チャールズ・ハットフィールド

【元ネタ】史実
【CLASS】アーチャー
【マスター】
【真名】チャールズ・ハットフィールド
【性別】男性
【身長・体重】182cm・75kg
【属性】混沌・善
【ステータス】筋力D 耐久D 敏捷E 魔力B 幸運C 宝具B+
【クラス別スキル】
対魔力:C
 第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。
 大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。
 しかし、スキル『観天望気』と合わさることで天候操作系の魔術であれば、
 それらの強大な神秘への対抗策を導き出せる。
 その代わり、あくまでアーチャー自身にしか適用されず、広範囲魔術攻撃の場合、助かるのはアーチャーだけである。

単独行動:A+
 マスター不在でも行動できる能力。
 現代においても航空機や対空砲といった大規模な設備と人員を必要とする人工降雨を
 単身で幾度となく成功させたアーチャーはマスターのバックアップすら必要とせず、
 宝具『奇蹟なる雲海、齎らせるは祝福か禍か』を使用可能。

【固有スキル】
未詳の法則:A
 人類史において原理が流布される事がなかったテクノロジー。
 アーチャーが確立した人工降雨技術は、現代においても仕組みが未解明のブラックボックスである。
 結果として彼の培った叡智には神秘としての性質が宿り、近代の英霊としては異例となる霊格の高さを獲得した。

観天望気:A
 気象学者としての自然科学的な観測に加えて、生物や自然(雲・霧など)、
 周囲の様子から天気を推し量る手法による天気の変化の予測に秀でている。
 アーチャーは「大砲を撃った後には(土埃が雲に影響して)雨が降る」という気象伝承の記述から
 「人工的に雨を降らせる技術」の開発に着手したという。
 天候にまつわる事柄において限定的に『心眼(真)』と同様の効果を発揮し、
 天候に影響を与える宝具への対処や天候に関する逸話を持つ英霊の真名看破を可能とする。

積雲作成:C-
 人工降雨を生み出した事で後天的に獲得したスキル。
 雲を媒介に使い魔を生成し使役する。
 だがアーチャーは気象学者である為、自然の具現である雲を制御する事は出来ない。
 また産み出された使い魔は雲としての形に囚われている為、時間経過で霧散して消え去る。

【宝具】
『奇蹟なる雲海、齎らせるは祝福か禍か(ハットフィールド・ザ・レインメーカー)』
ランク:B+ 種別:対都市宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:1000人
 アーチャーが編み出した降雨法が、伝承と共に神秘へと昇華した宝具。
 真名解放と共にレンジ内へと雨雲を展開し、広範囲に降雨を齎す。
 その雨は万象を潤し、あらゆるバッドステータスを解除すると同時に対象のHPを自動的に回復させる効果として機能する。
 しかし、術者はあくまで気象学者に過ぎず、天候を止める術は持たない。
 降り続ける雨の終着点はあくまで大自然の気まぐれに委ねられており、術者の意思による制御は不可能である。
 さらに、一定時間ごとに行われる幸運判定に失敗すれば、宝具は暴走。
 大地を癒すはずの恵みの雨は反転し、人の営みを押し流す大洪水として顕現する。

【解説】
 現在から100年以上も前に人工降雨を成功させたというアメリカ合衆国の気象学者。
 幼少期に実家が農家に転身するも、天候に影響されてしまうため農業から
 撤退せざるを得なくなった過去を持ち、また数年後に同じく干魃に苦しむ農民を見たことで
 人の手で天候を制御する技術の開発に着手し始める。
 そして歳月をかけ独自の降雨方法を確立、依頼に応じて雨を降らせる「レインメーカー」という商売を開始する。
 「雨を降らすことが出来れば報酬を受け取るが、失敗した場合は一切報酬を受け取らない」
 という博打じみた商売だったが、幾度となく降雨に成功し続けた。
 彼の噂はアメリカ中に広がり、雨を降らせることを「ハットフィーリング」と呼ぶ造語まで誕生した。

 順調に見えた「レインメーカー」稼業だったが、ダムが空になるほどの大干魃に見舞われた
 サンディエゴに雨を降らせるという依頼がその運命を大きく揺るがすこととなる。
 降雨自体には無事成功したものの、今度は雨が降り続け、三つのダムが崩壊するほどの大洪水に発展してしまう。
 雨を降らせる方法こそ手にしていたが、雨をやませる方法は持ち合わせていなかったのだ。
 その後、『大洪水を引き起こした張本人』として裁判にかけられることになるが、
 その降雨技術と洪水の因果関係は立証することは出来ず、無罪放免となる。
 しかし、自身の降雨技術が法的に否定されてしまったことでそれ以降は人工降雨を封印し、
 その秘密は永遠に闇に葬られており、現代においても謎に包まれている。

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最終更新:2025年09月14日 06:39