メイヴ

【元ネタ】アルスター神話
【CLASS】ランサー
【マスター】
【真名】メイヴ
【性別】女性
【身長・体重】168cm・52kg
【属性】秩序・悪
【ステータス】筋力C 耐久C 敏捷B 魔力B 幸運C 宝具B
【クラス別スキル】
対魔力:C
 第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。
 大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。

【固有スキル】
妖姿媚態:A
 妖艶な美貌のみならず、男を掌の上で転がす手練手管。
 名高き戦士すら意のままに操る、魔力によらない精神干渉。
 対話、弁論、策略、陰謀などにおいても大きな効果を発揮する。
 抵抗するには対精神干渉系のスキルが必要。

魔術:B
 オーソドックスな魔術を習得。
 呪詛、魅了の魔術を得意としている。

戦闘続行:B
 特定の相手に対する執念深さ。
 瀕死の傷でも戦闘を可能とし、決定的な致命傷を受けないかぎり生き延びる……スキルなのだが、
 このサーヴァントの場合、“何度失敗しても新たに策を弄して挑む”能力となっている。

【宝具】
『妖精女王の神酒(マブ)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人
 血色の蜂蜜酒を用いた、ランサーとの契約宝具。
 口にした者は女神メイヴの加護として、スキル『女神の寵愛』及び幾つかのスキルを獲得する。
 一方で、ランサーからの対象への命令補正を上昇させる他、
 一度限りであるが令呪に匹敵する強制命令権を行使できる。
 尚、この宝具による契約は相手側の同意が無くともランサーの任意で何時でも破棄可能。

『呪い穿つ王殺の槍(ゲイ・カラティン)』
 ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:5~40 最大捕捉:1人
 対象への思い入れの強い物品を触媒にして発動する呪詛宝具。
 呪いが込められた触媒は魔槍の姿へ転じて、敵を追尾、命中する。
 この宝具を回避するにはAGI(敏捷)の高さではなく、呪いへの耐性が必要。
 また呪いの威力は、使用した触媒に籠る犠牲者達の怨念によってさらに向上する。
 対象の武勲が誉れ高く、触媒と武勲との因縁が強いほど必殺となる英雄殺しの呪い。

【解説】
王権と悪と狂気を司る神とさえいわれる、コノート王アリルの王妃。
王妃でありながら自らも武芸に秀でた戦士でもあった。
アリルとの保有する財を競い合う争いをした際、
アリルの持つ立派な牛に対抗できるアルスター国の牛を借り受けようと頼むが断られ、
遂には武力による強奪に発展する。
この時アルスターの戦士はある男から呪いをかけられ、
誰一人戦うことが出来なかった。勇者クー・フーリンを除いては。
これが有名な詩「クーリーの牛争い」の発端である。
クー・フーリン一人の奮戦によりコノート軍はアルスターに攻め入れられない。
「毎日一人に戦士がクー・フーリンと一騎打ちする間は進軍できる」という
条約を結んででも侵攻は遅々としていた。
切り札に差し向けたクー・フーリンの親友フェルディアすら敗れ、
呪いから回復したアルスターの戦士達によりメイヴは敗れ囚われてしまう。
しかしクー・フーリンは「女を殺すわけにはいかない」とメイヴを釈放する。
メイヴはこれを最大の屈辱と受け取り、以後クー・フーリン一人を滅ぼす為だけに様々な姦計を施していく。
領土を荒らさない条件に彼の誓約(ゲッシュ)
―――犬を食わない、目下の者の誘いを断らない、詩人の言葉には逆らえない―――
を利用し力を奪い、愛槍ゲイボルグを奪い、戦車御者、戦馬、そして彼自身を三本の槍で貫いた。
激情のまま復讐を遂げたメイヴ。
しかしその最期はアルスター王の息子フォアベイに水浴び中に暗殺されるという因果応報だった。

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最終更新:2015年04月07日 22:21