【元ネタ】『マカバイ記』
【CLASS】
ランサー
【マスター】
【真名】ユダ・マカバイ
【性別】男性
【身長・体重】228cm・175kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力A 耐久A+ 敏捷D 魔力C 幸運B 宝具A
【クラス別スキル】
対魔力:A
Aランク以下の魔術を無効化する。
現代の魔術師では、魔術で
ランサーに傷をつけることはできない。
【固有スキル】
信仰の加護:A+
一つの宗教観に殉じた者のみが持つスキル。加護とはいうが、最高存在からの恩恵はない。
あるのは信心から生まれる、自己の精神・肉体の絶対性のみである。
……高すぎると、人格に異変をきたす。
聖征のカリスマ:B+
人心掌握力、そして先頭に立つ力。同じ信仰を持つ軍団の模範として立ち、後続らの士気を向上させ、団結させる特殊なカリスマ性。
九偉人の一人として語られる
ランサーは、圧倒的な伝説力により高いカリスマ性を発揮する。
独立精神:A
圧政への対抗の意思。属する者からの脱却。
民族として独立するための屈強なる覚悟の具現。
その場を支配する環境、魔術的な効果による束縛を受け付けず、常にスタンドアロンで有り続ける。
シリアから宗教的自由を獲得した後も政治的自由を勝ち取るべく戦いに挑んだ、目的と覚悟を以て成される強い『反抗』の意思の表れ。
【宝具】
『裁きの鉄槌、聖絶なる名の下に(ミカモハ・バエリム・アドナイ)』
ランク: A 種別:対人宝具 レンジ:10 最大捕捉:40人
「鉄槌」の名を冠する
ランサーの武勇と「戦の勝利は天の力により齎される」という彼の信念が昇華された宝具。
この宝具により
ランサーは「神の鉄槌」として顕現。繰り出される一撃一撃が掛け値なしの神罰であり、対粛清防御を除くあらゆる防護を突破する。
真名解放によって弾圧者へ過剰なまでに破壊力が増大した神の裁きに等しい豪撃を叩き込み微塵へと還す。
その破壊力は対人宝具でありながら破軍、破城さえ成し得る。
また、副次効果として耐久面においても鉄槌の名に相応しい強靭な肉体を獲得。
苦難にある民を救い、圧政者を打破すべく進撃する
ランサーの歩みを止め得る者は彼の信ずる神を除いて存在しない。
【Weapon】
『無銘・戦鎚』
ランサーの異名を象徴する大戦槌。膂力に優れぬ英霊では牽引さえ困難な質量を誇る。
『裁きの鉄槌、聖絶なる名の下に』の恩恵を受け、宝具に等しい格を持つ。
【解説】
旧約聖書外典「マカバイ記」に登場する、ユダヤの民族的英雄。九偉人の一人にも数えられる。
当時のエルサレムはシリアの占領下にあり神殿の略奪、偶像崇拝の強要などが行われた。
それに対し祭司であるマタティアと息子達が先導し蜂起を開始し、マカバイ戦争が勃発した。
戦争の途中で病に倒れた父の後を受け継ぎ反乱軍のリーダーとなったユダはゲリラ戦で天才的な指導力を発揮し次々とシリア軍に対して勝利を治める。
最終的にエルサレムの奪還に成功し宗教的な自由を勝ち取る戦争は終結すると思われたがユダは政治的な独立を勝ち取ることも目指した。
その後もユダはシリア軍や周辺民族と戦いに明け暮れた。
シリア軍との戦いの中弟2名を失う事態になりエルサレムは包囲されるが、シリア軍の将軍がクーデターを起こしたたためにシリア軍と和平を結び、撤退した。
その後ローマと同盟を結びシリアに対抗すべく外交関係に力を注いだ。
シリアは2万2千人の軍勢をエルサレムに派遣したがユダ軍は脱走兵が続出したったの800人しか残らなかった。
戦闘を避けるように懇願されたユダは最後は男らしく死のうと言い残しシリア軍と戦い戦死。最後は兄弟がユダの遺体を引き取りモディンに葬った。
最終更新:2023年11月03日 22:29