【元ネタ】史実、『アナバシス』
【CLASS】
ランサー
【マスター】
【真名】小キュロス
【性別】男性
【身長・体重】173cm・67kg
【属性】混沌・善
【ステータス】筋力B+ 耐久B 敏捷B+ 魔力E 幸運D 宝具B+
【クラス別スキル】
対魔力:C
第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。
大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。
【固有スキル】
皇后の偏愛:A
母たる皇后から向けられる偏愛。
女神の寵愛のようにステータスは向上しないはずだが筋力、敏捷が向上している。
これはランサーを妄執へと母の愛が駆り立てており、その狂気が肉体のリミッターを外しているが故。
…ランサーが消滅した場合彼に向けられていた愛は具現化し、ランサーを倒した相手に纏わりつく。
それによりステータスの低下等が発生する。
反乱のカリスマ:A-
軍団を指揮する天性の才能。団体戦闘において、自軍の能力を向上させる。
兄たる大王を後一歩まで追い詰めたが、討ち取ろうと突出した事でランサーは戦死した。
ランサーのカリスマ性は象徴的な旗頭としての在り方、国家運営に関しては十全に機能するが、
軍の最高統率者として見た場合、ランクがややダウンする。
勇猛:B-
威圧・混乱・幻惑といった精神干渉を無効化する能力。
また、格闘ダメージを向上させる効果もある。
勇猛で武勇に優れ、人を導くに足る素養を持ち合わせる一方で、恐れを知らないその精神性は
団体戦闘において緊急時の判断を見誤る可能性を残す。
【宝具】
『進撃の一万傭兵(アナバシス・デカ・ヒリアーデス)』
ランク:B+ 種別:対人宝具 レンジ:5~30 最大捕捉:1人
我武者羅に王位を求め続けるランサーの渇望がかつて従えた一万の傭兵と結びつき、槍、盾、鎧などといった兵装の形となった物。
真名解放前は傭兵たちの霊の多くは防御兵装の形に比重を置き、ランサーを守っている。
しかし真名解放と共にそれらは霧消し、ランサーの耐久も低下。
その代わりに槍に傭兵たちの霊が一極集中し巨槍となり、攻撃力は上昇し「王」に対する特攻効果を宿した投槍が放たれる。
【解説】
一般的にはキュロス大王と区別するために小キュロスと呼称されるアケメネス朝の王族。
ダレイオス2世の次男として生まれたが、皇后パリュサティスからは偏愛を受け、
十代のうちにサルディス総督としてアナトリアを支配、末期ペロポネソス戦争にも介入した。
父王の薨去後、パリュサティスから「生まれながらの統治者」として後継者に強く推されるも、
指名されたのは兄のアルタクセルクセスであったために、これを不服として兄の暗殺を計画。
暗殺計画は前任のサルディス総督であったティッサフェルネスの告発で未然に防がれたが、
パリュサティスの根回しで罪には問われず、総督の地位も保持した。
キュロスの野心はそれでも潰えず、サルディスに戻るとギリシア傭兵1万を雇用、
さらにはペロポネソス時に支援したスパルタからも援軍を受け、
最終的に4万からになったとされる反乱軍を以て、その倍以上の勢力の王軍とクナクサの地で激突。
戦局はキュロスの采配とギリシア傭兵の精強さによって終始反乱軍有利に進んだが、
逃げ出した王を討とうと突出したために、王軍の兵が放った投槍によって呆気なく戦死。
その死によって軍も瓦解し、ギリシア傭兵以外は王軍に恭順した。
キュロスの死後、王を喪主として葬儀が行われ、サルディス総督に返り咲いたティッサフェルネスもパリュサティスの暗躍で落命。
さらにキュロスを討った兵士もその武勇を各所で吹聴したために王によって飼葉桶の刑に処された。
ギリシア傭兵のその後を描いた歴史書「アナバシス」に曰く、勇猛で武勇に優れ、およそ人を導く素質の全てを有していたとされる。
最終更新:2023年09月11日 22:27