【元ネタ】『エルサレム解放』
【CLASS】
ランサー
【マスター】
【真名】クロリンダ
【性別】女性
【身長・体重】167cm・54kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力C 耐久A 敏捷B 魔力D 幸運D 宝具B
【クラス別スキル】
対魔力:C
第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。
大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。
騎乗:B
騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、
魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない。
武の祝福スキルの恩恵により、ランサークラスで召喚されながら騎乗能力を活かした戦闘を可能としている。
【固有スキル】
守護騎士:A
他者を守る時、一時的に防御力を上昇させる。
ムスリムの戦士でありながら、無実の罪で裁かれようとしているキリスト教徒の男女をも救う高潔さ。
キリスト教の聖人にして戦士であるゲオルギウスに対するエチオピア王妃である母の信心と
養育者である召使いの敬意を受けて生まれ育った出生にまつわるスキル。
聖ゲオルギウスへの信心と敬意が、彼女に守護の力を与えるのだ。
武の祝福:B
槍術のみならず武芸全てに秀でていることを示すスキル。
これによりランサーでありながら武装として剣、弓、騎馬等を持ち込むことが出来る。
【宝具】
『堂々たる虎嘯武具(アームド・クロリンダ)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1~30 最大捕捉:1人
虎の印の兜をはじめとするランサーの武具一式。
英霊・クロリンダの象徴であり、身につけているだけで真名の露呈のリスクに加えて、
ターゲット集中効果を発動するが、その見返りとして自身の全パラメーターを向上させる。
英霊の象徴たる宝具でありながら担い手を選ばないという稀有な性質を持ち、
武具の使用者を英霊・クロリンダとして認識させる。
『我は聖、光ありき(ポゼッション・ゲオルギウス)』
ランク:D~B 種別:対人宝具 レンジ:1~50 最大捕捉:1人
ランサーの母であるエチオピア王妃による
竜殺しの聖人ゲオルギウスへの深い信仰心が
「概念受胎」と呼ばれる魔術と同様の現象を引き起こした奇跡の具現。
自らの生誕にまつわる聖人の憑依経験により、その戦闘技術を一時的に再現する。
剣であれば
無敵の剣アスカロンによる剣戟、槍であれば竜殺しの投槍といった形態を採る。
キリスト教の聖人の力を振るうこの宝具はムスリムの英霊・クロリンダの象徴である『堂々たる虎嘯武具』との併用では
自己矛盾により十全には扱えず、他の武装を身に纏うことで初めて完全な形で行使することが出来る。
【weapon】
『無銘・甲冑』
タンクレーディを愛する王女エルミニアにより持ち出された『堂々たる虎嘯武具』に代わって身に纏った甲冑。
ランサーが死の直前にキリスト教へ改宗した際に身につけたものでもある。
【解説】
16世紀の叙事詩『エルサレム解放』に登場するムスリムの白い肌で金髪の美しい女戦士。
主人公の一人タンクレーディに恋慕の情を抱かれ合戦の最中で愛の告白を受けもした。
戦士としての実力はタンクレーディとほぼ互角である。
また無実の罪で裁かれようとしているキリスト教徒の男女を救うなど慈悲深くもある。
幼少期より馬を駆り剣と槍、弓矢を巧みに操った。
その出自には秘密があり、母はキリスト教を信仰するエチオピア王妃だったが、
彼女は聖ゲオルギウスへの信心が厚く、自室にゲオルギウスが白い肌の姫君を救う絵を飾っていた。
すると王妃は白い肌の赤子を産んだ。
王妃は不貞を疑われるのを恐れ、召使に娘を預けたが、召使はその子をムスリムとして育てた。
しかしゲオルギウスへの敬意として戦士としての教育を施した。
そうして自分の出自を知らぬまま育ったが、クロリンダの最後の日に枕元にゲオルギウスが立った。
召使からも自身の出自を明かされ困惑しつつも戦いに挑んだが、その時の武装は普段身に着けていた物とは違った。
そしてタンクレーディと戦う事になるが、彼は相手がクロリンダだと分からぬまま刃を突き立ててしまう。
死の間際でクロリンダはキリスト教への改宗の意思を示し、タンクレーディは悲しみながらも洗礼を施した。
最終更新:2025年08月17日 13:42