- 前半パートで完全にnot for meだと思い挫折しかけましたが、最後まで読んで良かったと思える作品でした。にしても前半読んでて胃が痛くなりました。
これは続きが楽しみになる作品ですね。よろしくお願いします。 -- (かめぴ) 2021-06-18 17:28:03
- フェアリーには辛い過去があるものらしい……これからもっと輝くぜ、ロコ! -- (名無しさん) 2021-06-18 18:53:32
- SFYからの発想でしょうか?まさしく灰色の学生時代、という感じで前半部分は胃がキリキリしました。
なんというか、妙にリアリティがあるような。
このロコにとって、自分を少しでも理解してくれたPとの出会いは本当に幸運だったと思います。
それから新たな自己表現に繋がっている、というのも良いですね。
-- (海道) 2021-06-18 19:56:59
- 正気なところ、ロコの魅力は今まであまり分からず、好きなキャラには挙げて来なかったのですが。
初めてロコというアイドルが好きになりました。
「誰にも傷つけられることのない世界は、やっぱりぬるま湯に浸かっているようで心地よかった」というフレーズが好きです。 -- (藤本) 2021-06-18 20:12:49
- 男が名刺を落とさなかったら彼女はアイドルになっていなかった、というifですが、逆に見れば彼女がひとりで真面目に取り組んだからこそ彼女は今その才能を輝かせているんだなぁ…ってしみじみ感じちゃいました。 -- (aozume) 2021-06-19 07:01:12
- 初めはただ自分が好きでやっていることだから、他の誰に見られなくても気にならなかった。
それが一年過ぎ、周囲から人が減って誰にも見てもらえない時間が長くなるにつれて所々変化していく様子がさりげなく挟み込まれているのが印象的でした。
短くさりげなく挟み込まれた「悲しいとも思わなくなっていた」から「少しだけさみしかった」への変化。
淡々とした様子が、逆に自身の感情から目を逸らして気付かないようにしているように映りました。
それが「自分はここにいる」「誰かに気付いてほしい」という気持ちに変わり、大勢の人の目に触れるアイドルへの憧れに変わっていくというのは確かにありそうです。
「アート」から「アイドル」への変遷がとても素敵な物語でした。 -- (uskP) 2021-06-19 23:13:25
- 好きなものを好きであり続ける、ということは意外にも体力がいるし大変なことですよね。
前半はとても私の好みの景色が全てグレーがかった、薄暗い世界なのを、
ロコの台詞をなくし、他社からの引いた目線を優先した描き方で表している。
この薄暗い世界にどっぷり浸れるのがすごく好きでした。
でも、そこからオーディションのシーンでロコが所謂ロコ語で喋りだした瞬間、
あそこが一番好きなシーンなんですけど、
ぱーっと世界が色を取り戻したような、そんな気さえしてくる内容でした。
誰も見に来なかった、何の賞も得なかったと続くところが、とても好きです。
やはり創作に必要なのは、孤独もしくは不幸により産まれる負のパワーなんですよね。
他の方のコメントでもありますけど、確かに続きは気になる…。
でも要するにこの世界観がしっかり作られているからこそ、この世界観の続きの様子を
まだまだ見ていたいということなんだと思いました。
私は別にここで潔く終わってくれても、「テーマ」がしっかり描かれきっていたので
問題無いと思います。
-- (ななせ) 2021-06-24 15:30:23
- 自分の表現が自由に出来れば他人なんて二の次だろうと自分ならおもいますが、ロコの信条はオーディエンスのココロに届かないアートじゃ意味がないって、ことだと思いますので理解者を得ることは彼女にとっては幸せなことでありますかね。 -- (もりやりりを) 2021-06-26 10:32:56
- ・序盤における孤独感の描写というか、伴田さんが世界から距離を取る(取られる)冷めた雰囲気が凄く好み。
・正確には距離を取ると言うより"無感動"なのだけれど。楽しいコトとそうじゃないコトが文と文の間におんなじ熱量で挟まってる書き方は読んでてとても面白くて。
・それが後半へ向けて少しずつ少しずつ変わっていく。良い方にお、悪い方にも。自ら存在をアピールするのに賞とは無縁の伴田さん。それでもぬるま湯が心地良い。ダメ人間。いつしか創作も惰性に変わる……が、そこにやって来た運命の出会い。伴田さんが、また変わる。
・……家族仲悪いのか?(野暮)
・ただ個人的に、ちょっとだけ悲しさ(寂しさ)が混じるのが伴田さんがロコナイズされるシーン。世界が変わるのを待つんじゃなくて、自分から変わっていく、外へと働きかけていく印象的な良いシーンだって思う一方、ああ、ここにはもう伴田さんがいないんだぁ……と、実態と影が入れ替わる様を見てしまったようなセンチな気分になっちゃいます。そういう要素も好きだけどね。
・さておき一つのお話として、可能性として魅力的なオリジンだったと思います。興味深く楽しめました。 -- (餡煮詰め) 2021-06-26 19:11:50
- ああ、いいなぁこれ
好きだ
殻に閉じ籠って自分だけの世界に没頭する伴田路子
誰かに見つけて貰うことで世界を広げ、外に働きかけるロコ
全然逆に思える二つのキャラクターが自然に一つに見えるのは、電話をかけるというきっかけがほぼ無意識で行われたからでしょうか
伴田さんは無意識のうちにロコであることを自ら求めていたのかなぁ、などと感じられます
ロコはこれから、求める場所を自分で作っていくんだろうと考えると、頬が緩みます -- (ラピス) 2021-06-30 10:25:45
- 読みました。
誰からも認められない現実に流されていくロコの孤独。
そして、初めて世界に居場所を持てたロコの喜びを感じました。
すっきりまとまっていて、とても読みやすかったですー。 -- (因幡らびっと) 2021-07-01 08:17:00
- 良いです!
淡々とした世界でもロコらしく動いていたのがとても好きな雰囲気でした! -- (KissALL.A) 2021-07-01 11:11:58
- “私”しかいらなかった世界に、男が出てきてロコが生まれて──この世界が広がっていく感じ、とても好き。 -- (氷菓子 都市) 2021-07-01 20:20:17
- まずですね、タイトルに惹かれたんですよ。
『ロコ』でもなく『伴田路子』でもなく『伴田ロコ』。そこをもう少し突っ込んで読みたかったです。
ロコは765プロの中でも芸術家ポジションで、それだけに作中に書かれている葛藤や目指す先みたいなものはあるんだろうなあ、と共感できました。
最後が希望の持てるパワフルロコだったのが、とても好みです。 -- (Swing) 2021-07-03 10:34:14
- 読ませて頂きました。
一つの物語というより、裏話的、間話的な作品でしたが、その分良いリズムの文章になっていてとても読みやすかったです。
悲しいとも思わなくなった、だとか、ぬるま湯に浸かる、だとか、そういう表現あるいはワードセンスもなかなか抜群でしたね。 -- (ムッタ) 2021-07-03 14:45:22
- モノクロの世界が綺麗に文章で表現されていて素晴らしいなと思いました。今回の投稿作品の中でもかなり好きです。ロコ…… -- (ジーケ) 2021-07-03 14:52:12
- チャンスがなかったり、環境を変えないままその場にい続けたり、変化がないまま時が過ぎていく
無常さを、ポンと目の前に突きつけられた感覚でした。
ロコが健気に創作に向かう姿を我々は見守ることしか出来ず、最後には作中のロコ自身がきっかけを見事に掴む。
しかし、何故かそのままでいて欲かったとも思ってしまう寂しさを覚えました。エゴですね。
そのくらいここにいたロコと確かかにそこにあっただろうこの時間をとても愛おしいと思いました。 -- (なかやま) 2021-07-06 00:57:51
- 作者様がこっちの方が好きと言い切っている通り
信念を持って作品を書かれているので、こういう始まり方でも
違和感がないどころか、非常に説得力のある内容に感じました。
徹底的にモノクロの世界観で表現している前半に対し
後半から少しずつ世界が色が付き始めてくるのが
素晴らしい表現でした。 -- (Cな人) 2021-07-09 14:38:44
- 「私の世界には私しかいなかった。みんなの世界には私がいなかった。」のフレーズが心に残りました。
前半の「寂しいロコ」と後半の「明るいロコ」も対照的で良いです。 -- (東風) 2021-07-15 21:32:46
- 芸術というか、人の感性とかが認められるのって環境とか運とかがあると思いまして。
それでもロコが絵を描き続けたのは強さというかある種諦めた弱さというか。
それでも救われることもあると。
アイドルになってより輝いてほしいですね。 -- (白小秋) 2021-07-22 21:37:01
最終更新:2021年07月22日 21:37