【元ネタ】ギリシャ神話
【CLASS】
ランサー
【マスター】
【真名】テュデウス
【性別】男性
【身長・体重】165cm・68kg
【属性】中立・善(宝具『脳髄啜る鮮血の蛮猪』使用時は中立・悪)
【ステータス】筋力A 耐久C 敏捷A 魔力C 幸運D 宝具A
【クラス別スキル】
対魔力:B
魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。
大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。
【固有スキル】
神性:B
神霊適性を持つかどうか。
高いほどより物質的な神霊との混血とされる。
軍神アレスの子として神性を持つ。
女神の寵愛:A-
戦女神アテナからの深い寵愛を受けている。
魔力と幸運を除く全ステータスがランクアップする。
このランクになると更に神々の防御兵装であるアイギスの使用許可も得ているが、
ランサーの場合は宝具『脳髄啜る鮮血の蛮猪』を使用し続けるとアテナの寵愛は薄れていく。
軍神咆哮:A+
身体に流れる軍神アレスの血を呼び起こす咆哮。
戦士として共に立つ味方は、軍神に率いられたが如く、その叫びに勇猛さを与えられる。
宝具『脳髄啜る鮮血の蛮猪』発動中は効果が増す。
【宝具】
『流転式・神体結界(パンタレイ・アイギス)』
ランク:A 種別:結界宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人
オリュンポスの神々によって造り出された防御兵装。
後に息子ディオメデスが纏う事にもなる鎧。
ランサーの宝具としては不安定な状態になっており、その行動によって性質が変動する。
例えば『脳髄啜る鮮血の蛮猪』を使用し続けるなど蛮行を繰り返すとランサーの中のアレスの血が励起。
概念防御が反転しランサーの攻撃性能を上昇させるがアテナの寵愛は薄れ防御が薄くなっていく。
逆に『脳髄啜る鮮血の蛮猪』を使用せず戦い続けるとアテナより不死化の祝福が贈られる。
再生能力が追加され、ランサーは倒れる事の無い無敵の勇士となるだろう。
『脳髄啜る鮮血の蛮猪(テリタス・アンスロポファギア)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1~3 最大捕捉:1人
死の間際に行った敵将の脳髄を啜り女神アテナが嫌悪した蛮行の具現化。
真名解放により自身に流れる軍神アレスの血を活性化させることでランサーのステータスを一時的に上昇させ代わりに自身の理性を喪失させる。
また対象を捕食する事で自身のステータスを更に増強させ戦力を強化する事も出来る。
この宝具を使用する度に第一宝具『流転式・神体結界』の防御効果が薄れていき、濫用すればアレスの随獣たる猪めいた獣人へと不可逆に変性。
この状態のランサーは高ランクの獣化を持つ
バーサーカーと遜色なく、またアテナの加護が消失した『流転式・神体結界』は異常隆起する筋骨に耐えきれず圧壊する。
【Weapon】
『武装一式』
後に息子ディオメデスにも受け継がれるランサーの武装。
盾には猪の絵柄が付けられ、槍は神をも傷つけうる逸品。
セイバークラスでは槍の代わりに剣を所持する。
【解説】
ギリシャ神話に登場するテーバイ攻め七将の一人であり、カリュドーン王オイネウスとその後妻ペリボイアの子。
ペリボイアの結婚については諸説あり、一説によれば軍神アレスの子を身ごもった為に、オイネウスのもとに送られ、
妻となってテュデウスを生んだともされる。
またテュデウスはカリュドーンの猪狩りの
メレアグロスの異母弟であり、トロイア戦争のディオメデスの父。
息子同様に女神アテナの寵愛を受け、彼の剣、槍、盾、アテナによって祝福された鎧は後に息子に引き継がれた。
テュデウスは成人すると、人を殺した為に追放されアルゴスへ向かう。
殺した相手は父の兄弟アルカトオスとも自身の兄弟オレニアスとも。
アルゴスの王宮でテーバイを追放されたポリュネイケスと争っていると、アルゴス王アドラストスがそれを発見する。
盾にテーバイの紋章である獅子の絵柄を付けたポリュネイケスと、盾にカリュドーンを示す猪の絵柄を付けたテュデウス。
それを見たアドラストスはかつて受けた神託を思い出し、二人はアドラストスの娘たちの婿となった。
アドラストスは二人を祖国に戻すことを約束し、まずポリュネイケスをテーバイに戻すため、将を招集した。
戦いの前に開かれたネメアー競技祭では、テュデウスは拳闘で優勝した。
テーバイへの使者として遣わされた時には、テーバイ人と一騎討ちしてことごとく勝利し、
50人の武装兵に待ち伏せを受けてもこれも打ち破ってアルゴス陣に帰還した。
だがテーバイ攻め時に敵将メラニッポスに腹部を傷付けられ重傷を負う。
テュデウスが倒れるとアテナはゼウスの霊薬により不死にしようとした。
だが戦いに反対しており、アルゴスの将たちに戦争への参加を説いて回ったテュデウスに恨みを持っていた七将の一人アムピアラオスが
メラニッポスの首を切り取ってテュデウスに投げた。
テュデウスはその頭蓋を割って脳をすすり、アテナはそれを見て顔を背け霊薬は地に投げ捨てられた。
こうしてテュデウスは不死になる事なく死んだが、その息子ディオメデスはアテナの庇護を受け、またテーバイ侵略を成功させた。
最終更新:2024年12月26日 21:46