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- ある意味違和感のない紗代子だなあと思いました。
紗代子って努力型の人間だから、努力しても報われない事象に一杯ぶち当たってる気がするんですよね。
だからこういう事って良くあるんだろうなって想いました。
個人的にはこの話を読んで、貴音、ひなた、翼、紗代子のお話を書いてみたいなと想いました。
ひなたPなので、翼や貴音のすごさに対して倒れるまで練習する紗代子。それを見たひなたは……。なんてお話がちょっと思い浮かびました。 -- (kotobuki) 2018-07-12 00:15:13
- これとっても好きです。寝ると元気になれる人は寝る前に元気じゃない時があるって事をちゃんと飲み込んでるんですよね。 -- (眼バビビ) 2018-07-12 01:02:48
- 人間っぽくていいなと思いました。
この紗代子がOnly One Secondまで到達できるって想像して勝手にグッと来てます。 -- (azuu) 2018-07-13 01:38:47
- 熱血で突っ走る姿が結構前に出てる紗代子ですが、自分には才能がないと言ったり結構ネガティヴなんですよね。
そういった紗代子の苦悩が丁寧に描かれてて、すごく胸が締め付けられました。
しかしタイトルに立ち戻ると、そこに救いがあったようでクスッとしてしまいました。
公式プロフィールの一言を上手く引用したギミックで、すごく粋だなぁって感嘆しました! -- (タオール) 2018-07-13 19:09:30
- 私は読み手の心を鬱々とさせる方法として登場人物の一人称視点、さらに言えば内々へ閉じ籠るようにして書かれた文章ほど、読者の興味を引きつけつつ体力を消耗させるのに適した手段は無いと思っています。これは突然の事故による離別だとか、難病や記憶喪失等に代表されるお手軽でファンタジーな展開より数倍ずっと生々しく、読む者に問題解決の糸口を(そして作者には話の畳み方を)容易には見通させない書き方でもあるからです。なぜなら話が進むにつれ、語り部のキャラ自身が作者の用意する救済の手を払いのけたりしだすものですから。
この点、本作における紗代子の揺らめくような心情変化は細密で、全体を通して自己の肯定と否定をひたすら繰り返すその姿は、まるで振り子が行き来するように躁鬱の間を行ったり来たり。序盤における控え室での内面描写、中々拾えないスマートフォン、スタッフに向ける矛盾した視点。そうしてそれらに対する強い自己暗示にも似た紗代子の反応は、彼女を疑心暗鬼のベールで少しずつ包んでいくようで。
そんな中、「No34、765プロの……」と読者を引っ掛けるミスリードは、そのまま紗代子の気持ちと読み手の気持ちをシンクロさせる実に見事な試みで、次の行に目をやった私は物の見事に弄ばれてしまいました。だって34って紗代子のさよじゃん……合格したものと思いますよ、ええ。
さて、それから迎えた次のシーン。私が面白いなと思ったのは、紗代子が翼のことを褒めたことです。あまつさえサボり魔のイメージが付き纏っているであろう彼女を「きっと~練習も欠かさない」と褒めたことです。"欠かさない"と、そうであって欲しいとまるで決めつけ願うように。
そうして、だからこそ自分が敵うわけないと翼を不合格の言い訳に使ったことです。さらにはジュースを御馳走するとまで言ってのけます。自分の抱いた負の感情から全力で目を逸らして自己を殺す。過剰なまでに相手を立てて自分を卑下する彼女の様は、他者の目がある前では(なるべく)弱音を吐かない紗代子らしい身の守り方だと思いました。その、無駄に不自然な明るさは文章からも滲み出ているように感じられます。
とはいえ描写が省略されていただけで、実際には翼もきちんと練習をこなしていたかもしれません。ですがですが、後半における怒涛と言うべき紗代子の独白、その中において「毎日練習してるのに……どうして翼ちゃんに及ばないの?」と疑問を抱いた姿に私は巧まずして引っかかった。引っかかってしまうと先の考えが増々強くなってしまう。
また、作者の狙いがそこに無くても。自分と違い、翼ならばいつでも生み出せるプロデューサーの笑顔。自分と違い、翼ならば叶えることができるだろう男の願い。容易く応えられるであろう期待。比べれば比べるほどにアイドルとして、また女としての差を彼女がまざまざ見せつけられているのは事実です。そんな紗代子がラストにこぼす台詞。タイトルに書かれた特技は真実なのか強がりなのか? 人間はそこまで都合よく、機械のように感情をリセットできるものだろうか? ……残念ながら、描かれた物語から読み取れる情報量にも限りがあります。このままだと、私には作中の紗代子の進む先に明るい未来を見出す自信がありません。
とはいえこれは、誰が悪いという類の話ではない。また、間違っても読んだ人間を鬱々とさせることを目的とした話でも無いのではないだろうかと。むしろ、本来であればアイド
- 紗代子は確かに熱血でどんな時でも諦めない子ですけど、傷ついたり落ち込んだりもするんですよね。
そしてそれを表に出せなくて一人で抱えこんでしまう、不器用なところもあって・・・。
早く報われる日が来ますように。 -- (ひらりー) 2018-07-15 18:15:54
- アイドルという偶像ではなく、人間高山紗代子を描いた作品。
キャラクタに対する説得力、内面の移り変わりの説得力、文章としての説得力に優れたとても上質なSSでした。
スマホを拾えない、ようやく拾って抱き締める「もう、私の元から居なくならないで……」
この辺りとても上手いなぁと思います。
誰かに縋りたい、でもそれが出来ない紗代子の様子に胸が痛くなります。
続く、合格した翼への感情は、完全に紗代子の勝手な思い込みと、そこから来る自分への言い訳のようです。
私はこれだけ努力した。その上を行ったあの人はもっと努力していたに違いない。あの人はすごい。完璧だ。だから負けてもしょうがない。
人間らしい、そして紗代子らしい考え方だと多くの読者が納得することだと思います。不安定な彼女の様子に、心配を抱えながら。
そして、最後、自室のベッドに伏せる紗代子の姿に、はっとさせられます。
「紗代子らしい考え方」だと納得したあのシーンでさえ、人間高山紗代子の表面でしか無かったのだ、と。
「どんなに努力したってトップアイドルになれない」とさえ、紗代子は日ごろから考えていたのです。ゲーム中の彼女からは絶対に出てこないだろう、諦めの多く入った言葉です。
「私はこんなに頑張ってるのに」と自分を慰め、翼のことを「ズルい」と表現します。これも、ゲームではありえない感情の吐露です。
ただの17歳の女の子。
そんな弱さを読者は目撃してしまいます。
ここまで来てタイトルへと戻って行く、そういう構造のお話で、公式での紗代子の設定を上手く使った作品です。
だけれど。
公式の設定を参考にするのなら、今作中の紗代子には、絶対的に足りない(ように見られる)ものがあります。
特技:一晩寝ると元気になれる
好きなもの:友達、アイドル仲間、たい焼き
そうです。
たい焼きです。
というのは冗談として、僕らの知る紗代子と今作の紗代子の一番の違いは、好きと言えるアイドル仲間、友達の有無なのかな、と思います。翼との関係も、友達といえるようなものには見えません。
そして、それは、きっとこの世界のPの責任です。
私を見てくれない。事実はどうあれ、そう思わせている時点でこのPは紗代子のプロデュースに失敗していると言って良いでしょう。紗代子の人間関係にも気を払っているようには思えません。
一歩間違えれば、僕らは毎日涙を流す紗代子を生んでしまう。(紗代子に限らず)
そんな警告を孕んだ、ミリマスSSだったと思います。 -- (ひろ) 2018-07-19 19:24:42
- 「一晩寝ると元気になれる」、実に紗代子らしい特技です。
これを「素晴らしい」と捉える方もいらっしゃるでしょう。最初は私もそう思っていました。
しかし、これはある種の呪いのようにも感じます。
こちらの作品を読み終えたとき、本人の知らないところで溜まっていく負のエネルギーがどこかで爆発してしまうのではないか、仮にそうなったら紗代子はどうなってしまうのだろうとヒヤヒヤしつつ考えを巡らせました。
このお話の中での今後の紗代子については作者のみぞ知る、といった感じだと思いますが、プロデューサーは今一度よく紗代子と向き合って、彼女を導いてやって欲しいですね。
色々と考えさせられる、良いお話でした! -- (ヴェズルフェルニル) 2018-07-25 23:09:58
- まるでシリーズものの導入部のような、“この紗代子”の先が、行く末がもっと知りたくなりました。
いや、是非とも書いていただきたいです。お願いします。 -- (some) 2018-07-31 22:44:39
- 読みながら胸の奥がぎゅうと締め付けられ、
それが最後の1文まで解けないままこのSSに惹き付けられていました。
そしてこのタイトルに帰るのかと気がついた時、うわぁ、と思わず声に出してしていました。 -- (なかやま) 2018-08-02 01:58:08
最終更新:2018年07月11日 16:13