【元ネタ】『ホスローとシーリーン』
【CLASS】
ランサー
【マスター】
【真名】ファルハード
【性別】男性
【身長・体重】370cm・310kg
【属性】中立・中庸
【ステータス】筋力A+ 耐久B 敏捷E 魔力E 幸運D 宝具B
【クラス別スキル】
対魔力:C
第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。
大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。
陣地作成:A
本来は
キャスターのクラススキル。
魔術師たちのそれとはまったく異なるものだが、土地を思うがまま掘って行く。
【固有スキル】
工匠の絶技:A
ランサーの工匠としての技術。
ランサーは象二頭にも匹敵する力を持ちつつ、使用する道具、彫(掘)る対象に応じて最適な力加減を行える。
工匠としての本意ではないが、人に対して振るえば一切の無駄な力なく相手を穿つだろう。
数学的思考:A-
冴え渡る計算によって、彼は常に最適最善の戦闘行動を取ることができる。
しかし、愛する者が絡むとあらぬ計算を導き出してしまうことも…
一意専心(愛):A+
精神の絶対性。
不屈の意志の源泉。
愛する人シーリーンへと捧げた心は、決して揺るぐことがない。
…愛が抑えきれず傍から見れば狂人とも見られかねない場合もある。
【宝具】
『我が愛は揺るがず(シーリーン)』
ランク:B 種別:対人/対山絶技 レンジ:1 最大補足:1人
ランサーが愛する女性を想い放つ絶技。
その時所持する道具を用いて繊細なコントロールの下で振るわれる剛力による掘削。
消費魔力も少なく対人規模ではあるが常軌を逸した威力を秘めており、連続で放てばまさしく山を穿つ事となる。
『太山削りて柘榴が実る(ビーストゥーン・ナル)』
ランク:C+ 種別:対人/対山宝具 レンジ:1~20 最大捕捉:50人
つるはしや斧に似た大規模作業用工具。
ランサーの体躯と膂力に見合ったサイズと重量、そして『我が愛は揺るがず』の連続発動に耐えうる強度を備えた逸品。
更にこの宝具にはもう一つの特性が存在する。
ランサーが魔力を消費することによって宝具の柄から柘榴の実が生る。
この実は万病への特効薬となる治癒の効果を宿しており、食した者には病や毒、呪いや状態異常に対する大幅な回復を齎す。
【解説】
サーサーン朝の王ホスロー2世と、彼の妃となる皇女シーリーンの恋物語『ホスローとシーリーン』。
それに登場する工匠にしてホスローの恋敵。
数理において肩を並べる者はなく、天文学、ユークリッド幾何学にも通じ、鑿や小刀で様々な物を彫り上げると称えられた。
体躯は象のように巨大で力は象二頭分だとも。
ファルハードはシーリーンとの出会いで恋に落ちるがそれを知ったホスローは一計を案じる。
当初は金貨で説得しようと試みたが応じなかった為シーリーンとの婚約を賭け無理難題を命じた。
ダレイオスの碑文のある岩山に往来できる道を掘れと命じたのだ。
しかしファルハードはビーストゥーン山に向かい、朝夕に憩う事なく独りで掘り続けた。
山を穿ち続け、作業は順調に進んでいたが、ホスローの策略によりシーリーンが死んだとの虚報を聞いてしまう。
ファルハードは山の高みから飛び降り生を終えた。
彼はつるはしの柄に柘榴の若木を使っていたと言われ、死後柄から柘榴の若木が生え育ち多くの実を付けたという。
この実は万病の薬になるとも。
最終更新:2024年12月29日 08:36