【元ネタ】史実
【CLASS】
アーチャー
【マスター】
【真名】ランピオン
【性別】男性
【身長・体重】175cm・68kg
【属性】混沌・善/悪
【ステータス】筋力D 耐久D 敏捷C 魔力E 幸運D 宝具D++
【クラス別スキル】
対魔力:D
信心深いアーチャーが身につけた多数の宗教的シンボルによる僅かな守護。
魔力避けのアミュレット程度の対魔力。一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。
単独行動:A
マスター不在・魔力供給なしでも長時間現界していられる能力。
Aランクは魔力供給なしで1週間現界可能とされる。
【固有スキル】
義賊のカリスマ:B-
国家を運営するのではなく、驕れる強権者に抵抗する盗賊団の頂点としてのみ強大なカリスマを発揮する。
義賊「カンガセイロ」として民衆から熱烈に支持されるアーチャーだが、
スキル「
矛盾精神」により悪属性に変化時、本スキルは「
邪智のカリスマ」として機能する。
矛盾精神:A
敵と看做したものには容赦せずに恐怖を植え付け、通算で1000人以上の命を奪った。
かと思えば、映画の上映や若い女性の保護を行い、他の盗賊から町を守りさえした。
完全に義侠と賊徒が同化したような精神は、ランダムに属性を二種類に変化させる。
即ち善か悪か、である。
ラピッドファイア:A+
射撃の中で速射・連射に特化した技術。
立て続けの発火炎(マズルフラッシュ)によって周囲が明るく見えるまで撃ち続けられる程度の腕前。
【宝具】
『鉄火の眩燿(ランピオン)』
ランク:D++ 種別:対人/対軍宝具 レンジ:1〜100 最大捕捉:100人
アーチャーが生前に多用したレバーアクションライフルによる電光石火の連射撃。
銃弾を凄まじい速さで撃ち続け、その閃光によって周囲を真昼のように明るく照らしたという彼の異名に纏わる逸話が宝具化したもの。
アーチャー自身の感覚を高速化させることで銃撃に必要な動作を極限まで短縮し、瞬きのうちに弾幕の展開を可能とする。
度重なる発砲音と発火炎によって敵対するサーヴァントの視覚・聴覚を掻き乱すことで、
相手に攻撃・反撃の隙を与えず、その間に次なる弾丸を叩き込み続ける。
サーヴァントとなったことで、魔力を弾丸に変換して補填できるため、連射できる弾数は生前の数倍以上に膨れ上がっている。
連射が重なるほどに魔力の消耗は増大するものの、この宝具は大半が「技術」によって成り立っているため、
必要な魔力もあくまで弾丸へと変換される分のみであり、規模に反して魔力消費は驚くほど少ない。
【解説】
ブラジルの義賊「カンガセイロ」の代表的な存在。
当時のブラジルは大農園経営者が大統領をも左右する特権的地位を持ち、政府の権限すら届かない「王国」を築き上げていた。
全土地の60%を4%の大地主が所有し庶民は小作人として苦しめられ続けた。
そこで大地主を倒し、小作人を助ける盗賊「カンガセイロ」が貧困層を中心に支持を拡大した。
幸運にも後にランピオンとして知られるビルグリーノは土地持ち農民の子で、独学ながら字も読めた。
そんな中、近隣住民から土地が狙われた抗争に発展しビルグリーノも応戦。
レバーアクションライフルの連射が早く「まるでランプのよう」として大きなランプを意味するランピオンの異名を獲得した。
しかし奮闘むなしく最終的に父が警察に殺害される。
身寄りを無くした彼はカンガセイロとなりアウトローの道を進む事になる。
軍や警察から盗んだ銃とそれに近い服装で数百人の盗賊団のリーダーから受け継ぎリーダーとなった。
ある時は警察へのなりすましが成功したともいう。
彼は信心深く多数の宗教的シンボルを身に着け教会への投資も欠かさなかったが、敵と看做したものには容赦せずに恐怖を植え付けた。
その後の彼の行動は一貫しているとは言えず
通算1000人以上の殺害を町や農場で行ったかと思えば、
ある町では警察の数名だけを殺し町民から好かれていた巡査部長を解放、
映画の上映や若い女性の保護を行い、他の盗賊から町を守りさえした。
そんな彼にも終わりが近づく……政府の反カンガセイロ網は着実に機能しており、気が付けば彼の一団のみになっていた。
支持者に裏切られた彼らは警察の待ち伏せを受け死亡。その首は斬首された後に調べられ、30年以上展示される事になった。
盗賊になる男の首には特徴があるはずと調べられたが、いたって普通の首だったという。
最終更新:2024年10月05日 05:14