ダゴン

【元ネタ】古代メソポタミア神話、旧約聖書、ウガリット神話、フェニキア神話など
【CLASS】フォーリナー
【マスター】
【真名】ダゴン
【性別】男性
【身長・体重】220cm・150kg
【属性】混沌・悪
【ステータス】筋力A 耐久B 敏捷C 魔力B 幸運E- 宝具B++
【クラス別スキル】
領域外の生命:C+
 外なる宇宙、虚空からの降臨者。
 邪神に魅入られ、権能の先触れを身に宿して揮うもの。
 風評と邪神の浸食により、フォーリナーは大いなる水の司祭の降臨のために地上を侵す侵略兵器に過ぎない。

海神の神核(歪):C+
 古代オリエント世界では神々の主とまで讃えられる強大な神だったが、後世に広まったキリスト教の影響により悪魔として零落した。
 外宇宙に潜む高次生命の傀儡となったことで神核を取り戻したものの、邪神に都合よく改竄され原型はほとんど留めていない。

【固有スキル】
半魚の叡智(歪):A
 後世に文化神であるオアンネスと同一視された事で獲得したスキル。
 人が持てる知識系のスキルをAランク程度まで発揮する事が可能。
 また、フォーリナーが持てる知識を第三者に授ける事が出来る。
 しかし、虚空からの降臨者が霊基に入った事でフォーリナーが授ける叡智はどことなく歪な物ばかりとなる。

深淵の邪視:A++
 フォール・マッドネス。
 その溟き眼孔は虚空から現実に穿たれた"陥没"に等しく、覗き込み、覗き込んだ者の"未知への恐れ"を沸き上がらせる。
 ───不運にも眼が合わさり、深淵の彼方を垣間見てしまった者は正気を「彼方側に取り落とし」逃れ得ぬ狂気に悶え苦しむだろう。
 それは宛ら不可視の海で溺れ死ぬ様に。

無辜の怪物(魔・外):EX
 生前の行いからのイメージによって、後に過去や在り方を捻じ曲げられ能力・姿が変貌してしまった怪物。
 本人の意思に関係なく、風評によって真相を捻じ曲げられたものの深度を指す。このスキルを外すことは出来ない。
 ユダヤ教、キリスト教に於いて悪魔視され、近世の『失楽園』においては「海の怪物」とされ、
 更には虚空より来たる『深きものどもの父』に霊基を汚染されており、神性は歪曲され、魔性へと堕ち、邪神に触れられ、文字通り怪物へと変容した。

【宝具】
『海嘯、濁穢なりし波濤(ティ=ル・マ=ティム)』
ランク:B++ 種別:対軍宝具 レンジ:1~70 最大捕捉:666人
 『深き者共の影(⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎・⬛︎⬛︎⬛︎)』とも。
 穀物に由来する名を持つ豊穣神としての「種を撒く権能」、魚神としての「海を掌る権能」を他宗教による悪魔視と理解不能の領域外の要素により違法改造して産み墜とされた狂気の宝具。
 レンジ内を混濁した大海流により粉砕するが、これはあくまでも呼び水に過ぎず、
 この宝具の真価は「海水に含まれた領域外の要素」...即ち⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎・⬛︎⬛︎⬛︎の受精卵による広範囲への汚染である。
 地に撒かれた種は大地の魔力を吸い上げ、悍しい半人半魚型の怪物へと孵化し、
 濁り澱んだ海水に浸かったものは正気の喪失や汚染によるバッドステータス、最悪の場合には怪物への変生や怪物の受胎が発生し、深き狂気に沈み逝く地獄絵図が展開される。

【解説】
 古代メソポタミア、古代カナンで信仰されていた神。
 かつては200を数える都市神の頂点に立ち、メソポタミアの王名にも用いられるほどの強大な神格を有していたが、
 後世に成立した旧約聖書で異教徒が崇める悪神とされ、その教えが世界的に広まるにつれ次第に半人半魚の悪魔として貶められた。

【キーワード】
『深きものどもの父』
 霊基の8割は悪魔、怪物のダゴン。
 霊基の1割5分は『深きものどもの父』、理解不能のブラックボックス。
 霊基の5分のみ、ウガリットの神ダゴンの豊穣と海の権能が占める。
 同じ名を持つと人類に定義された、信仰を歪められ、魔性に堕ちた神は異界の邪神にとって恰好の依代であったのだろう。
 大地を穢し、眷属である半人半魚の怪物を繁殖させ、狂気を拡散させ、
 大いなる水の司祭を降臨させる土壌を作り出そうとするその在り方は正しく『人類の脅威』である。
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最終更新:2023年10月31日 21:30