◆キセキバンピール モチーフ:ダンピール(東欧に伝わる、吸血鬼と人間のハーフ) +BAN([動]ban…①〜を破門する、〜を追放する・②【ネットスラング】主にネットサービス等のアカウントを停止される・アップロードした動画を削除されること) 能力:【あらゆるものをBANさせる程度の能力】 ▼概要 東欧の半人半鬼、ダンピールの伝承から生じた奇跡獣。外観は僅かに尖った耳と微妙に発達した犬歯、赤く輝く目を持つ銀髪の少女。肌面積が広く露出度の高い、扇情的な衣装を身に纏っている。 邪悪な奇跡獣というわけではないが性格は気紛れであり、悪戯好き。 能力は主にSNSや動画配信サービス、およびオンラインゲームで用いる事が多いが、意図してか意図せずか無差別にBANさせる事がある。 能力は上記の他、私生活を強制的に制限させる事もある。こちらは悪戯の一環として用いる。 人間社会に溶け込むために、[[miratuber]]として各種動画配信サービスでバーチャルMiratuber&color(#d9333f,#dcdcdc){『キュア・ドラミィ』}を名乗り実況動画や歌、ASMRなどの配信を行い現金収入を得ようと奮闘しているが、ちょいちょい自身のアカウントが運営によってBANされ活動不能に陥っている。 &del(){原因は能力の暴発…ではなく自前の露出度の高い衣装を運営からセンシティブ判定されているため} #region(キュア・ドラミィの多難な配信生活) 『みんな〜、こんパイア〜♪キュア・ドラミィでーす!』 《こんパイア〜》《こんパイア!今日もカワイイ!》 何度目かのBANから復帰して、とりあえず今のファンに向けて動画配信をすることにしたヴァンピィ。今回のゲームは… 『今日は初心に帰って、悪魔城伝説の実況やってくよ〜』 《懐かしいw》《退治される方がやってて草www》 『やかましいわ!それじゃあ、カセット刺して…と』 スーファミの電源をオンにし、コントローラーを握る。 「はい、」 『ありがとう!……って』 ヴァンピィの座るソファの隣には[[一夜 嬢>キセキラナンパイア]]が座っていた。 『なんで隣で見てるのかな?』 「私が居ないと始まらないわよ?」 『う〜ん……』 《いいゾ〜!》《そのまま結婚してもろて》《おめでとう》《い〜やこ〜ど〜だ〜♪》 コメントは大いに盛り上がっていた。だが……肝心の同時接続者は十数人。彼女のMiratuber活動はまだまだ前途多難であった 『はい、ここで十字架を連発します♪さようなら、お父様♪』 実況2時間目。表のラスボス・吸血鬼ドラキュラ伯爵を瞬殺するヴァンピィ 《よっわw》《うーんこの親不孝娘》《悪魔的には孝行なんかもしれんぞ?》 ピンポーン♪ピンポーン♪ 「あら?宅配便かしら…」 インターホンが鳴り、玄関に向かう嬢 《家凸?》《家凸じゃないか?》《はよ逃げろ!》 コメントも一斉に騒ぎ出す。だが…… ガチャッ 『いらっしゃ〜い♪』 「あら、遅かったわね」 『え?』 嬢が玄関から戻ってきた。その後ろには宅配便の配達員、ではなく……この家の大家の姿があった。 ☆ 『ごめんねヴァン友のみんな、待たせて…実況再開するね〜』 ゲーム実況を再開するヴァンピィ。しかし、大家がアバターのはずのキュア・ドラミィと一瞬同時に画面に映ってしまったことで、ファン達がある事実に気付く… 《あれ、アバターじゃない…?》《ガチの吸血鬼!?》《特殊メイクやろJK…》 《吸血鬼ハンター呼んで来い》《通報しますた》《南無妙法蓮華経…》 『ちょ、ちょっと!いったん落ち着こう!ね!?ね!?』 ヴァンピィはなんとか場を収めようとした。だがその次の日…… ---- 【速報】本物の吸血鬼Miratuber現る! 視聴数95873人 『あぁぁぁぁぁぁぁぁぁ…』 (終わったぁ…吸血鬼だと言うことはともかく、全世界に顔バレしたぁ…) その配信の切り抜き動画が10万人近い視聴数を叩き出していた。 『夜逃げしよう……それしかない』 ヴァンピィは本気でそう思った。 #endregion