【元ネタ】スロベニアの伝承
【CLASS】
バーサーカー
【マスター】
【真名】ズラトロク
【性別】雄
【身長・体重】180cm・???kg(身長体重は宝具使用時に大幅に変動。狂乱状態では完全な形で再生する余裕がないようだ)
【属性】混沌・悪
【ステータス】筋力B 耐久C 敏捷A 魔力A+ 幸運D 宝具B
【クラス別スキル】
狂化:E
通常時は狂化の恩恵を受けない。
元より人間とは異なる価値観の存在であるが自然の摂理と獣の論理に従い、正常な思考力を保つ。
人間や人工物に一定以上のダメージを与えられると幸運を除くステータスが上昇し、暴走する。
自然の触覚である精霊種にありながら、報復となれば自然を巻き添えに破壊する事も厭わない。
その在り方は狂乱と称するに相応しい。
【固有スキル】
受肉精霊:A
自然界とマナを共有できる精霊種であるため、魔力を自らの体内に蓄えるのではなく、外界から無尽蔵に汲み上げることが可能。
ただし"獣型"という形態に縛られている以上、供給は無限でも出力に限界があり、実際に行使できる魔力量は獣型の英霊としての領域に留まっている。
宝物の番人:A
宝物を守護する者に与えられるスキル。
任意の物品の隠蔽、それを守護する際の自身の強化、魔力のラインを繋ぎ供給源にする等の効果を持つ。
野獣の論理:B
獣の姿を取るがための戦闘思考。
搦め手は使えないが、迅速に相手を殺害するための思考速度が高速化する。
自然の報復者:B
文明を嫌い、霊長を憎む、人外が持つスキル。
バーサーカーは対人、対文明に対して特効効果を発揮する。
但し自然を攻撃しないという意味では無く、時に破壊を行う場合もある。
【宝具】
『楽土の気高き徒花(パラダイスロスト・エーデルワイス)』
ランク:C+ 種別:対山宝具 レンジ:1〜50 最大捕捉:300人
傷ついた肉体を破棄することで、自身の残存魔力を籠めた流血を周囲に放出する自爆宝具。
地に滴る流血を通じて自らの魔力を張り巡らせることで周辺環境を掌握、
地形ごと敵対者に災害規模の破壊をもたらす自然の報復機能。
この宝具の使用後、張り巡らされた魔力によって花が咲き、
その花から魔力を再吸収することでバーサーカーの肉体は再生する。
かつて負傷したバーサーカーの流血が山と湖を裂き、世界で最初のエーデルワイスがバーサーカーに命を与えたという。
『秘宝の金鑰たる洞角(ゴールドホーン・ズラトロク)』
ランク:B 種別:対宝宝具 レンジ:-
山々に隠された宝物への鍵とされ、数多の欲深な狩人に狙われたバーサーカーの黄金の角。
その実態は宝物を封じる鍵ではなく、宝物を生み出す精霊としての特殊器官。
星の触覚の持つ空想具現化の能力を司り、自然発生する鉱物、あるいは植物を出力可能。
これを利用することで宝石とされる稀少な鉱物を自ら生み出し、蓄え、自由に取り出せる。
また、空想具現化単体では人を殺傷レベルで傷つけるというようなことは不可能だが、
洞角そのものを敵対者を突き刺す武器として利用することは出来る。
【解説】
金の角を持ったスロベニアをはじめとした欧州の伝説上の白い雄シャモア。
ユリアン・アルプスにあるトリグラウ山の高地一帯を支配し、山の頂にある楽園で
三人の乙女と共に暮らしていたとされ、楽園には宝が隠されており、ズラトロクは
その宝の番人をしていたため、宝を手に入れようとする多くの男達に命を狙われた。
ある日、一人の欲深い狩人が現れ、ズラトロクに背後から忍び寄り、狩人の矢が命中。
負傷したズラトロクの流血は大地を駆け、トリグラウ山と周囲の湖を切り裂いた。
ズラトロクの死後、世界で最初のエーデルワイスが咲き、ズラトロクに再び命を与えた。
生き返ったズラトロクは激怒し狩人を殺した。
その後、ズラトロクは楽園を破壊し、隠されていた宝と共に永久に姿を消したという。
最終更新:2024年12月30日 06:01