伊能忠敬

【元ネタ】史実
【CLASS】アサシン
【マスター】
【真名】伊能忠敬
【性別】男性
【身長・体重】160cm・55kg
【属性】中立・善
【ステータス】筋力D 耐久E 敏捷A 魔力D 幸運A 宝具C
【クラス別スキル】
気配遮断:A
 自身の気配を消す能力。
 完全に気配を断てばほぼ発見は不可能となるが、攻撃態勢に移るとランクが大きく下がる。

【固有スキル】
忍術:D+
 忍者たちが使用する諜報技術、戦闘術、窃盗術、拷問術などの総称。各流派によって系統が異なる。
 弟子の間宮林蔵が公儀隠密に従事する御庭番(忍者)であることから、真偽不明だがアサシンもまた忍者であるとする説がある。
 彼は特に、諜報技術に秀でている。

財産分配:B
 自分の所有物を他者に分配し効果を獲得するスキル。
 アサシンの場合は自らの所有物を命を繋ぐものに変換させる。
 この効果はサーヴァント相手でも発揮しその場合は魔力となるが霊核が罅割れた場合にはそれを補う事も可能。
 アサシンは天明の大飢饉で苦しむ村人を救うべく自分の財産を他者に分け与えたという。

老当益壮:B
 老いてなお健在。老いた姿で召喚されながらも精力的な心身を有する英霊が持つ、老練スキルとは似て非なるスキル。
 アサシンの場合は中年期になってから本格的に天文学や地形学について学び、その知識を元に晩年まで日本全国を測量し続けた学習意欲と精神力を表す。
 スキルとしての効果はアサシンの知らない分野の知識でも短期間で習得可能になるというものであり、
 新たに学んだ知識を元に宝具『伊能輿地全図』のデータをより詳細にアップデートする。

【宝具】
『伊能輿地全図(いのうよちぜんず)』
ランク:C 種別:地図宝具 レンジ:- 最大捕捉:-
 日本全国を徒歩で測量し、極めて精確な日本地図を作成した偉業が昇華された宝具。
 普段は携行出来る程度のサイズだが、必要に応じてサイズや縮尺は自在に変更出来る。
 宝具としての効果はアサシンが移動した地点とその周囲の地形を自動的にマッピングするというものであり、
 一度マッピングされれば敵や罠などの配置・移動経路も自動的に反映されるが、何らかの地形変動が起きた場合は現地に再び赴き修正する必要がある。
 アサシンとしての気配遮断及び忍術と合わさることで斥候に絶大な効果を発揮する宝具であり、
 敵の拠点やダンジョン攻略に於ける地図の重要性は推して知るべし。

【解説】
 江戸時代の商人・天文学家・測量家。55歳と高齢でありながら僅か17年で日本全国を踏破し、現代の地図と照らし合わせても極めて精度の高い日本地図を作った人物。
 下総国香取郡佐原村の酒造家である伊能家に跡取りとして婿入りした忠敬は天明の大飢饉の際には貧民に米や金銭を分け与え、村から一人の餓死者も出さなさったという。
 その後、江戸で天明の打ちこわしが起きた際にも役人は頼りにならないから農民に金を与え打ちこわしから守ってもらおうと主張し、役人の手を借りずに村を打ちこわしから守った。
 村の窮地を救った忠敬は手持ちの米を江戸で全て売り払い、多額の利益を得た彼は隠居生活を送りながら暦学(天文学)を学んだ。

 暦をより正確なものにするためには地球の大きさや日本各地の経度・緯度を知ることが必要であり、
 江戸から蝦夷地ぐらいまでの距離を測れば正確な値が出せると暦学の師である高橋至時から聞いた忠敬は蝦夷地の正確な地図を作る(というのは口実で子午線の長さを測る)と幕府に願い出た。
 そして作成した地図が高く評価され結果的に日本全国を測量することになるが、測量作業を終え最終的な地図を作成する作業の半ばで病死し、弟子達の手で地図は完成した。享年74歳。

 幕府から薩摩藩の偵察も命令されていたこと、完成した地図は国家機密となったこと、弟子の一人である間宮林蔵は幕府の御庭番(忍者)でもあった事などから、
 伊能忠敬も幕府の下で隠密活動に従事していたのではないかとする説が一部で囁かれている。
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最終更新:2023年09月12日 19:00