モード

【元ネタ】『モーディフォードの竜』
【CLASS】バーサーカー
【マスター】
【真名】モード
【性別】女性
【身長・体重】141cm・34kg
【属性】混沌・中庸
【ステータス】筋力E 耐久E 敏捷E 魔力E 幸運E 宝具A-
【クラス別スキル】
狂化:EX
 理性と引き換えに身体能力を強化するスキル。
 モードの場合、理性は失われておらず、正常な精神を維持している。
 ただ一点愛する対象が人でなく竜であった事のみで、
 聖杯からは狂気に侵されていると判定されている。

【固有スキル】
コンビネーション:C
 特定の人間と共闘する際に、どれだけ戦闘力が向上するかを表すスキル。
 バーサーカーは宝具でもある竜と共に行動し、戦闘能力こそ向上しないものの、
 どれほど苛烈に暴走しようとも、互いを把握し、決して相手を傷つけることは無く
 また行動を阻害することもない。

無力の殻:D
 能力値が若干落ち込み、サーヴァントとして感知されにくくなる。

【宝具】
『比翼は碧の竜に殉ず(エルスカ・レンオアム)』
ランク:A- 種別:対軍宝具 レンジ:1~30 最大捕捉:30人
 バーサーカーに愛し愛された竜そのもの。常時発動型の宝具。
 胴体に各3対まで格納可能な4対の翼と4対の脚を持ち、
 全身を覆う強固な鱗や鋭利な鈎爪、炎の息吹を駆使する等、
 総合的な戦闘力や柔軟な立ち回りに優れている。
 但し、その巨躯が消費する魔力ないし食料は尋常ではなく、
 魔力供給が絶たれた竜は餌を求め、バーサーカーの元から離れる。

『娘は哭き栄は枯る(クライング・モード)』
 ランク:C+ 種別:対善宝具 レンジ:1~10 最大捕捉:1人
 竜と共にあった少女の愛情と狂気の慟哭。『比翼は碧の竜に殉ず』の消滅と共に発動し、
 竜を殺した者を「竜を屠った英雄」から「少女の家族を奪った悪」へと存在を引き下げる。
 時間経過とともに悪とされた対象は英雄としての栄華に由来する能力や宝具を失い、
 元より悪を為した反英雄はよりその側面が強固になり、暴走するリスクが上昇する。
 また、この悲痛な慟哭は聞く者に対し、彼女への介錯衝動も生じさせる。

【解説】
 イギリス、ヘレフォードシャーのモーディフォード村の伝承に登場する少女。 
 ある日、モードは森の中で緑の鱗と翼を持つ小さな生き物を見つけた。
 彼女はこれを持ち帰るがそれは竜だと分かり、両親は飼うことに猛反対した。
 モードは隠れて竜を育てるが、成長するに従って彼女の与える餌では足りなくなる。
 ついに竜は村の家畜を襲いだした。住民は反撃するも敗れ、竜の餌食となってしまう。
 この竜は自らを襲う人間に決して懐くことはなかったが、
 育ての親にして友人であるモードだけは例外であった。
 絶え間ない竜の襲撃に村民は疲弊し、村落は滅亡の危機に瀕した。
 ここでガーストンという村の名家の者が、鎧を纏って彼女の飼う竜を討伐しに向かう。
 彼は深緑の森に身を潜める竜を見つけ出し、すぐさま竜が放った炎を間一髪で避けた。
 剣や槍による死闘の末、ガーストンは得物で竜の喉元を突き破りついに村の仇敵を討つ。
 しかし、とどめを刺した瞬間にどこからか石が飛んできた。
 石の主は他でもない。竜の唯一無二の友人にして育ての親であったモードである。
 半狂乱で飛び出してきた彼女は、流れ出る竜の血を厭うことなく、
 剣を携えた騎士を恐れることもなく、瀕死の竜に縋り付いて泣き崩れた。
 村を襲った竜を倒し、村を救った筈の若者の眼前には、
 その竜に寄り添い、慟哭をあげている村の娘がいる。
 英雄は悄然とした面持ちで森を去り、歓喜に満ち溢れた故郷の村へと戻っていった。

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最終更新:2016年11月03日 12:30