馬超孟起

【元ネタ】史実、三国志演義
【CLASS】バーサーカー
【マスター】
【真名】馬超孟起
【性別】男性
【身長・体重】186cm・80kg(平常時)/254cm・223kg(獣化時)
【属性】混沌・悪
【ステータス】筋力A+ 耐久B 敏捷A 魔力D 幸運C 宝具B+
【クラス別スキル】
獣化:D+
 幸運と魔力を除いたパラメーターをランクアップさせる。
 とある秘術による改造によって「狂化」が変異したスキル。
 狂化Cランクに匹敵する強さだが、意思疎通が出来るぐらいの理性は残っている。

【固有スキル】
中国武術:EX(A+++相当)
 中華の合理。宇宙と一体になる事を目的とした武術をどれほど極めたかの値。
 修得の難易度は最高レベルで、Aでようやく“修得した”と言えるレベル。
 西涼掌(曦陽掌太平拳)の開祖とする説を持つ馬超は、このスキルをEXランクで保有する。

勢い破竹の如し:C
 軍略の亜種スキル。多人数を動員した戦場において、勢いを殺さず兵を猛進させることができる。
 一時は名将・曹操を追い詰めた軍事手腕を示すもの。

反骨の相:B
 一つの場所に留まらず、また、一つの主君を抱かぬ気性。
 自らは王の器ではなく、また、自らの王を見つける事のできない放浪の星である。
 同ランクの「カリスマ」を無効化する。

野獣の論理:B+
 魔獣の因子を宿したが故の戦闘思考。
 搦め手は使えないが、迅速に相手を殺害するための思考が高速化し、本能的に最適な手段を導き出せる。
 涼州人の殺伐とした価値観と"噛み合ってしまった"結果、武人・将としての能力を劣化させずに獣性の利点を引き出すことが可能となった。

【宝具】
『虎頭湛金槍(やり、こいをかざす)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:2~4 最大捕捉:1人
 中国古代十大名槍の一つに数えられるバーサーカー愛用の槍。
 虎を模した鍔を持ち、虎口から生えた穂先を象る比類なき切れ味を誇るとされた兵器。
 バーサーカーが振るうこの宝具は彼を信望する羌族達が彼の在り方に羌の祖たる英雄・無弋爰剣の
 姿を重ねた故に生み出した、部族の秘術が込められた魔槍である。
 無弋爰剣は秦によって追われ、秦人の放った火に焼き殺されそうになるも、
 虎のような形の影が現れて、火を覆ったことで死を免れたとされる。
 羌族はこの逸話を基に虎を模したこの槍の影に実体を与え、敵の刃や矢はおろか形を持たない
 火炎すら弾き飛ばすほどの迎撃機能を付与するに至った。

『神威錦馬(きんば、ころうのごとく)』
ランク:B+ 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人
 バーサーカーが生前に従えた羌族や氐族、漢王朝の支配を受けない民族の秘術によって改造された肉体。
 羌族の祖は虎の影に救われた逸話を持ち、氐族も盤瓠なる幻獣を祖神として信仰していたとされる。
 古代中国の部族には動植物を祖神として信仰する者も多く、そういった部族からの信望を受けた
 バーサーカーは秘術による改造を受け入れ、数多の魔獣の因子を宿すに至った。
 因子の解放率に応じて魔獣の異能・特性を引き出せる他、獣化スキルが進行しその最高値はAランクに至る。
 ……なお、バーサーカーは低ランクの獣化でも"理性を残したまま"暴走する危険性がある。

【解説】
 三国時代の蜀漢に仕えた将。字は孟起。
 後漢初頭の名将馬援の子孫に当たる名門の出だが、羌族の血も引いていたため、朝廷と深い繋がりを持ちながら異民族から厚い支持を受ける特殊な立ち位置に居た。
 若年時から勇名を馳せ、後に父である馬騰が入朝すると馬超もまた扁将軍・都亭侯に任命され父の軍を引き継ぐ。
 しかし、曹操が漢中の張魯を討伐するために西方へ軍勢を派遣したことで自身らが狙われていると警戒。父の義兄弟である韓遂ら諸将に加え羌族などの異民族とも連合し、人質同然の馬騰らの命も厭わず叛旗を翻す。
 十万の軍勢を駆り、潼関の戦いでは苛烈な攻勢を仕掛け一時は曹操に「馬超が死ななければ、わしは葬られる土地すら無くなるだろう」と言わしめるほど追い詰めるが、その後は許褚の奮戦や曹操軍の巧みな戦運びによって押し戻され、最終的には賈詡の離間策に嵌り韓遂らと溝が生じた隙を突かれ大敗。馬超は羌族の元へ落ち延び、馬騰ら一族200人余りを処刑される憂き目に遭う。
 羌族の支援を受け再起した馬超は再び曹操軍へ攻勢をかけるも助命する約束を反故にし降将を殺したため、召し抱えたその部下の復讐を受けまたも敗走。落ち延びた張魯の元でも悪名が祟り家臣に警戒され冷遇される日々が続いた末、妻子さえもを置き去りに成都を攻めていた劉備の元へ出奔。劉備に歓待されその軍門に降った馬超は図らずもその武名で劉璋を恐れさせ、成都の攻略に貢献する。
 その後は蜀漢に忠実に仕えたが目立った武功もなく、47歳で病死したものの、大将軍に次ぐ驃騎将軍の位を下賜されるなど依然として高い評価を受けていたと見られる。
 三国志演義では「錦馬超」「神威天将軍」と渾名され、馬騰ら一族を曹操の奸計で失い義憤と復讐に燃える好漢として描かれるが、知識人・歴史家からはその武勇こそ評価すれど叛逆、殺戮、騙し討ちを繰り返す無軌道かつ残忍な行動や忠孝を蔑ろにする人格を大いに批判されている。
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最終更新:2023年09月18日 17:39