エスプランディアン

【元ネタ】『エスプランディアンの武勲』
【CLASS】ライダー
【マスター】
【真名】エスプランディアン
【性別】男性(エスプランディアン) 女性(ウルガンダ)
【身長・体重】183cm・84kg(エスプランディアン) 163cm・53kg(ウルガンダ)
【属性】中立・善(エスプランディアン) 混沌・善(ウルガンダ)
【ステータス】筋力B 耐久B 敏捷B 魔力C 幸運B 宝具B
【クラス別スキル】
対魔力:A
 Aランク以下の魔術を無効化する。
 現在の魔術師では、魔術で彼に傷をつけることはできない。
 本来のランクはCだが、宝具の効果によってAランク相当となっている。

騎乗:A
 幻獣・神獣ランクを除く全ての獣、乗り物を自在に操れる。
 ライダーは自身が呼び出す光の獅子、あるいは魔女ウルガンダが変身する雌獅子に騎乗する。

【固有スキル】
同行従者:B
 二人一組のサーヴァントの特殊形式。
 ライダーが倒れた場合はウルガンダも消えるが、ウルガンダが消えてもライダーは消えない。

支援魔術:B
 敵対者を攻撃する支援魔術
 ライダーの場合、魔女ウルガンダによる魔術攻撃の支援が見込める。

獅子の騎士:C+
 かつてライダーは牝獅子と共に育ったという。
 その逸話により習得した光の獅子を操るスキル。
 ライダーの場合、魔女ウルガンダからの支援で獅子の存在は補強され、より強固な物となっている。

窮境のカリスマ:C+
 軍団を指揮する天性の才能。団体戦闘において、自軍の能力を向上させる。
 ライダーの場合、自軍が不利な窮地において通常以上の効果が発揮される。

竜殺し:B
 竜種を仕留めた者に備わる特殊スキルの一つ。
 竜種に対する攻撃力、防御力の大幅向上。
 これは天から授かった才能ではなく、竜を殺した逸話そのものがスキル化したと言えよう。

【宝具】
『異彩色に赫く燐光(シニエストロ・ルス)』
ランク:B 種別:対魔力宝具 レンジ:1~2 最大捕捉:1人
 ライダーが魔女ウルガンダに連れて行かれた孤島の丘で大きな石の下から発見した薄気味悪い光を放つ魔剣。
 ガラスのような無色透明の刀身から絶えず濁った虹色としか認識不可能な奇妙な輝きを放ち続けている。
 ...その輝きの正体はかつて魔女ウルガンダが大規模な魔術によって作り出した、何であれ魔力で構成されるものと対消滅を起こす反粒子ならぬ反魔力とでも呼ぶべきもの。
 通常時は封印されているがそれでも滲み出た反魔力により魔術効果を無効化する擬似的な対魔力魔術解除スキルとして使用出来る。
 真名解放により反魔力を解き放ち、異彩色の輝きの奔流で英霊や幻想種、同ランク以下であれば宝具であっても完全に破壊することも可能。
 魔力で構成された存在に対して絶大なアドバンテージを持つ宝具であるが、多用すれば反魔力は自分自身の霊基も蝕みかねない。

【キーワード】
『ウルガンダ』
 サーヴァント・エスプランディアンは此度の現界において従者、参謀として魔女ウルガンダを引き連れている。
 そしてウルガンダは、エスプランディアンと縁深い女性たちの集合体として形成されている。
 彼を支え助けてきた魔女ウルガンダ、彼と共に在った牝獅子、彼と結ばれた皇女レオノリナ…彼女たちの要素が一つになっているのだ。
 また牝獅子の要素を一時的に強調し、獅子の姿に変身することでエスプランディアンの乗騎としての役割も果たす。

【解説】
 スペインの中世騎士道物語『エスプランディアンの武勲』の主人公にして、
 ガリア王ペリオンの子アマディス・デ・ガウラとイングランド王リスアートの娘オリアナ姫の隠し子。
 姫の侍女によりデンマークにある田舎に預けられることになったが、途中一匹の牝獅子により巣へと運ばれる。
 そこを森に住む隠者に発見され牝獅子と一緒に住処に連れて行かれ養育されることになる。
 牝獅子も寸時も離れず側に居り一緒に育ち、いつしかエスプランディアンと呼ばれるようになった。

 魔女ウルガンダから将来リスアート王を救うと予言され、森に狩りに来たリスアート王は隠者からその予言を聞き、孫とは知らずに王宮に連れ帰る。
 少年時代をリスアート王の許で暮らし、父アマディスに似て天資剛勇、冒険を好む心は父以上に育つ。
 その後、ローマ皇帝がオリアナ姫を皇后に求める、アマディスがリスアート王と仲違いして戦争に発展、
 隠者が仲介しアマディスとエスプランディアンを引き合わせ、親子だと判明、和解しアマディスとオリアナ姫が結婚する等の出来事が起きた。

 そしてあるときウルガンダに眠らされ、ある孤島へと連れて行かれ、孤島の丘で大きな石の下から立派な剣を発見する。
 しかし途端に石の陰から現れた恐ろしい竜に締め上げられ、死力を尽くし防戦し、片手が抜けるや絶えず薄気味悪い光を放つ魔剣を鱗の上から突き刺し勝利する。
 自信の増した彼は、ウルガンダから一族の宿敵魔術師アルケラウスに祖父が幽閉されたと教えられ、ギリシアとトルコの境にあるという『禁断の山』へと向かう。
 巨体の哨兵を切り倒し不意打ちしてきたアルケラウスの怪刀を軽く避け、首を刎ねる。
 息子アルケラウスを殺されて怒り襲ってきた妖婆アルコボーンの雷光のように閃く魔剣を抗争の末叩き折り、捩じ伏せて祖父を救出する。

 その後『禁断の山』を占有していたが、快く思わない隣国トルコは大将軍アルマトーを大将に大軍を差し向ける。
 噂により防戦の準備を整えていたエスプランディアンは、万卒を屠る威力を持っていた魔剣でアルマトーを屠り、トルコ軍を敗退させる。
 その後彼は部下を集め、魔剣の魔力をもっと試したいからトルコに攻めに行こうと提案し、
 戦いに飢えていた部下たちは出陣の用意をし、首都コンスタンティノープル目掛けて進む。
 コンスタンティノープルを包囲すると、懸想したトルコの皇女レオノリナに密偵を送り、色好い返事を貰う。
 首都陥落させるや箱に隠れて将軍に皇女の部屋まで運んでもらい、暫しの間二人で愛の生活を送る。

 しかしトルコ軍はエスプランディアンの不在を聞き再び開戦し、戻ったエスプランディアンは対トルコ戦に向けて祖父の援助を得、ウルガンダを参謀にする。
 トルコ側はアルマトーの妹で魔女のメリアを参謀に、二、三の隣国を引き入れて大々的に軍備を整える。
 戦いが進むとトルコ方にアマゾン女王が軍勢を率いて加勢し、エスプランディアン陣も困らせられたが、かえって死に物狂いに活動でき、首都を安全に占領する。

 その後平和条約が結ばれ、トルコ皇帝は国と王位とレオノリナをエスプランディアンに譲り、彼の騎士道物語は今なお地中海岸一帯に語り伝えられてる。
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最終更新:2023年09月13日 21:34