【元ネタ】史実
【CLASS】
バーサーカー
【マスター】
【真名】ハリー・フーディーニ
【性別】男性
【身長・体重】165cm・60kg
【属性】中立・中庸
【ステータス】筋力D+ 耐久B+ 敏捷B+ 魔力C+ 幸運E+ 宝具EX
【クラス別スキル】
狂化:EX
パラメーターをランクアップさせるが、理性の大半を奪われる。
バーサーカーの場合、理性は失われておらず、元の理知的な彼のままである。
オカルトを愛し、亡き母の嘘偽りない言葉を聞くために心霊術に傾倒するも、
奇術師としてインチキなオカルトを許せず、暴き立ててしまう矛盾。
それに加えて生前に否定せざるを得なかった死後の存在となった自分自身にすら
懐疑的姿勢を崩せず、その成り立ち・仕組みを暴こうと躍起になってしまう。
故に、サーヴァントとしての彼はバーサーカークラスとして召喚される。
【固有スキル】
イリュージョニスト(真):A
魔術に頼らない、純粋な技量としての幻惑スキル。
見えないもの、あるはずのないものを見させる、あるいは体感させる。
心理トリックや現代技術も駆使することで、(バーサーカーは認めないだろうが)本物の魔術師の目すら眩ませるほどの奇術を披露する。
術理解体:E+++
術式と呼ばれるおよそすべての式を解体し、これを貶める技術。
かつて魔術に傾倒するも、奇術師としての才覚からそれらを偽物のイカサマと断じたバーサーカーは、
本人の意志とは裏腹にあらゆる魔術を暴き立ててしまう。
それ故にバーサーカーは人知を超えた本物の神秘……魔術世界で言う『魔法』やそれに準じるモノを追い求め続ける。
【宝具】
『囚われざる脱出王(インプリズンド・ウィズ・ザ・ファラオズ)』
ランク:C 種別:対結界宝具 レンジ:- 最大捕捉:-
奇術によって数多の脱出劇を成功させることで得た「脱出王」の異名が昇華した宝具。
拘束や監禁を目的とした魔術や宝具の効果から脱することが可能。
サーヴァントとなったことで拘束具や閉鎖空間のような物理的・肉体的な束縛のみならず、
スキル封印や宝具封印のような概念的・魔術的な束縛すら瞬く間に解除してしまう。
結界のような魔術的に隔絶した空間の中にあっても、結界と外部の接合点を見つけ出し、脱出を成功させる。
ただし、「束縛の無効化」ではなくあくまでも「脱出」が昇華した宝具であるため、一度は束縛を受けなければならない。
『暴かれた幻想(ディス・イリュージョン)』
ランク:EX 種別:対魔術宝具 レンジ:- 最大捕捉:-
バーサーカーのオカルトを暴くサイキックハンターとしての在り方。
それに奇術師としての在り方が合わさり宝具に昇華されたもの。
スキル術理解体で解体した魔術、神秘を奇術(現代技術)として"再現"する。
無論高度な魔術になればなるほど再現にかかるコストは大きくなっていくが、
解体された側はその術式を使用できなくなる。
【解説】
「脱出王」の異名をとる、20世紀のアメリカで一世を風靡した奇術師・俳優。
その異名通り脱出芸を得意としており、手錠外しはもちろんの事、
トランクやミルク缶、挙句の果てには凍った運河からの脱出もこなした。
弟やいとこ、妻もマジックに精通し、腹心のウォルター・B・ギブソンも
俳優であるなど、身内にもパフォーマーが多く存在した。
特に妻であるベスをアシスタントとした、トランク脱出を瞬間移動へと昇華させた入れ替わり奇術は「メタモルフォーゼ」として有名である。
一方オカルトを好んでおり、最愛の母の死後は心霊術に傾倒するも、自身の生業ゆえかこれがトリックであることに気づいてしまう。
以降は「インチキな」オカルトを暴くことに熱心になり、超能力や心霊術のイカサマを暴露するサイキックハンターとしても知られることとなる。
そして奇術師としての才覚から、これらの暴いていった「超能力」にアレンジを施すことで自身の芸のレパートリーに加える事もあった。
「偽の」オカルトを暴きながら亡き母の言葉を偽りなく聞き届ける。
「真の」オカルトを求めるも、それが叶う事はなかった。
1926年、「どんなに腹を強く殴られても無事」というパフォーマンスにて、準備段階で強く腹部を殴打される。
その後遺症の急性虫垂炎で死去、満52歳。
生前、妻のベスに「死後の世界ががあるのなら、必ず連絡する」と伝えたが、母同様、現世に対してコンタクトすることは一切叶わなかった。
最終更新:2024年12月16日 01:15