- この話はオチがすごい好きでした。
一匹狼の志保が一緒にいたずらに参加する。
それを促すまかべーというのが良いです。
一歩引いてから行動する人たちが一緒に行動する。
そして、突飛な行動するところがすごく好みでした。 -- (kotobuki) 2018-07-12 00:28:46
- 淡々とつづられる志保の心情と、他のアイドルのテンションの高さのギャップに少しクスッとしてしまいました。
みんなの輪にえいって身を委ねることに躊躇する志保と、一歩前で手を差し伸べる瑞希の距離感がなんだか青春感あって微笑ましかったです。
最後の瑞希と志保の共謀の間に志保の心情の変化が読み取れて、その行間を想像したくなってしまうステキなお話でした! -- (タオール) 2018-07-15 00:14:37
- 可奈をはじめとするその他のメンバー達の志保の本性をとっくに見抜いているおおらかさが素敵でした。
765プロでは一匹狼を貫けないですね、良いことですが。 -- (ひらりー) 2018-07-15 16:15:05
- 最近はそうでもありませんが、真壁瑞希といえば無表情キャラの代表のような少女でした。本人も自覚はあるらしく、よくプロデューサーに相談したりしてますよね。一方の志保も自分の目つきが悪いことや、言動がキツクなりがちなことを度々不安に思っています。
案の定、この話が始まった時点でさっそくやらかしていた志保は公園に。そこへミイラ取りとなった瑞希が迎えにやって来るワケですが。お面を被って登場する→自分がやって来た理由を話して警戒を解く→ミイラになることを志保に告げ→初めてだから小咄でも……と、自分のペースに持ち込んでいく流れがとても上手いなぁなんて。実に真壁瑞希してるなぁと感服しながら読んでました。それに間髪入れずに放られた、争いの使者を使った落としも好きです。
また、瑞希と志保には口下手という共通点が存在するにもかかわらず、続く描写では瑞希の持つコミュニケーション能力の高さが(志保と比べるようにして)窺えるように思えます。話し上手は聞き上手、なんて言葉が昔からあるぐらいですけれど。瑞希は直情的な志保と違い、自らの思いや感情をダイレクトに表へ出すのが苦手です。(故に、自らの無表情っぷりに不安を持つ彼女のなんて健気なこと……好き!)その代わりに突飛に思える冗談や、真面目故に少しズレた会話、突然繰り出すマジックで相手の懐に潜り込みます。
自分から歩み寄ることでプライバシーの垣根を乗り越えて、他人と仲良くなろうとする。これは作中に志保が感じた「あなたが知ろうとしなかっただけで」という一文が端的に表してもいますよね。瑞希と志保、二人の少女の他人との関わり合い方の違いをズバリと言い当てる鋭い描写。私はこの作品の中でこの場面が一番のお気に入りです。同時に、瑞希の持つ魅力が引き出されている実に良いシーンだとも思っています。
そうして志保の答えた「見かけで判断するな~」というのは彼女の瑞希に対する評でもありながら、志保本人を含めた765プロ全体のことにも捉えられました。実際、瑞希の印象については初めの方にて「見た目に反してだいぶん~」と既に改められています。
さらに言えばこれが件の缶コーヒーに繋がるワケで。コーヒーと書かれていたのに中身はめんつゆ(微糖)だった。これはそのまま人間関係にも当てはまり、飲まなきゃ(知らなきゃ)中身(人柄・性格)までもは分からない、なんて。そうして一度でも理解してしまえば、めんつゆもめんつゆとして爽快感を持って受け入れることができるという。
そう思えば、私にはこれが単なるイタズラグッズ以上の意味を持つ重要なアイテムに見えてきます。なぜならば後日談において、志保が自分からこのコーヒーについての説明を瑞希に求めたから。見方を少し変えたならば、彼女の方から他人に歩み寄って行っている。口下手な少女が口下手なりに「理解するため」の一歩を踏み出した、そんな変化のシーンに思えたのです。影響を与えたのは間違いなく瑞希でありましょう。立派にお姉さんしてるぞ、瑞希。
……ですがここまで書いた感想も、言ってしまえばコーヒー缶のラベルのような物で。自分の感じた思いや考えを誤解なく相手に伝えるという行為は本当に難しい物だな、とかとか、思ってしまう私であり、目をとじれば「そういうものです」とのたまう少女らの顔が浮かんでくるようでもあります。 -- (餡煮詰め) 2018-07-18 03:18:56
- 瑞希と志保の軽妙なやり取りが心地よい作品です。
個人的なことになりますが、今回僕もキャラ同士のやり取りを主眼においたSSを書いておりまして、この作品を読んだ時には勝手な仲間意識と勝手な敗北感を抱きました。
会話のセンスが素晴らしい。
羨ましい。
分けて欲しい。
ずるい。
物語の前半は志保の置かれた状況を説明する文章が続きます。
言い方はあまりよくありませんが、シチュエーションとしても特別なものではなく、他の作品と差別化されるようなところはありません。
それが、
>「ばあ」
>目の前に今年の特撮ヒーローがいた。
ここから一気に加速します。
まずこの導入がとても良くて、それまでの落ち着いた少し長めの地の文から、突然、飾り気の無い短文に切り替わります。
しかし、その実、遊び心に溢れた一文です。
短い台詞、簡素な地の文が続きます。
前半の文章に慣れた読者はそのスピード感に驚き、飲み込まれます。
>「何しにきたんですか」
>わかりきっている質問をしてしまった。
>「学園ドラマとか観ますか」
>わかりきってなかった回答だった。
>「まずは軽くお互いの好きな宗教、球団、そして死刑制度の是非でも話しましょう」
>「争いの使者なんですか」
個人的に、この辺りの言葉の選び方、空気感がとても好きです。
瑞希の茶目っ気と志保の隠れたノリの良さがとても上手く表現されていると思います。
マリオカートで悠々とお迎えを決める程度には緊急視されていない今の志保は昔より確実に丸くなっていて信頼もされているのだろうとか、さり気なく主張される志保と可奈の絆が素敵とか、語りたい点を少し端折ってでも最も僕が語りたいことなのですが、
めんつゆ(微糖)を差し出した瑞希に、志保が考えた程の意図は無かったんじゃないか?
ということです。
志保と仲を深めるために、今の志保ならこれぐらいでマジギレしたりはしないというある程度の信頼の元で、イタズラを仕掛けてみた。
最初に被った仮面と同じく、めんつゆ(微糖)は彼女なりの遊びでしかなくて、それを志保がすっげぇ深読みして何だかすごく真面目なことを言い出したから、
>「え」
>私の問いに、彼女は一瞬あからさまに驚いたような顔をした気がしたが
と、素のびっくりが出てしまって、
とりあえず話を合わせるために出てきたのが
>「はい、それを知っていただきたかったのです」
なのではないか、と。
『見かけで判断するな』という瑞希の意図があって、それを志保が汲んだとすると、『あからさまに驚いた顔』はしない気がするのです。
志保の察しの良さに驚いた、というのも考えられるとは思うのですが、その場合は元よりそれを期待してめんつゆ(微糖)を渡しているわけで、あからさまに表情に出る程に驚くのは少し違和感が……
というわけで、僕はめんつゆ(微糖)に大きな意図は無かった説を推したいのですが、そうするとこの物語は、
勝手に悩んで勝手に出て行って勝手に解決して勝手に戻ってくるとてもめんどくさ可愛い志保
を楽しむ作品となりえます。
最後のパートもそうです。
仲良くなった志保と更に交流を深めるために今度は仕掛ける側に彼女を巻き込もうとする瑞希。
めんつゆ(微糖)に思い入れと思い込みがあるため、「この誘いにはイタズラ以上の意味がある」「見かけだけで私(たち)を判断しないでください」という意思を持つ志保。
あーめんどくさい。めんどくさい女やで志保ってば。
何て可愛いのでしょう!
みなさんもそう思いませんか?
ビバめんどくさ可愛い志保! -- (ひろ) 2018-07-23 23:40:35
- この心地好い空気感が終わってしまうなんてもったいない、もっと二人の掛け合いが読みたい──そんな気持ちにさせてくれるお話です。
-- (some) 2018-07-25 00:05:18
- 貧弱な私の国語力でこの作品の魅力を書こうとするとどうしても野暮ったくなってしまうのが悔しいです。
この世界の人たちが、ぴったりとは噛み合わないながらもそれぞれ自分らしく有って、心配かけたり面倒をみたりし合ってそれでしっかりこの世界が回ってると思えるのが最高に尊いと思うのです。
かなり妄想が過ぎる感想ですが、私が一番グッときたのはそこでした。好きな作品です。 -- (azuu) 2018-07-27 23:55:14
- まずは単刀直入に、オチが綺麗!大好きです。
瑞希の言葉巧みな話によって、あっけなく会話のペースを持っていかれた志保。
今はMelty Fantasiaがあったことで、二次創作の界隈で瑞希と志保の絡みが多く見られるようになりましたが、それ以前にはあまり見掛けなかったような気がする組み合わせ。こちらの作品を通して瑞希と志保、意外だけどとても良い組み合わせだなと思いました。
プライベートでは姉として幼い弟の面倒を見る志保ですが、765プロでは彼女よりも年上なお姉さん達がたくさん居ます。
いちプロデューサーとして、「志保もたまには年上のお姉さんたちに甘えてみりゃ良いのになあ」なんて思うこともあります。もちろん、彼女の性格というかスタンスをある程度理解した(つもり)という条件のもとで。
そんな志保が瑞希のペースにどんどん乗せられていく様は面白かったですし、微笑ましくもありました。
そしてなんと最後には瑞希のプロデューサーに対するイタズラに加担する志保の姿が。表情こそ普段と変わらずとも、彼女の中で何らかの変化があったことは明らか。…ナイスだぞ、瑞希。
作者様の瑞希に喋らせるワードのチョイスも良いなぁと唸ってしまいました。安っぽい言葉ではありますが、本当に良い作品でした。 -- (ヴェズルフェルニル) 2018-07-29 01:32:21
- 散りばめられたユーモアセンスのある文にクスリとさせられながらも
志保とその周りの登場人物との関係性が、詳しく語られずとも浮かび上がってくる
構成力にだたただ敬服。
小さな幸せ(実はそれが幸せの本質かもしれませんが)って世界にこんなにも溢れてるんだなと思わせてくれた作品でした。 -- (なかやま) 2018-08-02 02:29:41
最終更新:2018年08月02日 02:29