【元ネタ】イギリス・スコットランドの伝承
【CLASS】
ライダー
【マスター】
【真名】タム・リン&ジャネット
【性別】男性・女性
【身長・体重】155cm・43kg(ジャネット) 180cm・70kg(タム・リン)
【属性】混沌・善(ジャネット) 中立・中庸(タム・リン)
【ステータス】筋力C 耐久B 敏捷B 魔力B 幸運C 宝具B
【クラス別スキル】
対魔力:B
決して自分の流儀を曲げず、悔いず、悪びれないジャネットの精神性が昇華された抗魔力。
妖精達の妨害に屈しない忍耐力、また
妖精騎士タム・リンの守護を有する彼女を魔術で傷つけるのは難しい。
騎乗:B
白馬を駆る騎士であるタム・リンはともかくジャネットの騎乗能力は高くない。
クラスの恩恵でこのランクになっているが、実状は宝具『幻想変異』によって
獣の姿で乗機となるタム・リンが優秀だと言える。
【固有スキル】
一意専心(愛):A(ジャネット)
精神の絶対性。
不屈の意志の源泉。
ジャネットがタム・リンに捧げた愛情はいかなる状況にあっても決して揺るぐことがない。
麗しの姫君:C(ジャネット)
自分を守る騎士たる人物を引き寄せるスキル。
ジャネットの場合、自らの夫であるタム・リンを呼び寄せるものとなる。
妖精騎士:C(タム・リン)
妖精の守護者としての加護。 対人・対文明に特化した自己強化スキル。
元人間であるライダーは同胞の妖精を殺害したとしても自己崩壊を起こす事はない。
内助の功:A(タム・リン)
配偶者の手助けにより、不利な状況を改善するチャンスを得る。
このスキルのランクは夫婦の仲に左右され、Aランクならばチャンスを確実に得る事が出来る。
騎士の武略:D+ (タム・リン)
力において及ばずとも、戦いの流れを把握し、相手のミスを誘発させる戦闘法。
自己強化ではなく相手の判定ミスを誘うスキル。一瞬の勝機に賭ける冷静な観察力。
妖精からの祝福を受けているタム・リンは同ランクに比べ少しだけ勝機を見出しやすくなる。
【宝具】
『幻想変異(フェアリー・ギフト)』
ランク:B 種別:対人(自身)宝具 レンジ:― 最大捕捉:1人
妖精達からタム・リンへと与えられた祝福(呪い)。
自らの肉体を様々な種類の獣、時として焼けた鉄や石炭などの無機物にまで変化させることが出来る。
反面、変化する対象はタム・リンの意思では選択出来ず、気まぐれな妖精の魔力により選定される。
変化したタム・リンは自らを捕らえようとする存在を振り払い暴れ回るが
同じ霊基を共有するジャネットに対してのみ自らに触れることを許し、彼女を守るように行動する。
隠された能力。
赤熱した石炭の状態で水中に投げ込まれると、タム・リンにかけられた呪いは解呪され人の姿を取り戻す。
また一度だけ死の運命を覆す(即死攻撃を無効化する)力を獲得するが、代償に妖精騎士スキルは失われる。
【解説】
スコットランドの伝説的なバラッドに登場する男女。
カーターホーの森を通る乙女は、タム・リンに乙女の純潔か所持品を奪われるとされ、森に近づくことは禁じられていた。
しかし、ジャネットは言いつけを破り、カーターホーの森の薔薇を摘んでしまう。
そこへタム・リンが現れ、許可なく人の物を取るとは何事だと尋ねる。
ジャネットは毅然とカーターホーは父から相続した自分の土地だと言い張り、
両者は言い合いになるが、その際にジャネットはタム・リンに純潔を奪われてしまう。
帰宅したジャネットは自身が妊娠していることに気づき、父にその事を問われると
自分は妖精タム・リンの子を身籠っていること、そして彼を愛していることを宣言する。
ジャネットが再び森に戻り薔薇を摘みに行くと、再びタム・リンが現れて抗議する。
タム・リンと再会したジャネットは彼が元は人間であったが、妖精の女王に攫われて妖精になったこと
そして、ハロウィンの夜に生贄として地獄に差し出されるという事情を聞かされる。
タム・リンは妖精の騎馬行進の最中に馬に乗る自分を引き摺り降ろし、湖に投げ入れるように頼む。
約束通りタム・リンを引っ張るジャネットだが、妖精達は彼を様々な獣や燃える鉄棒に変えて手放させようとする。
ジャネットは決して自分を傷つけないというタム・リンの言葉を信じて手放さず
彼が赤熱する石炭に姿を変えると、言われた通りに水の中に投げ入れるとタム・リンは元の人間に戻った。
その後、妖精の女王は怒りを露わにするも負けを認め、二人は人間の世界へと帰還した。
最終更新:2023年10月31日 21:01