松原54ページを参考にK-correctionについてまとめておく。
みかけの明るさは、距離の逆二乗則に従うというのが、普通の感覚。
でも、膨張宇宙では、そうはならない。
微小な波長範囲
![[\lambda , \lambda + {\delta\lambda} ]](http://chart.apis.google.com/chart?cht=tx&chf=bg,s,ffffff00&chco=000000ff&chs=25&chl=%5B%5Clambda%20%2C%20%5Clambda%20%2B%20%7B%5Cdelta%5Clambda%7D%20%5D)
における天体の光度を

とし、
同じ波長範囲のフラックスを

とする。
静止ユークリッド空間において、距離

にある天体の光度とフラックスの関係は観測する波長によらず、
となる。しかし、ロバートソンウォーカー計量では膨張と曲率の効果で変更される。
宇宙膨張による赤方偏移のために、光のエネルギーが小さくなる。
波長範囲
![[\lambda , \lambda + {\delta\lambda} ]](http://chart.apis.google.com/chart?cht=tx&chf=bg,s,ffffff00&chco=000000ff&chs=25&chl=%5B%5Clambda%20%2C%20%5Clambda%20%2B%20%7B%5Cdelta%5Clambda%7D%20%5D)
で時間範囲
![[t , t + {\delta t} ]](http://chart.apis.google.com/chart?cht=tx&chf=bg,s,ffffff00&chco=000000ff&chs=25&chl=%5Bt%20%2C%20t%20%2B%20%7B%5Cdelta%20t%7D%20%5D)
に放出されるエネルギーは、
である。1光子あたりのエネルギーは

なので、光子数は、
であり、ここで、観測される波長

で、受け取る時間間隔

だから、
となる。
ロバートソンウォーカー計量では、座標距離

が一定の球面の面積は

なので、
観測者が単位面積単位時間当たりに受けるエネルギーは、
となるから、
となる。
ここで、ボロメトリックな量を考える。
すると、単純に
$$F_{\rm bol}=\frac{L_{\rm bol}}{4\pi r^2(1+z)^2}
となる。
あたかも、静止ユークリッド空間にいるかのように距離を見積もると、
となり、これを光度距離と呼ぶ。
等級について考える。基準等級

として、みかけの等級は
と、与えられる。10pcにおいたときのみかけの等級を絶対等級と呼び、z=0の近似で、
で、定義される。すると、
となり、m-Mをdistance modulusと呼ぶ。
ある波長範囲Aに限って考えると、
であり、10pcにおくと、
であるから、この波長でのdistance modulusは、
となる。この

がK補正で、
最終更新:2015年04月02日 17:56