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【ミリマスSS】ゼンシツ > コメントログ

  • MFと夜想令嬢のコラボという発想がまず痺れました。
    どちらもハッピーとは言えないエンドだったのですが、別の時空でこういう優しいお話があると思うと救われた気持ちになりました。
    次のFaツアーの子もここに来るのかな?楽しみ。 -- (タオール) 2018-07-14 13:39:46
  • 古くはキサラギや眠り姫がそうであったように、ミリオンにおいてはヒーローズやスペースウォーズが代表するように、私は「アイマスと劇中劇」という物を、公式・二次問わず非常に相性の良いコンテンツであると思っています。なぜならばアイドルが役を貰うことで、普段の彼女らからは想像もできない一面や、可能性を無理なく引き出す物である、と。

    さて、日頃はそんな風に思ってる私がこちらの作品を読んだ感想。印象を言葉にするならば、随分ときめ細かいお話だな……でした。ざっくばらんに言ってしまえば、「劇中劇の中の劇中劇」として大変興味が引かれる話だぞ、です。いえ、むしろ独立したもう一つの劇中劇? クロスオーバーだから別シリーズ?
    と、とにかく! 元のお話における出番の終わった出演者が、謎の小部屋で顔を合わせるという展開。その為に用意されたゼンシツという名前の舞台。語り部であるエレオノーラにとって"読めない文字"が書かれた張り紙という好演出に、私は感嘆のため息を漏らしました。また、過不足なく必要な情報を盛り込んで書かれる地の文と、説明を説明と感じさせずにテンポよく弾む二人の会話。ヴァンパイアとアンドロイド、二つの異なる種族(?)の特徴を活かしたお互いの正体を紹介するシーンは「素晴らしい!」の一言に尽きるデキです。

    ただ惜しむらくは、そんな二人の会話が単なる顔合わせに終始してしまっている部分でしょうか。元ネタ(ここではCD内のドラマのことです)を知っている者からすれば、彼女らの会話の大半は既知の情報の再確認です。知らない者からしてもなお、二人を読み手に紹介する以上に働きかけるには力不足。(販促効果はあると思います。が、それは書き手の意図する物とは別でしょう)
    しかし、だからこそそれ以外のやり取りが際立つのかもしれません。「物の例えよ」と言われて残念そうに見えるセリカや、彼女の頬に触れるエレオノーラなど、鍵括弧の外の世界で行われる二人の交流は、読み手にこそばゆい感覚を覚えさせます。誤解を怖がらずに言うならば、最期を知っているからこそホッとするような「母と娘」感。恐らくですが、この読み物を「紹介」から「物語」にまで昇華しているポイントはここだと思うのです。
    そうして、それこそが作品を「きめ細かい」と表現したくなった理由でした。台本形式では表せない、地の文を使ってこそ描写可能なさり気ない魅力。おまけに物語の落とし方も実にスマートで、「それで締めるか!」と思わず唸らされる。元ネタを活かし、役者の魅力を引き出し、まるで緻密に組み上げられた積み木のように全ての要素がピタリと揃って終わる感覚。……お茶を淹れた後の様子を「蛇足」とされたことにも納得できる、この後が続かない話として見れば非常に完成度の高い話だと思いました。 -- (餡煮詰め) 2018-07-15 00:37:50
  • 出番が終わったらここで静かに時を過ごしているというわけですね。
    デストルドー総帥などもいずれ現れるのでしょうか。 -- (ひらりー) 2018-07-19 21:51:46
  • 丁寧な描写で丁寧に作られたミリシタ内クロスSS
    まずメルティファンタジアの世界と昏き星の世界を繋げようという発想に脱帽です。
    確かに、どちらも僕らから見た異世界で、人間ではないイキモノが中心になっていて、ダークな世界観の話です。相性は良いに決まっている。
    言われてみれば確かにそうなのだけれど、最初にそこに思い至った作者さんはとても偉いと思います。(こなみかん
    今後、CDシリーズ同士の掛け合わせが増えて行くかもしれません。

    さて、肝心のSSですが、乱暴に言ってしまえば、それぞれの世界から来た二人が自己紹介を交わすという、それだけのお話です。部屋から出ることすらない。(もっとも、この部屋から出ないということもこの話の大事な要素なのだけれど)
    でも、この二人が自己紹介を交わした、ただそのことがどれだけの意味を持つのか。
    あるいは、作者さんがどれだけの意味を持たせたのか。

    自分とは全く違う存在を前にして、自分という存在を振り返ったこと。自分とは全く違う存在について、理解しようとしたこと。理解したいと思ったこと。
    理解して欲しいと思ったこと。
    エレオノーラにせよセリカにせよ、元の世界ではそれぞれ確固たる存在となっていました。
    だから、これは恐らく世界が交わったから生まれた感情で、それこそが彼女たちの救いに繋がるのかもしれない。
    その答えを導き出した作者さんの発想、力量には前述の通り脱帽するしかありません。


    部分的なところで見ると、

    >「なるほど、ヴァンパイアには羽があるんですね。」
    >「無いわ、物の例えよ。」
    >「そうですか。」
    >心なしか残念そうに見えた気がした。

    このやり取りから見えるエレオノーラのゆとり、セリカの人間くささが素晴らしいと思うのと、
    何より、

    >「そう。きっとその感覚はあなたにとって大事なものなんじゃないかしら。忘れないで。」

    かつて人間だった存在がこれから人間になろうとする存在にかけるこの言葉の尊さ。
    ただこの一言をもって、二人の救いは確かにあるのだ、この物語を読んで良かった、と感じ入ることさえできるようです。
    終わり方も、余韻を持たせながら二人の救いを想像させるもので、とても心地よい。

    タイトルの「ゼンシツ」は、作中にある通り「前室」であり、過去の過ちという意味での「前失」であり、自分を見つめなおすための「禅室」でもあるのでしょうか。
    「全室」にセリカがいるのだとすれば、一部屋ぐらい分けて欲しい所です。
    え、違う? -- (ひろ) 2018-07-20 02:21:40
  • 作者さんからの希望を頂いたので、辛口な意見を述べていきます。
    苦手な方はご注意を。






    まず気になるのは、冒頭の弱さです。
    丁寧にエレオノーラ目線での風景が描写されていますが、言ってしまえばただそれだけで、事実の羅列でしかありません。
    尻上がりに面白さ、興味深さを増す今作において、1レス目(表示上の2レス目)が最も面白さに欠けるように思います。
    そしてこれはSSとしてかなり大きな点で、厳しいようですが、この時点で読むのを止める読者さんもそれなりの数生まれるかと思います。

    次に気になるのは、セリカの口調です。
    星梨花としてはともかく、セリカとすると少し柔らか過ぎるというか、人間味があり過ぎるような印象を受けます。
    ただ、これは原作の終わりを受けて、セリカが人間らしさを獲得したということで納得の行く範囲かな、とは思います。
    個人的には、もう少し硬い方がセリカっぽいかな、というぐらいです。

    さて、困りました。
    作者さんからの希望で辛口に語るつもりが、見返しても、これ以上出てきません。
    やはり、文章にしても内容にしても完成度の高い作品であったのだと思います。

    あとは、敢えて文章書きとしてアドバイスを送るのなら、
    字の文の頭は一文字空けるのが一般的です。
    「」の最後の。は付けないのが一般的です。「いただこうかしら」
    ということぐらいでしょうか。

    ……言うことがあんまり無くてちょっと悔しいのは秘密です。 -- (ひろ) 2018-07-20 03:01:14
  • あ、
    字の文→地の文
    です。字の文って何だ。字じゃない文があるのか。 -- (ひろ) 2018-07-20 03:03:13
  • 今回感想を書こうかどうか最後まで悩んだお話。
    自分は不良プロデューサーなもので、最近CD買っていないんですよね。
    なので元作品は両方とも未聴取です。
    劇中劇のクロスという作品を持ってきたのは素直に感心します。
    そういう手があったかって感じですね。

    エレオノーラとセリカのお話。
    内容の方は基本状況確認をお互いにしているだけなので、少し盛り上がりに欠ける気がします。
    感情表現は丁寧なので、個人的には好きなのですが、エレオノーラ側でも、セリカ側でも良いので、もう一山欲しかったなあと個人的には思います。
    -- (kotobuki) 2018-07-27 01:53:40
  • 今回の企画の中で、まさか「昏き星~」と「Melty fantasia」に絡んだお話が読めるとは思わず、個人的にとても嬉しかったです。
    方向性は違うけど小籠塔イベを思い出すある種のカオスさ。 このようなブッ飛んだこと(褒め言葉)が出来るのはミリオンライブの強みだと勝手に感じました。
    今回は元人間だったヴァンパイアと人間により近づいたアンドロイドの何とも不思議な出会いが描かれています。
    人間を食い物にする者と人間に奉仕する者。決して相容れないであろう二人(?)、何か問題を起こしてしまうのではと少々(勝手に)ヒヤッとしましたが、穏便に終わって安心しました。
    お茶会が終わったら、二人はそれぞれどうするつもりなのか。何処へ行ってしまうのか。それとも…?と想像を掻き立てられるお話でした。 -- (ヴェズルフェルニル) 2018-07-27 16:59:48
  • 自分もどちらのCDも未視聴でこれを書いています。

    淡々とした静かな交わりがしっかりと描かれていて、とても良かったです。
    個人的にこういう雰囲気の作品は大好きです。完成度も非常に高いです。

    ですが、盛り上がりに欠ける点があるのも否定できません。
    ですので、例えばどちらかの断末魔の描写(この場合だと後から来たエレオノーラでしょうか)から導入部を始めてみても面白いかもしれません。
    壮絶な最期からの気付けば静かな部屋で佇んでいるというギャップは、緩急をつけるのに良いのではないでしょうか?
    ふとした思いつきですが。 -- (some) 2018-08-01 00:58:36
  • 硬派ですきです。
    誰かと誰かが出会ったときにドラマチックなことが起こることもあれば偶々起こらないこともあると思うんですよ。
    でも二人の間あるいは一人と一人の中に何かが起こっていたのは確かなんですよね。
    それは誰かがわかってれば良いことで本質的には他の誰にも伝える必要はないんですよね。 -- (眼バビビ) 2018-08-01 23:35:36
最終更新:2018年08月01日 23:35
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