望遠鏡の話

  • 2014/10/20

原始ブラックホール関係でガンマ線観測について考えてみる。

ガンマ線観測は、基本的に地上ではできないので、宇宙望遠鏡を使う。
稼働中のものを挙げてみる。


とりあえず、これらのページを読んでみるのがよかろう。

「AGILE」
イタリアのガンマ線望遠鏡。
30 MeV - 50 GeV と18 - 60 keVで、同時イメージがとれる。
観測機器は以下の2つ。
gamma-ray (AGILE-GRID)
a hard X-ray (SuperAGILE)

「GLAST = Fermi」
ガンマ線観測のための国際協力した望遠鏡。
観測機器は以下の2つ。
Large Area Telescope (LAT)
Gamma-ray Burst Monitor (GBM)

「INTEGRAL」
観測機器は以下の4つ。
Spectrometer on Integral (SPI): 18 keV - 8 MeV
imager on-board INTEGRAL (IBIS): 15 keV - 10 MeV
Joint European X-Ray Monitor (JEM-X): 3 - 35 keV
optical monitoring camera (OMC): 500 - 600 nm

「Swift」
Swiftは、GRB観測のための望遠鏡で、発生したらトリガーする(GCN)。
今日(2014/10/20)もGRBが観測されたのね。
観測機器は以下の3つ。
Burst Alert Telescope (BAT): 15 - 150 keV
X-ray Telescope (XRT): 0.3 - 10 keV
UV/Optical Telescope (UVOT): 170 - 600 nm

ふむ。
Fermiはデータ公開してる(ここ)みたいだ。
マシンパワーいるんだろうか。

とりあえず、今日はここまで。

  • 2014/10/28

ULX関係を考えるときに、X線望遠鏡について気になる。
X線もやっぱり宇宙望遠鏡。稼働中(稼働予定)のものを調べる。



「ASTRO-H」
2015年打ち上げ予定。
搭載機器は以下。

硬X線望遠鏡(HXT)
軟X線望遠鏡(SXT-S,SXT-I)
硬X線撮像検出器(HXI)
軟X線分光検出器(SXS)
軟X線撮像検出器(SXI)
軟ガンマ線検出器(SGD)

「全天X線監視装置(MAXI) ISS搭載観測装置」
ISSのきぼうに搭載されている。
広く浅く見る役割で、深く狭くのすざくとは相補的。

「すざく (ASTRO-EII)」
ここでデータ公開されてるな。
分光器も載せてる。

「Chandra(AXAF)」
搭載機器は4つ。あんまりきいたことないなあ。
High Resolution Camera (HRC)
Advanced CCD Imaging Spectrometer (ACIS)
The High Resolution Spectrometers - HETGS and LETGS

「RXTE」
2012年運用終了。
まだ論文には出てくるから、非稼働を載せておく。

「XMM-Newton」
ここにデータアーカイブ。
搭載機器は3つ。

European Photon Imaging Camera (EPIC)
Reflection Grating Spectrometer (RGS)
Optical Monitor (OM)

X線もAstro-Hで注目されるのかな?
Astro-Hの勉強しとこう。


最終更新:2014年10月29日 00:52