【元ネタ】『歴史(ヒストリアイ)』
【CLASS】
ランサー
【マスター】
【真名】セソストリス
【性別】男性
【身長・体重】194cm・76kg
【属性】混沌・中庸
【ステータス】筋力B 耐久C 敏捷B 魔力A 幸運A 宝具E〜A
【クラス別スキル】
対魔力:B
魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。
大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。
【固有スキル】
幻想の神王:B
ランサーの伝説は実在のセンウセレト3世を基に複数のファラオの要素が盛り込まれたものとされている。
神性・
皇帝特権などファラオが関連するスキルを疑似的に獲得する。
混成神の加護:B+
セラピス神の加護。
主にセラピス神の基となったエジプト神のオシリス、アピス、ギリシャ神のゼウス、ハデス等に由来する効果を発揮する。
ランサー自身が複数のファラオの要素を持つため、混成神であるセラピスとの相性は非常に良い。
覇道踏破:B
覇王たらんとする態度を貫くことにより効果を発揮する自戒系スキル。
一部ステータスの向上に寄与するが、覇道を破るような真似をすると弱体化してしまう。
ランサーの場合は「征服者らしからぬ行為をすると弱体化する」などである。
【宝具】
『覇者の戦勝柱(オベリスク・バシレオーン)』
ランク:E〜A 種別:対軍/対城/対国宝具 レンジ:1〜99 最大捕捉:1000人
ランサーが征服した敵国に建てたとされる記念柱であり、実在しない征服者というランサーが持つ英霊としての性質の反映。
「己がセソストリスに征服された敗北者である」という偽りの伝承を、範囲内に存在するサーヴァントの霊基に刻印する。
結果としてランサーには対象への特攻性能が、反対に対象にはランサーへの
弱体化補正が付与される。
敵サーヴァントの抵抗が弱いほど強力な効果となるが、逆に抵抗が激しいほど効果が減衰する。
【解説】
ヘロドトスの『歴史』に記録がある、ヨーロッパに侵攻した古代エジプトのファラオ。
『歴史』に曰く、陸路でアナトリア半島に入って西進し、海峡を渡ってヨーロッパに侵攻し、スキタイ人やトラキア人を破り、
帰還する際に、コルキスのリオニ川に植民者を残していった。
敵国征服時に勇猛な抵抗を受けた場合、自身の名、祖国の名、自分の武力によって征服した次第を記した記念柱をその国に建てていたという。
また抵抗が弱かった場合、「女のような戦いぶりだった」と侮辱するために、加えて女陰を象ったものを彫り込んだ柱を建てたという。
シケリアのディオドロスやストラボンによれば、彼はスキュティアやエチオピアまでも含む全世界を征服し、
エジプトをノメスという行政単位で分割し、法を定め、エジプトにカースト制度とセラピス信仰を導入した。
(セラピスは冥府の神オシリスと聖牛アピスの合一存在をギリシア風の人間の姿をした偶像とした存在であり、
本来はプトレマイオス1世の治世から信仰された存在である。)
近代以降ではセソストリスの伝説は、第12王朝のセンウセレト3世を基に、セティ1世や第19王朝のラムセス2世などの要素が盛り込まれたものであるとされる。
最終更新:2024年09月18日 06:41