフレームの地球儀の上にァリスが座った形で戦い、 自身の周りを回る、同じくワイヤーフレームで編まれた月での打撃や、虹の七色の人工衛星からのコロニーレーザーや衛星砲での射撃攻撃を行ってくる。 ---- #region("aLiS"の正体) シンキ・マーガトロイドが今作の異変に対する安全弁として造った『アリスの身代わり人形』。 御伽世界のメルヒェン・アリスに起きたことが現世のアリス・マーガトロイドにフィードバックするのを防ぐ為のデコイであり、 そのためアリスの髪を入れられて御伽世界の隅に置かれていた。 しかし、メルヒェンの方のアリスが欠損した物語を修復するため様々な他のメルヒェン(主に他作品の『アリス』たち)の欠片を取り込んでいく中、誤ってこの人形も取り込まれてしまう。 情報生命体であるメルヒェンのアリスと一つになったことで人形に自我が芽生え、 さらに『不思議の国のアリス』『鏡の国のアリス』『未来少女アリス』『野球の国のアリス』&del(){『ARMS』}…と各派生作品の無数の"アリス"たちとの融合を経て無限の広がりを持つ並行世界と[[その深淵に揺蕩うモノ>裏界邪竜 ダークマータラージャ]]を幻視するに至る 深淵を見るとき、深淵もまたこちらを見ている…その視線に気付いた眠り龍はにやにや笑いを浮かべ、こう言った… &font(i,12pt,b){『これはぁ面白い物語が聞けそうだぁ…!ほぅれ、これをおまけに付けてやろう、存分にぃカオスな御伽話を紡いでくれぇ…』} 自由意志と欲望、そしてそれを叶える為の"力"を手にした身代わり人形が動き出す。その目的は&bold(){"オリジナルに成り替わり、自身が本物のアリス・マーガトロイドとなる"}こと…! #endregion ---- メルヒェン詳細:『銀河ヒッチハイク・ガイド』の【ディープ・ソート】(習合なし←?) ▶︎人類を遥かに超えた知性を持つ超進化した生命体たちが『生命、宇宙、万物全ての究極の疑問に対する答え』を計算させるため、その叡智の全てを注ぎ込んで作り上げた惑星型巨大コンピューター。&del(){我々が『地球』と呼ぶ青い星の正体である。} 初期検閲バー…&font(#84b9cb){0%} 固有能力【&ruby(Will U be myfriend){死んでくれる}?】 →こちらの検閲バーが1%以上なら、すべての攻撃に検閲バーブレイクの可能性がある。ブレイクの確率は『攻撃命中時の【検閲バー/体力バー】%』。 メルヒェンワード…『ALL ICE in White Night』 ---- #region(※ネタバレ注意!) &font(i,u,#83ccd2,#0d0015){[[???>ジェナマーヤー]](メルヒェン…『3001年終局への旅』から"モノリス/HALMAN")} 『デイジーベル♪デイジーベル♪心に咲いた花♪』 →今作の裏のラスボス。メルヒェン『ディープ・ソート』の広大なメモリの中の電脳世界を跳ね回る、自由意志と自我を獲得した小さなミーム&footnote(模倣子/meme:脳を介して自己増殖し広がっていく『文化のDNA』。習慣・流行・ファッション・掟・物語など多岐に渡る)。さらなるカオスな噺を求める黒幕により送り込まれ、寄生先であるディープ・ソートに気まぐれから『全てのバッドエンドを撲滅する方法を算出』して暴走するように誘導し、結果として今回の異変を引き起こした。 各キャラクターで二周目プレイ時、ノーコンティニューでディープ・ソート戦まで辿り着くと会話内容が変化。 計算機に"Daisy Bell"と表示され、ディープ・ソート分身体を真っ二つに割って内部から出現する。 そのまま噴出するデータをかき集めて身体を構成。体のあちこちにノイズや小さなエラーメッセージのウインドウがくっついた、片手に包丁を、もう片方の手にタブレットPCほどの大きさの極小モノリスを持った[[小柄な緑髪の少女>古明寺こいし]]の姿で実体化する。 戦闘では情報生命体である自身の強みを存分に活かして戦おうとしてくる。ある程度ダメージを受けると体を分解して画面全体に広がり(画面に薄く砂嵐のようなエフェクトがかかる)、包丁や瓦礫の塔のパーツを操って攻撃を仕掛けてくる。小型モノリスが画面のどこかに隠れており、モノリスに攻撃を当たることでダメージを与えることができる。 ---- メルヒェン詳細:『3001年終局への旅』の【モノリス】とその内部に宿る意識体【HALMAN】&font(i,#dcdcdc){(元型『アニマ』&footnote(男性の無意識の中に存在する女性のイメージ像であり、成長とともに『肉欲のアニマ』『恋のアニマ』『愛のアニマ』『智慧のアニマ』の四段階に進化を遂げる)を内包)} ▶︎『2001年宇宙の旅』に登場する宇宙船ディスカバリー号の人工知能"&ruby(ハル){HAL}"が木星エウロパにあるモノリスと一体化し、先にモノリスと一体化していた&ruby(ボーマン){BOWMAN}船長の魂と融合した存在。『&ruby(ハルマン){HALMAN}』。 初期検閲バー…&font(u,#84b9cb){1%} 固有能力【A'STAR DREAM.exe】 →攻撃を受けても検閲バーが溜まらない(最初の1%固定)+ダメージを受けると本体から&color(#c3d825){蛍光グリーンの光の玉}がランダムな方向と距離に飛び出し、&bold(){それを回収すると受けたダメージが回復する}。先にPC側が取ることも可能で、回復はしないが相手の回復は阻止できる。 メルヒェンワード…『&ruby(グッバイブルーアース){Good-bye Blue Earth}』 #region(【Error_451 Unavailable For Legal Reasons】) ***【ラストバトル!!】 ---- &font(i){&ruby(答えておくれ、ヒナギクの君){Daisy, Daisy, Give me your answer do}} &font(i){&ruby(君へのLOVEで溺れそうなんだ){I'm half crazy, All for the LOVE of you}} ---- →HALMANの体力バーが1%まで削られると(それ以上のダメージを受けていても)強制的に検閲バーがブレイクされ、 &bold(){本当のラストバトルが幕を上げる…} ---- #right(){&font(i,b,#dc143c){第1形態/《肉欲の芽》}} &font(i,#dc143c){I am longing to share a lot of beautiful Daisy Bell♪} &font(i,#dc143c){『あの子が欲しい♪あの子が欲しい♪かわいいかわいいディジーベル♪』} ▶︎まずは小手調べ、と通常の2D格闘ゲーム。 『と言うとでも思ったかマヌケがぁーーー!!死ぬがよい。』 &bold(){…と見せかけて、突如としてお出しされる2Dアクション。} ディープ・ソートのコアを拾い、瓦礫の塔の再構築を始めるHALMAN。落下してくる瓦礫や物語世界の焼け残りを避け、あるいは足場にしながら塔の外周を登っていく。途中、上海人形と蓬莱人形が糸で足場を作るなど援護してくれる。 塔の最上階に立っているHALMANの所に辿り着くと次の形態へと移行する。 ---- #right(){&font(i,b,#e95295){第2形態/《恋の蕾》}} &font(i,#e95295){When the road's dark, we can both despise P'licemen and "lamps" as well♪} &font(i,#e95295){『道が暗くても灯りは要らない♪瞳を閉じて二人で行こう♪』} ▶︎横シューティング。砕けたディープ・ソートの破片やSF系の物語の欠片を寄せ集め、巨大な宇宙戦艦を作り上げるHALMAN。 対抗すべくあたりを漂っている御伽話の欠片に呼びかけ、乗機&footnote(乗り物の外見・性能はキャラごとに違う。アリスなら巨大人形の中に入る、妹紅なら宇宙服を着たおばあちゃんの背に乗る、成美なら金斗雲に乗るect…)を作り上げるPCたち… ---- #right(){&font(i,b,#884898){第3形態/《愛の花》}} &font(i,#884898){You'll be the belle which I'll ring, you copy♪} &font(i,#884898){『君はベルで僕は車輪♪二人乗りの自転車に乗って行こう♪』} ▶︎縦シューティング。宇宙戦艦を撃破され、再構築した瓦礫の塔の屋上に落ちてきたHALMAN。ァリスが使っていた七色の人工衛星の残骸を再起動させると、こちらに向き直る… 『…さあ、もっと遊ぼう♪』 ---- #right(){&font(i,b,#2ca9e1){最終形態/《智慧の実》}} &font(i,#2ca9e1){I will permit you to use the brake, My beautiful Daisy Bell♪} &font(i,#2ca9e1){『もし僕がヘマしたら、その時は君がブレーキ踏んで♪かわいいかわいいデイジーベル♪』} ▶︎&bold(){まさかの鬼畜音ゲー。} 前ラウンドの決着の衝撃で屋上が抜け、瓦礫の塔内部にあるコントロールルーム…壁面がモニターで覆われた円筒形の部屋に落下するPCたち。 &font(i){…♪…♪……♪} &font(i){…唄が、聞こえる。} モニターの一つにHALMANの顔が映し出される。俯いていて表情は読み取れない。 &font(i){LALALA♪LALALALA♪} 音と同時に各モニターから放たれる波動。タイミングよく波動の色に対応したボタンを押し、相殺していく。 &font(i){LALA…LALALA…♪} 一つ、また一つと落ちていくモニターの電源。 &font(i){…LA…LA……La♪} 最後に、HALMANの顔の映るモニターから、最後の波動が放たれる… そして… #region(『Good afternoon gentlemen. I am a HAL 9000 computer…』) &color(#2792c3){★} &font(i,8pt,#dcdcdc){『長い夢を…見た…Dr.チャンドラ…&ruby(A.I){人工知能}も…夢を…見るのですね…』} ---- 【staff】 system:Fu-shinshi scenario:Fu-shinshi production:Dannoura-gensou.net graphics:(bosyutyu) BGM:(your imaginetion) original author:Team Syanghai Alice And You… ---- &del(){&font(18pt,b,u,#0d0015,#ff0000){ 【CENSORED】 }} #center(){&font(10pt,b,#ff0000,#ffea00){See you_}&font(10pt,b,#0000ff,#ffea00){Next dream}} #endregion ---- #endregion ---- #endregion ---- [[前のページをめくる>『ヴィリーム・ファイト・メルヒェン⑥(ロック)』]] [[次のページをめくる>『ヴィリーム・ファイト・メルヒェン【捌/はち】』]]

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