【元ネタ】ギリシャ神話
【CLASS】アヴェンジャー
【マスター】
【真名】テュポーン
【性別】男性
【身長・体重】120m(100km)・???t
【属性】混沌・悪
【ステータス】筋力A++ 耐久A++ 敏捷B 魔力A+ 幸運E 宝具A++
【クラス別スキル】
復讐者:A
復讐者として、人の恨みと怨念を一身に集める在り方がスキルとなったもの。
周囲からの敵意を向けられやすくなるが、向けられた負の感情は直ちにアヴェンジャーの力へと変化する。
忘却補正:C
人は多くを忘れる生き物だが、
復讐者は決して忘れない。
忘却の彼方より襲い来るアヴェンジャーの攻撃はクリティカル効果を強化させる。
自己回復(魔力):A+
復讐が果たされるまでその魔力は延々と湧き続ける。
魔力を微量ながら毎ターン回復する。
母たる地母神ガイアからのバックアップにより、特級の回復量。
【固有スキル】
無常の果実:EX
アヴェンジャーが運命の三女神を脅し手に入れた「勝利の果実」。
しかしそれは食した者から「勝利」を簒奪する
無常の果実であった。
アヴェンジャーの望みは決して叶うことはなく、各種スキルは機能不全に陥り、ST判定は自動的に失敗する。
このスキルによる出力低下が無ければサーヴァントとして召喚されることはないが、それでも神霊並みの召喚コスト・難易度となる。
天性の魔:A++(EX)
英雄や神が魔獣に堕したのではなく、怪物として産み落とされた者に備わるスキル。
大地の怒りによって産まれ、天空の星々をも灼き尽くしたというアヴェンジャーは最大最強クラスの怪物と言えるが「
無常の果実」によってランクが低下している。
しかし、それでもなお人の身では絶対に不可能なランクの筋力と耐久力に到達している。
畏怖の叫び:A++(EX)
生物としての本能的な畏怖を抱かせる咆哮。
敵全体に恐怖、継続的な防御ダウン、瞬間的な防御ダウン大、呪い状態などを付与。
本来ならばアヴェンジャーのそれは生物はおろか心無き機神すらも恐慌させるほどのものだが「
無常の果実」によってランクが低下している。
怪力:A+(A++)
魔物、魔獣のみが持つとされる攻撃特性。使用することで一時的に筋力を増幅させる。
一定時間筋力のランクが一つ上がり、持続時間はランクによる。
「
無常の果実」によってランクが低下しているが、本来アヴェンジャーの膂力は巨人のそれそのものである。
【宝具】
『星辰を喰らえ、赫怒の颶風(テュポエウス・ディアプトラ)』
ランク:A++(EX) 種別:対山宝具(対星宝具) レンジ:10~999(???) 最大捕捉:1000人(???)
台風(タイフーン)の語源にもなったアヴェンジャーが纏う、とぐろを巻いた巨大な毒蛇のように渦巻く風の衣。
光すら捻じ曲げる暴風により敵の攻撃を尽く吹き飛ばし、天を衝くほどの巨体にも関わらず高速で飛行する。
真名解放すれば天地海の三界が煮えたぎり奈落まで震撼させるほどの炎嵐を巻き起こすが、現在は
無常の果実を食べたことで真名解放を封じられている。
しかし、それでもなお周囲をバリアのように覆っている暴風を全て外部に向けることで山脈をも持ち上げ、敵に向けて飛ばせるほどの風力を誇る。
【解説】
ギリシャ神話に登場する、最大最強の怪物。
頭は天空の星々とぶつかり、両腕は伸ばせば世界の果てまで届く程の巨躯を誇るという神獣クラスの幻想種。
出自は諸説あるが大地母神ガイアが我が子であるティターンやギガンテスをオリュンポスの神々に倒されたことに憤怒し、奈落そのものであるタルタロスと交わり生まれたとされる。
テュポーンは自身と同じく不死の怪物である
エキドナと交わりケルベロス、オルトロス、ヒュドラ、キマイラ等といった多くの名だたる魔獣の父となった。
そしてテュポーンはオリュンポスに戦いを挑み、それに恐れをなした神々は動物に姿を変えエジプトへと逃げたが大神ゼウスだけはテュポーンを迎え撃ち、二柱による壮絶な一騎討ちが始まった。
この決戦はゼウスの領域である天空、即ち宇宙空間で行われたが二柱の力は拮抗しており、
痺れを切らしたゼウスがテュポーンに接近戦を挑んだが逆にテュポーンの怪力によって深手を負い、雷霆ケラウノスとアダマスの鎌も奪われコリュキオン洞窟に囚われた。
しかしヘルメス神とパン神によって救出、治療されたゼウスは再びテュポーンに挑み、まだ回復しきっていなかったテュポーンを追い詰めた。
追い詰められたテュポーンは運命の女神モイライを脅し、あらゆる望みを叶えるという「勝利の果実」を手に入れるが、それはあらゆる望みを断つ「
無常の果実」だった。
多くの力を失ったテュポーンは最終的にシケリア島の下敷きにされ封印された。以来テュポーンがもがく度にエトナ火山が噴火を起こすようになったと言われている。
最終更新:2023年11月03日 22:37