【元ネタ】ギリシャ神話
【CLASS】
バーサーカー
【マスター】
【真名】パシパエ
【性別】女性
【身長・体重】157cm・49kg
【属性】混沌・悪
【ステータス】筋力E 耐久C 敏捷B 魔力A+ 幸運D 宝具A
【クラス別スキル】
狂化:EX
パラメーターをランクアップさせるが、理性の大半を奪われる。
神の怒りによって愛神エロスの矢を受けた
バーサーカーは牡牛、或いはそれに近い属性を持つ者と相対すると理性が吹き飛ぶ。
サーヴァントとして召喚された彼女は宝具『暴れ狂う神授の牛(クレーテー・タウロス)』を有するため常時愛に狂っており、自身の宝具を守るためならばマスター殺しも厭わない。
また、既に魅了状態のため他のあらゆる精神干渉系の能力をシャットアウトする。
【固有スキル】
移り気への禊(堕):A
本来は浮気性のミノスを束縛するためのスキルだが、
バーサーカーとして召喚された彼女は宝具『暴れ狂う神授の牛(クレーテー・タウロス)』のことしか見えていないため、
愛する牡牛に敵対する者、非協力的な者全てに対して攻撃値上昇するスキルへと変じてしまった。
高速神言:B
呪文・魔術回路との接続をせずとも魔術を発動させられる。
神代の力持つ言葉は、現代人には発音できない。
使い魔(有毒生物):B
毒を持つ生物全般を使い魔として使役できる。
契約は必要なく、思念を送るだけで可能。
【宝具】
『蕩け遊牝む恋慕の牛(スィヌスィア・クレーテー)』
ランク:B 種別:対牛宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人
かつて
バーサーカーが愛するクレータの牡牛と交わる為に工匠ダイダロスに作らせた、中が空洞となっている木製の牝牛の像...だが、どう見ても木製ではない。
対神獣専用機械鎧兼交配プラントであり、鋼鉄と有機素材で構成された牝牛型パワードスーツ。
着用時には
バーサーカー自身の身体と一体化し、強力な魅力効果、荒れ狂う神獣の攻撃にも耐え得る防御力を得、交配プラントとしての機能により遺伝子情報を胎内に取り込み、魔獣を生産する事も可能。
但し、
アステリオスの出産に耐え切れずに命を落としたという逸話から、強力な魔獣の出産時には致命的なダメージを受ける可能性があるというリスクを抱える。
また、膨大な魔力そのものを胎内に取り込み、太陽が如き魔力砲弾を作成して胎外に"出産"する裏技的な対軍級魔術攻撃手段も持つ。
『暴れ狂う神授の牛(クレーテー・タウロス)』
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人
バーサーカーが宝具として有する、かつて彼女が交わったクレータの牡牛。
恐るべき暴威を持ち、一度怒り狂えば
バーサーカーでも制御はできない。
『蕩け遊牝む恋慕の牛(スィヌスィア・クレーテー)』によってその情報を取り込む事で、第二のミノタウロスを出産する事も可能である。
…無論それは彼女の死の再現を意味するのだが。
【解説】
ギリシャ神話に登場するミノス王の妻にして魔女。
太陽神ヘリオスとペルセイスの娘であり、
キルケー、アイエテス、ペルセスとは兄弟である。
そして
アステリオス(ミノタウロス)の母でもある。
クレタ島の王ミノスは海神ポセイドンから与えられた牡牛を、彼に捧げる誓いをしていた。
しかし神の牡牛が惜しくなり、本来捧げるべきものとは別の牛を捧げる。
約束を反故にされたポセイドンはパシパエに牡牛に欲情するように呪いをかけてしまう。
(愛神エロスに彼の弓矢で射られたとも言われる。)
パシパエは想いを遂げる為に工匠ダイダロスに相談し、作成させた牝牛の像の中に入り、神の牡牛と交わった。
そしてパシパエは
アステリオスを身ごもり、出産したのであった。
またパシパエの魔術の逸話として、夫が女好きであった事に腹を立て、夫に魔術をかけたというものがある。
魔術の内容は彼が別の女を抱こうとすると体から獣、蛇、ムカデ、サソリを放ち、相手の女性を殺すというものである。
最終更新:2023年11月01日 23:26