【元ネタ】ギリシャ神話
【CLASS】
ランサー
【マスター】
【真名】カドモス
【性別】男性
【身長・体重】186cm・88kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力B 耐久B 敏捷A 魔力C 幸運E 宝具A+
【クラス別スキル】
対魔力:B
魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。
大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。
【固有スキル】
竜殺し:B
竜種を仕留めた者に備わる特殊スキルの一つ。
竜種に対する攻撃力、防御力の大幅向上。
これは天から授かった才能ではなく、竜を殺した逸話そのものがスキル化したと言えよう。
カリスマ:B
軍団を指揮する天性の才能。団体戦闘において、自軍の能力を向上させる。
カリスマは稀有な才能で、一国の王としてはBランクで十分と言える。
対毒:A
蛇竜の毒を受け付けなかった肉体。
毒属性の攻撃に対して高い耐性を持つ。
破滅の首飾り:EX
鍛冶神が妻の不貞の子である花嫁に贈った呪いの首飾り。
ランサーとして召喚されてなお続く呪いは、
本人はおろか協力関係にある者の幸運をもEランク相当に固定する。
【宝具】
『破滅の幕は此より上がる(カタストロフェ・カドメイアー)』
ランク:B+ 種別:対人宝具 レンジ:2~30 最大捕捉:1人
戦神の子たる蛇竜の護りを破った投槍と長槍の二振りの槍。
投槍は穂先が触れている間、竜属性と神性に由来する守護を無効化し、
長槍は巨竜すら穿つ破壊力を以て、対象に致命的な大ダメージを与える。
概念・物理の二つの方面から対象を死に至らしめる竜殺しの魔槍。
『栄えある脈動(プロエレスフィ・スパルトイ)』
ランク:A+ 種別:対人、対軍宝具 レンジ:1~50 最大捕捉:5~500人
地に播かれた竜の牙から生み出される、武装兵団。
竜の牙に宿る魔力、女神アテナの加護、大地のマナより形作られる兵士は
宝具でありながら破格の燃費の良さを誇り、僅かな魔力で発動・融合・分離が可能。
個々の戦闘能力はサーヴァントに大きく劣るものの、
最大限まで融合した状態の五体の精鋭は英霊にも劣らぬ戦闘能力を保有する。
『楽園至る連理の蛇(セルペンテス・エリュシオン)』
ランク:EX 種別:対人宝具 レンジ:0~5 最大捕捉:2人(自身を含む)
自身の生涯に絶望したランサーにもたらされた、救済としての転身。
救済を受けた体は大蛇に変わり、その霊基は「楽園」へと至る為次第に消滅する。
この「祝福」はランサーが嘆願し、オリュンポスの神々の承認を得た者にも施される。
絶望に打ちひしがれた者を導く事が、道連れとも取れるこの宝具の本質である。
【weapon】
「獅子の裘」
ランサーが着用している、頑丈な皮衣。
ネメアの獅子の物程ではないが、酸や衝撃に対する耐性を有する。
【解説】
テーバイの建国者にして竜殺しの変身者。フェニキア王アゲノールとテーレパッサの子。
カドモスの物語は妹
エウロペが主神ゼウスに攫われたところから始まる。
「彼女を探し出さない限り追放する」と父から命じられたカドモス兄弟らは、
世界中を探し歩くがエウロペを見つけることができず、各々異なる地に居を求めた。
母とトラキアで居を構えたカドモスは母の死後、妹の情報を得ようとデルフォイへ赴く。
“妹のことは忘れ、一頭の牝牛を道案内として牝牛が休んだ草原に一市を建設せよ”
とアポロン神より神託を得たカドモスは神託の通りに牝牛を見つけこれを追い立て、
やがて牝牛が力尽き横たわると、カドモスはその地に都市を建設することを誓った。
女神アテナに牝牛を捧げるべく、従者たちに戦神アレスの泉に清水を取りに行かせるが、
泉は番人たるアレスの子である巨大な蛇竜に護られており、従者たちは全滅してしまう。
激怒したカドモスは蛇竜を殺し、天より降臨したアテナの勧めで蛇竜の牙を大地に播くと、
大地から武装した戦士たちが現れて殺し合い、生き残った5人がカドモスに忠誠を誓った。
彼らは後に「播かれたる者たち(スパルトイ)」と呼ばれ、テーバイ人の祖となった。
泉の竜を殺した償いにアレスに「無限の一年」仕え――つまり8年間奴隷として
過ごした後に、女神アテナから与えられ地に都市国家テーバイを建国し、
この地でアレスと女神アプロディテの娘であるハルモニアと結婚する。
しかし、子孫が次々と非業の死を遂げたことを愁いたカドモスとハルモニアは
テーバイを去りイリュリアの地へと渡り、2匹の大蛇となって
エリュシオンの野に送られたという。
最終更新:2017年01月16日 16:30