無辜の怪物:EX (
ミシェル・ノストラダムス)
本人の意思や姿とは関係なく、風評によって真相をねじ曲げられたものの深度を指す。
生前から現代まで数多の偽者や陰謀論者、終末論者達によって様々な荒唐無稽な解釈をされ続けた結果、
元来有していた有り得た未来の可能性を視る魔眼が捻じ曲げられ、いずれ来たる破滅の未来を視る魔眼となった。
サーヴァントとして召喚されれば、遠い未来に起こり得るだろう災厄を現在の時間軸へと招き寄せてしまうが、抑止力が働く世界ではこのスキルが十全に発揮される事は無い……筈である。
無辜の怪物(魔・外):EX (
ダゴン)
生前の行いからのイメージによって、後に過去や在り方を捻じ曲げられ能力・姿が変貌してしまった怪物。
本人の意思に関係なく、風評によって真相を捻じ曲げられたものの深度を指す。このスキルを外すことは出来ない。
ユダヤ教、キリスト教に於いて悪魔視され、近世の『失楽園』においては「海の怪物」とされ、
更には虚空より来たる『深きものどもの父』に霊基を汚染されており、神性は歪曲され、魔性へと堕ち、邪神に触れられ、文字通り怪物へと変容した。
無辜の怪物:EX (
共工)
本人の意思や姿とは関係なく、風評によって真相をねじ曲げられたものの深度を指す。
共工とは治水を得意とする氏族の名称であり、またその首領を指す名称でもあったが、後世も含めた風評により悪神として統合された。
結果、サーヴァントとして呼び出される共工は竜種の力を振るう魔人と化している。
無辜の怪物(焔):EX (
王恭廠)
人類史に残る記録的大爆発事件を引き起こした造兵廠。
生前の意思や姿と関係なく、風評によって真相をねじ曲げられたものの深度を指す。
大爆発の真相は当時の王朝の腐敗した政治に対する天からの戒めであるという記録の影響により
アーチャーは「天罰の
代行者」として人型の躯体と爆焔を操る力を獲得している。
実際には爆発の原因は今以て不明であるが、いつの時代も民衆は分かりやすい非難の対象を求めるものである。
無辜の怪物:A+ (
カンビュセス2世)
生前の行いからのイメージによって、後に過去や在り方を捻じ曲げられ能力・姿が変貌してしまった怪物。
本人の意思に関係なく、風評によって真相を捻じ曲げられたものの深度を指す。
このスキルを外すことは出来ない。
ペルシャ軍がエジプト軍相手に猫を使ったという記述が初めて出たのはカンビュセスの時代から約700年後の人物、ポリュアイノスの『戦術書』である。
そこではペルシャ軍は猫の他に犬、トキ、羊も使ったと書いてはいるが、
それは神獣とされる動物を並べることでエジプト軍の強力な弓を躊躇させるためだったとされており、
今に伝わる逸話である盾にくくりつけたり投擲したりなどの記述はなく、後世の創作である可能性が高い。
...だが『かの血塗られた狂気の王であればそのくらいやるだろう』として語られた伝説により、
盾のスキルを獲得し、肉体と精神がより残虐かつ卑劣な方向に捻じ曲げられている。
...最早人ではなく猛獣のそれに近しい。
無辜の怪物:A+ (
オリバー・クロムウェル)
ベヒーモス。
生前の行いからのイメージによって、後に過去や在り方を捻じ曲げられ能力・姿が変貌してしまった怪物。
本人の意思に関係なく、風評によって真相を捻じ曲げられたものの深度を指す。
このスキルを外すことは出来ない。
バーサーカーの場合、肉体が鋼鉄の獣人に変貌している。
余談だが首は着脱可能。
無辜の怪物:A (
ヴラド三世)
ドラキュラ。
生前の行いから生まれたイメージによって、過去や在り方をねじ曲げられた怪物の名。
能力・姿が変貌してしまう。
ちなみに、この装備(スキル)は外せない。
無辜の怪物:A (
第六天魔王織田信長)
第六天魔王。神仏の破壊者としての姿。
生前の行いから生まれたイメージによって、過去や在り方をねじ曲げられた怪物の名。
能力・姿が変貌してしまう。
ちなみに、この装備(スキル)は外せない。
無辜の怪物(異):A (
イヴァン雷帝)
人でありながら「神」と同等である存在と自称し、かつて権勢を誇った貴族たちを追いやったことで、その権力は頂点に達した。
ロシアは彼を絶対的な皇帝と敬い、西欧の人間は彼を「恐怖(テリブル)」と呼んで怯えた。
凍土帝国における彼は、当時最強を誇った魔獣と結合することで、異聞帯ロシアを支配するに相応しい怪物となった―――成り果てたのである。
曰く、山羊頭の悪魔を崇め、淫靡なる儀式にふけった。
曰く、騎士団の財宝とその活動は今も受け継がれる。
騎士団を貶めた濡れ衣と、後世の膨大な伝承群は、快楽を貪るに適した魅惑的な肉体にモレーを堕落させ、聖地奪還を志す修道士とは別個の存在へと変質させた。
無辜の怪物:A (
楠木正成)
生前の行いから生まれたイメージによって、過去や在り方をねじ曲げられ能力・姿が変貌してしまった怪物。
広義では中央政権に追われた者が人外に変じた化外の鬼、漠然とした恐れが語られることで実体を伴ってしまった物語の鬼も含まれる。
千頭王鬼と化したアヴェンジャーは生粋の鬼種に劣らない魔性──そして『楠木正成』としての力を振るうことが可能となった。
無辜の怪物:A (
ベヒモス)
本人の意思や姿とは関係なく、風評によって真相をねじ曲げられたものの深度を指す。
ベヒモスは原典における描写から「暴食の悪魔」として認識された事により矮小化。
その結果、代行体たる『第五の日差し』を得てサーヴァントの枠に収まっている。
無辜の怪物:A (
ディオクレティアヌス)
淵の竜(アヴィスス・ドラコーニス)。
生前の行いから生まれたイメージによって、過去や在り方をねじ曲げられた怪物の名。
能力・姿が変貌してしまう。
バーサーカーの場合はキリスト教徒を迫害した悪しき暴君という悪評、
そして竜退治の聖人を処刑した経歴から肉体は竜の特徴を持つ魔人と化している。
このスキルを外すことは出来ない。
無辜の怪物:A (
エリクトー)
生前の意思や姿と関係なく、風評によって真相をねじ曲げられたものの深度を指す。
キャスターは文学作品において邪悪な魔女として扱われていった。
それにより呪術の成功率、魔力ステータス、毒物等の作成成功率上昇といったメリット効果が発生している。
無辜の怪物:A (
エッツェリーノ三世・ダ・ロマーノ)
悪魔の子。
生前の行いから生まれたイメージによって、過去や在り方をねじ曲げられた怪物。
能力・姿が変貌してしまう。
悪魔よりも恐ろしいと称された彼は魔性に由来するスキルの習得、同様に魔と化したフリードリヒ2世からの加護などメリットとして享受している。
悪魔上等である。
無辜の怪物:B (
メフィストフェレス)
契約悪魔■■■■■■■■■。
生前の行いから生まれたイメージによって、過去や在り方をねじ曲げられた怪物の名。
能力・姿が変貌してしまう。彼の場合は呪術の強化、宝具に至った魔術などメリットしか存在しない。悪魔上等である。
無辜の怪物:B (
チェーザレ・ボルジア)
悪徳者の代名詞たるボルジアの寵児。
本人の意思や姿とは関係なく、風評によって真相をねじ曲げられたものの深度を指す。
アサシンの場合は一族と自身に纏わる憎悪・恐怖の影響を受け、より奸智に優れる悪魔じみた人物と化した。
無辜の怪物(焔):C (
茶々)
生前の行いから生まれたイメージによって、過去や在り方をねじ曲げられた怪物の名。
能力・姿が変貌してしまう。茶々の場合は「豊臣を滅ぼした魔性の女」という悪評であり、関わった者たちが破滅へしていった兇状から、「火焔地獄の姫君」として炎を操る力を得る。
同時に彼女を恨む者たちからの怨嗟の声に悩まされる。
無辜の怪物:C (
アーサー・マッケン)
生前のイギリス文学界における批判や後年の作家による賛辞、代表作である怪奇小説群の作風、
彼の著作が発端となった「モンスの天使」事件といった各種逸話による影響。
彼の場合は生前身につけた魔術に加えて、自身の怪奇小説に登場する醜怪な怪物や悍ましい呪物を具現化し、
使い魔・礼装として行使することが可能となっている。
無辜の怪物:D (
ハンス・C・アンデルセン)
本人の意思や姿とは関係なく、風評によって真相をねじ曲げられたものの深度を指す。
アンデルセンの場合は“読者の呪い”である。
童話が有名になりすぎ、アンデルセン本人の性格が童話作家のイメージによって
塗りつぶされてしまった。
サーヴァントとして現れたアンデルセンの手足は、彼を代表する童話のイメージに侵食されている。
洋服で隠してはいるが、その下の肌は人魚の鱗やマッチのヤケド、凍傷に侵され、
喉は喋るごとに激痛を刻んでいる。
無辜の怪物:D (
ファントム・オブ・ジ・オペラ)
後年に培われたイメージによって、過去の在り方を捻じ曲げられた怪物。
能力・姿が変貌してしまう。
小説『オペラ座の怪人』のモデルである彼は、作品の影響を受けて素顔が異形へと変わり、また、両腕も既に異形の怪物のものと化している。黒手袋を外してしまえば、大振りのナイフよりも剣呑な鋭い鉤爪が伸びた、異形の両手が露わになる。
無辜の怪物:D (
サンドウィッチ伯 ジョン・モンタギュー)
生前の行いから生まれたイメージによって、過去や在り方をねじ曲げられた怪物の名。
秘密結社『地獄の火クラブ』において悪魔崇拝の黒ミサと称した淫靡なる儀式に耽っていたとするスキャンダル、
歌劇『乞食オペラ』による政敵ウィルクスを投獄した
ライダーの一連の行動への痛烈な皮肉、
パンを使った料理である「サンドイッチ」の語源であるなどといった各種逸話による影響。
結果、ライダーは黒魔術(ウィッチクラフト)に通じ、食事の際も中断せずに続行するほど賭博を好み、
大衆にとっての英雄を陥れる裏切り者であるというイメージによって本人の性格が塗りつぶされている。
無辜の怪物:E (
アレクサンドル・デュマ)
父親の勇猛さや著作権に関する裁判、死後の論争に到るまで、巷説や後年の作家(あるいはデュマ本人)が
創作した伝記等によって有名になった各種逸話による影響。盗作騒動についての発言の有無など、
真偽についての研究が進んでいる為にランクは低い。
最終更新:2025年01月28日 09:43