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- 麗花さんというのはとらえどころが無くて、難しい人とという印象なんですが、
その麗花さんをうまく表現しているなあと思いました。
途中茜ちゃんと律子さんの麗花さんのつっこみ具合が、逆転してるのも芸が細かいなあと思います。
個人的にはオチがかなり好きです。麗花さんのちゃぶ台返しからの過去のの出来事をにおわせる言葉は良いなあと思いました。 -- (kotobuki) 2018-07-14 00:42:54
- とっても良いお話でした。
以外に感想が思いつかないんですけれど、
やっぱり麗花さんを人として書かれてるのが良きでした。 -- (窩スョョ) 2018-07-16 02:27:14
- アイドルの過去話というと『理由あって』というとこにスポットが当たりがちですが、このお話はそうでないみんな当たり前にある過去の恋バナにスポットが当たっていますね。
そんな当たり前のトピックですが、きちんと麗花さんのキャラを掘って行く内容になっていて、キャラの理解力がきちんとないと書けない話だなって感服しました!すごい!
あと、やっぱり転結のドンデン返しからのドンデン返しがすっごく妄想をかけたてられる作りになってて、仕掛けの面白さも感じました。
短い文にたくさんの技量が詰まってて読んでて勉強になる作品でした! -- (タオール) 2018-07-22 23:05:42
- どこで裏切ってくれるんだろうと期待しながら読み進めて、やはり裏切られて安心するというキャラは、北上麗花さんならではだと思います。
捉え所がなく、妄想の余地を残してくれるプロットも、とてもニクいです。 -- (oyu) 2018-07-24 23:34:25
- 交流会参加作の中で、読破するのに最も気力が必要な作品でした。麗花さんに彼氏、麗花さんにカレシ。ああ、殺意を抱きかねない、大切な娘に悪い虫が! なんて、読み進める前には早速父親の心境です。……と、ありふれた冗談はさておき。一読後すぐに感じたのは、「やっぱこの人台本上手いなぁ」という気持ち。メインで話を進める麗花、それに反応する茜、律子がまとめて次を促す。この三人のローテーションがポンポンポンと進んでくので、少し重め(ほろ苦くなりそう)って内容でもぐいぐい次のシーンへ読み手を引っ張って行くんですね。おまけに主題は"あの"北上麗花の恋の話。興味をひかれない理由がありません。
そうして彼女の口から語られる学生時代の恋バナは、意外と言えば意外なほど"普通"な男女のお付き合いで。恋に落ちたきっかけは自分に興味を持ってくれたから。だから自分も相手の事が気になる。楽しいを共有したくなる。そんな彼女に告白なさいと助言したパパさんは実に気丈ですね。この辺、父親から見た麗花さんってテーマで一考の余地ありだなって思います。きっと面白い話が書けるのではないでしょうか。
また、そんなこんなで晴れてお付き合いを始めた二人の話も実に見どころ盛沢山。ある種の恋愛シミュレートを見ている感覚で、一組のカップルの馴れ初めからその破局(悲しいなぁ…)までを読者は聞かされる事になります。デートの内容に「やっぱり」と納得する中で、映画が仲間外れにされてるのには思わずくすりと笑ったり。律子達同様、自分もコーヒーが飲みたくなるような気分になった後に、案の定待ち受けていたのは鼻のツンとするような二人の別れでした。ううん、やっぱり切ない。
……けれども麗花さん自身によって、ネタ晴らしはあっけなく行われます。前のめりで彼女の話を聞いていた律子らは(そして読者もです)ここで「なんだよ~!」と同じリアクションをとる事になるのですが、その後に意味深な手紙が登場するオチも含め、作者の手の平で転がされていたような、しかし心地よい疲労感を覚えるお話でした。 -- (餡煮詰め) 2018-07-28 00:28:57
- シアターでの一幕を覗き見ているかのような、自然なやり取りが魅力のお話。
麗花さんと茜ちゃんのポンポンと進む軽快なやり取り。楽しいものの続きすぎるとくどくなる。
それを、適宜挟まれる冷静な律子の台詞がきゅっと引き締め、先へと促す。
このさじ加減が絶妙の塩梅です。
こういうオチも好きでとても良かったのですが、読解力があまりないもので、何回か読んでようやく気づけました。すみません……。 -- (some) 2018-07-31 22:17:31
- ある意味で今回一番の挑戦作。
アイドルの元カレの話なんて、内容の良し悪しに関わらずそれだけでぶっ叩かれる可能性が高いのに、よく投げ込んできたなぁと感心しました。
お話としても実にうまく出来ていて、無敵過ぎてある種人間味の薄い麗花さんに「元カレ」という生々しい単語、経験を語らせることで、人間北上麗花をリアルに描くことに成功しています。
普通の女の子っぽい麗花さんを書きながらも父親に恋の相談をさせることで、ぶっ飛んだ麗花さんらしさも表現しつつ。
後半のうっちゃり二回も見事で、律子、茜と共に読者をも引っ掻き回すのは実に麗花さんらしいですし、単純に話の構成としてもよく出来ています。
また、この話における最大の難敵である「アイドルに彼氏なんて許さん勢」も、この展開をもって多少なり懐柔できたことかと思います。上手い。
麗花さんを語る際に絶対に欠かせない要素
「普通」
という言葉をメインに置いたのも今作の大きなポイントです。
>麗花「律子さんと言えば眼鏡じゃないですか、とっても普通に似合ってますし。」
という台詞からお話が動き出して、
>麗花「なんだか申し訳なくなって。私がもし普通の女の子だったら、この人はこんなふうに色々言われたりしなくてもよかったのかなって思ったら、とっても辛くなってね。」
>麗花「でも、私はそんな特別な人じゃなくて、ごく普通のあの人が好きだったんだけどな…。」
という思い出話を経て
>麗花「うふふ。きっとこの人、とっても普通な人なんですよ。だから、書く事も普通になっちゃうんでしょうね?」
とお話を締める。
最後まで読み終わった後、読者はもう一度タイトルを見直すことでしょう。
そこで、また、「無敵の麗花さん」ではない、北上麗花という一人の人間を感じることができます。
彼女の「普通」という言葉に対する拘りが見えると共に、その理由も見えて来る。
人間北上麗花を見てしまった僕らにできることは、そう多くありません。
彼女にとって良きPであろう。普通の毎日を大切にしよう。
ごく普通に、麗花を見守っていこう。ただ、傍にいよう。
それがきっと、彼女の望む「普通」なのだろう、と。
そんな気持ちにさせてくれる、良い作品でした。 -- (ひろ) 2018-08-02 02:49:13
- 麗花さんと切っても切れない「普通」。
ここに焦点を当てて進められた話には不思議な魅力がありました。
そして何より驚いたのはタイトル。お話を最後まで読んで、タイトルがふと目に入ったとき、「ああ、だからこのタイトルだったのか!」と点と点が繋がりとても快感でした。
話の最後の最後で、かつての恋愛話は大学の課題のための創作だと明かした麗花さん。その直後に出てくるファンレターにより、私は麗花さんの話が本当に作り話なのか否か分からなくなってしまいました。単に私自身の読解力の問題でもありますが、それが作者様の狙い通りでしたら見事に掛かりました。
ちょいちょい茶化してくる茜と、冷静な律子の温度差も良いスパイスになっていたと思います。
-- (ヴェズルフェルニル) 2018-08-22 23:51:01
最終更新:2018年10月04日 00:27