【元ネタ】ソロモン諸島の神話
【CLASS】
バーサーカー
【マスター】
【真名】ワルタハンガ
【性別】女性
【身長・体重】154cm・43kg
【属性】混沌・中庸
【ステータス】筋力B+ 耐久C 敏捷B 魔力EX 幸運D 宝具EX
【クラス別スキル】
狂化:D++
筋力と耐久のパラメータをアップさせるが、
言語能力が単純になり、複雑な思考を長時間続けることが困難になる。
また自身の血肉、霊核を喰らった相手と相対すると瞬間的にランクが向上してしまう。
【固有スキル】
蛇神の神核:B
神性スキルを含む複合スキル。
バーサーカーはソロモン諸島に多くいる蛇神の1柱かつフィゴナと呼ばれた創造者としての神核を有している。
伝承では人の母から生まれたとあり、本来よりもランクが低下している。
海神の呪怨:B
海から8つの大波を伴って蘇り、その後再び海へと姿を消したバーサーカーが持つ海神としての性質が攻撃的な形でスキルとなったもの。
海の上を走ることが出来る他、海の中でも永遠に活動することができる。
更に自在に雨を呼び起こすこともでき、バーサーカーは主に水害によって人間を苦しめる目的で多用する。
女神の恩恵:A
女神からの贈り物。自身に敵意を持たない者に加護を授ける。
バーサーカーの肉を食さなかった母子に贈り物をしたエピソードより。
【宝具】
『八脈臨廻(リインカーネーション・トーンアパート)』
ランク:A 種別:対人宝具(自身) レンジ:0 最大捕捉:1人
バーサーカーが消滅する程のダメージを負った際に自動発動する宝具。
発動後バーサーカーの霊核は8つに分割され、飛散する。
それらの霊核は霊的繋がりを持ち、時間経過で一つに戻ろうとする。
現存する霊核全てが一つになった時バーサーカーは蘇生するが、それまでに分割された霊核を破壊されると、
破壊された霊核の数だけ蘇生後の霊基の出力が低下し、全ての霊核を破壊された場合、バーサーカーは消滅する。
また霊核は喰らわれる事で対象を回復させ、また霊格を向上させるといった効果も持つが、
喰らった者は『蝕罪の禍殃、怒濤の大蛇』の特攻対象になってしまう。
そして喰らった者を呑み込む事でバーサーカーの霊基出力は元へ戻る。
『蝕罪の禍殃、怒濤の大蛇(リタリエイション・ダイダルウェーブ)』
ランク:EX 種別:対界宝具 レンジ:1~70 最大捕捉:600人
自身の躯体を八つ裂きにしその肉を食料として喰った事に対する人類への怒りの具現。
この宝具は『八脈臨廻』によって蘇生した際にのみ使用出来る。
真名開放と共にバーサーカーの肉体は文明すらも呑み込む八つの大海嘯に変換される。
それぞれの大海嘯はバーサーカーの意思と連動しており逃げ惑う人類を呑み乾してゆく。
【解説】
メラネシアのソロモン諸島の神話に登場する蛇の姿をした女神。
ワルタハンガは人間の女性から雌の蛇として生まれており、女性は夫の怒りを恐れ、
娘であるワルタハンガが夫に見つからないように隠して育てていた。
ワルタハンガの母親が次に産んだ子供は人間の姿をしており、母親はワルタハンガに赤ん坊の面倒を見させようと
連れてきたが、その様子を見ていた彼女の夫は赤ん坊が蛇に襲われていると勘違いし、
ワルタハンガを殺してしまい、その死体を8つに切り刻んでしまう。
それから間もなく雨が降り始め、8日間振り続いた後、ワルタハンガの体は元通りにつながり、彼女は蘇った。
蘇ったワルタハンガは島々を渡りながら復讐のために人々を苦しめるが、人間達に捕らえられ、再び八つ裂きにされた。
骨は海へと沈められ、彼女の肉はシチューにされて人々に食べられてしまう。
その後、再び8日にわたり雨が降り続け、海に沈められた骨からワルタハンガは蘇る。
自らを八つ裂きにした人々に罰を与えるために、ワルタハンガは8つの大波となって島々を飲み込んだ。
結果、ワルタハンガの肉を食した者は死に絶えたが、唯一シチューを口にしなかった母子のみが生き残った。
ワルタハンガはココナッツやヤムイモ、 タロイモなどの食料ときれいな小川を
母子への贈り物として残し、海へと引き上げていったという。
最終更新:2023年09月12日 21:18